Wed 151104 岩国への旅 写真6枚目は【閲覧注意】☞ 白ヘビが登場 錦帯橋と岩国城 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 151104 岩国への旅 写真6枚目は【閲覧注意】☞ 白ヘビが登場 錦帯橋と岩国城

 最初にキチンとお断りしておかなければならないが、今日だけは写真を6枚掲載する。「1日につき写真は5枚」と決めてからもう4年が経過、その4年間はほぼ1日も怠けずに記事をアップし続けてきた。自らに課したルールはチャンと守る。まあ諸君、ぜひクマ助を人生のお手本にしてくれたまえ♡

 とはいうものの、「今日だけは6枚」とか、自分勝手にルールを変更するあたりは、「ちっ、反面教師にすら出来ねーぜ♨」というウルサイ批判も覚悟の上。「何で今日だけ6枚?」であるが、どうしても【閲覧注意】の写真を1枚付け加えたいというのだからどうにも致し方ない。

 【閲覧注意】なのは今日の記事のラスト、山口県岩国で見た白ヘビの、至近距離からの画像である。
「爬虫類をみるとジンマシンが出ます」
「ヘビを見るとタマシイに圧迫を感じます」
という人は少なくないだろう。

 かく言う今井君は「虫全般」「酢」「マヨネーズ」の3つがどうしてもダメなので、「ヘビ嫌い」の人の気持ちがマコトによく分かる。マヨネーズの姿がチラリと目の前をよぎっただけで、その日のメシが全部マズくなる。
錦帯橋1
(岩国・錦帯橋を俯瞰する)

 同じように、ヘビ嫌いの人がヘビの画像なんか見たら、きっと数日は音読さえしたくないだろう。「ではどうして白ヘビの写真なんか載っけるの?」という疑問については、昔から世間で言い習わしている以下のような白蛇讃歌を読んでくれたまえ。

「白蛇は最高の霊力の持ち主。縁起がいい」
「白蛇は弁天様のお使いである」
「白蛇の姿を見た人は金運に恵まれる」
「長寿・生殖・財産・権利のシンボルだ」
「白蛇のいる場所はベストのパワースポットになる」
「脱皮ごとに再生し、生命の源・出世運・金運・財運をもたらすと考えられる」

 こういうことになれば、白蛇の姿をブログのどこかにコッソリ載っけて、読者諸君の金運なりフシギなパワーなりをグイグイ高めて差し上げようというクマ助の気持ちも、また高ぶるというものだ。

 山口県岩国は、もちろん錦帯橋や岩国城で有名な街ではあるが、白蛇の生息地としても(ルー大柴風)に言えばベリーにフェイマスなシティであって、ベアーな今井としても、どうしてもホワイトなスネークのピクチャーを載せておきたかったのである。

 そこでヘビ嫌いの諸君、本日6枚目の写真は【閲覧注意】とする。記事を最後まで注意深く読んで、「おっ、5枚目までは見たぞ」と思ったら、6枚目までスクロールしてしまわないように、細心の注意を払いたまえ。
錦帯橋2
(錦帯橋をわたる)

 一方、もちろん「ヘビなんかちっともイヤじゃないよ」という諸君は、今日の6枚目をしっかりスマホにダウンロードして、オマモリとして使ってくれたまえ。何しろ金運と財産運とパワースポットだ。きっとスゲー幸運をもたらしてくれるに違いない。

 今井君世代のオジサマたちにとっては、「白蛇」と言えば何と言っても「白蛇抄」である。昭和の作家・水上勉の原作を、1983年に伊藤俊也監督・小柳ルミ子主演で映画化した。

 もう30年以上昔のことである。小柳ルミ子は「宝塚音楽学校を首席で卒業した」という恐るべき大スター。「首席で卒業」とは世間にはよくある話であって、今井君の周辺でもそういう逸話には事欠かないのであるが、小柳どんの首席もまた素晴しいことである。

 いやはや、時の経過とは恐ろしいものでござるね。小柳ルミ子といえば「私の城下町」に「瀬戸の花嫁」だ。諸君、「瀬戸の花嫁」でござるよ。小舟に乗った花嫁が、島から島へと嫁いでいくのでござるよ。たった30年か40年前の日本には、まだそんな光景が残っていたのでござるよ。
岩国城
(岩国城。典型的な山城だ)

 2015年11月24日、20日間ほぼ休みなしで続いた猛烈な公開授業ラッシュにも、ようやく一段落がついた。クマ助は広島のホテルに荷物を預け、新幹線で山口県岩国市を目指した。

