Wed 160106 継続!! 卒タクシー 豪雨の大阪・大盛況 医学部講義室はパンパンの超満員 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 160106 継続!! 卒タクシー 豪雨の大阪・大盛況 医学部講義室はパンパンの超満員

 諸君、大阪は楽しいよ。1月29日、大阪・天王寺で公開授業。大阪は豪雨の予報、東京は「夜から積雪のおそれ」、日銀はマイナス金利、経済担当大臣が交代、アメリカも中国も経済は大減速、ドイツは難民受け入れ制限を開始。世界中が大荒れの中、クマ助は暢気に羽田空港に向かった。

 何しろ「卒・タクシー」だ(スミマセン、一昨日の続きです)。細かい雨が降り始めた午前10時、傘もささずに駅まで猛然と大行進。その激しい勢いに、上品な東京都民のジーチャンや渋谷区民のバーチャンが茫然と立ちすくむのもかまわず、京王線・幡ヶ谷の駅から新宿を目指した。

「あれれ、いつもの地下鉄千代田線は?」であるが、諸君、たまには違うルートを試すのもまた「卒・タクシー」の醍醐味だ。幡ヶ谷から京王線で新宿、新宿から「都営地下鉄・大江戸線」というシロモノに乗り、代ゼミ生の下車駅 ☞ 代々木を通過して、一路「大門」に向かう。
大盛況
(大阪・天王寺の大盛況。会場は大阪市立大学医学部キャンパス。こんなキレイな講義室とは、羨ましい限りである)

 大江戸線はマコトにミニミニな電車である。ドイツ・ベルリンの地下鉄はこの大江戸線をさらにもう一回り小さくしたバージョンであるから、デッカいドイツ人はそこいら中で天井やドアにつっかえているが、大江戸線もまた同じ。アジアの超大国の皆様なんかも、その狭さに茫然としていらっしゃる。

「大門」と名乗っているけれども、要するに浜松町であって、降り出した雨にも濡れずにモノレール乗り場に行ける。いっそのこと「大門」とか意地を張るのはヤメにして、「浜松町」で妥協しちゃえばいいのに。ただしボクは「鉄」じゃなくて「鉄モドキ」に過ぎないから、そのへんの事情はよく分からない。

 雨の東京湾岸をモノレールでひた走った卒タクシー今井は、羽田空港着11時半。ヒコーキは13時だから、お馴染みダイアモンドラウンジでブログ原稿を短く仕上げ、ジャコ天の話だけで申し訳なかったが、急いでアップすることにした。
天おろし蕎麦
(昼食は、伊丹空港「関亭」の「天おろしそば」。箱根そば「箱そばスペシャル」を目撃して以来、どうしても贅沢なお蕎麦が食べたい)

 諸君、オジサマ集団というのは、何であんなに傍若無人なんであろうかね。他はみんな読書したりPCでお仕事に励んだり、大学の図書館なみの上品な静謐が支配する中、無遠慮オジサマ4人組が出現して、雰囲気は一気にボロボロになった。

 高笑い。あたりかまわぬ大声の談笑。その場にいない同僚に関する聞くに堪えない悪口雑言。いやはや、何でそんなに下品なの? 何しろダイアモンドラウンジだから、周囲はマコトに上品で、舌打ちする人も、眉をひそめる人もいない。みんな聞こえないふりで読書や仕事を続けている。

 しかし今井君は未熟者なので、どうしてもこの種の傍若無人は許せない。特にイヤなのは、その場にいない人に関する悪口雑言である。ホンの2年ぐらい前なら、いきなり立っていって「スミマセン、静かにしてもらえませんか」「みっともないですよ」と、ズバッと切り込んだものである。

 このごろは何となくオトナになって、ガマンの限界がググッと広がった。未熟者から熟達者になった。そのぶん自分でも「おとなしくなったな」と歯痒いこともあるが、1年半前にパリのシャルル・ド・ゴール空港で「静かにしてくださいませんか?」をやったのが最後である。
医学部
(本日の会場・大阪市立大学医学部キャンパス。このキレイなビルが全て医学部である)

