Sat 160514 水不足が心配だ 成田エクスプレス 千葉の超♡大盛況 ミミズクっぽい | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 160514 水不足が心配だ 成田エクスプレス 千葉の超♡大盛況 ミミズクっぽい

 6月6日、雨は降らなかったが、1日中いかにも梅雨らしい曇り空。「雨は降らなかったが」というところが実はそろそろ心配のタネで、東京の水瓶・利根川水系のダム貯水量がグングン減少しはじめているんだそうな。

 夏の渇水だけは勘弁してくれたまえ。今から30年も昔、東京が大渇水に見舞われたことがあって、ダムはみんな干上がり、テレビのニュースショーの定番「ダムの底に沈んでいたかつての村役場が姿を現しました」が連日のように放送された。

 利根川のダムが干上がると、最後の手段というかなんというか、30年前の東京の水道には、渡良瀬遊水池の水が送り込まれた。水道水は一気に「泥臭い」「カビ臭い」の世界に突入。ワタクシが自宅に浄水器を取り付ける決意をしたのはあの時である。

 シーガルフォー。その後何度か買い替えてすでに3台目になるが、別にシーガルフォーみたいな高級品でなくとも、あの時は何でもいいから浄水器がほしかった。炊いたメシまで泥臭く、ウガイをしてもカビ臭かった。

 どうせ梅雨に入ったなら、「雨よ降れ降れ」「水資源を確保せよ」であって、もったいぶって曇ってばかりじゃ困るじゃないか。「雲なんか、ちっとも役に立たねーぜ」「蒸し暑いだけじゃん」と、空に向かって叫ぼうじゃないか。雲がムクれて、ザーザー良い雨を降らせるに違いない。
成田エキスプレス
(海外旅行でもないのに、新宿から成田エクスプレスに乗る)

 6月6日のワタクシは、夕暮れから千葉でお仕事。渋谷区のオウチから総武本線千葉駅まで、1時間15分の道のりだ。もちろんすべて各駅停車を乗り継いで、エッチラ&オッチラひたすら東進してもいい。しかし諸君、午後5時6時の首都圏の電車は、その混雑も凄まじい。

 そこで、準・乗り鉄の今井君は妙案を思いつく。指定券を購入して、「新宿から『成田エクスプレス』で一気に千葉まで行っちゃおう」というわけである。外国人満載の『成田エキスプレス』を利用すれば、それだけで海外旅行気分を味わえるし、とにかく千葉までゆっくり座っていける。

 つい最近まで、成田エクスプレスは千葉に対してマコトに冷淡だった。千葉県を通って千葉県の空港まで行くのに、千葉の県都は完全に無視。「県庁所在地なのに、在来線にすら止まってもらえない」。長年にわたり千葉県民は、その屈辱に歯を食いしばって耐えてきた(かもしれない)。

 ところがこのごろになって、成田エクスプレスのほうから譲歩を始めたのである。確かに「このままじゃライバル♡羽田空港に置いていかれる」という危機感もあったはず。朝夕の通勤時間帯に限ってのことらしいが、千葉ばかりか四街道の駅にも停車して、ゆっくり地道に成田空港を目指す。
ルートマップ
(夕方5時半の成田エクスプレス。千葉と四街道に停車する)

 というわけで午後5時半、今井君は新宿駅からゆったり座って1時間、懐かしの千葉駅に到着した。東進移籍以来、毎年少なくとも1度は千葉校を訪れて、公開授業に励んできた。12回目? 13回目? 1年に2度お邪魔したことも何度かあったから、千葉訪問はおそらく15回目ぐらいである。

 千葉は我々の中では格段に大きい校舎で、電車から見る千葉校の勇姿は、1990年代、大量の浪人生が発生して、全国どこでも生徒が予備校に殺到した時代を思い出させる。「団塊ジュニア」が18歳に達した頃の凄まじい予備校バブル。経営努力なんか何もしなくても、大教室がすぐに満員になった。

 しかし我々の千葉校は、今もなお我々の中では特別な校舎。万が一千葉に元気がなくなったりしたら、「すわ、一大事!!」と講師も職員も真っ青になるだろう。そういう校舎に毎年必ず呼んでもらえるのは、マコトに光栄なことである。

 あんまり光栄だから、こうして遠慮もなく成田エクスプレスなんかでやってきた。これで「ガーラガラ」「スッカスカ」などということになったら、それこそ大恥だ。19時40分開始、出席者は約180名。予定を大幅に超えて、補助椅子が壁際にズラリと並んだ。
千葉
(千葉の大盛況。補助椅子がズラリと並んだ)

