Sat 151010 ニャゴが不憫だ 帝京・岩出氏をジャパン監督に 千葉の大盛況とナマ大行進 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 151010 ニャゴが不憫だ 帝京・岩出氏をジャパン監督に 千葉の大盛況とナマ大行進

 諸君、ホントにありがたいことであるが、10月23日から書店に並んだ今井君の新刊「さあ、音読だ」の売れ行きがあまりも好調。発売1週間で「品切れ」の書店が続出、Amazonも「品切れ」「入荷未定」で、読者諸君にもご迷惑をかけている。

 あんまり好調だから、早くも「増刷」の話が出ている。こりゃ早い。こりゃ嬉しい。なでしこのことでまだションボリうなだれているクマ助であるが、この知らせでションボリもいくらか解消。諸君、周囲の人々にもどんどんオススメしてくんろ。天国のなでしこにもさっそく報告して、涙&涙の1日になった。

 しかし諸君、それでもまだまだションボリ ☞ 時々の号泣は続くのである。朝からずっと冷たい雨が降り続き、最高気温が13℃までしか上がらなかった東京は、1日中のションボリにはうってつけの天気であった。
千葉1
(11月2日、雨にもかかわらず、千葉は170名を超える大盛況であった)

 そろそろニャゴロワが、「妹がいない」と気づきはじめたようだ。入院その他いろいろで、なでしこが1週間ぐらい不在にすることはマレではなかった。ニャゴ姉さんとしても、10日やそこらならなでしこ不在でも不思議には思わなかっただろう。

 しかし諸君、さすがに暢気なニャゴ姉さんも、10日続けてなでしこのシマシマを見なければ、「妹はどこへ行ったの?」「妹をどこに隠したの?」「シマシマな妹と追っかけっこもできないよ」と、寂しさを夜通し訴えつづける。

 13年も一緒に過ごした相棒だ。ねこDVDでも元気に共演して駆け回り、ねこ本では主役の座を妹に奪われて悔しい思いもしたが、純白のニャゴとキジトラのなでしこはいつでも仲良しだった。

 なでしこを探して夜通し鳴きつづけるニャゴに、「なでしこは、もういないんだよ」と教えてあげるだけで、デカいクマ助はもう涙が止まらない。なでしこも可哀そうだったが、こんなに懸命に妹を探しまわるニャゴロワも、また不憫でたまらない。

 人語を解するかと思われるほど賢いニャゴだから、「なでしこは、もういないんだよ」というコトバも、きっと身に沁みて理解しているに違いない。なでしこの写真と、その前に飾られたキレイなお花と、クマ助の泣き顔を見比べながら、隅っこのねぐらにションボリ帰っていく姿が不憫でならない。
成田エクスプレス
(千葉には「成田エクスプレス」で向かうことにした)

 せめてラグビーで早大がホンの少しでも健闘してくれれば、今井君の果てしないションボリも、幾分かは解消したのかもしれない。しかし諸君、昨日の記事でも書いた通り、92-15。失トライ14では、クマ助のションボリはますます深刻の度を増すばかりである。

 4~5年前までは、言い訳も出来たのだ。新興勢力の帝京大は、例の「留学生パワー」というヤツで、フィジーやトンガやニュージーランドからの巨漢FWをズラリと並べ、そういうセミプロの力で大学ラグビーの世界を驀進していたのだ。

「留学生だらけの外人部隊でゴリゴリFW攻撃を続けられちゃ、ラグビーがちっとも面白くないぜ」
「バックスに大きくボールを展開するランニングラグビーじゃなきゃ」
「フォワードでゴリゴリ押しまくるお相撲みたいなラグビーじゃ、世界には通用しねえぜ」

 そういう言い訳が当時の定番。そう言い捨ててニヤッとすれば、21世紀初頭の大学ラグビーを席巻した早稲田大のファンとして、たとえ帝京に惜敗しても、鬼の首をとったような気持ちでいられたのである。

 2014年1月12日、大学選手権決勝のスコアは41-34。垣永・布巻・小倉・荻野の早稲田は、終了間際に7点差まで追いついて、「あわや」「あと3分あれば」「早稲田のお家芸 ☞ 奇跡の大逆転?」というところまで王者を追いつめた。

