Tue 160126 楕円なサトイモ、大活躍 大和八木の大盛況 新大阪「今井」のうどん | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 160126 楕円なサトイモ、大活躍 大和八木の大盛況 新大阪「今井」のうどん

 2月17日、午前10時半にオウチを出て、今日も今日とて羽田空港に向かった。これじゃもう「羽田に住む」の選択肢を真剣に考えたほうがいいぐらいで、羽田という極端なことをしなくても、浜松町周辺とか品川周辺とか、その辺りにマンションでも欲しくなってくる。

 羽田空港国際線のほうには、昨年秋であったか、キレイなホテルが完成した。「ロイヤルパークホテル」であるが、国際線ターミナルを通過するごとに、「いいな」&「いいな」であり、「あそこに宿泊すれば海外気分を味わえるのにな」であって、4月のフランス・ボルドーの旅まで、まだ2ヶ月も残っている。

 こんなことを書くと、「おお、今井はそろそろグロッキー気味だな」とバレてしまうかもしれない。確かにそうである。2月の「死のロード」はいよいよ終盤戦を迎え、17日の奈良・19日の呉・20日の大垣、ここを乗り切れば1週間ほど一息つけるが、今は坂道を登るだけでも肩で息をする思いだ。

 しかしそれでも「卒タクシー」だけは継続中。今年に入ってまだ、羽田空港にも東京駅にも、一度もタクシーを利用していない。うぉ、エラいじゃないか、出来るじゃないか。やろうと思えばやれるじゃないか。なせばなる&なさねばならぬ。なさぬは人のなさぬなりけり。いやはや、サトイモは蘇った。
大和八木1
(2月17日、奈良県大和八木の大盛況 1)

 あんまり蘇りすぎて、ごく短距離のタクシー利用でさえ、何となく罪悪感を感じるようになった。昨夜は西新宿で午前0時30分まで盛り蕎麦を食べ続けたが、一緒に蕎麦をすすり放題すすったオカタがタクシーに乗りこんだ後ろ姿を見送りつつ、「お、まだ小田急の最終電車に間に合うな♡」と嬉しくなった。

 小田急の最終は、新宿発0時52分、経堂ゆき。終点の経堂には1時10分。この時間帯なると、ヨッパライ率はもうグッと低くなる。「ヨッパライ」を向こう側に突き抜けて、
① すでに醒めている
② 醒めすぎて、冷めている
③ 冷めついでに、すでに明日への意欲に燃えはじめている
④ 酒とは無関係に、もともとちょっと変わった人である
など、むしろ自分がヨッパライであることに、濃厚なエトランゼ感覚があるほどだ。
大和八木2
(2月17日、奈良県大和八木の大盛況 2)

 これほど意味のないことを長々と書き連ねるのは、こりゃ明らかに素晴らしい芸当であり、古今東西まれに見る才能だ。それに付き合ってくれる諸君のほうも、古今東西まれに見る優しさの持ち主であり、その忍耐強い読解力たるや、堂々と世間に誇っていいレベルである。

 だから諸君、「2月17日 … 羽田に向かった」で始めた本日のワタクシが、1ページを過ぎてもちっともヒコーキに搭乗しないことも、諸君だけは許してくれると信じる。

 渡る世間はオニばかりなので、「意味ワカンネ」「意味のあることを書けよ」「長過ぎる」であって、たわみにたわんだ文章の滑稽味を余裕で楽しんでくれる人なんか、我が読者諸君以外にはなかなか存在しないのだ。

 というわけでワタクシもそろそろ反省して、さっさとヒコーキに乗ろうと思う。今日のヒコーキは大阪伊丹ゆき。「珍しく」というか、 CAさんに「今井先生ですか?」「お世話になりました」と声をかけられることもなく、ごくごく穏やかなフライトで伊丹に到着した。

 伊丹の天候は、みぞれ。大阪は分厚い雪雲に覆われ、融けかかった雪がパラパラと地面に落ちてきた。そういう天候でも、ワタクシの「卒タクシー」の決意は変わらない。チャンと空港リムジンバスに乗って、梅田のマルビルにたどり着いた。
アボカドディップ
(大和八木「KI・CHI・RI」のアボカドサラダ)

