Sun 151011 千葉からのマジメな帰途 藤沢で講演会 下北沢のトンカツで仕上げる | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 151011 千葉からのマジメな帰途 藤沢で講演会 下北沢のトンカツで仕上げる

 11月2日の千葉での公開授業は、終了が何と21時50分。今井君としてはマコトに珍しく20分も延長して、「高2&高1&中3生を相手に、筑波大のナマ長文」「それでも意地でも分からせる」をウルトラ意地でもやってみた。

「意地でも」はその後も続くので、はるばる千葉からオウチに帰る道のりも、ひたすら電車&電車。マホーのジュータン ☞ タクシー利用なんか、全く頭になかった。総武線快速で東京駅まで、あとは二重橋前の駅から千代田線に乗って、合計2時間近くかけてオウチにたどり着いた。

 正直に言えば、「東京駅からタクシーに乗りたいな」という気分はあったのである。晩ご飯も、昨日の記事に写真を載せたオムスビが1コだけ。授業も20分延長の大健闘でヘトヘト。シャツは汗まみれでグショグショ。東京駅丸の内南口に出て冷たい秋風に吹かれたとき、思わずも魔法の絨毯に吸い込まれそうになった。

 しかしソイツに乗った瞬間に、深夜料金も含めて5000円の出費が決まる。5000円と言えば、「焼き鳥屋で贅沢に一杯」であり「寿司屋でちょっと一杯」のオカネであって、それをタクシーにパッパと払うのは、慎ましいクマ助には気が引ける。
ロマンスカー
(11月3日、新宿駅からロマンスカーに乗って藤沢に向かった)

 そこでクマ助は「ボクはエラいな」「オレってスゴいな」「模範的なクマだな」と自らに感動しながら、23時過ぎの地下鉄に乗った。翌日は休日だから、深夜の地下鉄はずいぶん悪質に酔っぱらったヨッパライを満載してやってくる。

 ヨッパライ集団の真っただ中に、酔っぱらっていないクマ蔵どんが1人。マコトにシュールな図であるが、いったん「今日は謙虚に」「今日は粘り強く」と心に決めた今井君は、ホントに驚くべき粘り強さを示す。今日は倹約するんだから、意地でもオウチまでお酒は飲まない。

 疲れきった足を引きずるように、雨模様の中をオウチにたどり着いたのは23時40分。すぐにニャゴロワが寄ってきて、「なでしこがいないんだけど、どこに行っちゃったのかねえ?」と人の顔をつくづく眺めながらタメイキをついた。

 そうねえ、どこに行っちゃったのかね。もちろん「天国」とか「あの世」とか「極楽」とかに違いないが、心の底から心配しているニャゴの白い顔を眺めていると、やっぱり激しく熱い涙がこみあげてくるので、もうお酒も飲む気になれない。

 結局は缶ビール2本とウィスキーをロックで2杯飲んだだけで、もう寝ることにした。それでも「今夜は勤勉に」と決めたわけであるから、白いニャゴの背中を撫でながら、ベッドに入る前にキチンとブログもアップした。
藤沢
(神奈川県藤沢での講演会。大盛況だった)

 翌日11月3日は、15時から神奈川県藤沢で保護者対象の講演会がある。「15時から」なら1時間前には現地に入りたいから、新宿発12時50分の小田急ロマンスカーで藤沢に向かった。

 その3時間前、NHKの画面に「小田急は相模大野と大和の間で運転見合わせ」という速報が入った。「おやおや、まさにピンポイントで狙ってきましたね」という感じであって、まさにこれからその路線を通過しなければならない。

 ずいぶん心配したけれども、「クマ助君のお通りだい!!」という時刻には運転見合わせも解消して、昔は地下鉄直通専用車両だったはずの美しいブルーのロマンスカーは、時刻表通りに藤沢に到着した。

 藤沢では、ホンの3~4日前に生徒対象の公開授業をしたばかりである。今井君は抜け目がないから、ウルトラ超満員の公開授業でも、「11月3日に、パパ&ママ向けの講演会があります」とアナウンス。「パパ&ママにも是非クマ助の話を聞いてもらってください」と告知しておいた。
かつ良
(11月3日の〆も、下北沢「かつ良」。隣りのバーもヨサゲである)