 しかし諸君、あれから2年、2015年の晩秋は大きく様相が変わっている。帝京大は、もうちっとも留学生パワーに依存していないし、「フォワードでゴリゴリしか能がない」の批判もあたらない。キックパスからバックスが快走して、その機動力は全盛期の早稲田を凌ぐほどである。
おすむび
(千葉でいただいたオムスビ。「クマにケーキを与えないでくんろ」のブログを読んでいただいたらしい。しかし諸君、クマには炭水化物も与えてはならない)

 試合開始前のキラキラ輝くような笑顔と肉体美を、諸君、ぜひ目撃してくれたまえ。一方の早稲田は、開始前の校歌斉唱の段階で、もう縮み上がって顔色は監督ともどもムラサキ色。こんな表情じゃ、やっぱり92-15も「ムベなるかな」である。

 選手たちの顔ぶれを見るに、「有力選手をたっぷりスカウトしたんだろ」「そりゃ強いのも当たり前」みたいな評価も当たらない。高校時代の実績を見るに、早稲田の選手と帝京の選手はほぼ同格だ。というか、むしろ早稲田のほうが、高校時代のエリートをズラリと揃えている。

 それが、大学入学後の綿密な鍛錬で、肉体的にも精神的にも、試合開始直後から完全に早稲田を圧倒している。指導者さえシッカリしていれば、2年か3年でこれほどの大差がついてしまうのだ。

 帝京の岩出監督について、誰もまだ声をあげていないけれども、今井君は「エディー後のジャパンの監督は、清宮サンもいいだろうけれども、岩出サンの名前が何で上がらないんだろう」と不思議でならない。

 次のワールドカップまで4年。4年とは、まさに大学ラグビーのチームをカンペキに育て上げるのと同じスパンであって、岩出サンの力量の見せ所のような気がする。

 4年後のジャパンが、昨日の早稲田戦の帝京軍団みたいにキラキラ輝く肉体に自信を漲らせ、再び南アフリカを撃破し、今度こそスコットランドを蹴散らして、準々決勝やセミファイナルのグラウンドを縦横無尽に駆け回る姿を、クマ助は見てみたいのである。
千葉2
(千葉の大盛況。教材はキツかったが、最後まで盛り上がった)

 さて、そういう思いに胸を踊らせつつ、午後5時の今井君はオウチを出て千葉に向かった。新宿駅南口で「今井先生ですか?」という大学生女子2名と遭遇。そう言えばつい4日前にも新宿で「明治大に通ってます」という女子と遭遇してたいへんな騒ぎになった。

 新宿からは「成田エクスプレス」に乗車。ちょうど1ヶ月前、サンフランシスコに旅立つときも成田エクスプレスだったが、今日の乗車は千葉まで。ホントはこのまま「海外にビューン」をやりたいところだが、チャンと仕事をこなさないと海外どころではなくなってしまう。

 千葉での公開授業は20時ちょうどから。出席者170名。この時期に高1&高2だけで170名超というのだから、それだけでも立派であるが、何よりも気に入ったのは、この日の教材の選択である。
教材
(筑波大・長文ナマ。これを高1&2で90分、さぞかしキツかっただろうが、居眠りなんか1人も出なかった)

 今井君の公開授業の教材は、全部で14種類もあって、その中から校舎サイドで好きなのを選択できる。この日の千葉校の選択は、難しいほうから4~5番目、筑波大学の長文問題をナマのままで、1問まるまる解説するヤツである。

 テストゼミ形式、「自信のない生徒は先に日本語訳を読んでも構わない」ということにしたが、高1&高2に中3生も10名近く混じって、ナマの筑波大長文問題は、確かに相当キツいだろう。それをあえて選択して生徒諸君に奮起を促した校舎サイドの判断は、まさに喝采に値する。

 これから各校舎、ぜひ積極的にこういう教材も選んでくんなまし。北海道用に北大の長文ナマ、東海地区用に名古屋大の長文ナマ、関西用に京都大や大阪大の長文ナマ、九州用にはもちろん九州大の長文ナマ。早稲田ナマもありますぜ。ナマをタップリ取り揃えて、皆様のご指定をお待ちしております。

1E(Cd) Bernstein & New York:BIZET/SYMPHONY No.1 & OFFENBACH/GAÎTÉ PARISIENNE
2E(Cd) Prunyi & Falvai:SCRIABIN/SYMPHONY No.3 “LE DIVIN POÈME”
3E(Cd) Knall:BRUNNER/MARKUS PASSION 1/2
4E(Cd) Knall:BRUNNER/MARKUS PASSION 2/2
5E(Cd) Kubelik & Berliner:DVOŘÁK/THE 9 SYMPHONIES 1/6
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