Wed 160525 脱タクシーな日々 積乱雲でヒコーキが遅れる 梅田到着 危機を脱出する | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 160525 脱タクシーな日々 積乱雲でヒコーキが遅れる 梅田到着 危機を脱出する

 6月15日は、京都で夢のような1日を過ごしたのであったが、夢の幸福に至るまでには、さまざまな紆余曲折があるものであって、ここではとりあえずそれを詳述しておきたい。

 オウチを出たのは午前10時。品行方正な今井君の「脱タクシー宣言」「卒タクシー宣言」はいまだに有効なのである。思えば「当分の間タクシーをガマンしよう」と決心してから、すでに半年以上が経過。2016年のタクシー利用は、まだ十数回を数えるのみである。

 しかし諸君、今は宣言の継続がマコトに心許ない。① 雨 ② 猛暑、今井君はもうすぐ汗みどろの季節を迎えようとしている。肉体もドロドロ、シャツもドーロドロ、スーツもドーロドロ。あさましく&おぞましいケモノの本性を、善良なヒトビトの前に醜くさらすわけにはいかないのである。

 ドーロドロの本性を押し隠すために、最も有効な手段こそ、タクシー♡。いまやいちいち電話なんかかけなくても、スマホのアプリからカンタンに予約できる。雨の日のタクシーは、電話をかけても滅多なことではつながらないが、アプリなら一発でクルマが来てくれる。頼もしい限りである。
京都1
(京都の大盛況 1)

 しかし6月15日のワタクシは、まだまだ空飛ぶジュータンをガマン。粘り強くガマン&ガマン。電車とバスを乗り継いで、品行方正に羽田空港を目指した。九州から関西には豪雨の予測が出ていたが、東京の空はまだ重苦しい分厚い雲に覆われているだけで、雨はポツリとも降り出していなかった。

 まず小田急線で新宿へ。このへんが実は一番アブナイので、このごろの首都圏の電車ほど頼りにならない乗り物はない。毎日どこかで人身事故が発生し、そこいら中で電車は長時間ストップする。

 いったんストップしたら滅多なことでは動き出さないので、大事な仕事のある時はなるべく電車を利用しない方がいい。ついこの間も、新宿校に200人も集まってくれた夕暮れ、ボクチンは危うく小田急線の中に閉じ込められかけた。

 中央線、小田急線、JR全般、とにかくよく止まる。この頻繁さはもう十分に参院選の争点としていいぐらいであるし、マスゾエさんなんかイジメているよりも、新都知事選挙の争点としてずっと相応しい気がするが、幸い15日はまずは無事に新宿に到着できた。
京都2
(京都の大盛況 2)

 新宿から羽田空港へは、「バスタ新宿」を利用する。バスターミナルだから短縮してバスタ。何とも暑苦しい名称であるが、そのバスタの中身も相変わらず暑苦しい。設定温度28℃を意地でもゆずらない強情さを感じる。そろそろケモノのドーロドロ危機が迫ってくる。

 もっとも、バスそのものは快適であって、首都高中央環状線の開通以来、羽田までは全く渋滞知らずである。首都高に入るまでの道のりは確かに難渋するけれども、高速に入るやいなや、一度も停止することなしに空港までバスは走る。コドモのころ歌った「バスバス走る、バスバス速い」の歌がよみがえる。

 ヒコーキに乗る前に、お蕎麦屋さんに入る。注文したのは「小海老天ぷらおろしそば(ぶっかけタイプ・冷たいお蕎麦です)」。たいへん長ったらしい名前のお蕎麦であるが、ドーロドロ予防にはちょうどいい。お蕎麦屋の一番奥で、ニタニタしながらヒコーキの時間を待った。

 その後はもちろん諸君、すっかりお馴染みダイアモンドラウンジを利用し、ヒコーキもプレミアムクラスでふんぞり返って、今日も今井君はマスゾエごっこを楽しみながら西に向かうのである。

 ヒコーキではお弁当が出るけれども、何しろたったいま羽田で「小海老天ぷらおろしそば(ぶっかけタイプ・冷たいお蕎麦です)」をズルズルすすってきたばかり。「ズルズルズル、チュペッ!!」と高らかにお蕎麦を飲み下した直後だから、ヒコーキの今井君はお弁当をお断りした。
蕎麦
(羽田空港「小海老天ぷらおろしそば(ぶっかけタイプ・冷たいお蕎麦です)」。おいしゅーございました)

