Sat 160618 エヴァンゲリオン新幹線/0系復活を/モモタロ/山口県下関の大盛況 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 160618 エヴァンゲリオン新幹線/0系復活を/モモタロ/山口県下関の大盛況

 7月10日午後、山口県厚狭の今井君は(スミマセン、昨日の続きです)、誰もいない新幹線ホームで熱中症に陥りかけた。我が肉体を滝のように流れ落ちる汗で、あっという間にワイシャツはビショビショになった。

 気温は30℃を大幅に超え、付近の田んぼでケロケロ鳴き続けている大量のカエルの声から判断しても、湿度が言語道断に高いことは明らか。ありえない話だが「湿度200%を記録しました」という夕方のテレビニュースがアタマをよぎった。

 クーラー、クーラー。北国育ちの今井クマ助は、ひたすらクーラーの助けを求めて天を仰いだ。窓ガラスが白く曇るほど強烈に冷えた風で、この肉体をビュービュー冷やしまくってほしい。キリスト様もオシャカどんも別に必要ないが、「神様♡ホトケ様♡クーラー様、ワタシを熱中症から救ってくださいまし」と祈る気持ちであった。

 博多行きの「こだま」が厚狭駅のホームに滑り込んできたのは、まさにそういう危機の瞬間であった。厚狭発、15時23分。新下関に到着、15時33分。たった10分の乗車であるが、JR西日本の誇る500系「エヴァンゲリオン新幹線」という人気の車体であった。
エヴァンゲリオン
(厚狭駅に到着する500系こだま・エヴァンゲリオン新幹線)

 ワタクシは20世紀生まれ、マコトに古くさい人間であるから、エヴァンゲリオン新幹線のどこがいいのか、サッパリ分からない。ただでさえ気を失うほど暑苦しい梅雨の猛暑の中、何も新幹線までこんなに暑苦しく飾り立てる必要はないじゃないか。

 しかも諸君、「こだま」というものは、駅に着くたびにメッタヤタラに停車する。「のぞみ」に抜かれ、「さくら」に道を譲り、「ひかり」にさえお辞儀して「どうぞ先に行ってください」「わたしゃ地道に進みます」という、日本で一番控え目なヤツである。

 その控えめな大人しいヤツに、こんなド派手な装飾を施すのは何だか可哀そうである。新幹線開業以来、「夢の超特急♡ひかり号」の陰に隠れて、ひたすら地味に歩み続けてきたのが「こだま」君。1964年に生まれたんだから、こだまオジサンはもう50歳を超えている。

 着々と還暦に接近しているオジサマには、もっと敬意をこめて接するべきなんじゃないか。50歳過ぎてエヴァンゲリオンのド派手な着ぐるみを着せられ、こだまオジサマはそれでもジッと耐えている。しかし内心は、深い屈辱でいっぱいなのかもしれない。

「もうヤメないか? こんなことは」である。今井君は、こだまオジサンに懐かしい0系を復活させてあげたいのだ。天下のJRなんだから、0系車両を再び生産することは容易だろう。中年オジサンにアニメキャラクターの着ぐるみを無理やり着せて、恥をかかせるようなマネはヤメた方がいい。

 お手本は、東京メトロ銀座線だ。ポケモンジェットとか、エヴァンゲリオンとか、「嵐」のペインティングをしたJALの機体とか、オジサンたちはみんな権威を傷つけられて悲しそうだ。銀座線みたいに、開業当時の威風堂々たるを復活させて、立派に勇退に導いてあげたいと思うのだ。
下関1
(山口県下関、パンパンの大盛況 1)

 そういうことを考えているうちに、たった10分の乗車だ、こだま君は目指す新下関に到着してしまった。タクシーで今日の会場「海峡メッセ」に向かう。近くのコンサート会場で「モモクロ」なるもののイベントがあるらしくて、「海峡メッセ」付近にはいかにもモモクロファンっぽいヒトビトが溢れている。

 こんなんじゃ、今井君の受講生諸君もみんなモモクロのほうに行っちゃうんじゃないの? 若干それが心配だったけれども、さすが今井クマ助の生徒諸君だ。モモクロに流されずにキチンと150名、海峡メッセの教室はパンパンの満員になった。

