2015年10月12日(月)

Fri 150918 リヨン概説 ポール・ボキューズがいっぱい 歴とした(また夏マルセイユ25)

テーマ:ブログ
 ホントなら今ここに、一昨日予告した通り「ホラミロオジサン♡面目躍如」と題して、自慢タラタラ日本ラグビーの勝利を祝う記事を書くところであるが、ま、それじゃあんまりベタで恥ずかしい。その話は明日に譲ることにして、今日はあくまで冷静に、「リヨン小旅行」の詳細を書き綴っていくことにしたい。

 リヨンの街には、ローヌとソーヌの2つの川が北側から流れ込み、街の南でVの字の形に合流する。街の東に位置するPART DIEU駅でTGVを降りれば、観光客は街の外れの「フルヴィエールの丘」を目指し、ひたすら西に向かって進んでいけばいい。

 この場合、街を3つの地域に分けて考えるのが便利だ。
① 駅からローヌ川までの地域
② ローヌ川とソーヌ川に挟まれた中洲のような地域
③ ソーヌ川の西から、フルヴィエールの丘までの地域
の3つであるが、ある程度その特徴を理解しておくべきである。
ローヌ川
(リヨン、ローヌ川の風景)

 ①の真ん中に、リヨン中央市場ポール・ボキューズがある。泣く子も黙るウルトラ有名料理人ポール・ボキューズの名前がくっついているが、おやおや、今や日本もポール・ボキューズだらけであって、ググってみると銀座に六本木に代官山、東京以外にも金沢に名古屋、こりゃたいへんな勢いである。

 リヨンの中央市場は意外にこじんまりと、かつ穏やかであった。イメージとしては市場というよりも広大なデパ地下であって、アテネやバルセロナやブダペストの市場のワイルドさにはほど遠い。

 4年前にアテネを旅した時には、血まみれの食肉市場で罵声を浴びた。「何をボンヤリ突っ立ってんだ」「邪魔だ、どけ」「観光客が来るところじゃねえぞ」の類いの罵声だったが、クマ助なんかはそのぐらい活気のある市場のほうがスッキリしていていい。

 ブダペストの市場はあまりにワイルドなので、ブログ掲載の写真に「閲覧に注意してください」の注意書きをつけたぐらいだが、ブダペストでもリスボンでもルアーブルでも、市場ではまずワイルドさを味わうのが先決だ。

 しかし諸君、さすがに「美食の都」であるし、今をときめくポール・ボキューズさまの名前がついているぐらいだから、あんまり荒っぽい世界や「どけや、このボケ!!」みたいなのは、きっと御法度になっているのだ。

 肉に魚介にチーズにスイーツ類、キレイに丁寧に並べられた食品諸君は、あくまで美しくあくまで上品に、三越か、伊勢丹か、そういう高級デパートの地下食料品売り場さながらであって、こりゃちっとも市場っぽくない。

「イートイン」みたいな小綺麗なお店もズラリと並んでいる。生牡蠣を中心に、むしろここはレストラン・モールと考えたほうがいい。ジーチャンたちが大人しくコーヒーやワインを口に運ぶ様子は、パリのカフェとおんなじ。いやはや、ここはどうも乱暴なクマ向きの場所ではないようだ。
市場
(リヨン中央市場 ポール・ボキューズ)

 色づきはじめたプラタナスの葉がサヤサヤ風に吹かれている並木道をしばらく行くと、美しい緑のローヌ川が流れている。ゆっくり歩いて橋を渡れば、5分ほどの川幅である。

 ローヌは大河であって、スイスの氷河を源流とし、レマン湖・リヨンを経て地中海に注ぐ。アルルの街を過ぎて地中海に接近すると、そこからは「カマルグ」と呼ばれる大湿地帯を形成する。2014年のマルセイユ滞在で、クマ助が連日ホクホクしながらウロついたあたりである。

 ローヌを渡ると、②の「中洲地帯」に入る。リヨンで最もリヨンらしいというか、美食の都に相応しく美味しいレストランがズラリと並ぶのもここ。美しい市役所があり、オペラ座があり、美術館もある。

