Thu 160114 理想の時間割 コンビニの恵方巻、もうヤメませんか 滋賀県草津の大盛況 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 160114 理想の時間割 コンビニの恵方巻、もうヤメませんか 滋賀県草津の大盛況

 そりゃ確かに「中年の幸せな日々」であることには間違いない。しかし諸君、「日々の生活スケジュールが安定しない」という悩みはある。ホントは「規則正しい毎日」を送らなきゃいけないはずであるが、いくら規則を練り直しても、次から次へとその規則に合わない予定が入ってくる。

 ワタクシの理想としては、10時起床、14時までコーヒーにお風呂に雑用、14時から20時まで読書と晩飯。20時から午前1時まで参考書やら何やらいろいろ執筆を進めて、1時から2時まで夜の街をお散歩。2時から朝5時まで能やらオペラやら歌舞伎やら映画やらを観て、5時にネグラに潜り込む。

 うーん、マジメでマトモな人から見れば、時間帯が少なからず非常識ではある。「朝日とともに起きだしてタップリ朝御飯」「暗くなったらしっかりカラダを休めて明日に備える」。いやはや世の中のマジメでマトモな人は、ホントに難しいことばかりおっしゃる。

 しかしワタクシの理想もまた間違っていないと思うのだ。10時起床、5時就寝。真夜中のお散歩が何だか怪しいけれども、1時から2時の時間帯でないと、クルマやバイクやコドモたちがうるさくて、なかなか落ち着いてお散歩ができない。
お雛様
(京都ウェスティンホテル、ロビーのおひなさま)

 この理想、20歳代前半から何度も挫折と転職と失敗を繰り返しながら、ようやく行き着いた結論なのだ。サラリーマンとして立派に生きている友人知人は、雄鶏なみに朝日とともに起きだして、誰が見ても勤勉な生活をしているが、怠惰でワガママなボクにはとても無理だ。

 特に大事にしたいのが、朝2時から5時までの時間帯。ここを疎かにすると、今井の生命 = 授業や講演が、たちまち骨抜きになったみたいにつまらなくなる。当たり前のことを当たり前に平凡に語るだけの授業じゃ、あっという間に全てがスカスカになっちゃう。

 ところが諸君、①2月&3月、②6月7月、③9月10月11月12月、公開授業が目いっぱい入ってウルトラ多忙な日々になると、以上のスケジュールなんか、とても維持できるはずもない。

 新幹線 ☞ 東京駅13時発。ヒコーキ ☞ 羽田空港12時発。そういう移動が最優先になって、読書・執筆・お散歩に趣味の時間、そんなワガママな時間は全く確保できなくなる。
草津1
(滋賀県草津の大盛況 1)

 2月上旬、もうそこいら中で梅の花が咲き出した。近くには梅の名所も少なくないから、紅梅に白梅、世田谷の梅が丘にでも出かけて焼き芋をかじりながら梅見に興じたいけれども、クマ助は今日も今日とて朝から羽田空港を目指す。

 2月4日深夜、北千住での公開授業から帰宅したのは午後11時であったが、翌5日は滋賀県草津でお仕事。羽田発13時のヒコーキで伊丹空港に向かわなければならないから、起床は朝7時。いやはや、能もオペラも映画も、しばらくは我慢するしかない。

 羽田空港は、「春節の中国人観光客」でごった返している。バスも中国人で激混み、ホテルも中国人集団に占拠された状況。2月初めの風物詩は、もはや節分の豆まきでもないし、3月3日に向けて早くも居並んだ雛人形でもない。
草津2
(滋賀県草津の大盛況 2)

 今や早春の風物詩は、
① アジアの超大国からの激烈♨爆買い軍団。
② 日本中で大量売れ残り確実な「恵方巻」。
うーん、香り高い紅梅も白梅もすっかり色あせてしまった。

 諸君、もうヤメにしないか、恵方巻。お正月が過ぎてしまった1月10日あたりから、コンビニもデパートもなりふり構わず「恵方巻&恵方巻」で、日本国中みんな恵方を向いて恵方巻の丸かぶりをやっているみたいだ。

