Sat 160206 三重県四日市の大盛況 「深川めし」で腹ごしらえ ダイエットより運動  | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 160206 三重県四日市の大盛況 「深川めし」で腹ごしらえ ダイエットより運動 

 2月27日、三重県の四日市で公開授業。お昼過ぎの新幹線でまず名古屋に向かった。「お昼過ぎ」ということになれば、当然お腹がペコペコになるので、東京駅で喜び勇んで駅弁を購入した。

 お弁当売り場で手に取ったのは、懐かしい「深川めし」。東京駅で売られている全ての駅弁の中で、おそらく最も地味なタイプのものであるが、諸君、ワタクシは若い諸君にも自信を持ってコイツを推奨する。

 ベースは、アサリの出汁がきいた炊き込みご飯。そのゴハンの上に ① アナゴの蒲焼 ② ハゼ甘露煮 ③ たっぷりの煮アサリが乗っかっている。アナゴとゴハンの間に挟み込まれた海苔も香ばしい。

 このお弁当の東京駅への登場は、1987年。昭和62年である。今井君が「日々旅にして旅を住処とす」な人生に踏み出す5年ほど前のことである。それから約30年、東京駅を代表する人気駅弁の1つでありつづけた。
四日市1
(2月27日、三重県四日市で湯気があがる大盛況 1)

 これがどうして「深川めし」なのかというに、もともとは東京・江東区深川の名物メシだったから。隅田川の河口あたりで江戸時代から親しまれたアサリの炊き込みご飯を駅弁の形にしたんだそうな。2015年実績で、1日平均500食以上の売りあげを保っているという。

 小ナス漬、べったら漬、油揚げの煮物も旨い。特にワタクシが気に入っているのは、コリコリした小ナス漬の味と食感。もしこの小ナス漬けを瓶詰めか何かで購入できるものなら、100個でも200個でもどんどん購入して、日々ドンブリ飯のオトモにしたいところである。

 ホントなら、こんな駅弁なんかワシワシやってちゃいけないのかもしれない。世の中はいまだにダイエットブームで、「生酵素」「こうじ酵素」「むかし友近が頑張って宣伝してたヤツ」など、とにかく「食べない」「痩せたい」「どこまでも細く」が世間の合言葉だ。

 しかし諸君、一世を風靡した「糖質カット」「炭水化物カット」について、どうもそろそろ逆風が強く吹き出した。カットを提唱していたエラい方々の1人が、原因はよく分からないが急死なさったとか。反対派の情報が日本中を駆け巡りはじめた。
深川めし1
(東京駅「深川めし」。やっぱりこれでなくちゃ)

 もちろん諸君、昨年とか一昨年のワタクシみたいに、校舎を訪れるたびに何とも旨そうなケーキをいただき、写真を必ずブログに掲載し、ついでに3個でも4個でも連日完食を繰り返していたんじゃ、さすがに不健康な太り方をする。

 しかし、これはあくまで個人的な感想に過ぎないが、糖質なり炭水化物なりを「カット」して急激にお痩せになった方々は、何だか少し顔色が悪いように感じる。「土気色」というか「褪せた茶褐色」というか。ジョルジュ・ブラックの静物画みたいな、黒と灰色と茶色ばかりが目立つ顔色に見えるのだ。

 あんまり急激に痩せちゃうから、頬骨がグッと突き出し、目も落ち窪んでいるような気がする。その窪んだお目目が、何となく生気に欠けて眠そうな表情。何でそうまでして急激に体重を落とさなきゃいけないんだ?
深川めし2
(東京駅「深川めし」、パッケージはマコトに地味だ)

 ワタクシの職業は、連日若い諸君の前に出現して90分とか100分とか、メッタヤタラに熱く語りかけることが中心である。いや、熱く語りかけるだけじゃダメなので、語りかけた結果としてキチンと抜群の数字を出さなきゃいけない。

「熱く語ったからそれでいいだろう」
「結果なんか知ったこっちゃない」
「語った内容に動かされないのは、聞いていた生徒のほうが悪いんだ」
など、そこまで傲慢に喝破することはとても出来ない性分なのだ。

