Sat 160528 超多忙な土曜日 15秒バージョンのCM 池袋で講演会 上野のハイソな世界 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 160528 超多忙な土曜日 15秒バージョンのCM 池袋で講演会 上野のハイソな世界

 6月18日、土曜日。この日はまさに「ブログ連続更新の危機」であって、朝から晩まで予定がギュッと目白押し。普通に暢気にしていたら、多忙の中であっという間に24時間が過ぎてしまう。

 予定としては、ポイントは以下の4点である。
① 朝11時のヒコーキで伊丹から羽田に移動
② 15時から池袋で保護者対象の「教育講演会」
③ 18時から上野の東京文化会館でイングランド・ロイヤル・バレエ団「ロミオとジュリエット」
④ 22時半から西新宿「淡路島と喰らえ」で祝勝会
おお、なかなか多忙な1日じゃないか。

 読者諸君はまだ若いから、中年グマ・今井君の疲労の蓄積を知らない。
「別に大したことねーじゃねーか」
「世の中にはもっと忙しいヒトはたくさんいる」
「このぐらいのスケジュールで弱音を吐くなんて、アホちゃうか」
そういう冷酷な反応が待っているかもしれない。

 しかし諸君、ボクチンはもう立派すぎるほど立派な中年だ。来る日も来る日も公開授業、終了後に駅を闊歩していれば「今井先生ですか?」の殺到。その緊張感に耐えられず、階段を登る足が思うように上がらない。だからしょっちゅう階段で蹴つまずく。
ミルフィーユ
(池袋でミルフィーユをいただく。3種類キレイに揃えてくれた)

 仕方がないので、昨日はついに「ユンケル」を1本購入。ユンケルは高価な栄養剤であるから、誰かが買ってプレゼントしてくれれば別のこと、自分でオカネを出して購入するようなことは出来るだけ避けている。

 大昔はタモリ先生、ちょい昔はイチロー選手がユンケルのCMキャラクター。バブル期には「1日1本!!」であって、「24時間、働けますか?」のリゲインと勢力を2分した。ふと気がつけば、もうリゲインは敵ではない。いやはや、ユンケルもきっと「ハッキリ言って、実績が自慢です」と胸を張っているに違いない。

 この今井君も、東進のCMに出してもらってすでに10年が経過。2007年、仮定法の板書を前に「これ、ゼッタイ覚えてくださいね」とニッコリして以来、ずっと講師7名のトップバッターを務めている。肉体的に疲れてはいるが、まだまだトップバッターの地位を誰かに譲るつもりはないのである。

 今年のCM、30秒バージョンは、例の「ミルフィーユ」。「ミルフィーユみたいに、単語、文法、音読」と連呼し、受験生諸君が基礎基本のミルフィーユ的徹底で志望校合格をつかむ姿勢を強くアピールしている。
池袋
(池袋、保護者対象の講演会)

 3年前のCMの「英語の力を確実に伸ばす方法、①、音読!!」バージョンも大好きだったし、一昨年の「奇跡なんか、起こさなくていいから」もサイコーだった。

 サッカーWカップの日本vsコロンビア戦、前半終了間際に実況アナが「ニッポン、奇跡を起こしてくれ!!」と絶叫した直後、画面にワタクシが登場して「奇跡なんか、起こさなくていいから」と冷静に喝破したのである。「その代わり、どんどん行こうぜ」と今井君のセリフは続いた。

 1対1の同点の場面、大切なのは奇跡待望より「どんどん行く」という姿勢である。どんな切羽詰まった状況に立たされても、奇跡やミラクルの到来を待ち望むのは弱虫だ。常に、一歩一歩。いつでも匍匐前進。奇跡を求めるより、単語30語、基本問題10問、音読10ページ。そういう姿勢を強調したのだった。

 昨年の「これから世界に出て、その英語、使えんのか?」もよかった。予備校の世界には、英語トリビアが自慢のセンセが多すぎる。「ボクしか知らないんだ」「ボクは英語の神なんだ」「他の講師はみんなダメなんだ」。そんなトリビア授業に熱中する生徒も多いが、「ではその英語、ホントに使えんのか?」である。
ざるみせ
(西新宿「淡路島と喰らえ」にて。タイもクロムツも旨そうだった。詳細は明日)

