Fri 151120 ラグビーとアメフトに熱狂 今日の旅行記は写真のみ(また夏マルセイユ36)
12月13日、何しろ日曜日だったし、久しぶりにお仕事がお休みだったクマ助としては、「よーし、一日中テレビでスポーツ中継を見て、熱狂の1日を過ごそう♡」と、朝からウキウキが止まらなかった。
観戦予定としては、まず何と言ってもこの日から始まるラグビー大学選手権。9月の南アフリカ戦勝利から、日本は30年ぶりのラグビーブームになっていて、さぞかし地上波でもラグビーが盛り上がるだろうと信じていた。
もう1つ、クマ助が楽しみにしていたのが「甲子園ボウル」。ネーミングが何となくボウリングっぽいけれども、これはアメリカンフットボールの大学選手権であって、関西王者の立命館大学が、首都圏王者の早稲田大学を地元・甲子園で迎え撃つ。
話がアメフトになると、精神的にキューンと引いちゃう人も多いだろうが、アメフトは「スポーツの一般人」にも近づきやすい競技だ。今や野球もサッカーも、幼児のころからエリートは超エリート教育の中にいて、「中1から始めました」などという暢気な一般人の入り込める余地はない。
ラグビーなら、中1からでもギリギリ間に合うかもしれない。しかし野球にサッカー、体操にフィギュアスケートとなると、その道のエリートは4歳か5歳から決まっていて、後発組が後からノコノコ参入しようとしたって、きっと鼻先で「フン!!」と笑われてオシマイだ。
![マネの世界1](https://stat.ameba.jp/user_images/20151214/16/imai-hiroshi/c1/11/j/o0400030013511526937.jpg?caw=800)
(エクサンプロバンスにて、印象派マネの世界 1)
しかしアメフトとかラクロスとなると、高校生とか大学生からの参入もまだ十分に可能。他を寄せつけないエリート様ももちろん存在するが、そのへんのシロートがどうブレイクするか、努力次第では日本代表の座だって狙えるはずである。
ラグビーはまだ「まあギリギリ」の範疇にある。2015年、早稲田大フランカーの位置をモノにした沖縄出身の宮里クンは、もともとバスケの選手。バスケ独特のスバシコイ動きを買われて、不動のレギュラーとして定着した。
話がアメフトになると、強豪の中に意外な国立大の名門が名を連ねる。東京大学・京都大学・東北大学が強豪の一角を占めると聞けば、「何だ、スポーツエリートじゃなくても大丈夫じゃないか」と、一般人も十分に意気軒昂になれる。
12月13日の今井クマ蔵は、朝からラグビーとアメフト三昧の日曜日を過ごそうと決めていた。ラグビーのほうは、① 同志社 vs 慶応大、②筑波大 vs 大東大、③早稲田 vs 天理大など、実力拮抗の最高の組み合わせが並んだ。
筑波大には福岡堅樹、早稲田大にはもちろん藤田慶和。ワールドカップを沸かせた日本代表のツワモノが出場。慶応には「医学部在籍中です」という秀才選手も控えている。これを見ないで何がどうスポーツファンなのか、クマ助にはサッパリ分からない。
![マネの世界2](https://stat.ameba.jp/user_images/20151214/16/imai-hiroshi/79/7d/j/o0400030013511527081.jpg?caw=800)
(エクサンプロバンスにて、印象派マネの世界 2)
それなのに、テレビの地上波はいったい何をやってんだ? アメフト大学選手権は甲子園を満員にして、最高の名勝負を繰り広げた。ラグビーだって、番狂わせに大接戦に、秩父宮も花園も大いに沸き返った。
しかし地上波のチャンネルをいくらポチポチやってみても、ラグビーの「ラ」の字も、アメフトの「ア」の字もなし。安っぽいグルメと、同じようなバラエティと、タレントの内輪話と、やっとスポーツにたどり着いても、要するにサッカー。何でこんなに選択肢が狭いんだ?
