Wed 160113 直下型地震がズドンと来た 鯖鯖からサバサバ 豪華お弁当 北千住の大盛況 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 160113 直下型地震がズドンと来た 鯖鯖からサバサバ 豪華お弁当 北千住の大盛況

 台湾で大地震、桜島も噴火、そうかと思ったら2月5日朝の東京では直下型の地震。7時40分、いきなり下からズドンとつきあげるような衝撃が走ったと思ったら、次のズドンもやっぱり強烈であった。

 最初のズドンがP波なら、次のズドンはS波ということであって、中3理科の授業内容と何だか違う。「最初は弱い縦揺れ」「しばらくして強い横揺れ」のはずだったが、強烈なズドンが2つ、間に2秒ほどの濃厚な静寂をはさんで、続けざまに襲ってきた。

 震源地を見るに、「東京都町田市付近」。大相撲・山響部屋の「北大樹」の出身地、ホンの1週間前にワタクシも公開授業で訪れたばかりだ。オウチから小田急の急行電車で30分しかかからない。いやはや、まさに直下型である。

 これほどの直下型になると、もうP波もS波もないようだ。ズドンと衝撃が来て、「地震だ、こりゃ強いぞ!!」と呟いた瞬間、次のズドンがやってくる。その間を「濃厚な静寂」と書いたが、「ど&ど&ど、どうしよう」☞ ありとあらゆる右往左往をギュッと煮詰めたような濃密な2秒であった。

 ワタクシとしたことが、あの時ガスヒーターのスイッチを切るのを忘れたのである。2秒あれば確実に「すぐ消せ、火の元!!」という処理ができるはずなのに、最初のズドンの衝撃に、「うひゃ、来るぞ!!」の焦りのほうが優先してしまった。うーん、年甲斐もない。反省しきりである。
駅弁1
(2月5日、名古屋から帰京する新幹線で豪華お弁当をいただく。1100円「特選 名古屋」、おいしゅーございました)

 こういう心配事ばかり多い日々に、「おお、よかったね」と胸を撫で下ろすこともある。いつもの年より新幹線での移動が多い2月上旬、スキー人気復活の兆しを感じるのである。

 早朝の東京駅は、スキーやスノボをかかえた若者たちの姿が目立つ。上越新幹線で苗場方面に向かう者、北陸新幹線で妙高や野沢や志賀高原に向かう者。一時はすっかり廃れてしまったみたいに見えたスキーであるが、外国人集団に混じって日本の若者も続々と雪の中に出かけていく。

「JRスキースキー」のポスターがそこいら中に貼られ、若々しい美女2名が雪の上に寝転んで、おっかない顔でこっちを睨んでいる。「そこに雪はあるか?」と問いかけてるらしいのだ。

 臆病なクマ助なんかは「どうしてそんなにコワい顔でニラむの?」「もう少しニッコリしたほうがよくないか?」とビクビクするほどであるが、ま、ワタクシの趣味は若者たちから若干ズレているのかもしれない。
駅弁2
(名古屋駅弁「特選 名古屋」の中身。うぉ、炭水化物満載だ)

 さて2月4日、お昼まで名古屋のホテルでノンビリした後、名古屋から新幹線で東京に戻る。昨夜の鯖鯖した鯖だらけの祝勝会があんまり楽しかったので(スミマセン、昨日の続きです)、まだ口の中がヒドく鯖鯖している。

 鯖鯖なサカナ臭い後味はさすがに気持ち悪いから、マウスウォッシュでたっぷりクチュクチュして、「鯖鯖からサバサバへ」を試みる。美味しいものは確かに美味しいが、翌日に響くことも多い。

 だからワタクシはホテルマン諸君に熱くお願いするのだが、ホテルの必須アメニティとして、是非ともマウスウォッシュを置いてほしいのだ。最近はインターコンチ・ベルリン、日本でもウェスティン京都、気のきいたホテルは小瓶のマウスウォッシュを準備してくれるようになってきた。

 お酒でも鯖でもおんなじで、酒の2日酔いに鯖の2日酔いも混じり、ホテルを出た時点のクマ助は、「鯖味のゲップ」と言ふマコトにおぞましいものに悩まされていた。マウスウォッシュでお口はサバサバしても、胃袋に残った鯖鯖は、なかなか簡単にはサバサバしてくれないのである。
マウスウォッシュ
(右がウェスティン京都、左がインターコンチ・ベルリン。マウスウォッシュは必須アメニティになりつつある)

