Tue 151208 賀正&謹賀新年 麗らかな新年 昨年の写真ベスト10 今年は幽玄実行 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 151208 賀正&謹賀新年 麗らかな新年 昨年の写真ベスト10 今年は幽玄実行

 諸君、新年が麗らかに明けた。「明けましておめでとうございます」であり、謹賀新年であり賀正であって、まさに迎春。暖かで、麗らかで、穏やかで、2016年はマコトにおめでたく幕を開けた。

 これならきっと世界中、幸せに暮らせる年になりそうだ。世の中をゼロサムゲームととらえ、「誰かが得をすれば必ず誰かが損をする」「他人の不幸はワタシの幸せ」と考えるようでは、誰一人幸せにならない。要するに、そんな発想ではアナタ自身も幸せになれないのである。

 今井君はたった48時間前に、合計16時間のエコノミークラスフライトに耐えて、ドイツから帰国したばかり。まだ時差ボケが治らないばかりか、肉体のフシブシが痛む。頑張りすぎたかね。飲み過ぎたかね。

 せっかくのおめでたいお正月も、「よっこらしょ!!」と掛け声をかけて立ち上がるほどの疲労度であるが、諸君、「よっこらしょ!!」だって「やっこらさ!!」だって、決して悪くない。今年もまた疲れきるぐらいに人生を楽しもうじゃないか。
富士山
(やっぱりお正月は富士山でなければならない)

 除夜の鐘を聞きながら、クマ助がウトウト続けていたのは、2015年のベスト写真の選定作業。昨日の記事に掲載したのが第1次ベスト5。今日の記事に乗っけるのが第2次ベスト5である。

 いやはや嬉しいことに、素晴らしい思い出の写真が次々と登場して、ベスト5×2、つまりベスト10を選定するのに、元旦の早朝までかかるほどだった。昨年1年の素晴らしい瞬間が次々と思い出されて、ちっともベスト10選定が進まないのである。

 今日の1枚目は、やっぱ富士山やで。そりゃアンタ、正月ゆうたらやっぱりムチャクチャ富士山でっしゃろ。お正月に富士山やのうたらアンタ、寂しすぎるがな。すんまへん、NHKで学んだ変調関西弁が止まりまへんのや。NHKの関西弁、めっちゃ気色悪いけど、まあ今年もよろしゅー頼んますで。

 上空からの富士山、11月中旬、確か広島に向かうヒコーキの機内から撮影した。こういうシャッターチャンスに恵まれるためにも、今年もまた目いっぱい全国を回りたい。

 昨年は公開授業108回、「怠けてばかりいた」「怠惰の権化」とか、まあ謙遜しているけれども、昨年もマコトによく働いた。今年は出来れば昨年を上回るペースで全国を飛び回りたい。

 首都圏ももちろん楽しいが、東京近辺はちょっと恵まれすぎているような気がする。九州・沖縄、北海道・東北・北陸、中国&四国にもちろん関西、もっともっと全国を行脚して回りたいのである。
アルプス
(日本アルプスの厳しい姿に心が躍る)

 2枚目も、ヒコーキ機内からの撮影。北アルプスか中央アルプスか、雪を冠った初冬の山々の厳しい風景がたまらない。諸君、今年の今井君は久しぶりにスキーが楽しみたいのである。

 ニセコ・蔵王・上越、昔のクマ助は、滅多ヤタラにスキーに出かけた。ニセコの頂上から大滑降を繰り返していたのは、考えてみればすでに四半世紀も前のことである。

 今のクマ助の姿を眺めても、とても想像もつかないだろうが、今井君のスキーはとにかく速いことが身上。あの爽快感を早く取り戻したい。厳しい雪の山々を眼下に眺めつつ、機上で地団駄を踏む思いでいた。

 3枚目は、イタリア・アマルフィ海岸からバスで30分、ラヴェッロの絶景である。「スキーということなら、3月4月はカナダかアルプスか」と心が躍る反面、「そんなこと言ったって、やっぱり南イタリアじゃん?」と思い返す瞬間である。

 2016年の海外旅行計画について、今もなお心は揺れている。有力なのは、4月 ☞ 再びナポリ。9月 ☞ 北ドイツ、12月 ☞ モロッコかメキシコ。10月ごろに「速攻」でムンバイかホーチミンである。
ラヴェッロ
(南イタリア、ラヴェッロの絶景)

