Sun 160501 夏スケジュール(改) 都内を4時間歩く シチリア料理「ドン・チッチョ」 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 160501 夏スケジュール(改) 都内を4時間歩く シチリア料理「ドン・チッチョ」

 先日「2016年・夏スケジュール」を発表したばかりであるが、7月分と8月分に若干の追加があったので、一覧表を訂正しておく。追加分には☆印を付した。スケジュール公開を楽しみにしているヒトが意外なほど多いので、「カンケーネー♨」というオカタも、まあ許してくれたまえ。

  5月29日 新宿
  6月5日 横浜
  6月6日 千葉
  6月8日 稲毛海岸
  6月9日 奈良県橿原
  6月11日 大宮
  6月13日 向ケ丘遊園
  6月14日 新宿
  6月15日 神奈川県 鶴見
  6月16日 京都
  6月17日 奈良
  6月18日 池袋
  6月20日 静岡
  6月22日 たまプラーザ
  6月23日 成増
  6月26日 岩手県花巻
  6月27日 岐阜
  6月30日 福岡
  ☆ 7月3日 鹿児島
  ☆ 7月5日 福岡
  7月6日 熊本県宇土
  7月8日 国立
  7月9日 山口県 宇部
  7月10日 山口県 下関
  7月11日 千葉県 君津
  7月13日 埼玉県 川越
  7月14日 新宿
  7月15日 立川
  7月16日 西新井
  7月21日 ☞ 7月30日 おそらく河口湖
  ☆ 8月2日 兵庫県 姫路
  ☆ 8月7日 福岡
  ☆ 8月11日 沖縄県 浦添
  ☆ 8月21日 埼玉県 熊谷

 「九州地方のみなさん、是非この今井を呼んでください」と、このブログにも書いたが、今回の追加はその九州が多い。大いに御礼を申し上げたいとともに、地震のせいで遅れちゃった分を一気に取り返すぐらい、ギュッと素晴らしい公開授業にしようじゃないか。
ドンチッチョ
(南青山「DON CICCIO」。シチリア料理の予習に出かけた)

 さて5月24日のワタクシは、夕暮れ6時半から南青山のイタリアンレストランでメシを食おうと決めていた。「イタリアン」というか、正確には「シシリアン」であって、店のワインもみんなシチリアのワインである。

 お店の名前は「ドン・チッチョ」。カタカナ書きだと何となくダサいけれども、イタリア語で書けば「DON CICCIO」。看板には「TRATTORIA SICILIANA」とある。お店のダンナがむかしむかし、パレルモの名店「チャールストン」で修業したんだそうな。

 実は今年の夏、8月から9月にかけてシチリアのパレルモとシラクーサを訪ねる予定。半月の滞在中には、名店「ピッコロナポリ」や「チャールストン」も訪問したいと思っていた。

 だからそろそろ、シチリア料理を予習しておきたい。これはワタクシの流儀。ギリシャの旅の前にはギリシャ料理店、ハンガリー旅行の前にはハンガリー料理店、ポルトガルに行く前にはポルトガル料理の店を、広い東京のどこかから探し出して、ホンの少しでもメシに慣れてから行きたいじゃないか。
庭園美術館
(東京都庭園美術館。もともとは畏れ多くも皇族のお邸である)

 しかもせっかくの「DON CICCIO」なら、お腹もギュッと減らして出かけたい。5月24日の東京は正午の気温が30℃を超えて、玄関を出た途端にムッと真夏の日差しに包まれたが、構うもんか、約4時間の東京ウォーキングに出かけることにした。

 ウォーキングのコースは、前半が表参道 ☞ 西麻布 ☞ 広尾 ☞ 白金。東京で一番ハイソな高級住宅街を抜けて、白金台の「東京都庭園美術館」に至る。「庭園美術館」は、モトは皇族のお邸。1933年竣工の「朝香宮邸」であって、戦後は吉田茂首相の公邸になったり、「白金迎賓館」として使用されたりした。

