Fri 160603 駅弁はなぜ糖質満載か 岩手県花巻で大熱演 拍手とドヨメキが止まらない | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 160603 駅弁はなぜ糖質満載か 岩手県花巻で大熱演 拍手とドヨメキが止まらない

 6月26日朝6時、おお、仙台の今井君は見事に飛び起きた。日本酒4合と赤ワイン1本&白ワイン1本であんなに盛り上がった夜から(スミマセン、昨日の続きです)、まだ5時間しか経過していない。しかしすでに頭もカラダもスッキリポンであって、二日酔いの影さえも見えないのである。

 ホテルもすぐにスッキリポンとチェックアウトして、下りの新幹線に乗り込んだ。今日の仕事は岩手県花巻である。仙台から新花巻まで、東北の背骨・奥羽山脈の東をひたすら北上して約1時間。怪しい黒雲が空にウヨウヨしていて、不穏な空模様であるが、とりあえず今のところ雨は降っていない。

「朝ゴハンは?」であるが、うーん、炭水化物満載の駅弁じゃ、すでに半年に及ぶダイエットが台無しだ。2月1日、ワタクシの体重は過去MAXの「84.1kg」をたたきだした。「こりゃいかん」と観念して体重計も新しく買い、日々キチンと体重を記録し続けて今日に至る。

「ひたすら計り続ける」という誠実さこそ、最も実を結びやすいのである。記録を見直すと、3月10日、82.5kg。4月15日、81.0kg、5月15日、79.5kg。そして6月25日、78.5kg。まるまる5ヶ月かけて、5.6kgの減量に成功した。体脂肪率も基礎代謝量も内臓脂肪も、スッキリポンと正常値に近づいている。
花巻1
(6月26日は、岩手県花巻で熱演。岩手県内の高1生トップ250名が集結した)

 せっかくここまで頑張ったのに、駅弁なんかを連日むさぼったら、努力の成果はあっという間に雲散霧消だ。それでなくとも諸君、昨夜は「深夜のラーメン」という行動をとった。あそこでたっぷり自分を甘やかした分、今朝の朝ゴハンはナシとする。

 おお、さすが今井君だ。中学3年の担任の先生に「自分に厳しく、他人に優しく」と諭されて以来、夜のラーメンを貪った翌日は「1日1食」と決めている。いやはや、人生は難しい。

 そもそも諸君、駅弁って、どうしてあんなに糖質満載なんだ。東京駅でも仙台駅でも、ワンサと積み上げられた駅弁は、どれもこれも例外なしに「主役はオコメ!!」「めし♡めし♡めし」「意地でもオコメ、イヤでもオコメ」というスタンス。琴奨菊のガブリ寄りみたいにグイグイ押してくる。

 実は昨日の東京駅で、「おお珍しい。オコメが主役じゃない駅弁を発見!!」と勘違いし、喜び勇んで駅弁を買っちゃった。タイトルは「つまんでよし、食べてよし」。サブタイトルに「酒肴弁当」とある。

「よーし、長い間待ち望んでいたオカズ優先、オカズが主役な弁当だ」
「オコメはググッと少なめ、バラエティに富んだオカズがズラリと並んでいそうな、なかなかいい感じじゃないか」
タイトルからそう感じたのも、無理はないはずだ。
駅弁1
(東京駅で発見した駅弁「つまんでよし 食べてよし」。「酒肴弁当」というサブタイトルがついていた)

 ところが諸君、開けてびっくり玉手箱、「つまんでよし」であるのは、お寿司がドドーンと詰め込まれているからなのであった。ま、中身の写真を見てくだされ。太巻き2個、鯖寿司1個、巻き寿司2個、鱒寿司1個。まさに「糖質満載」そのものである。

 これで「つまんでよし」というタイトルをつけるのは、何かの間違いなんじゃござんせんか? 確かに寿司はつまむものだが、じゃ、「酒肴弁当」のほうは? ヒジキの煮物と、ハムと鴨の薫製
と、カマボコと芋の煮っ転がし。ボクチンが期待したのとは全く別世界なのであった。

 というわけで、25日は駅弁と寿司屋とラーメン、日本酒と赤ワインと白ワイン、ダイエットの大敵をズラリと並べてペロリと平らげた、非模範的な1日になってしまった。

 ならば諸君、26日のお仕事は目いっぱい張り切っちゃおうじゃないか。午前中180分、午後180分、このごろは滅多にやらなくなった長丁場であるが、ペース配分なんか無視、最初からビュンビュンとばして、カロリーとエネルギーを徹底的に消費してやろう。
駅弁2
(中身はお寿司だらけ。「つまんでよし」なのは寿司だけ、酒肴の部分がちっとも充実していない)