ラグビーでは、同志社・天理など関西勢が大活躍を見せた。圧倒的に有利と見られていた筑波大も、古豪・大東文化大に敗北。同志社大は慶応を圧倒。天理大はフィジーからの留学生の活躍で早稲田に辛勝した。
21世紀に入って15年、大学ラグビーの世界では関東対抗戦グループが圧倒的に優勢。プロ並みの強烈なパワーで関西の大学生を蹴散らしてきた。その勢力図が「久しぶりに大転換か?」という素晴らしい戦いだったのに、地上波の中継はゼロ。ファンはCSにかじりつくしかなかった。
その辺は、完全に関西ビイキのはずの「ヤフーニュース」も同じ。普段はほとんど「関西ニュース」「近畿ダイジェスト」と改名したほうがよさそうなほど関西優先のヤフーニュースなのに、関西の大学ラグビーの快挙をちっとも伝えない。
試しに、12月14日午後のヤフーニュース「スポーツ」のヘッドラインを見てみると、諸君、ほとんど芸能ニュースとおんなじだ。
マガト氏 鳥栖監督就任を否定
武豊 史上初G1完全制覇に挑む
ダル 大谷と合同トレで壁破壊
バドミントン奥原 日本勢初の女子単V
安藤美姫 恋人から呼ばれ突然登場
DeNA三上 フリーアナと結婚
スピード出世 御嶽海まげ披露
浅田真央、マスク姿で失意の帰国
サッカー、野球、フィギュア、バドミントン。というか、これはほとんど「エンタメ」の世界であって、「こんなんじゃ、せっかく盛り上がったラグビー人気も、2019ワールドカップ日本開催に向けて、甚だ危ないもんですな」と言わざるを得ない。
![マネの世界3](https://stat.ameba.jp/user_images/20151214/16/imai-hiroshi/a6/4b/j/o0400030013511527224.jpg?caw=800)
(エクサンプロバンスにて、印象派マネの世界 3)
ま、テレビの世界は致し方ないのかもしれない。確かに視聴率優先の世界なのだ。ラグビーだのアメフトだの、そんな得体の知れないものを放送するより、やっぱりサッカーにグルメにバラエティなんだろう。
安全策を2重にも3重にもミルフィーユにして、どこの局もみんな横並び。冒険もヌケガケもなし、みんなで危機を乗り切ろう。要するにそういう話なんだろうが、こんなに金太郎アメ状態じゃ、視聴者に見限られる未来は目に見えている。
しかしまあ諸君、高校野球のメッカ甲子園で行われたアメフトの大学選手権がどれほどの大熱戦だったか、ここに披露しておこう。圧倒的有利を予想されていたのは関西王者、立命館大学。関東王者は早稲田大学。変幻自在なディフェンスを武器に、首都圏の接戦を勝ち抜いた。
前半は立命館のカンペキなワンサイド。一時は21-0という大差がついて、ゲームへの興味さえ失うほどであった。ところが諸君、後半がスタートすると、早稲田大学の猛反撃が始まる。QB政本が73ヤードのタッチダウンパスを決め、その直後にも50メートル近いパスが通る。
早稲田が一気に逆転して、残り15分で21-24。社会人チームさえ恐れる大本命・立命館大にピンチが訪れた。しかしさすがに大本命。最終盤になってまたまた逆転。残り時間たった15秒で、スコアは28-27。しかしラグビーでもアメフトでも、1点差なら5秒もあれば逆転可能だ。
![マネの時代から](https://stat.ameba.jp/user_images/20151214/16/imai-hiroshi/b5/58/j/o0400030013511527324.jpg?caw=800)
この場面で、早稲田の奇跡的なロングパスが決まる。ここで、残り3秒。諸君、ホントに3秒、カチ、カチ、カチ。泣いても笑ってもその3秒だ。
例年の早稲田ラグビーなら、たとえ3秒でも大逆転劇を演じてみせる。しかし、これはアメフト。3秒で大逆転を演じるには、50ヤードのフィールドゴールを決める以外の選択肢はない。
ラグビーならばまさに五郎丸どんの出番。例のポーズから歴史に残るPGをビシッと決めてくれるところだ。そして今年のアメフト早稲田には、アメフト版ゴローマルがいたのである。その名は、佐藤敏基。この日の試合でも、甲子園にタメイキが溢れるほどの見事なロングキックを決め続けていた。
しかし、ゴールまでの距離は50ヤード。ラグビーなら、ハーフウェイラインからのウルトラロングキックであって、万が一これが決まれば、それこそ「ミラクル」として日本アメフト界に長く語り伝えられるであろう距離である。
