Wed 160608 福岡の高校で大講演会/文武両道/かろのうろん/2晩連続の烏賊2ハイ | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 160608 福岡の高校で大講演会/文武両道/かろのうろん/2晩連続の烏賊2ハイ

 今井君はさすがの「晴れオトコ」であって、昨日まであれほど大雨の降り続いていた九州が、まるでワタクシの到着を待つようにスカーッと晴れ渡った。「おやおや、あたしゃスゲーんじゃねえかい?」と、誰でもいい気になっていい場面である。

 6月30日、我がポンポンの中は烏賊だらけであるが(スミマセン、昨日の続きです)、正午すぎにホテルロビーでスタッフと待ち合わせ。中洲「グランドハイアット」、わざわざこんな高級ホテルを選んだのも、烏賊の店「河太郎」から徒歩1分という立地を優先したからである。

 不真面目と思われそうだから、そのへんの事情は明かさないほうがよさそうだが、しかし明かさなければ明かさないで「こんな高級ホテルに泊まるなんて♨」と顰蹙を買う。そこで諸君、臆病な今井君は「他のホテルがみんな満員だったので」と、当たり障りのないゴマカシを言うことにした。

 しかしどうも、それがピタリと真実をついていたようである。実際にこの2~3日、福岡市内のホテルはどういうわけかどこも満員で、滅多なことでは予約がとれなかったんだそうな。今井君がグランドハイアットなんか予約できたのは、とっておきの奥の手を繰り出したからである。

「奥の手」とは、なんぞや? ま、読者諸君にはまだ教えてあげないことにする。さすがにこの世に生まれてすでに数百年、全人類の長老♡今井クマ助はいろいろ奥の手を熟知していて、その権謀術数たるや、単なる力ずくの若いモンになんか、そうカンタンに負けたりはしないのだ。
香椎1
(福岡・香椎の高校にて大講演会 1)

 6月30日の会場は、博多からクルマで30分あまり、JR「香椎」の駅から至近の「九州産業大学付属九州高校」である。3年前にも同じ高校の大講堂で、熱く講演を繰り広げた。

 3年前、この高校の野球部は福岡県大会のベスト4に進出。惜しくも甲子園は逃したが、その大活躍は今井君の記憶にビシッと力強く残った。水泳部からは、ロンドンオリンピックのメダリスト・鈴木聡美選手も出ている。「文武両道」を口にするのは容易だが、それ実践できているマコトに素晴らしい学校だ。

 あれから3年が経過し、当時の生徒諸君はみんな高校を卒業して広い世の中に旅立った。だから今日の出席者270名の中に、今井君の講演を直接耳にしたヒトはいない。まあ完全初対面であって、ワタクシが猛然と燃えたぎるのは、まさにこういう場所である。

 ただし実際には、「200%初対面」というワケではなくて、270名中60名は、すでに今井君の「D組」「C組」「B組」などを受講した経験がある。だからいっそう盛り上がりは激しい。登壇した瞬間から大喝采が起き、冒頭からの大爆笑もいつもに増して激烈なものがある。
香椎2
(福岡・香椎の高校にて大講演会 2)

 ワタクシの授業は、「勉強一辺倒」「帰宅部」「ひたすら塾通い」の諸君にももちろん大人気だが、「部活♨目いっぱい」「文武両道」「文武不岐」のタイプの諸君に信じがたいほどの人気を誇る♡ 日本中どこに行っても、その状況は変わらない。

 いやはや、今日もまたあんまり盛り上がるものだから、90分の予定が100分に延長。20秒に1回のペースで大爆笑に会場がブルブル震え、大拍手も随所で自然発生して、ワタクシとしても受講生としても「まだ帰りたくない♡」という熱い気持ちを共有したまま、午後2時開始、午後3時40分に終了した。

 全国の高校の先生方で、もしこのブログの愛読者がいらっしゃったら、是非とも「今井を呼ぼう♨」という企画を立ててみていただきたい。閉塞した状況を一撃でドンと打開できる自信がワタクシにはござんすよ。

 そりゃ超保守派・アンチ予備校派のセンセもいらっしゃって、
「予備校講師の講演会なんて、そんなもの時間のムダだ」
「どうせパフォーマンスだけだろ」
という、まさに巌のごときガンコな拒絶もワタクシは覚悟の上だ。

 しかしでござるね、実際にたった100分の講演で、長年悩まされたカンヌキがボンと外れ、生徒諸君の滞っていた英語学習が、ドッと溢れ出した怒濤のように前進を始めることだってあるのだ。

 進め、進め、激流となれ♨ クマ助の叱咤激励は、旧弊のカンヌキなんかボキッと一撃のモトにヘシ折るほどに強烈だ。今日主催の高校の先生方からも「哲学を感じる」と絶讃の声が上がっていたそうな。
かろのうろん
(博多中洲名物・かろのうろん)