 その告知が効いたのか、今日の保護者向け講演もまた写真の通りの超満員。80名定員の教室に80名の出席者という理想的な状況になった。15時開始、16時50分終了。今日もまた盛り上がりすぎて、予定を15分オーバーしてしまったが、まあ諸君、そのぐらいは笑って許してくれたまえ。

 講演会が終わって講師室に戻ってくると、高3生諸君がズラリと並んで待っていてくれた。今日は文化の日。休日にも関わらず、こんなにたくさんの受験生が校舎を訪れて、受験に向けて最後の追い込みに精を出している。素晴らしい。全く素晴らしい。

 彼ら&彼女らの熱心さに感激したクマ助は、「サインぐらいいいですよ」「写真もいいですよ」とついニコニコ顔をほころばせてしまった。いいじゃないか、そのぐらい。相手は受験生だから、時間のムダはさせられないが、1人1分ぐらいずつ時間を割いてサインするぐらい、おやすい御用である。

 藤沢からの帰りも、小田急ロマンスカーを利用するほうがよかったが、あいにくロマンスカーは17時50分発。JRならナンボでも走っているから、渋谷&新宿経由の「湘南新宿ライン」を選択して、17時28分のグリーン車で帰ることにした。
特ヒレ1
(下北沢「かつ良」の特ヒレカツ定食。もりもりゴハン、たっぷり味噌汁、キャベツもオカワリ自由。こんな定食ほどの幸せが、この世の中に存在するだろうか)

 しかし諸君、日曜&祝日のグリーン車は、たいへんな混雑だ。グリーン車でも座れるとは限らないし、家族連れやらヨッパライ集団やらが、シートをグルグル回転させて無遠慮にスペースを占領してしまっているから、静かな旅は楽しめない。

 大船でグリーン車も満員、横浜からは座れない人も出始めた。東海道線から宇都宮線&高崎線との相互乗り入れが始まって以来、こういうシーンをよく目にする。770円もするグリーン券を購入して、それなのに幼いコドモを連れた家族連れが座れないのはあまりに可哀そうだ。

 JR東日本のカタガタにはどうしてもお願いしたいのだが、せめて休日だけでもグリーン車は座席指定制にすべきなんじゃないか。平日の朝夕もそうだが、「770円払って中に入ってみたら満員」、そういうのはダマされたみたいでマコトに腹立たしい。

 グリーン車は各列車に2両もついているのだ、せめてそのうちの1両ぐらいは座席指定制でいいんじゃないか。システム作りに時間がかかろうがコストがかかろうが、お年寄りや赤ちゃん連れも利用するグリーン車だ。もう少し安心感があったほうがいいに決まっている。
特ヒレ2
(特ヒレカツ、拡大図)

 さて、11月3日夕刻のクマ助は、これから下北沢でたっぷりの夕食を楽しもうと思う。昨日の千葉の後はやっぱり余りにも寂しかった。ガマン&ガマン、マジメ&マジメにこだわっていると、1日の締めくくりがツラくなる。

 クマ助が選んだのは、つい3~4日前に暴飲暴食したばかりの下北沢「かつ良」。19時入店、20時半にはもう「お会計」ということになったが、諸君、驚くなかれ、たった90分の間にクマ助がポンポンに送り込んだものを列挙すれば、① 生ビール中 ② 赤ワイン720ml ③ 若鶏の唐揚げ ④ 特ヒレカツ定食 ⑤ 追加で特ヒレカツ単品もう1枚。こりゃ驚異的であるね。

「暴飲暴食ここに極まれり」であって、さすがの晩秋のグリズリー君も、最後には若干お腹が気持ち悪い。「無理しちゃったかな」の後悔に、「見られちゃってるな」という恥ずかしさも伴っている。

「見られちゃってるな」のほうは、そりゃ「あ、今井先生だ!!」「お、今井だ!!」の世界であって、大学生でいっぱいの下北沢でトンカツなんか満喫していれば、他のお客さんはもちろん、バイトで懸命に働いている諸君のほうにも「お、今井先生だ!!」はナンボでも存在する。

 そういうバイト諸君からの情報がブンブン飛び回るのか、いつの間にかお店の人々みんなの態度が大きく変わっている。店を出る頃には、厨房の皆さんもみんな丁重に「ありがとうございました」と声を揃えてくれる。「よし、また売れる本を書くぞ!!」と決意するのは、まさにそういう時なのである。

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