 そこで諸君、「ならば胃袋の鯖に上から覆いをかぶせようじゃないか」という素晴らしい解決策を思いついた。「覆い」というか「カバー」というか、鯖鯖プンプン魚臭いニオイが胃袋からこみあげてくる、そのニオイのモトを分厚く覆ってしまえばもう大丈夫だろう。

「鯖カバー」とは、もちろん駅弁である。JR東日本「グランクラス」のお弁当(昨日の記事参照)とは全くレベルの違う豪華お弁当が、名古屋駅にはズラリと並んでいる。

 選んだのは、「特選 名古屋」。味噌カツ・飛騨牛うま煮・海老ふりゃー・名古屋コーチン・天むす。ズラリと並んで1100円。こりゃいいや。これこそ駅弁の名に値するお弁当だ。JR東日本のグランクラスどんにも是非しっかり学んでいただきたい。

 写真を見るに、「おやおや炭水化物だらけですな」の感は否めない。少年のころ毎日ドンブリ飯5杯を平らげていた男子も、中年オヤジになったら炭水化物を控えなければならないんだそうだ。しかし諸君、ガマンできない鯖鯖吐息は、このぐらい大量の炭水化物でないと抑えきれないじゃないか。
北千住1
(165名の出席でパンパンパンの北千住)

 ついでに申しあげると、炭水化物でも何でも、大好物をガマン&ガマンでひたすら我慢之介を決め込むと、確かに痩せることは痩せるけれども、何だか不健康な痩せ方しかしない気がする。

 顔色も黒っぽい不健康な茶色に煤けて、「おや、痩せましたね」という慨嘆の後、思わず「大丈夫ですか?」「病気じゃないんですか?」のヒトコトを付け加えてしまう。

 ワタクシは、そんなのはイヤである。食べたいものは食べたいだけ食べ、飲みたいものも飲みたいだけ飲み、そんなニャゴロワみたいな生活をして、それでもし体重が心配なら徹底的に働き、働いて&働いてエネルギーを消費すればいい。腕立て伏せ50回&腹筋50回、そういう筋トレも素晴らしい。

 こうして胃袋の鯖鯖にキチンとカバーをかけ、鯖鯖クマ助はすっきりサバサバ今井君に変貌。いったんオウチに帰って着替えを済ませてから、再び地下鉄千代田線に飛び乗って北千住を目指した。
北千住2
(北千住のワタクシ。「しあわせな中年」を絵に描いたようじゃないか)

「あれれ、ずいぶん北千住にばかり行きますね」である。前回の北千住は12月中旬。少年マガジンの漫画家さんと講談社スタッフ2人がいらっしゃって公開授業に出席、生徒以上に激烈に笑い転げて、結局90分最後まで見学して帰られた。あれ以来、2ヶ月ぶりの北千住である。

 そして諸君、今井君が公開授業に訪れれば、その校舎はその後まちがいなく絶好調になる。「その日だけの盛り上がり」「楽しかったね」に終わらせないのがベテラン・クマ助の矜持であって、「今井訪問後には生徒数を2倍にも3倍にもしてやる」という迫力で授業に臨む。

 昨年9月から北千住は合計3回目。今日もまた教室定員いっぱいの約165名が出席。今日は「完全授業バージョン」のCタイプテキストを使用、90分のほとんどが授業・授業・ひたすら授業であるが、それでも最後まで大爆笑が絶え間なく続いた。

 こうして諸君、来る日も来る日もワタクシは絶好調だ。中年独特の「あー疲れた」というタメイキもない。タクシーから卒業 ☞「卒タクシー」も好調に継続中、いやはやマコトに幸せな日々でござるよ。

1E(Cd) The Doobie Brothers:MINUTE BY MINUTE
2E(Cd) Grover Washington Jr.:WINELIGHT
3E(Cd) Kenny Wheeler:GNU HIGH
4E(Cd) Jan Garbarek:IN PRAISE OF DREAMS
5E(Cd) Lee Ritenour:WES BOUND
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