そして諸君、彼は臆することなく、果敢にそのキックに挑んだのだ。伸びる、伸びる。ゴールポストに向かって、ボールはたいへんな勢いで伸びていく。万が一入れば3点 ☞ スコアは28-30と逆転して、そこで間違いなくゲームセットの笛が鳴る。
「どうかぁ!?」。日本中のアメフトファンが息を飲んで見守ったボールは、ゴールポスト1メートル前で失速。無念にもゴールライン付近で力なく弾んだ。泣き崩れるキッカー君、歓喜に沸く立命館サイド。うぉ、スポーツを満喫するとは、まさにこのような午後のことではないのか。
![エクサンプロバンス](https://stat.ameba.jp/user_images/20151214/16/imai-hiroshi/f0/04/j/o0400030013511527482.jpg?caw=800)
(フランス国鉄、エクサンプロバンス駅)
ま、こうやってテレビの地上波やニュースのヘッドラインを批判するワリに、クマ助のブログだって「旅行記」というタイトルがついているのに「ちっとも旅行記じゃないじゃないか」と言われれば、まさにヒトコトもない。
だって諸君、「旅行記」と銘打っただけで、その日のアクセス数が普段より500以上も急降下するのだ。テレビ局には視聴率、ブログ筆者にはアクセス数。そういう数字で攻めてこられたら、誰だってひとたまりもない。
というわけで、本日の旅行記は写真のみで楽しんでいただきたい。9月6日・日曜日、エクス・アン・プロバンスの町を訪れた今井君は、偶然出会った「カリソン祭」をまだ満喫中である。
「いかにもマネが描きそう」という美しい印象派的シーンが町中に溢れている。
「何だ、モネもマネも、無理して印象派を立ち上げたわけじゃないんだ」
「見たままを描いていたら、それがそのまま印象派になっただけなんだ」
と、余りにも当たり前の事実を悟った初秋の午後であった。
1E(Cd) Brian Bromberg:PORTRAIT OF JAKO
2E(Cd) Sinitta:TOY BOY
3E(Cd) John Coltrane:IMPRESSION
4E(Cd) John Coltrane:SUN SHIP
5E(Cd) John Coltrane:JUPITER VARIATION
total m109 y2055 d17366
観戦予定としては、まず何と言ってもこの日から始まるラグビー大学選手権。9月の南アフリカ戦勝利から、日本は30年ぶりのラグビーブームになっていて、さぞかし地上波でもラグビーが盛り上がるだろうと信じていた。
もう1つ、クマ助が楽しみにしていたのが「甲子園ボウル」。ネーミングが何となくボウリングっぽいけれども、これはアメリカンフットボールの大学選手権であって、関西王者の立命館大学が、首都圏王者の早稲田大学を地元・甲子園で迎え撃つ。
話がアメフトになると、精神的にキューンと引いちゃう人も多いだろうが、アメフトは「スポーツの一般人」にも近づきやすい競技だ。今や野球もサッカーも、幼児のころからエリートは超エリート教育の中にいて、「中1から始めました」などという暢気な一般人の入り込める余地はない。
ラグビーなら、中1からでもギリギリ間に合うかもしれない。しかし野球にサッカー、体操にフィギュアスケートとなると、その道のエリートは4歳か5歳から決まっていて、後発組が後からノコノコ参入しようとしたって、きっと鼻先で「フン!!」と笑われてオシマイだ。
![マネの世界1](https://stat.ameba.jp/user_images/20151214/16/imai-hiroshi/c1/11/j/o0400030013511526937.jpg?caw=800)
(エクサンプロバンスにて、印象派マネの世界 1)
しかしアメフトとかラクロスとなると、高校生とか大学生からの参入もまだ十分に可能。他を寄せつけないエリート様ももちろん存在するが、そのへんのシロートがどうブレイクするか、努力次第では日本代表の座だって狙えるはずである。
ラグビーはまだ「まあギリギリ」の範疇にある。2015年、早稲田大フランカーの位置をモノにした沖縄出身の宮里クンは、もともとバスケの選手。バスケ独特のスバシコイ動きを買われて、不動のレギュラーとして定着した。