 ま、「ほっと一息」「ミルフィーユおじさんの面目躍如」であって、新しいTVCMのトップバッターで頑張っているワタクシとしても、こりゃさらにエンジンを全開にブイブイ言わせなきゃイカン。今のアベノミクスと同じこと、まさにここが正念場と言っていい。

 気力&体調ともに万全、エンジンの調子もベストであって、こんな元気なエンジンをフルにふかしまくると、むしろ受講生の体力のほうが心配だ。「そんなに最初から大爆笑してて大丈夫?」であるが、ま、16歳から18歳の諸君だ。少しぐらい盛り上がりすぎたって、明日にはケロッとしているに違いない。

 本日の使用テキストは、伝説の「Bタイプ」。14種類もあるテキストのうち、大爆笑の頻度と総量が一番多いバージョンである。「東進タイムズ」のカメラマンとライターさんも訪れて、中でも一番激しく爆笑を繰り返していたのはライターさん。どんな記事に仕上がるか、大いに楽しみにしていてくれたまえ。

 終了21時15分。5分の延長で何とか収まった。いやはや100分弱、受講生諸君はホントによく笑った。講師としても大満足。これなら今後の成績もグイグイ&グングン、遠慮会釈なく向上していくに違いない。ミミズクおじさんも大満足の95分であった。
みみずく1
(CMのミルフィーユおじさん、ナルボンヌ駅のバーにて。実はオオミミズクどんである)

 ところで諸君、「何でアンタは昨日から、自分で『ミミズクおじさん』なんてのを持ち出したの?」であるが、そりゃ諸君、自分撮りした写真を眺めれば眺めるほど、自分がミミズク風なのに気づいてきたからである。

 旅行記「ボルドー春紀行」はしばらくお休みに中断するが、ナルボンヌのバーで自分撮りした写真を掲載したのは5月24日の記事(ボルドー春紀行12)。早いものでもう2週間も前のことになるが、写真掲載以来、「今井先生って、何だかミミズクっぽいですよね」という指摘を受けた。

 確かに諸君、自分でも「ミミズクっぽい」という実感はある。もちろん「そんなに可愛いもんじゃねえぜ」「やっぱりクマとかサトイモとかなんじゃん?」というご指摘はごもっとも。しかしそうは言っても「ミミズクっぽい」という指摘を無下に退けるのも悲しいものがある。

 この場合「無下に」が正しいか「無碍に」が正しいか、その辺のことは賢く気難しい国語の先生方に任せておいて、むしろ諸君、今すぐ「ミミズク」で画像検索してみてくれたまえ。世にミミズクのファンがどれほど多いか、まずそのことを実感する。

 ワタクシは若い頃から「フクロウ♡ファン」を自称しているが、正確にはミミズクのファンなのである。ミミズクの語源は、「ミミのグイッと尖ったヅク」であり、「ヅク」とは①「尖った羽毛」②(鳥などが)「鳴く」であって、夜鳴く鳥を「夜ヅク」と呼ぶこともある。
みみずく2
(シルエット的には、アオバヅク系である)

 中でも好きなのが、コノハヅクとアオバヅク。フクロウの置物のコレクションもこのブログで紹介したことがあるが、やっぱり好きなのはミミズク類のようである。せっかく画像検索したなら、コノハヅク&アオバヅクも検索してみたまえ。

 シルエット的には、ワタクシは自ら「アオバヅク系なんじゃないか」と考える。しかしそれはあくまで丸刈りのせいであって、すでに20年も続けているこの丸刈り頭にちょっとオシャレをして、両方のお耳のあたりがギュンととんがるように床屋さんに工夫してもらえば、十分コノハヅク系のシルエットだって獲得できるはずだ。

 千葉からの帰り道、誰もいない総武線グリーン車の窓ガラスに映った顔を眺めながら、「男が30歳を過ぎたら、自分の顔に責任を持たなければならない」という某・スーパー偉人の名言を思い出した。ミミズクっぽい顔に、どう責任を持てばいいのか、我ながら困り果てたものである。

1E(Cd) Bruns & Ishay:FAURÉ/COMPLETE WORKS FOR CELLO AND PIANO
2E(Cd) Carmina Quartet:HAYDN/THE SEVEN LAST WORDS OF OUR SAVIOUR ON THE CROSS
3E(Cd) Holly Cole:BLAME IT ON MY YOUTH
4E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN SYMPHONIES①
5E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN SYMPHONIES②
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