 今年の30秒バージョン、「ミルフィーユ」は、その優しそうなポーズとともに、自分で自分に魅了された。おお、このクマ助、いいこと言ってんじゃないか。基礎基本重視の姿勢を、サイコーに上手に表現してるじゃないか。

 ワタクシは公開授業で、「1トンのバーベルに意味があるか?」と問いかける。誰も持ち上げられない重すぎるバーベルには、難行苦行以外の意味を見いだせない。そんな無理難題より、例えば2kgずつのダンベルを両手に持って、1日200回も300回もトレーニングを続ける方が力が着くのは明白だ。

 だからミルフィーユみたいに、徹底的に基礎基本。「ミルフィーユ」の一言をCMに選んでくれたオカタは、その辺をマコトによく理解してくれていたのだと実感する。

 6月20日から、今度は「15秒バージョンCM」が始まった。CMには3種類あって、講師が3人ずつ登場する。今井君は、物理の苑田先生&数学の大吉先生といっしょ。このバージョンでは、「ミルフィーユ」ではなくて「大学合格が目標なんてんじゃ、困るんだよ」と発言している。
くろむつ
(西新宿「淡路島と喰らえ」にて。クロムツの煮付け、おいしゅーございました。詳細は明日)

 ホントは「ミルフィーユ」で今年はどこまでも貫きたかったのだが、ま、この発言もまたいいじゃないか。15秒バージョンは3種類がランダムに入るそうだから、どんなに網を張って待ち構えていても、うまく諸君の目に触れるかどうかわからない。ま、YouTubeを上手に利用してくれたまえ。

 土曜日、今井君の羽田到着は12時15分。池袋へは新宿経由で行くのであるが、リムジンバスは12時30分発がすでに満員、次の12時40分発で新宿に向かった。これもまた超満員。このところ、羽田 ⇔ 新宿線は、いつでもこういう超満員が続く。バス運営会社の皆様には、是非とも新宿便の大幅増発をお願いしたい。

 新宿から山手線に乗り換えて、池袋には14時すぎに到着。講演会は15時開始、出席者約90名。先月末の新宿校のスーパー満員に比較すると少し寂しいが、とにかく都心校舎の保護者は意識が高い。今井君もついつい燃え上がって大幅に延長。16時50分まで110分、時間を忘れて熱く語り続けた。

 終了後、山手線を時計回りに半周して、上野へ。快晴の1日、内陸部では気温が35℃まで上昇した1日である。講演会の段階ですっかり汗みどろだった今井君の肉体は、この移動の最中にドーロドロに溶解しはじめていた。
チケット
(東京文化会館「英国ロイヤルバレエ」チケット。S席1枚25000円。そりゃハイソなヒトビトが集まって当然だ)

 すると諸君、確かにヤンゴトナキ「英国ロイヤルバレエ団」であるし、演目も悲しいロミオとジュリエットであるけれども、今井君の肉体はひたすら冷たいビアを求めて喘ぎだした。

「いかにも上流」「お、服装にも気合いが入ってますな」というヒトビトを掻き分け&掻き分け、ハイソな東京文化会館に闖入したクマ助は、遠慮も何もなくカウンターで「生ビール!!」と叫んだ。

 ハイソなヒトビトが、落ち着いた低い声で「白ワイン♡」「赤ワイン♡」「シャンパン♡」と囁きあっている時に、「生ビール!!」の絶叫はマコトに恥ずかしい。「シャンパン」どころか、「シャンパーニュ」と注文する声だって聞こえる。

 うにゃにゃ、それなのに今井君の右手には、黄金色の液体の満たされた大きなジョッキが1つ。白いアワもシュワシュワ巻き起こって、うにゃ、ハイソな世界が台無しだ。S席チケット1枚25000円。そのチケットも完売で、3000人収容の大ホールは超満員。今や日本はホンマにハイソなのである。

① 世界的名声の渦巻く英国ロイヤルバレエ団はどうだったか。
② ハイソなヒトビトは居眠りしていなかったか。
③ その後の新宿「淡路島と喰らえ」はどうだったか。
そのへんのことは、今日は写真のみ、また明日のブログに詳述しようと思う。

1E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/SYMPHONY No.4
2E(Cd) Menuhin:BRAHMS/SEXTET FOR STRINGS No.1 & No.2
3E(Cd) Baumann:MOZART/THE 4 HORN CONCERTOS
4E(Cd) Solti & Wiener:MOZART/GROßE MESSE
5E(Cd) Rilling:MOZART/REQUIEM
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