 現在開催中なのは、「メディチ家の至宝」展。東京の展覧会と言えば、東京都美術館の「伊藤若冲展」で「5時間待ち」の記録が出たり、カラバッジョでも黒田清輝でもルノワールでも、押し合いへし合いの難行苦行だが、さすがに白金までくれば、由緒正しい邸宅でゆったりした気分に浸れる。
ツツジ
(庭園美術館。まだツツジが美しく咲いていた)

 展覧会のサブタイトルは「日伊国交樹立150年記念」。ほほお、日本とイタリアの国交って、150年前=1866年に始まったんですな。幕末の混乱と志士たちの大活躍の中、断末魔の江戸幕府も、地味にキチンと外交を進めていたわけだ。

 イタリア語で医師は「medico」。その複数形がmedici。メディチとは「お医者さんたち」「医者一族」であって、いやはや、洋の東西を問わず、お医者さんたちや医師一族は、たいへんなオカネ持ちになる可能性が高いのでござるね。

 というわけで、美術館を出た後はウォーキングの後半が続く。後半は、白金台 ☞ 広尾 ☞ 西麻布 ☞ 外苑前 ☞ 南青山。諸君、たった1日でこれだけ歩き回れば、内臓脂肪がグングン減っていく。肉体をギュッとしぼって、ムダな脂肪分をボタボタ落としていく爽快感がたまらない。
新緑
(庭園美術館。新緑の庭園がキレイだった)

 広尾・慶応幼稚舎のすぐそばを、渋谷川・古川の清流が流れている。「清流」とは言っても、さすがに東京のど真ん中、そんなに自慢できるほどの清流ではないのかもしれないが、何と川の流れの中にアオサギさんとシラサギさんを1羽ずつ発見した。

 昭和生まれのワタクシは、こういう光景に感激するのである。昭和の昔、東京の川と言えば要するに「生活排水100%」な感じ。どす黒い流れにアブラっぽい不気味なアブクが3重にも4重にも重なって、近寄ることさえ躊躇するキツい悪臭に包まれていた。

 それが今や、アオサギどんもシラサギどんも、落ち着き払って川のおサカナを狙っているじゃないか。都知事マスゾエどんの評判は地に堕ちてしまったが、地味なお役人たちはキチンと仕事を続けていたのである。幕末の外交とおんなじだ。お役人たちと流域住民が、コツコツ地味に地味に努力を続けたタマモノなのである。
タンクレディ
(シチリア料理店で、シチリアのワインを満喫する。おいしゅーございました)

 さて、そういう地味な感激を積み重ねつつ、歩き疲れたクマ大将も何とか南青山「DON CICCIO」にたどり着いた。4時間歩き回って、両足は棒のごとし。店内を飛び交うイタリア語が、何だかちょっと気恥ずかしい。

 店は青山学院大学のすぐそば。それなりに気合いの入った服装のお客様で、ほぼ満員の大盛況である。予約はカウンターだったけれども、お店のカタのご好意で広いテーブルに案内してもらえた。

 カジキマグロ、お馬のステーキ、すべて素晴らしくおいしゅーございました。コッテリした赤ワインも、文句なくおいしゅーございました。従業員の皆様の応対も文句ナシ。8月&9月のシチリアがますます楽しみになった。

「もうこれ以上は食べられません」「もう勘弁してください」「助けてください」と呻くほどにポンポンがパンパンになったが、それでも諸君、翌朝体重計にのってみると、600グラムの減量に成功。これも4時間にわたるウォーキングのおかげ。やっぱり大切なのは運動、それに間違いないようである。

1E(Cd) Midori & McDonald:ELGAR & FRANCK VIOLIN SONATAS
2E(Cd) Gergiev & Kirov:RACHMANINOFF SYMPHONY No.2
3E(Cd) Four Play:YES PLEASE
4E(Cd) Midori & McDonald:ELGAR & FRANCK VIOLIN SONATAS
5E(Cd) Gergiev & Kirov:RACHMANINOFF SYMPHONY No.2
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