 お断りした直後に気づいたのであるが、今日のお弁当は何と「ローストビーフとドリアでございます♡」。あちゃー、ローストビーフ。残念なことをした。

 この段階でお断りを撤回し、「ローストビーフですか♡ それならやっぱりいただきます」と方針転換してもいいが、さすがにそりゃカッコ悪い。お隣の席のドーロドロ♨オジサマが、チュパチュパおぞましい音をたててローストビーフを舐め回している気配を感じつつ、目をつむって知らないふりをした。

「到着が遅れます」のアナウンスが入ったのは、その時である。「伊丹空港の上空に積乱雲があって、動く気配がない。伊丹に下りられないヒコーキが、他にもたくさん大阪上空を旋回して待機中。到着は50分ほど遅れる予定。場合によっては羽田に引き返します」。おお、物騒である。

 万が一「羽田に引き返す」なんてことになったら、京都での夢のようなお仕事がフイになりかねない。350名もの生徒諸君も待ちぼうけを食うことになる。いやはや、こりゃたいへんなことになった。ローストビーフをチュパチュパやるかやらないか、それどころの問題ではないのである。
京都3
(京都での大熱演。詳細は明日)

 幸い、到着遅れは30分で済んだ。伊丹から大阪梅田のホテルまで、MKタクシーを利用。「あれれ、脱タクシーは?」であるが、そこはそれ諸君、臨機応変かつ変幻自在なドーロドログマである。関西はザブザブの豪雨、ならば前もってMKタクシーを予約。他社利用より1000円も安く済む。

 しかしここでもまたまたトラブル。大阪までの阪神高速が事故渋滞でピクリとも動かないらしい。すでに時刻は15時に近い。この日の分のブログもまだアップしていなかったし、京都の会場には18時半にたどり着かなきゃイカン。おお、だんだんピンチが迫ってくる。

 そこでベテラン運転手さんが「脇道から脇道へ、一般道を地道に行きましょう」と提案してくれた。そりゃまた楽しそうじゃないか。梅雨の雨の中を、豊中から神崎、神崎から十三、十三から梅田。裏町から裏町へ、これは最高の大阪観光である。

 十三駅の近くで、マコトに旨そうな酒まんじゅう屋さんを発見。諸君、酒まんじゅうは、今井君のウルトラ大好物であって、高校生のころ、秋田駅前の「丸〆鎌田の酒まんじゅう」を、1人で20個平らげたことがある。こりゃいつか、必ずここに来なきゃいかん。運転手さんも「オススメですよ」と言ってくれた。
京都4
(京都・三条での大祝勝会。詳細は明日)

 こうして諸君、伊丹空港から梅田のインターコンチネンタルホテルまで、雨の大阪の風景をたっぷり楽しみながら40分あまり。タクシー運賃も、高速料金分安くしてもろて、ホンマ、めっちゃおトクやったでぇ。「めっちゃええなあ、大阪」であるよ。

 そして諸君、ホテルでは「ロイヤルアンバサダー」のステータスをフルに利用する。チェックイン自体、カウンターなんかでは致しませぬ。特別フロアのソファにお座りして、メッタヤタラにチヤホヤされ、「おかえりなさいませ、今井サマ♡」の連呼もあって、お部屋に入ったのが16時であった。

「よかった、間に合った」であって、まず早速ブログをアップする。2012年6月27日から続いている連続更新記録はまもなく4年になるが、ここで途切れる危機は何とか回避できた。「息子のヨメが秋田の大館出身なんです」というMKの運転手さんに、ひたすら感謝&感謝である。

 ところで諸君、ここで相談なのであるが、「京都での夢のような一夜」についての文章による記録は、明日のブログまで待っていただけないだろうか。だって、もうA4版で3枚も書いちゃった。

 ここから京都の夜について書いたりしたら、6枚とか7枚とか、まさに非常識な長さのブログになっちゃう。慌てなくても、人生はマコトに長い。明日、明日、また明日。明日は必ずやってくる。

 慌てなさんな、あくまで地味に&着実に。そういうミルフィーユみたいなブログでありたいと念じる今井君なのである。京都のスーパー大盛況については、本日は写真だけ眺めて、それでガマンしてくれたまえ。

1E(Cd) Richter:BACH/WELL-TEMPERED CLAVIER 1/4
2E(Cd) Richter:BACH/WELL-TEMPERED CLAVIER 2/4
3E(Cd) Richter:BACH/WELL-TEMPERED CLAVIER 3/4
4E(Cd) Richter:BACH/WELL-TEMPERED CLAVIER 4/4
5E(Cd) Glenn Gould:BACH/GOLDBERG VARIATION
total m125 y893 d18598