話がアメフトになると、強豪の中に意外な国立大の名門が名を連ねる。東京大学・京都大学・東北大学が強豪の一角を占めると聞けば、「何だ、スポーツエリートじゃなくても大丈夫じゃないか」と、一般人も十分に意気軒昂になれる。
12月13日の今井クマ蔵は、朝からラグビーとアメフト三昧の日曜日を過ごそうと決めていた。ラグビーのほうは、① 同志社 vs 慶応大、②筑波大 vs 大東大、③早稲田 vs 天理大など、実力拮抗の最高の組み合わせが並んだ。
筑波大には福岡堅樹、早稲田大にはもちろん藤田慶和。ワールドカップを沸かせた日本代表のツワモノが出場。慶応には「医学部在籍中です」という秀才選手も控えている。これを見ないで何がどうスポーツファンなのか、クマ助にはサッパリ分からない。
![マネの世界2](https://stat.ameba.jp/user_images/20151214/16/imai-hiroshi/79/7d/j/o0400030013511527081.jpg?caw=800)
(エクサンプロバンスにて、印象派マネの世界 2)
それなのに、テレビの地上波はいったい何をやってんだ? アメフト大学選手権は甲子園を満員にして、最高の名勝負を繰り広げた。ラグビーだって、番狂わせに大接戦に、秩父宮も花園も大いに沸き返った。
しかし地上波のチャンネルをいくらポチポチやってみても、ラグビーの「ラ」の字も、アメフトの「ア」の字もなし。安っぽいグルメと、同じようなバラエティと、タレントの内輪話と、やっとスポーツにたどり着いても、要するにサッカー。何でこんなに選択肢が狭いんだ?
ラグビーでは、同志社・天理など関西勢が大活躍を見せた。圧倒的に有利と見られていた筑波大も、古豪・大東文化大に敗北。同志社大は慶応を圧倒。天理大はフィジーからの留学生の活躍で早稲田に辛勝した。
21世紀に入って15年、大学ラグビーの世界では関東対抗戦グループが圧倒的に優勢。プロ並みの強烈なパワーで関西の大学生を蹴散らしてきた。その勢力図が「久しぶりに大転換か?」という素晴らしい戦いだったのに、地上波の中継はゼロ。ファンはCSにかじりつくしかなかった。
その辺は、完全に関西ビイキのはずの「ヤフーニュース」も同じ。普段はほとんど「関西ニュース」「近畿ダイジェスト」と改名したほうがよさそうなほど関西優先のヤフーニュースなのに、関西の大学ラグビーの快挙をちっとも伝えない。
試しに、12月14日午後のヤフーニュース「スポーツ」のヘッドラインを見てみると、諸君、ほとんど芸能ニュースとおんなじだ。
マガト氏 鳥栖監督就任を否定
武豊 史上初G1完全制覇に挑む
ダル 大谷と合同トレで壁破壊
バドミントン奥原 日本勢初の女子単V
安藤美姫 恋人から呼ばれ突然登場
DeNA三上 フリーアナと結婚
スピード出世 御嶽海まげ披露
浅田真央、マスク姿で失意の帰国
サッカー、野球、フィギュア、バドミントン。というか、これはほとんど「エンタメ」の世界であって、「こんなんじゃ、せっかく盛り上がったラグビー人気も、2019ワールドカップ日本開催に向けて、甚だ危ないもんですな」と言わざるを得ない。
![マネの世界3](https://stat.ameba.jp/user_images/20151214/16/imai-hiroshi/a6/4b/j/o0400030013511527224.jpg?caw=800)
(エクサンプロバンスにて、印象派マネの世界 3)
ま、テレビの世界は致し方ないのかもしれない。確かに視聴率優先の世界なのだ。ラグビーだのアメフトだの、そんな得体の知れないものを放送するより、やっぱりサッカーにグルメにバラエティなんだろう。
安全策を2重にも3重にもミルフィーユにして、どこの局もみんな横並び。冒険もヌケガケもなし、みんなで危機を乗り切ろう。要するにそういう話なんだろうが、こんなに金太郎アメ状態じゃ、視聴者に見限られる未来は目に見えている。
しかしまあ諸君、高校野球のメッカ甲子園で行われたアメフトの大学選手権がどれほどの大熱戦だったか、ここに披露しておこう。圧倒的有利を予想されていたのは関西王者、立命館大学。関東王者は早稲田大学。変幻自在なディフェンスを武器に、首都圏の接戦を勝ち抜いた。