 熱く語った後では、常に「何人が申し込んだか」「何%が『今日からやろう!!』と決意したか」に責任を持ちたいじゃないか。こちらの迫力や説得力は現実の数字に如実に反映するので、ついでに言えば「だからこそ面白い」のである。

 ならば、土気色の顔なんかしていられない。黒と茶色と灰色の講師が窪んだホホから三角の頬骨をクリクリさせて語っても、若者たちはついてこないんじゃないか。熱く音読を進めるなら、クマ助もパンパンの迫真力で語らなきゃダメじゃないか。
四日市2
(2月27日、三重県四日市で湯気があがる大盛況 2)

 となると諸君、昼メシは東京駅の「深川めし」。早めの夕食は名古屋駅ホームで、かき揚げ&タマゴ入りの大盛りきしめん。こういうものを遠慮なくワシワシやったほうがいい。

 もちろん肥満防止も必要だ。ならば連日
① 筋トレ(腕立て伏せ100回 & 腹筋100回)
② ウォーキング1時間
③ そして何と言っても、大迫力の公開授業でタップリ汗をかく
を継続すべきだ。

 そう考えたクマ助は、2016年1月1日からすでに丸2ヶ月、1日も怠らずに筋トレを継続。メシもワシワシやりはじめた。「いい年をして、筋肉バカ」という評価さえ、今はちっともコワくない。

 だって諸君、この日も三重県四日市で400人に迫る生徒諸君が大教室をビッシリ埋め尽くしていた。申し込みベースでは400名を軽々と超え、それ以上の申し込み&問い合わせには「キャンセル待ちです」という対応をしてくださった。ならばワタクシも、冒頭からビシバシ行かなきゃならん。

 近鉄四日市駅でスタッフと待ち合わせ、ホントに久しぶりで訪れる四日市の校舎へ。すでにたくさんの生徒諸君が集まりはじめていて、「今夜は雷雨になる可能性」などという天気予報も、全く意に介さない嬉しそうな様子で迎えてくれた。
四日市3
(2月27日、三重県四日市で湯気があがる大盛況 3)

 まさに雷のような大拍手とともに入場すると、あまりの熱気に教室内には湯気が立ち込めている。大袈裟でも何でもなくて、ホントに湯気は写真にも写りこんでいる。

 机なし、椅子だけ、しかもその椅子の間隔も可能な限り小さくして、カラダの大きな男子諸君なんか、可哀なぐらいにその肉体をギュッと縮めて、ワタクシを待ち受けてくれているのであった。

 この状況で、クマ助の「深川めしパワー」「きしめんパワー」は150%の全開になる。今や円熟の境地を迎えているワタクシだ。別に深川めしやきしめんのパワーがなくても、円熟期の内臓脂肪がナンボでも燃焼してくれるのであるが、せっかくなら内臓脂肪よりキレイな食物パワーを見せつけたい。

 使用したテキストは「B」。ただでさえ目いっぱい盛り上がっている生徒諸君を対象に、「すでに伝説となった」とさえ言っていい「今井のB」を使ったものだから、湯気は湯気を呼び、爆笑はさらなる大爆笑を誘って、もうとどまるところを知らない。感激と感動の嵐が朦々と沸き起こったのである。

 こうなれば、司会を務めてくれたヒトのこと、サインを求めるたくさんの「出待ち」諸君のこと、その後の盛大な祝勝会のことも書かなければならないが、今日もまた長く書きすぎた。明日の記事にその詳細を書くことにしたい。

1E(Cd) Knall:BRUNNER/MARKUS PASSION 2/2
2E(Cd) Kubelik & Berliner:DVOŘÁK/THE 9 SYMPHONIES 1/6
3E(Cd) Kubelik & Berliner:DVOŘÁK/THE 9 SYMPHONIES 2/6
4E(Cd) Kubelik & Berliner:DVOŘÁK/THE 9 SYMPHONIES 3/6
5E(Cd) Kubelik & Berliner:DVOŘÁK/THE 9 SYMPHONIES 4/6
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