 ホテルにチェックインすると、カウンターでいきなり「おめでとうございます」と声をかけられた。このホテルチェーンの「ロイヤル・アンバサダー・ステイタス」なるものに昇格したというのである。おやおや、そりゃ物凄いものになっちゃった。

 どういう特典があるかというに、「レイトチェックアウト ☞ 午後4時」「アーリーチェックイン ☞ 午前8時」、この辺は昨年から同じことであるが、「ミニバー内のドリンクは全て無料」という驚くべき特典がプラスされた。

「うぉ、うぉ、うぉ」である。もちろん「滞在中に消費される分に限り」なのであって、「ミニバーの中身を段ボールにつめて宅配便でオウチに送っちゃう」みたいな凶悪な行動は許されないし、最初からそんな気は一切ないが、総額20000円近いと思われるミニバーの中身が0円だなんて、狂喜乱舞もいいところだ。
道頓堀今井
(新大阪駅フードコート「今井」。道頓堀の名店である)

 そういう些細なことに気をよくして、楕円形の顔も、楕円形のマナコも、楕円形の肉体も、ますます楕円の度をまして夕暮れを迎えた。Mr. Daenkeiの今日のお仕事は、奈良県大和八木。ヤマトの国の始まりの、大和三山に囲まれた楕円形の盆地で、楕円形のサトイモ君が躍動するのである。

 梅田からなんばまで、もちろん卒タクシー。近鉄の難波駅から大和八木まで、名古屋ゆきの特急で30分ほどかかる。東進に来て以来11年、おそらく関西圏で最も多く公開授業をさせていただいたのが、この大和八木である。

 普段より遅く午後8時開始、9時半終了。出席者約180名。使用したテキストは「D」。センター試験の戦略と戦術を詳述しつつ、整序英作文問題を15問しっかりと解く厳しいバージョンであるが、事前に「必ず予習して出席しましょう」と熱く呼びかけてもらったらしく、盛り上がり方もまた抜群であった。

「ほとんどの生徒が京大・大阪大・神戸大などの上位国公立大を目指します」という優秀な校舎であって、せっかくならさらに1つ難易度の高いテキストを使用したいほどである。「大阪大や神戸大の入試問題を生のまま」の「Eバージョン」でもよさそうだ。次回は是非、その企画を立ててみてくれたまえ。
かき揚げうどん
(今井の天ぷらうどん。おいしゅーございました)

 終了後、大和八木駅前「KI・CHI・RI」にて祝勝会。オジサマ3人と京大生1名で、23時過ぎまでジックリ語り合った。このお店には今井君のモト生徒諸君がたくさんバイトで働いていて、なかなか居心地もいいのである。

 近鉄難波行き最終の特急は、大和八木発23時19分。楕円な奈良の盆地はすっかり冷え込んで、今井君の車両は、他にオジサマが1名のみ。彼はどうやらヒドい風邪を引いたらしい。30分間ずっと激しく咳き込んでいらっしゃる。

 せめてマスクぐらいすればいいのに、思い切り天井に向かって高らかな咳を繰り返していた。うにゃにゃ、というか、くわばら&くわばら。これから3月23日まで公開授業ラッシュが続く身としては、何とか風邪なんかうつらないように気をつけるばかりである。

 翌朝のワタクシは、朝7時半から新大阪駅に姿を現した。朝ゴハンにうどんが食べたくなった。新大阪駅には道頓堀の名店「今井」が店を出していて、朝早くからおいしい鴨うどんや天ぷらうどんが楽しめる。

 フードコートではあっても、なかなか侮れない味である。諸君も大阪を訪れた際には、ぜひ一度「今井」を試してくんなまし。決して後悔はしないはずだ。

1E(Cd) Wand & Berliner:BRUCKNER/SYMPHONY No.9
2E(Cd) Ricci:TCHAIKOVSKY/VIONLIN CONCERTO・PAGANINI/CAPRICES
3E(Cd) Maazel & Wiener:TCHAIKOVSKY/SUITE No.3  R.STRAUSS/TOD UND VERKLÄRUNG
4E(Cd) Dorati & Washington D.C.:TCHAIKOVSKY/SYMPHONY No.4
5E(Cd) Barenboim & Chicago:TCHAIKOVSKY/SYMPHONY No.5
total m130 y130 d17835