 あれ、旨いかい? 「丸かぶりの最中はヒトコトも口をきいてはならない」であるが、せっかくの晩メシに恵方巻丸かぶりじゃ、家族のテーブルも、カップルのデートも、親子の暖かい会話も、みんな台無しだ。旨くもない巻き寿司1本を5分で丸呑みしたんじゃ、何の楽しみもないじゃないか。

 節分は、やっぱり豆まき優先だ。豆まきでイケナイ鬼をすっかり追い払ったら、みんなでゆっくり晩御飯と楽しい会話を味わいたい。コンビニで買った巻き寿司 の丸かぶりなんかより、あったかい会話や笑いのほうが楽しいに決まっている。
松葉1
(草津公開授業の翌日、祇園四条「松葉」で単独祝勝会)

 関西で長く続いていたホンモノの「恵方巻」は、他人が作った安い巻き寿司じゃないのだ。ママと娘が主導し、パパや息子も加勢して、家族みんなで巻き上げる。

 もちろんバーチャンが主導することもあるし、ジーチャン&バーチャンが魔法をかけることもある。そういう恵方巻だからこそ、フシギな幸せを呼び込む力があった。

 1ヶ月も前からコンビニの店先で、「恵方巻」の旗やノボリが安っぽくヒラヒラ北風に吹かれている。「だから恵方巻」という家庭は少ないだろうが、いやはや、いくら何でも安っぽすぎる。先祖代々のバーチャンの魔力なんか、ちっとも感じない。

 そして、大量に売れ残る。魔力のない恵方巻なんか、誰も見向きもしないから、1軒のコンビニで数十本が売れ残り、1つの市町村で売れ残りが数トンに達し、 日本全国の売れ残りが数千トンに達する。そんな食品ロスは、ワタクシは余りにバカバカしいと思う。

 もうヤメないか、魔力のない恵方巻。脈々と受け継がれる先祖代々のマホーの恵方巻じゃなきゃ、いくらワシワシ丸かぶりしても、幸福なんか訪れない。「売れ残りをバイトが自腹で買わされた」「ブラック♨コンビニ」なんてのは、余りにツマラン話である。
松葉2
(祇園四条「松葉」で単独祝勝会。詳細は明日の記事で)

 さて、2月5日のワタクシは、伊丹空港14時半着。何しろ「卒タクシー」を実践中であるから、空港から京都までは1310円の空港バスを利用、宿泊先のウェスティンホテル京都には16時に着いた。ここもやっぱりアジア超大国の皆様の天下になっている。

 ホテルは京都市地下鉄「蹴上」の駅が至近なので、蹴上から地下鉄東西線で山科へ、山科でJR新快速に乗り換えれば、滋賀県草津には30分ほどの道のりである。

 連日の大盛況については、まさにスタッフの皆さんに感謝&感謝また感謝であって、草津での公開授業もまた「椅子が足りなくなりました」。最後は講師控え室の椅子まで持ち出す状況、170名の受講生に保護者や高校の先生方も詰めかけて、たいへんな熱気になった。

 使用したテキストは、センター試験の戦略と戦術を熱く語る「Dタイプ」。「あれれ、オレってこんなに熱かったっけ?」と自問自答を繰り返しつつ、ジュッと湯玉が弾け飛ぶほどの熱さで100分、前代未聞にジュージュー語り続けたのである。

 なお、その後の祝勝会については、今日は写真だけ掲載し、詳細は「また明日の記事で」ということにしたい。旧正月の決意として「卒タクシー」が実践できているのはいいが、残念なことに「ブログを短く」のほうは、またまた挫折しかけている。いかん&いかん。もっと自制を心がけなくちゃ。

1E(Cd) Marc Antoine:MADRID
2E(Cd) Michael Davis:MIDNIGHT CROSSING
3E(Cd) Sheila E. & The E-Train:HEAVEN
4E(Cd) Tower of Power:URBAN RENEWAL
5E(Cd) Tuck & Patti:CHOCOLATE MOMENT
total m70 y70 d17775