 岩手県全域から、「高校入試の成績が県内250位以内だった」という優秀な高1生諸君が集結するのである。「高1の6月」ということは、要するに中3生+αというぐらいの状況ではあるけれども、頭脳も感性も今が一番シャープな頃だ。今井君がいくらビュンビュン飛ばしたって、ヘコタレる生徒はいないはずだ。

 60分授業×3を、午前に1セット、午後に1セット。午前中の「1組」が150名ほど、午後の「2組」が100名ほどである。高校の先生方もたくさん出席して、今井君の一挙手一投足にみんなで大爆笑を繰り返した。授業の真っ最中も拍手が自然発生した。

 授業の中身は、まあ「企業秘密」である。しかし諸君、1コマが終わるごとに大きなドヨメキが湧き起こる。ドヨメキは廊下まで響き、控え室に戻ってもまだ聞こえるほど。奇跡的と言っていい感動と感激の連続だったことは間違いない。

 いちおう事前に、高校の先生方からの仕込みもあったのだろう。1時間目の授業の冒頭、遠慮がちな拍手で迎えてくれた。河合塾の浪人生たちは、全ての授業を拍手ではじめ、全ての授業を拍手で締めくくる。ダメな授業でも何でも、とにかく拍手する習わしになっている。

 おそらく今回の企画を立案してくださった先生がたの中に、河合塾で浪人生活を経験した先生がいらっしゃるんだと思う。最初の拍手は、今井君自らの河合塾講師時代を思い起こさせる、小さく戸惑いがちな、若干の皮肉や反感さえ籠められた拍手に過ぎなかった。
御弁当
(花巻、昼の御弁当。ますます太りそうな豪華ウナギ弁当だった)

 しかし諸君、1時間目が終了した時の拍手は、明らかに心の底からのものだった。拍手の熱さ&激しさと聞けば、そのぐらい誰だって分かったはずだ。続いて起こったドヨメキの深さと重厚さもまた、明らかにホンモノであった。

 2時間目終了時の拍手は、「心から」というより「タマシーからの濃厚な拍手」であって、もしも魂がマグマのようなものであるなら、その熱く真っ赤なドロドロを今井君のコトバで強烈に掻き回された必然的な結果と思われるのであった。

 3時間目、ついに180分を語り尽くした今井君は、肩で息をするほどの心地よい疲労の真っただ中にいた。汗も流せるだけ流した。シャツもワイシャツもビショビショで、「着替えを持ってくればよかった」と後悔するほどである。

 午後の部の3時間目は、残り10分の段階でとうとう右足がツッてしまい、その激痛の中でラストスパートを続けた。もちろん減量のほうもグイグイ進んで、昨日の駅弁+寿司+ラーメンの分は合計360分の大熱演で全て消費できたものと信じる。
花巻2
(岩手県花巻、激しい拍手とドヨメキをつづけてくれた諸君)

 もちろん諸君、一応は「大熱演」「大熱弁」と書いておくが、別に演説や雑談に興じたのではない。偏差値70レベル・難関大の長文読解問題も、6月の高1生相手にキチンと解いてきたのである。うげげ、やっぱり「今井君 ☞ 恐るべし」だ。

 だからこそ、3時間目終了後の拍手もドヨメキも、会場のガラス窓がピリピリ&ビリビリ、ヒビが入りそうなぐらい鋭い音を立てて振動したのである。読者諸君、日本中どこでもいい、どうしても今井君を招待してくれなきゃいかんよ♨

 拍手とドヨメキ、感動と感激は、決してその場限りのものには終わらせない♨ その後も長く反響を続けて、まあ自分で言うのも妙な話だけれども、先輩から後輩へ語り継がれることにさえなるんじゃあるまいか♡

 ここまで自画自賛するヒトも珍しいだろうが、まあ諸君、足が吊るほど頑張ったんだ、自画自賛ぐらい許してくれたまえ。午前9時に始まった仕事は、午後4時40分に無事終了。テキストの問題も残らず完璧に解説できた。ヘトヘトであり、ビショビショであって、おお、マコトに爽快な夕暮れであった。

1E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 2/10
2E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 3/10
3E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 4/10
4E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 5/10
5E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 6/10
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