 終了後、別のスタッフが会場を訪れ、今年10月末の鹿児島での講演会について打ち合わせ。昨年9月下旬に実施した「鹿児島・創志塾」の講演が大好評で、「今年もまたどうしてもお願いしたい」とのことらしいのである。

「鹿児島・創志塾」は、鹿児島市の企画。「鹿児島から国際人がどんどん育つように、そのキッカケとしたい。ついては中学生と高校生が合宿形式で、バリバリ英語体験を積もうじゃないか」という素晴らしい企画である。

 昨年9月、今井君はその締めくくりの講演を実施し、400名の聴衆で満員の会場は、ホントの怒濤のように、マコトの激流のように、揺れに揺れ、大爆笑と大喝采は講演後もしばらく収まることがなかった。

「あれを是非もう1回やってほしい」ということで、ベテランスタッフが挨拶に訪れたのであったが、同行の若いスタッフがまたオドロキの若者である。何と&何と「元Jリーガー」「ジェフ千葉でオシム監督の指導を受けてました」というオカタなのであった。

 これ以上詳しく書くと、またまた「どこの誰か」がバレちゃって、ご本人に迷惑がかかる。今日はここまでにしておくが、どうも諸君、やっぱりクマ助は文武両道系のヒトビトとの相性が妙にいいらしい。
また烏賊
(今日もまた烏賊2ハイをペロリと平らげた)

 さてと、お仕事が全て終了して、時計は16時半。「そろそろ晩メシ」であるが、いろいろ都合があって、今回の講演会には「祝勝会」「懇親会」の類いが設定されていない。旅立ちの前に「烏賊5ハイ貪ってこよう」と決意したのも、そのへんの事情が絡んでいたのである。

 クルマでホテルに戻るやいなや、今井クマ助は部屋にも戻らず、一目散に博多の街に飛びだした。もちろん「今夜も烏賊2ハイ」なのであるが、烏賊の前にどうしてもズルズルすすっておきたい麺類があったのである。

 それが「かろのうろん」。諸君、「博多だからラーメン」「何が何でも屋台のラーメン」「長浜」「ナンバーワン」、そんな固定観念に捉われているようじゃ、諸君はまだまだ未熟ばい。博多のソウルフードといえば、ラーメンじゃなかとよ。ウドンばい、ウドンばい。いや、ウドンじゃなくて、ウロンたい。

 看板には、カワズの親玉みたいなヤツが、ウロンを次から次へと平げたドンブリが重なる。こりゃ入ってみなきゃと、昨夜から目星をつけていた。「写真撮影禁止」の貼紙がたくさん貼られた店内は緊張感タップリ。カメラなんか出したら、キツく叱られること必定である。

 注文したのは、ゴボウ天うろん。うどんじゃなくて、「うろん」たい。スマホの撮影も禁止たい。席も厳しく指定されて、指定以外のテーブルに座ろうもんなら、たちまち「そこはダメたい!!」と叱られる。この緊張感がたまらない。
ハモ
(烏賊ばかりじゃ呆れられるから、ハモの唐揚げも1皿注文してみた)

 ただし諸君、だから「うろん」が旨いかと言えば、別にどうということもない。ウドンはウドン、ウロンはウロンであって、グルメ番組じゃあるまいし、口に入れるか入れないかのうちに悶絶寸前の顔で「なんだこりゃ?」とか、そんな驚くべきウドンもウロンもこの世には存在しないのである。

 1杯520円。この味&この量で520円は、まあ妥当なところか。お腹の中に烏賊2匹がキチンと収まる容積も残してくれた。「かろのうろん」から徒歩2分で、昨日の「河太郎」が待ち受けていてくれる。

「河太郎」のヒトビトも、何しろ昨日の今日だから、今井クマ蔵の顔も肉体も態度のデカさも、全て記憶していてくれる。瓶ビール ☞ 日本酒3合 ☞ 仕上げに瓶ビール、着物のオバサマ従業員たちは、その順番ももう熟知していらっしゃる。

 熟知の範囲は、烏賊の食べ方にも及ぶ。「1匹目が200グラム、2匹目はちょっと小さめの150グラム」。「調理は全部お刺身で。ミミもゲソも、塩焼きや天ぷらじゃなくお刺身で」。こんなに覚えてもらえれば、クマの幸福もまさに絶頂。ウロンから烏賊へ、素晴らしい博多の夜が更けていくのであった。

1E(Cd) Harnoncourt:BEETHOVEN/OVERTURES
2E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN/SYMPHONIES 1/6
3E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN/SYMPHONIES 2/6
4E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN/SYMPHONIES 3/6
5E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN/SYMPHONIES4/6
total m48 y980 d18685