Thu 160107 大阪・天王寺でサイコーの祝勝会 蓬莱軒の豚まんを試したい 町田の大盛況 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 160107 大阪・天王寺でサイコーの祝勝会 蓬莱軒の豚まんを試したい 町田の大盛況

 1月29日、大阪・天王寺での祝勝会は、おやおや、なかなかディープな横丁の飲み屋さんである。あんなに激しく降っていた雨は、すっかり上がった。公開授業後の気分爽快が、そのままお天気に反映したような雨上がりである。

 普通の講師なら、雨が降れば出席率が下がる。それは予備校の普段の授業でも同じことで、6月の梅雨時、連日の雨でどんどん出席率が下がっていくことに嘆く講師は多い。というか、すべて雨のせいにして、自分の努力不足を反省しようとしない。

 ま、別に自慢するわけであるが、ワタクシの教室は例え雨でも満員を確保し続けてきた。しかしそれでも雨の朝は憂鬱。「あーあ、雨か。ズル休みする生徒がいたらイヤだな」と、朝のコーヒーをすすりながら暗澹たる気持ちになったものだった。

 まして無料で誰でも参加できるのが公開授業。ゼロ円で申し込んだイベントなんだから、
「雨だから、行かなくていいんじゃないか」
「こんな豪雨の中をびしょ濡れになって出かけて、万が一風邪でも引いたら本末転倒だ」
そういう理屈をこね上げるのは誰だって同じだ。

 まさにこの今井君がその種の屁理屈の急先鋒であって、雨の日はオウチ、雪の日はコタツ、嵐の日は不要不急の外出を避ける、怠惰な常識から派生する怠惰な行動指針の権化である。
鯛飯
(大阪・天王寺の祝勝会。サイコーの鯛めしであった)

 だからこの夜も「予定の8割が来てくれたら御の字」「7割でもいいや」「5割も覚悟」と、もう半ば諦めの境地。人生の達人のような諦観を掲げて、夕暮れの豪雨の空をニヤニヤ笑って見上げていた。

 それなのに、こんなパンパンの大教室で90分、燃え上がるようなアツアツの授業を展開できた。全力疾走の爽快感が漲り、公開授業終了後のクマ助は、タスキを繋いだ直後の駅伝ランナーよろしく頭からモーモーと湯気をあげつつ、スタッフ全員に「感謝&感謝」と手を合わせんばかりであった。

「出待ち」の諸君もいた。会場になった大阪市立大医学部の美しい建物の前で、多くの出待ち君や出待ちサンと握手をし、「雨が止むのがちょっと遅かったな♨」「でも豪雨なんか全然カンケーなかったな♡」と、みんな笑顔で頷きあったものである。

 素晴らしい師弟関係をたくさん目撃し、それがまた嬉しかった。東進のような授業形式だからこそ、校舎で指導にあたる若い担任の先生方と生徒諸君の間には、ちょうど年の離れた兄弟姉妹のような、深く優しく強固な信頼関係が生まれるのである。
鰤大根
(大阪・天王寺。ぶりダイコン、おいしゅーございました)

 祝勝会では、「いま私の弟が今井先生の授業を受講中です」「ホントに楽しそうです」というたいへん控えめな職員のカタに、大好物の鯛めしをよそってもらったのが一番嬉しかった。

 ピアノが専門で、「アジアのコンクールで銀賞をとりました」というヒトもいらっしゃった。今や世界の音楽シーンは東アジアが中心。日本と韓国と中国がクラシックの世界を引っ張っている。そのアジアのピアノコンクールで銀賞ということになると、そりゃあまりに素晴らしい。

 そういうヒトも、高校生の時は今井君の授業をいっぱい受けて、いっぱいウケて、ウケにウケているうちにピアノの演奏もどんどん素晴しくなり、英語の授業のせいで演奏の質が上がっていく。いやはや、まさに理想的じゃないか。

