Thu 151119 若干しんどくなってきた 2016早春スケジュール どんどん呼んでくんろ | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 151119 若干しんどくなってきた 2016早春スケジュール どんどん呼んでくんろ

 諸君、12月も中旬を迎えて、今井クマ蔵は若干の疲労を感じている。9月末に始まった「秋冬シリーズ」はすでに40回目を越え、いよいよ最終盤に差しかかっているのであるが、ベルリン&ドレスデンに旅立つ直前、残った7~8回の首都圏公開授業がツラい。

 北海道とか、九州&沖縄とか、そういうド派手な移動がオマケとしてくっつけば、ワタクシはワクワク&ウキウキして仕事のツラさなんかちっとも感じない。京都&奈良とか、大阪&神戸とか、四国とか北陸とか、そのぐらいの中距離の旅も大好きだ。

 泥酔した勢いで「オマエの趣味は、移動か?」とノタマった御仁もいたが、間違いなくワタクシ趣味は旅であって、仕事に旅がミックスされないと、だんだんアンヨが重くなる。アンヨが重いと、本来楽しいお仕事だって、やっぱりツラくなってくる。
調布1
(さすがのクマ助も、若干の疲労を感じはじめた)

 ところが12月中旬のお仕事は、一昨日の埼玉県草加から始まって、調布・金町・人形町・武蔵小金井・北千住・武蔵小杉・埼玉県大宮。首都圏以外の人からみたら、「それって、どこでんねん?」な日々であっって、来る日も来る日も夕暮れの満員通勤電車でタチンボである。

 痴漢と間違われないように、必死で吊り革に両手をからみあわせる。シートに座っていてヨッパライにからまれるのもイヤだから、ドアの脇の狭いスペースにデカい肉体を押し込んで、ひたすら耐えながら調布や金町を目指す。

 こうなるともう青息吐息というか、グロッキーというか、目的地に到着した段階で中年グマは肩でようやく息をついている。ほうほうのていで会場に到着しても、花やいだ雰囲気はない。これはまさに「日々の演習」でありルーティンであって、花やいだ雰囲気なんか要求するほうがいけないのだ。
調布2
(12月12日、東京都調布の大盛況)

 この時期の公開授業は、「東進に入ろうかな」「どうしようかな」「他の予備校にしようかな」みたいに「まだ迷っています」という生徒が大半だ。東進の生徒はマコトに明るく表情豊かな諸君が多いが、高2の冬になってもまだ「迷っています」という人たちに目立つのが「無表情」である。

 会場に入った瞬間、行き詰まるほどの無表情がズラリと並んでいることだってある。何を言ってもクスリとも笑わない。ニコリとも表情を崩さない。ピクリとも動かない。怒ったり苛立ったりさえしない。すべてを拒絶して、意地でも無表情を押し通す。

 こういう場合、「講師の話に心を動かしたら負けだ」「ニコリとでも笑ったら負けだ」「ご用心&ご用心」「ダマされてはいけません」みたいな反応のほうが賢明と考えるのが一般的。「講師と言ったって、どうせセールスマンの一種だろう」「オレら&ウチらはダマされないぜ」というわけである。

 講師の醍醐味は、そういう無表情の頑丈な砦を90分かけてゆっくりと攻略することである。慌ててはいけない。急いてはコトをし損じる。「ガツンとインパクトを与えて一気に攻め落とそう」というタイプの攻略法は、ほとんど大失敗して取り返しのつかない強烈な反感を作り出してしまう。
断捨離
(連日の大活躍でワイシャツも悲鳴を上げはじめた。10年選手の1枚であったが、断捨離を決意)

 粘り強いクマ助は、絶対にあきらめない。しばしば「ワタシはあきらめませんよ」と口にしさえする。粘り強く、あくまで粘り強く、ひたすら無表情を1つでも多く消していくこと。笑顔を1つでも多く作り出していくこと。大切なのはそれである。

 120人の聴衆のうち、90名が完全な無表情の砦の向こう側に身を潜めている。今井君が立ち向かっている状況はそれである。しかしその時ふと絶望して、「何なんだ、その無表情は!?」とか、「反応しろよ、反応!!」とか、そういう絶叫をたたきつけるようじゃ「まだまだ3流」のソシリを免れない。

