Fri 151023 祇園・松葉でにしんそば 伊丹ダイアモンドラウンジ 早稲田塾にゲスト出演 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 151023 祇園・松葉でにしんそば 伊丹ダイアモンドラウンジ 早稲田塾にゲスト出演

 11月14日、京都ウェスティンホテルで目覚めてみると、諸君、2日酔いまではいかないが、準2日酔いというか、やんわり2日酔いというか、まあ要するに気分はたいへんネットリと澱んで、「爽快」からはほど遠い。日本酒を一升近く痛飲してきたんだから、ま、当然の報いである。

「パリで大規模テロ」のニュースは入っていたが、日本のテレビというものはどこまでもノーテンキであって、どの局もみんな朝からバラエティばかり。仕方なくCNNにチャンネルをあわせると、こちらはこちらで世論が一気に右傾化していて、もう激しい報復論が渦巻いている。

 悲惨で悲しい事件であるが、とにかく今日の今井君は久しぶりにお仕事がお休み。京都から東京に帰ればいいだけなので、ねっとりした準2日酔いを洗い流すにはやっぱりお風呂であって、お湯につかって今後の世界の成り行きに思いを馳せた。

 11時、チェックアウト。大阪でも京都でもチェックアウトの時刻は世界標準より1時間早い11時。普段14時とか16時とか、特別メンバーのチェックアウトタイムに甘やかされているクマ助としては、「は? 11時?」という驚きの時刻であるが、こんな所で暴れたり居直ったりするのはみっともないだろう。
鰊蕎麦
(祇園四条「松葉・北店」の名物・にしんそば)

 強い雨の降り出した京都の街を、東山から祇園四条へ。ホテルの送迎バスに乗れば、0円で快適に移動できる。ただし、送迎バスの中もやっぱり中国サマの天下であって、車内に反響する大音量の中国語に、ねっとり準2日酔いのアタマにもカラダにも、この大音量はやっぱりキツすぎる。

 祇園四条駅前で送迎バスから逃れ、「ねっとりアタマの解消には、やっぱり旨い昼メシに限る」と考えたクマ助は、もうすっかりお馴染みの「にしんそば 松葉」に入った。超老舗の「南店」と、まだ新しい「北店」があるが、ワタクシのお気に入りは祇園北側の「北店」である。

 1年に2回か3回しか来ないけれども、さすがに大食漢のクマ助はお店の人々にもすっかり記憶されている。丸刈りにヒゲの風体も記憶しやすいだろうが、何しろ注文する品が普通の人のランチとは違う。お蕎麦屋でそんなにたくさんワシワシ食べたら、イヤでも覚えてしまうだろう。

 ただし、さすがに今日は「ねっとり」であって、飲み&食べする量をキチンとコントロールしないと、ホンモノの2日酔いを発症する。注意深くメニューに目を通し、① にしんの棒煮 ② にしんのカラシ漬け ③ ビール大瓶1本 ④ 日本酒熱燗2本 ⑤ 〆ににしんそば、以上5点に限定した。
鰊棒煮
(祇園四条「松葉・北店」、にしんの棒煮)

 Mac君はとても意地悪なので、「以上5点」を「異常5点」と変換し、「クマさん、その5点盛りがそもそも異常なんですよ」とさりげない忠告をしてくれる。確かにそうかも知れないねえ。準2日酔いのランチがこれでは、体重の増加もやむを得ない気がする。

 しかも諸君、「日本酒熱燗2合」に注目してくれたまえ。すでに昨夜8合を飲み干している。8合+2合、2日がかりで京都のお酒をまるまる1升、我が胃袋の中に流し込んだわけだ。連日のケーキ以上に問題ありであるが、まあそのぐらい大目に見てくれたまえ。

 午後2時、阪急河原町の駅から梅田行きの特急電車に乗って、伊丹空港を目指した。梅田で宝塚行きに乗り換えれば、1時間ちょいの道のり。チョコレート色の阪急電車の中で1時間カンペキに惰眠を貪って、連日の公開授業の疲れを癒したのである。
早稲田塾
(翌15日、今井君は「早稲田塾」町田校にゲスト出演)

 伊丹空港には先月から「ダイアモンドメンバー専用ラウンジ」がオープン。ただしプラチナラウンジとの違いはほとんどなくて、デスクもかえって小さくなり、デスクとデスクの間の仕切りもなくなってしまった。