 とは言っても、「500系こだま」で15分足らずの旅である。下車した新岩国駅は、1975年の開業。うぉ、そりゃ古い。「瀬戸の花嫁」や「白蛇抄」や、天地真理や麻丘めぐみがいた時代である。

 昭和のかなたに放置された新岩国駅は、同じ山陽新幹線の「厚狭」と同様、乗降客はビックリするほど少ない。1日平均1000人に満たないということになると、ホントに厚狭といい勝負だ。

 駅前の閑散ぶりはなかなか強烈であって、「深夜にここで降りた人は、いったいどうするんだろう?」と、恐ろしさに胸が震える。いやいや、深夜どころではない、朝10時の新岩国だって、もしタクシーが1台もいなかったら、晩秋のクマ助は駅前で立ち往生するしかないかった。

 幸いなことに、タクシー2台が待っていてくれた。マコトに愛想の悪いオジサマ運転手であって、「錦帯橋まで」という今井君のコトバに、「うが」だったか「うげ」だったか、何かその類いの唸り声を発して応えた以外、他には全く何の反応も示さない。
錦帯橋3
(岩国城から錦帯橋を望む)

 写真入りの乗務員証を眺めてみたら「昭和29年生まれ」とある。1954年である。小柳ルミ子が1952年生まれであるから、このオジサマもやっぱり小舟に乗った花嫁が島から島へと嫁いでいった世代の人である。

「瀬戸の花嫁」の歌詞の中には「幼い弟、『行くな』と泣いた」とある。どうやらこのオジサマあたりが、嫁いでいく優しい姉の後を慕って「お姉ちゃん、行かないで」とベソをかいていたのだ。あれから40年、いやはや、人生は恐ろしい。あんなに可愛かった弟は「うげ」「うが」と唸るだけになってしまった。

 さてと、そんな愚にもつかないことを考えつつ、錦帯橋までおよそ10分。「うげ」「うが」にもかかわらず、タクシーは身の危険を感じるほどの猛スピードで錦川沿いの細道を飛ばし、あっという間に錦帯橋の姿が見えてきた。

 錦帯橋を訪れたのは、2010年3月以来である。前回は早春の冷たい雨の中。当時のことは「ブログ内検索」で「Sat 100306」を参照してくれたまえ。雨だったせいか、錦帯橋を一往復しただけでマコトに素っ気なく岩国を離れた。春の公開授業ラッシュの真っただ中であって、心にちっとも余裕がなかったのだ。

 それに引き換え今回は、「ラッシュは終わった」「今日から4日のお休みだ」という1日であって、昭和風に言えば「余裕のよっちゃん」。お天気にも恵まれて、快晴ではないが、とりあえず「長雨はあがった」という感じである。錦帯橋をわたった後は、ロープウェイに乗って岩国城を目指した。
錦川
(岩国城から、錦川と瀬戸内海を望む)

 ちょうど福山雅治どんがアサヒビアのCMに登場しているところ。電車の額面広告もよく見かける。錦帯橋に光が差し込み金色に輝く様子が「ドライプレミアム」の花やかな世界観を表しているんだそうな。しかし諸君、こうやってロープウェイから眼下に眺める錦帯橋もまた素晴らしい。

 ロープウェイ山頂駅から岩国城までは、山道を徒歩で15分ほどの道のり。「スズメバチ注意」「マムシに注意」「イノシシが出没しています」など物騒な看板が並び、公開授業用のゴツい革靴で歩くのには少々骨が折れる。

 しかし諸君、骨が折れようが折れまいが、岩国城からの絶景を眺められるなら、そのぐらいのことは厭いなさんな。眼下には錦帯橋の「花やかな世界観」があり、遥かには瀬戸内海の島々が美しい。

 錦川が閃きながら岩国の平野を蛇行して流れ、「蛇行」というコトバをつかうことによってクマ助は見事に「さ、そろそろ【閲覧注意】のヘビの写真が出てきますよ」と警告を発するわけである。

 まだまだ岩国の旅の記録は続くが、それはまた明日の記事でということにしよう。とにかく諸君、間もなく6枚目だ。ヘビ嫌いの人はページを閉じる準備を、パワーたっぷりのオマモリにしたい人はダウンロードする準備を、それぞれ油断なくビシッと進めてくれたまえ。

1E(Cd) Luther Vandross:I KNOW
2E(Cd) Luther Vandross:ANY LOVE
3E(Cd) Luther Vandross:LUTHER VANDROSS
13A(γ) A TREASURY OF WORLD LITERATURE 27
   :Чехов:中央公論社
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白ヘビ
(岩国の白ヘビどん)