 どうだろうねえ、「モモクロ」の向こうを張って「モモジロ」とか「モモタロ」を結成しませんか? オススメは、やっぱり「モモタロ」。子供のころ、「ク」と「タ」の区別がつかなくて困った人も多いはず。「何合塾」や「佐々木ゼミ」や「どうすんだい?」と同じように「モモタロ」も繁盛するんじゃあるまいか。
下関2
(山口県下関、パンパンの大盛況 2)

 今日の主催は「下関市役所前校」。「ほぼ例外なく今井先生の講座を受講しています」と校舎長は胸を張った。センター模試の成績も、校舎平均が他校舎を10点近く上回る。校舎長の方針で、徹底的に英単語を覚えさせる。単語学習のノルマを完了するまで「帰らせない」という方針なんだそうな。

 素晴らしい。全く素晴らしい。模試の成績がいいのは、きっとそのおかげである。もちろん今井君の超高品質な授業♡の成果もあるだろうが♡、地道な英単語学習が下関の若者たちを支えているのは間違いない。

 このところ下関には、1年に2回のペースでやってきている。ただし公開授業は今回が初めて。下関には福岡の仕事で宿泊している時に、ランチを楽しみにくるばかりであった。

 今年の春3月にも、名店「春帆楼」でフグを食べた。日清戦争後に「下関条約」が締結された日本史の大舞台である。伊藤博文、睦奥宗光、李鴻章。日本と中国の首脳がズラリと並んだまさにそのお店で、おトクな5000円のフグ会席を味わった。
サムギョプサル
(懇親会は焼肉屋さんで。写真は、豪華サムギョプサル)

 巌流島を訪れたこともある。門司と下関の間の急流に横たわる小島で、宮本武蔵どんと佐々木小次郎どんの決闘があった。島に上陸してみると、「ええっ、佐々木コジローって、そんなオジーサンだったの?」「ムサシって、意外にセコいんじゃね?」など、さまざまな驚きが渦巻いていた。

 下関なら、夏でもフグが味わえる。有名な「唐戸市場」の周囲に、安いフグの店がたくさん並んでいて、あくまで「ランチ」という気軽なフグだけれども、それもそれなりに旨いのである。門司港から海峡を渡る小舟で10分、あっという間に下関に着いて、何度もフグに舌鼓を打った。

 そういう記憶の染みついた街だから、何となく「下関で仕事をしている」ということに違和感があるが、それでも90分、喋り放題に喋りまくって、150名の生徒諸君は最初から最後まで瞳をキンラ☆キラキラに輝かせて大爆笑を続けた。

 ホントに「長文読解が苦手」なのかい? 長文問題って、ホントに「長文」なのかい? 「時間との勝負」って、ホントなのかい? ま、そういう問いかけから入るわけである。日本の受験生のほぼ100%が「長文読解が苦手」「制限時間以内に終われない」と悩んでいるはずだが、諸君、実際には決してそんなことはないのだ。
燃える
(下関懇親会。談論風発、話は肉以上に熱く燃え上がった)

 それ以上の話は、企業秘密。興味があったら是非、この今井君を公開授業に呼んでみてくれたまえ。余りの驚きに、生徒ばかりかセンセもオトナも、みんな瞳がキンラ☆キラキラ。あっという間に自信と勇気が漲り、「それじゃ今日からバンバンやってみるべ」と、コブシを握りしめるに違いない。

 下関の150名も、まさに勇気百倍&自信ジュルジュル湧き上がり、もう早く始めたくてたまらない様子。「初めて今井先生の勇姿を見ました」という外部生諸君も70名近く含まれていたが、その多くが「今夜からすぐに始めます」と、熱い決意を固めてくれたようである。

 懇親会は、下関で一番の焼肉店「石亭」で。今日の立役者である下関の校舎長を中心に、感動と感激を語り合いながらナンボでも肉を焼いた。焼きすぎて肉からは大きな炎が上がり、「今ごろは生徒諸君のやる気にも、これより遥かに熱い大きな火の手が上がっているだろう」と、思わずホクソ笑む今井君なのであった。

1E(Cd) Barenboim:MENDELSSOHN/LIEDER OHNE WORTE①
2E(Cd) Barenboim:MENDELSSOHN/LIEDER OHNE WORTE②
3E(Cd) Bernstein:HAYDN/PAUKENMESSE
4E(Cd) Bobby Coldwell:AUGUST MOON
5E(Cd) Bobby Coldwell:CARRY ON
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