 90の無表情が並んでいても、与えられた時間は90分もあるんだから、慌ててはいけない。1分で1人の無表情を笑顔に変えられれば、90分で全員を変えられるはずだ。

 受験勉強の極意と一緒であって、1日に1科目1点ずつ向上させれば、センター試験まで30日でまだ30点上げられるのと同じである。1科目30点なら、5科目で150点も向上するのである。
とりを
(疲れを癒すには、下北沢が一番。ただし年末の下北沢は若干ワイルドな雰囲気になってきた)

 うぉ、まだまだ「第1志望はゆずらない」であって、ラグビーでもアメフトでも、1mでも2mでも3mでも、とにかく全力で粘り強く前進を試みる。今井君の場合は、1分で1笑顔、2分で2つの爆笑。気がつけば90分後には120人全員が豊かな表情で大爆笑を繰り返している。

 そういう状況になれば、当然のように「よーし、今日から必ず1日30分の音読を続けるぞ!!」と、受講生全員が心の中でコブシを固く固めている。「弟にも妹にも部活の後輩にも、どんどん音読の輪を広げてやるぜ!!」と、そういう方向に燃え上がる生徒も少なくない。

 こうして諸君、公開授業スタート前の今井君はすでに疲労困憊なのであるが、話に熱がこもればこもるほど、粘り強く前進すればするほど、その疲労はウソのように溶解していく。

 溶解した疲労は、むしろ濃厚な栄養剤よろしく力強く心身に作用して、「さらに前進&前進、また前進」という熱意を生み出す。こうしてクマ助はもう止まらない。オールブラックスの強力フォワードみたいなものである。
ワイン
(調布の帰り、下北沢「とりを」で安いワインを1本カラッポにする)

 しかしそれでもやっぱり贅沢を言うなら、首都圏の移動がこんなに連続すると、疲労の回復にもブレーキがかかる。北海道に行きたいよ。九州&沖縄に行きたいよ。関西・中国四国・北陸も旅したいよ。力強いクマの背中から、花やかさを求める愚痴がモワモワ立ちのぼるのだ。

 それに応えてくれるかのように、早くも2016年早春シリーズのスケジュールがほぼ決まりかけている。公表するには早すぎるかもしれないが、そこは諸君、今のクマの疲労に免じて許してくれたまえ。

  1月27日 愛媛県 新居浜
  1月29日 大阪府 天王寺
  1月30日 町田
  1月31日 埼玉県 熊谷
  2月3日 名古屋
  2月4日 北千住
  2月5日 滋賀県 草津
  2月8日 富山
  2月9日 石川県 小松
  2月12日 西葛西
  2月14日 佐賀
  2月15日 池袋
  2月16日 おそらく西新宿
  2月17日 奈良県 大和八木
  2月27日 三重県 四日市
  3月2日 愛媛県 松山
  3月3日 兵庫県 宝塚
  3月4日 神戸市 三宮
  3月8日 滋賀県 守山
  3月10日 福岡県 行橋
  3月11日 長崎県 諫早
  3月12日 福岡
  3月13日 福岡県 久留米
  3月14日 愛知県 高横須賀
  3月15日 五反田 石神井
  3月16日 石神井 五反田
  3月17日 千葉県 柏
  3月18日 千歳烏山
  3月19日 山口県 新山口
  3月20日 池袋
  3月22日 千葉県 海浜幕張
  3月23日 茨城県 取手

 おお、中国四国もあれば関西もタップリだ。九州にも4回行けるみたいでござるね。あれれ、でも北海道がないね。昨年は室蘭&釧路への出張にからめて蒸気機関車に乗り、真冬の「釧路湿原紀行」を敢行したものであるが、うーん、今年はずいぶん南寄りだ。

 ま、いいか。呼ばれればどこであろうと、全力を傾注して無表情を消滅させるのがクマ助の役割。来年もバリバリ盛り上がって、日本中を少しでも幸せに出来ればと考えている。

 そしてクマ助のスケジュールは、今もなおワイドにオープンだ。2016年は、4月にモロッコ、8月にサルデーニャとシチリア、10月にインドとベトナム、12月にメキシコを予定しているが、それ以外は日本全国どこでも、お呼びさえかかれば飛んでいく。いつでもどんどん呼んでいただきたいのである。

1E(Cd) Santana:AS YEARS GO BY
2E(Cd) Gregory Hines:GREGORY HINES
3E(Cd) Holly Cole Trio:BLAME IT ON MY YOUTH
4E(Cd) Earl Klugh:FINGER PAINTINGS
5E(Cd) Anita Baker:RAPTURE
total m104 y2050 d17361