 ま、さっさとブログをアップして、ラウンジを出ればそれでいいことである。各地の空港が豪雨のための視界不良で「欠航」「行き先変更」が発生し、羽田も騒然としている。その搭乗口におとなしく座って、じっとヒコーキの出発を待った。

 しかし諸君、ヒコーキの中もまた傍若無人オジサマでいっぱいだ。ワタクシの席はプレミアムクラス最前列の1A。いやはや周囲のヒトビトは態度がデカい。CAさんに対する言葉遣いは、まるで部下に命令するみたいな「チョー上から口調」である。

 ワタクシは、そういうのを聞いていて、
「日本の国語教育は、いったい何をやってきたんだ?」
「英語もいいけど、国語も4技能をチャンと鍛えなきゃ」
「英語より、国語教育の質を改善したら?」
と思うのである。今一番必要なのは、オジサマ教育だ。公共の場では静粛に、会話は常に対等を旨とすべし。
授業
(大阪・天王寺の今井君、拡大図)

 たどり着いた大阪は、天気予報のコトバ通りの豪雨。風はないが、この雨の強さは、この10年経験したことがないほどである。傘がないと、いや例え傘をさしていても、ホンの10秒で頭から足先までビッショリになる。

 問題は「この雨で受講生が来てくれるか」である。今井君は怠惰の権化みたいな存在であるから、もしも生徒の立場だったら、出席票を提出していたとしても、雨を理由におそらくバックレる。雨を理由にしたら叱られそうだから、「風邪」「法事」「ポンポンが痛い」その他、ありとあらゆるズルをする。

 公開授業を企画してくれたのは、大阪ミナミの天王寺駅前校である。超高層「あべのハルカス」も至近、会場は何と「大阪市立大学・医学部校舎」。ヤンゴトナキ医学部の講義室に、130名の受講生が集まってくれる予定である。

 しかし諸君、それはあくまで「予定」であって、雨を理由のバックレ君たちがどのぐらい出るか、そこのところは分からない。定員が130名の講義室だから、バックレ組が30人も40人も出れば、雰囲気はそれなりにスカスカになる。

 主催者側では、「さあ、音読だ」を15冊、「英文法教室」も5冊、さらに今井君が登場している「週刊少年マガジン」今週号も3冊、プレゼント用に準備して開会を待ち受ける。ワタクシも、「大阪市立大医学部」というヤンゴトナク晴れがましい舞台の脇で、緊張しながら19時の開会を待った。
あべのハルカス
(公開授業終了の時点で、大阪の豪雨は止んでいた。夜空に高く聳える「あべのハルカス」の勇姿を眺め、マコトに気分爽快である)

 そして諸君、夢ではないか、パンパンのウルトラ満席になった。この夜の大阪には、「豪雨警報」さえ出ていたのである。パンパンが夢に思えるのも当然だ。堺・泉大津方面や河内松原のあたりからも生徒諸君が駆けつけてくれて、何となく「オール近鉄」な大盛況になった。

 使用したのは、ハードな授業が90分連続する「Cタイプ」テキスト。憧れの医学部教室にズラリと並んだ生徒諸君は、90分間ヘトヘトになるまでノートをとりまくり、「あべのハルカス」に響くほどの大爆笑を繰り返した。いやはや、パンパンに充実した90分間であった。

 ということになると、もちろんその後はお馴染み「祝勝会」が続く。ディープな天王寺のディープな居酒屋で、楽しい祝勝会が日付が変わる頃まで続いたのであるが、その話はまた明日詳述することにする。

 だって諸君、旧暦男 ☞ クマ助の「旧正月の決意」を覚えているかね?
  ① 卒・タクシー。
  ② 脱・ウルトラ長大ブログ
「長くともA4版2ページ半」と決めた以上、余りに楽しかった祝勝会の2時間を、今すぐここに書き記すわけにはいかないのである。ま、明日までまってちょ。


2016年1月27日(水)発売の第9号
週刊少年マガジン』「ルポ魂!」に登場しています。
詳しくはこちら


1E(Cd) Harnoncourt:BEETHOVEN/OVERTURES
2E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN/SYMPHONIES 1/6
3E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN/SYMPHONIES 2/6
4E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN/SYMPHONIES 3/6
5E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN/SYMPHONIES4/6
total m30 y30 d17735