Sun 160410 TVドラマにトランプ氏発見 帰国の日も観光(ドイツ・クリスマス紀行35) | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 160410 TVドラマにトランプ氏発見 帰国の日も観光(ドイツ・クリスマス紀行35)

 あんまり浮世離れした旅行記ばかり書き続けていると、自分でも何だか心配になってくる。世の中はどんどん動いている。もう少し、世の中のトレンドに密着したブログじゃないと、短気な人たちはすぐ「何の役にも立たない「カンケーねーんじゃね?」」と決めつけちゃうに違いない。

 トレンドばかりではない。季節だってどんどん移り変わっていく。ついこの間まで「桜だ♡桜だ♡」と浮かれていたのに、今日の群馬県館林では31℃を記録。晩春の嵐で日本中が風雨にさらされたと思ったら、明日は「立夏」。夏が始まり、店先にスイカとサクランボが並び始める。

 せっかくヒトが「桜だ♡桜だ」と書いたのに、Mac君の変換は「桜田♡桜田」。うぉ、むかしむかしそのむかし、秋田市出身の「桜田淳子」という名の中3生アイドルが、日本中を席巻したことがあった。

「ようこそここへ、クック&クックー、私の青い鳥♡」という恐るべき歌詞のオウタを歌っていたが、その後ひたすらツボを売って歩く宗教の広告塔になったり、まあいろんなことがあった。
動物園
(ベルリンの動物園エントランス。「おや、中国にでも行きました?」な感じだが、これが有名なツォーロギッシャー・ガルテンである)

「桜田」で今井君が思ったのは、「やっぱり時代の変遷は速いな」ということであって、彼女が中3生アイドルだった時代からは、すでに40年以上が経過。月日は百代の過客のごとく、早瀬をゆく水よろしく流れ去った。

 そこで今朝の今井君なんかは、その正確な歌詞を失念してしまい、お風呂に入る用意をしながら思わず「ようこそここへ(中略)私のワルい鳥」と口ずさんでしまった。何なんだ?「私のワルい鳥」ってのは?

 ただし「ワルい鳥」も、考えてみるになかなか味があるのであって、鎌倉あたりの海岸でデート中のノンキな男女に上空から狙いをつけ、オムズビやカステラやアイスクリームを強奪していくトンビ諸君の怪しい目つきを思い浮かべれば、「ちょっと友達にでもなっておこうかな♡」の思いを新たにしたりする。
ホテル外観
(インターコンチネンタルホテル・ベルリン、外観は地味だがお部屋は豪華であった)

 さて、「世の中はどんどん動いている」「トレンドはグングン変化している」という冒頭の感慨に戻るなら、一昨年あたりから始まった映像授業の洪水に、まさに隔世の感を禁じ得ない。

 つい7~8年前まで、世間サマのご意見は以下の通り。
「映像授業だなんて、バカバカしい」
「そんなもんで学力がつくはずないだろ」
「テレビの画面の前では、人間は眠るものだ」
「先生と生徒の間でキャッチボールがないと、ホンモノの学力なんか絶対につきません」

 我々は映像授業の先駆者であって、どれほどシツコク批判や疑念にさらされても、一貫してこの方針を貫いてきた。だからこそかつての「3大予備校」の一角を切り崩すことも出来たのであるが、うーん、今やホントに映像授業の洪水が始まった。

 ついこの間まで批判の急先鋒だった人々が、何となく「我先に」というか、「オレも&オレも」というか、薩摩守忠度というか、「あれれ、この間まであんなに頑張っていたご主張はどうなさいました?」という感じがなくもない。

 もちろん他人に迷惑がかからない限り、発言も行動も自由な世の中だ。薩摩守感覚に文句をいう必要はないが、ホンの5年間に3度も4度も所属政党が変わるような政治家を信頼できないのと同じ感覚を、ワタクシはどうしても感じてしまうのである。
バイク
(お部屋には、トレーニング用バイクまで存在した)

 そこへ行くと諸君、共和党の大統領候補に正式に決まりそうなトランプどんは、あれほど一方的に叩かれても、ションボリすることもメゲることなく、よく初志を貫徹したじゃないか。

 アメリカよりむしろ日本のメディアのほうが「一方的に批判」の感じが強いのが不思議だけれども、大統領選で対抗馬もなしに楽勝しそうだったクリントン氏の好敵手が現れただけでも、民主主義の形としては悪いことではないんじゃないか。

 ま、なかなか変わった御仁であることは間違いない。人気のテレビドラマなんかに、チョイ役で出演したりしている。もう20年も昔の「SEX AND THE CITY」であるが、2nd season・第8話をご覧あれ。

 ドラマ開始8分30秒あたりに、元気いっぱいな富豪オジーチャンの友人として、例の髪型のトランプ氏が「himself」の形で登場する。ホンの10秒程度だから、おのおのがた、油断めさるなよ。
景色
(ホテルからベルリン市街を望む。手前の深い森がツォーロギッシャー・ガルテン)

 ま、現在の今井君はそういう連休を過ごしている。マコトに暢気な連休であるが、本日5月4日、午前10時に起床してNHKを眺めていると、「歴史秘話ヒストリア」の再放送で「明日は動物園に行こう」(4月29日放送)をやっていた。

 NHK関西のエースとして起用された井上あさひキャスターが案内役。別にワタクシは女子アナの追っかけではないし、「午前10時に起床」というのも、朝の6時まで読書していた結果なのだからやむを得ないが、何とベルリンのツォーロギッシャー・ガルテン(Zoologischer Garten)が舞台になっているじゃないか。

 折しも昨日からこのブログは、ベルリン旅行記の締めくくりに入ったところ。12月19日から29日朝まで滞在したインターコンチネンタルホテルは、まさにそのツォーロギッシャー・ガルテンの間近、ほとんどお隣と言ってもよくて、園内を数頭のシカさんたちが走り回っているのも目撃した。

 なお、同じNHK「みんなのうた」に「動物園に行こう」という名曲が存在する。作詞&作曲はT・パックストン、海野洋司が訳詞を書き、かまやつひろしと東映児童劇団が歌った。「みんなのうた」では1975年2月から放送、「おかあさんといっしょ」でも取り上げられた。
鹿
(ある朝、動物園内を数頭のシカが闊歩するのを発見)

 旅の締めくくりを書いているちょうどその日に、ツォーロギッシャー・ガルテンがテレビに登場するのも、また何かの縁だろう。嬉しくなってニタニタするうちに時間はどんどん経過して、今夜もまたブログ更新はこんな時間にずれ込んだ。マコトに申し訳ない。

 一応「12月28日が最終日」と書いておいたが、心の底からガメツイ今井君は、帰国の日だって可能な限り街をうろつくことに決めている。ブリュッセル経由で帰るのだが、ヒコーキはベルリン発18時半。ならばほとんど丸々1日、ベルリンを楽しんでいけるじゃないか。

 11時、とりあえず荷物をまとめてホテルをチェックアウト。合計10泊、ホテル側からの申し出で無料アップグレードしてもらい、トレーニング用バイクまでついた広大なスイートルームに宿泊したが、9月末の段階で事前決済を済ませている。フロントで支払うオカネはほとんどない。

「15時まで」とホテルに荷物を預けて身軽になり、この日の予定は「200年前、ナポレオンも来店した」という名店でのランチ。店の名は「ZUR LEZTEN INSTANZ」。日本語に訳せば「最後の瞬間」であるが、まさにドイツ滞在の最後の瞬間まで、ドイツを満喫しようという方針にピッタリだ。

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