「仕切りナシ」はキツい。これじゃ、東進の受講ブースのほうが遥かに快適だ。日本中のドエラいオジサマたちが、ドエラく大事な出張用のヒコーキを待つ空間なんだから、せめてデスクの間の仕切りぐらいは設置したほうがよかったんじゃないか。

 こういうふうで、プラチナとダイアモンドの違いは以下の3点のみである。
  ① ワインがあるかないか
  ② スープとパンがあるかないか
  ③ ベルギーワッフルがあるかないか。
こんなんじゃ、せっかくのダイアモンドラウンジも「あってもなくても同じ」である。

 仕方がないからダイアモンドのドエラいオジサマたちは、「横柄にふるまう」「わがもの顔に行動する」という一点に集中する。オジサマ連を眺めていると、いやはや、みんなヤタラにエラそうであり、ヤタラにグラウンドスタッフ女子を捕まえては、どれほど自分が馴染みの客であるかをアピールする。

 その横柄なオシャベリの声が、ラウンジ全体に響きわたる。こうして諸君、伊丹のダイアモンドラウンジは、マコトに感じの悪い空間と化している。こりゃ敬して遠ざけたほうがいい。ワッフルなんかいらないから、ドエラいオジサマたちを何とか静かにさせてほしい。
今井君
(早稲田塾に掲示された今井君のポスター。おや、これはヨーロッパ旅行中のクマ助ではないだろうか)

 現時点でダイアモンド専用ラウンジがあるのは、確か国内では羽田・那覇・伊丹だけであるが、10月に利用した那覇も、今日の伊丹も、「横柄オジサマ♨コンクール」の様相を呈している気がする。おお、メンドクサイ。雨でヒコーキが遅れたせいで、クマ助はこんな空間に2時間も閉じ込められた。

 こうして諸君、ほうほうのていで羽田に到着。ますます雨の強まった夕暮れの街を空港バスで新宿に向かった。たった今のヒコーキでもやっぱり「今井先生ですか」と、CAのオカタに声をかけられた。「東進でずっとお世話になりました」とのことだった。

 ついこの間までは、CAのカタに声をかけられても、みんな「代ゼミでお世話になりました」だった。時代はすっかり移りかわり、とうとう「東進でお世話になりました」という人々が社会の中核になりつつあるらしい。

 むかし&むかし「明治は遠くなりにけり」という慨嘆が話題になったが、クマ助の気持ちとしては「代ゼミは遠くなりにけり」であって、今や関西や九州で「代ゼミ」と言っても、高校生諸君は「それって何ですか?」というシラケた表情を浮かべるだけである。
36年前
(35年前の1979年、「ワコードよ大きくはばたけ」だったころの早稲田塾・町田校。塾の原点であるね)

 11月15日・日曜日は、午後3時から町田で公開授業。しかし諸君、この日の会場は「早稲田塾」だ。1979年、まだJRが存在しなかった35年前に「国鉄・原町田駅」の駅前にヒッソリ誕生したのが早稲田塾。まだ年号は「昭和」。駅名は「まちだ」じゃなくて「はらまちだ」と言った。

 その後は日の出の勢いで成長し、21世紀初頭には当時の3大予備校を脅かす勢いになった。20世紀終盤、新聞の求人欄にも「早稲田塾」の名前をよく見かけた。当時はたった2行か3行の求人広告で塾講師を募集するのが普通で、定番は今はなき「両国予備校」。「高給優遇・委細面談」という時代である。

 今ではすっかり隔世の感があって、町田や自由が丘や秋葉原の駅前に立つ瀟洒な校舎は、かつての3大予備校を髣髴とさせる。首都圏の急行&準急停車駅をターゲットにしたオシャレな校舎展開、「英単語道場」のような質実剛健な企画など、なかなか見事な戦いぶりである。

 その出発点になった校舎に、いよいよクマ助が乗り込むことになった。ま、「ゲスト出演」である。その詳細はまた明日の記事に書くが、目の前に居並んだ生徒は約200名。普段「生授業」「アクティブラーニング」に慣れた諸君を相手に、15時、いよいよクマ助の公開授業が始まった。

1E(Cd) Schreier:BACH/MASS IN B MINOR 2/2
2E(Cd) Gergiev & Kirov:TCHAIKOVSKY/SYMPHONY No.6
3E(Cd) Sinopoli & New York:RESPIGHI/FONTANE・PINI・FESTE DI ROMA
4E(Cd) Reiner & Wien:VERDI/REQUIEM 1/2
5E(Cd) Reiner & Wien:VERDI/REQUIEM 2/2
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