前半は立命館のカンペキなワンサイド。一時は21-0という大差がついて、ゲームへの興味さえ失うほどであった。ところが諸君、後半がスタートすると、早稲田大学の猛反撃が始まる。QB政本が73ヤードのタッチダウンパスを決め、その直後にも50メートル近いパスが通る。
早稲田が一気に逆転して、残り15分で21-24。社会人チームさえ恐れる大本命・立命館大にピンチが訪れた。しかしさすがに大本命。最終盤になってまたまた逆転。残り時間たった15秒で、スコアは28-27。しかしラグビーでもアメフトでも、1点差なら5秒もあれば逆転可能だ。
![マネの時代から](https://stat.ameba.jp/user_images/20151214/16/imai-hiroshi/b5/58/j/o0400030013511527324.jpg?caw=800)
(創業1792年「LES DEUX GARÇONS」。セザンヌのお気に入り。フランス革命の真っただ中から続く名門カフェである)
この場面で、早稲田の奇跡的なロングパスが決まる。ここで、残り3秒。諸君、ホントに3秒、カチ、カチ、カチ。泣いても笑ってもその3秒だ。
例年の早稲田ラグビーなら、たとえ3秒でも大逆転劇を演じてみせる。しかし、これはアメフト。3秒で大逆転を演じるには、50ヤードのフィールドゴールを決める以外の選択肢はない。
ラグビーならばまさに五郎丸どんの出番。例のポーズから歴史に残るPGをビシッと決めてくれるところだ。そして今年のアメフト早稲田には、アメフト版ゴローマルがいたのである。その名は、佐藤敏基。この日の試合でも、甲子園にタメイキが溢れるほどの見事なロングキックを決め続けていた。
しかし、ゴールまでの距離は50ヤード。ラグビーなら、ハーフウェイラインからのウルトラロングキックであって、万が一これが決まれば、それこそ「ミラクル」として日本アメフト界に長く語り伝えられるであろう距離である。
そして諸君、彼は臆することなく、果敢にそのキックに挑んだのだ。伸びる、伸びる。ゴールポストに向かって、ボールはたいへんな勢いで伸びていく。万が一入れば3点 ☞ スコアは28-30と逆転して、そこで間違いなくゲームセットの笛が鳴る。
「どうかぁ!?」。日本中のアメフトファンが息を飲んで見守ったボールは、ゴールポスト1メートル前で失速。無念にもゴールライン付近で力なく弾んだ。泣き崩れるキッカー君、歓喜に沸く立命館サイド。うぉ、スポーツを満喫するとは、まさにこのような午後のことではないのか。
![エクサンプロバンス](https://stat.ameba.jp/user_images/20151214/16/imai-hiroshi/f0/04/j/o0400030013511527482.jpg?caw=800)
(フランス国鉄、エクサンプロバンス駅)
ま、こうやってテレビの地上波やニュースのヘッドラインを批判するワリに、クマ助のブログだって「旅行記」というタイトルがついているのに「ちっとも旅行記じゃないじゃないか」と言われれば、まさにヒトコトもない。
だって諸君、「旅行記」と銘打っただけで、その日のアクセス数が普段より500以上も急降下するのだ。テレビ局には視聴率、ブログ筆者にはアクセス数。そういう数字で攻めてこられたら、誰だってひとたまりもない。
というわけで、本日の旅行記は写真のみで楽しんでいただきたい。9月6日・日曜日、エクス・アン・プロバンスの町を訪れた今井君は、偶然出会った「カリソン祭」をまだ満喫中である。
「いかにもマネが描きそう」という美しい印象派的シーンが町中に溢れている。
「何だ、モネもマネも、無理して印象派を立ち上げたわけじゃないんだ」
「見たままを描いていたら、それがそのまま印象派になっただけなんだ」
と、余りにも当たり前の事実を悟った初秋の午後であった。
1E(Cd) Brian Bromberg:PORTRAIT OF JAKO
2E(Cd) Sinitta:TOY BOY
3E(Cd) John Coltrane:IMPRESSION
4E(Cd) John Coltrane:SUN SHIP
5E(Cd) John Coltrane:JUPITER VARIATION
total m109 y2055 d17366