 もしちっとも面白くない授業を受けて、英語の授業に出席するたびに睡魔に耐え、余りのつまらなさにムカついてイジけた表情を浮かべるようになれば、音楽やスポーツにも間違いなく悪い影響をもたらす。諸君、変に難しい話や英語トリビアなんかどうでもいいから、とにかく今井を受講したまえ♡

 こういうふうで、若い担任の先生方を中心に祝勝会は大いに盛り上がり、クマ助史上ベスト10に入る楽しい祝勝会の夜は更けていった。あんまり楽しかったせいだろう、お酒に強くて、滅多に酔った様子を見せたことがないスタッフまで、最後は足許もおぼつかないほどになっていた。
車内での飲食
(大阪の空港リムジンバスには、こんな恐るべき掲示がある)

 こんなサイコーの一夜を過ごした場合、その酔いが翌日に残って二日酔い ☞「ムッとした気分で朝を迎える」などということはありえない。翌朝もまた前代未聞に気分爽快、ホテルの部屋の外に歌いながら踊り出したくなるほどの躁状態を呈した。

 そうなれば当然、「卒・タクシー」も継続。梅田のインターコンチネンタルホテルから伊丹空港まで、かつては迷わず乗り込んでいたMKタクシーの皆さんとも、しばらくお付きあいがなさそうだ。

 バスに乗れば乗ったで、新しい出会いや発見がある。それが諸君、上の写真に示したバスの中の掲示「車内での飲食について」である。「においの強いものの飲食はご遠慮ください」であって、なるほどこれは大阪独特のものである。

 日本語でしか掲示されていないが、「うーん、これはむしろアジアの超大国のコトバで掲示したほうがいいんじゃないか」という感じ。ただ、よく考えてみると、アジア超大国の富裕層の皆様は、梅田 ⇔ 伊丹空港の乗合バスなんかにはご乗車なさらない。
町田1
(翌1月30日は、東京都町田市で公開授業。大盛況だった 1)

 何しろ超大国だから、当然のごとく高級バスをチャーターして、集団で御移動なされあそばす。「空港バス」などという地味なシロモノで地味に移動するのは、ワタクシのような一般庶民がメイン。だからやっぱりこの掲示は、日本語だけでかまわないのだ。

 昨夜も大阪のスタッフの皆さんに尋ねてみた。「そんなニオイの強い食品が大阪にはあるんですか?」。すると諸君、大阪のスタッフ軍団は、全く躊躇することなく声を揃えた。

「あります&あります。蓬莱軒のブタマンです」
「あれは、ものすごいニオイがしますでェ」
「大阪のオバチャンは、地下鉄でも平気であれを食べますな」
「スゴいニオイです。バス中が豚まんのニオイで満たされますよ」

 おお、そりゃ興味深い。「蓬莱軒、551の豚まん」が合言葉なんだそうな。梅田の駅にも新大阪駅にも店があって、おみやげに大人気なんだそうだ。近い将来、意地でも試さなきゃいけない。バスの中で豚まんをむさぼって、周囲のヒトに厳しく注意されるかどうかも試してみたい。
町田2
(翌1月30日は、東京都町田市で公開授業。大盛況だった 2)

 ま、そういうクダラン決意を固めながら、1月30日の今井君は東京都町田市に向かった。羽田空港から新宿までバスで40分、新宿から町田まで小田急「特急ロマンスカー」で30分。日本横断の大移動だけれども、そんなことで愚痴をこぼすクマ助ではない。

 しかし、おやおや、旧暦のお正月を期して決意した「A4版2枚半」という限度を、もう超えてしまった。補助椅子まで動員された大盛況・町田の公開授業については、今日は写真を掲載するだけにとどめる。詳細は、また明日。

1E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN/SYMPHONIES 5/6
2E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN/SYMPHONIES 6/6
3E(Cd) Kempe & Münchener:BEETHOVEN/SYNPHONIE Nr.6
4E(Cd) Karajan & Wiener:BEETHOVEN/MISSA SOLEMNIS 1/2
5E(Cd) Karajan & Wiener:BEETHOVEN/MISSA SOLEMNIS 2/2
total m35 y35 d17740