 でも、心を揺らす要素が多すぎる。「ポーランドは?」「ふたたびサンチャゴ・デ・コンポステラのクリスマスは?」「3たび夏のマルセイユは?」であるし、サウジアラビアだとかペルーだとか、再びアルゼンチンでステーキ三昧とか、この面でのクマ助は甚だ優柔不断なのである。

 そういうことで悩んでいると、ニャゴが「ワタクシはどうしてくれるんですか?」「ニャゴニャゴ、ニャゴー」と責めてくる。確かに、昨年は10月20日、なでしこが天国へ旅立ってしまった。相棒を失って、ニャゴロワもマコトに寂しい毎日を送っている。

 しかしニャゴロワどん、キミは5年前に重い腎不全で「長くてもあと100日の命です」と宣言されたネコなんだぞ。2日に1回の点滴も欠かせない。それなのに、もうあれから365日×5年=1826日(うるう年1回を含む)以上を生き抜いた。

 そもそも諸君、医者の判断の18倍を生き抜く重病ネコがこの世に存在していいんだろうか。今の勢いが続けば、医者の見立ての20倍 ☞ 25倍と生き抜いて、長寿ネコとして世界ネコ遺産に登録されそうな雰囲気がムンムンだ。
にゃご
(医者の言葉の18倍をすでに生きたネコ)

 お正月もまた、お雑煮ならぬハードタイプのゴハンを次から次へとワシワシやっては、「アナタがステーキワシワシなら、ワタクシも負けはしませんよ」とばかり舌なめずりを繰り返す。いやはや激烈なネコである。

 とすれば、その飼い主たるもの ☞ ネコなんかに負けてはいられない。今年も肉ワシワシは絶対に続けなければならない。というわけで、第2弾ベスト5の5番目に選んだのは、札幌・ジンギスカン屋での1枚。これを1時間で頑丈な胃袋に収めきった。

 佐賀県唐津「キャラバン」、札幌「ひげ」。三重県松阪の「和田金」「牛銀」。今年もまたバンバン行こうじゃないか。天ぷらも、同じこと。御茶の水「山の上」、京都「八坂圓堂」、「1晩でメゴチ8匹」の猛者=今井クマ之助が参上の際は、メゴチもキスもハゼもみんな品切れになると覚悟してくれたまえ。

 問題は、「あれれ、今年は本は書かないんですか?」という話である。昨年は7年ぶりに「さあ、音読だ」を書き、予想外の売れ行きに「あれよ&あれよ」の驚きを味わい、「こんなにたくさん待ってくれている人がいるんなら、また頑張ってどんどん書かなきゃ」の意を強くした。

 昨年の写真ベスト10をもう一度ツラツラ眺め渡してみるに、確かに何だか遊びほうけた1年にしか見えない。海外で50日を過ごし、全国行脚のついでに国内旅行もタップリ、あとはネコをナデナデして、肉&天ぷらワシワシ。うーん、これで神様がニコニコ許してくださるとは思えない。
ヒツジ
(昨年10月の札幌にて。今年はもっと行こうじゃないか)

 昨年は新春に「4冊書きます」と宣言して、結果はたった1冊に留まった。うにゃにゃ、これじゃ「有言不実行」のソシリを免れない。日本人の理想「不言実行」から、余りに遠い1年だったじゃないか。

「ならば、有言実行」と張り切ったクマ助の前に、現れたのが「幽玄実行」の文字。おお、Mac君、今年も最初から、なかなかやってくれる。いいかね諸君、今年のクマ助は「幽玄実行」で行こうと決めた。

 あくまで幽玄の世界、やるんだか、やらないんだか、回りからはちっともわからない。やるぞと宣言もしないが、やらないぞと放棄もしない、あくまで幽玄であって、知らないうちに本が出て、知らないうちに売れている。そういう理想に向けて、さて、そろそろ重い腰を上げてスタートを切りますかね。

1E(Cd) Karajan & Berliner:BACH/MATTHÄUS-PASSION 1/3
2E(Cd) Karajan & Berliner:BACH/MATTHÄUS-PASSION 2/3
3E(Cd) Karajan & Berliner:BACH/MATTHÄUS-PASSION 3/3
4E(Cd) Schreier:BACH/MASS IN B MINOR 1/2
5E(Cd) Schreier:BACH/MASS IN B MINOR 2/2
total m40 y2145 d17456