 ということになれば、日本の老夫婦が旅の途中に立ち寄るのに絶好の地域である。実際にクマ助はこの地域のレストランで日本人老夫婦と背中合わせになり、ちょっとコトバもかわしたのだが、それはまた後日の展開である。
プラタナス
(プラタナスの乾いた葉っぱがサヤサヤして、初秋のリヨンはマコトに心地よい)

 そして諸君、この地域にもポール・ボキューズのダンナが強い勢力をもっていて、9月4日のワタクシがわざわざリヨンにやってきたのも、ここにある有名レストラン「LE NORD」を再訪するためなのであった。

 ポール・ボキューズどんは、なかなか念の入ったダンナであって、リヨンの街に東西南北4つの方角を屋号にしたお店を、20世紀の終盤に次々とオープンさせた。

 Le Nord(英語ならNorth):フランス北西部の料理がメイン
 Le Sud(英語ならSouth):南フランス料理がメイン
 L'Est(英語ならEast)フランスから東方の料理がメイン
 L'Ouest(英語ならWest)西インド諸島までの料理がメイン

 いやはやこりゃまたカンペキであって、アリの這い出るスキマもない感じ。和食の鉄人のみなさまもポールどんを見習い、東西南北いろんな和食をメインに掲げて、4店舗5店舗とバラエティ豊かな出店を試みたらどうだろう。
馬の噴水
(市役所前広場、勝利の女神の像。やっぱりウシより馬であるが、何と4頭の馬の鼻から激しく湯気が吹き出す仕掛けになっていた)

 お店の予約は12時ちょうどからであったから、今井君はさらにソーヌ川の橋をわたり、③の地域も2年ぶりに散策してみた。丘の上と下に大聖堂があって、ケーブルカーで丘に上がれば、古代&中世からの栄華を誇るリヨンの街を一望できる。

 しかし丘の上り下りには2時間近くかかるから、「それはまたランチの後で」ということにして、再び②:中洲地域に戻った。むかし懐かしいトロリーバスが行き来する市役所前広場で日向ぼっこしていると、リヨンの高校生15名ほどが、奇妙なゲームを楽しんでいる。

 遊んでいるだけかと思ったら、担任らしい先生も一緒にいらっしゃって、時折ゲームの進行に助言を与えている。どうやらこれはレッキとした授業の一環らしいのであった。

 ところで諸君、「レッキとした」の「レッキ」って、いったいなあに?であるが、漢字を当てれば「歴」であって、元来は「レキ」。そこに強調のための促音「ッ」が挟まって出来ている。

 本来は「祖先や出自のハッキリしている」☞「明らかな。明確な」であって、エラい人たちを「お歴々」と呼ぶのもここから発しているらしい。だから諸君、「歴(レッキ)とした授業」なら、あんまり冷やかしてはいけないのだ。
オペラ座
(リヨンのオペラ座。この脇の広場で、リヨンのリセの歴とした授業が進行中であった)

 ゲームはリレー形式。2チームに分かれ、それぞれ7名ずつほどで競い合っている。順番が回ってくると、口に紙コップをくわえて、走って噴水に向かう。噴水の水を紙コップにすくって再び口にくわえ、こぼさないように陣地に戻る。

 陣地には各チームごとにペットボトルが置いてあって、紙コップをくわえたままで噴水の水をペットボトルにあける。ペットボトルが先にいっぱいになったチームが勝ち。「レッキとした授業」であるわりに、やっていることはあまりにもバカバカしい。

 高校生がズブヌレになりながらキャーキャーやっているわけだから、高級な「おフランス」でもやっぱり野次馬が集まる。上品で洗練されたリヨンであっても、野次馬ぐらいいくらでも存在するのだ。女子はみんなウェストのあたりに赤いヒラヒラを巻きつけているが、どうやらそれが女子のユニフォームであるらしい。

 付き添っている先生はホントにマジメに歴とした授業をやっているつもりなのかどうか分からないが、とにかくあまりにバカバカしい。唖然&茫然としているうちに、ランチの予約時間が迫ってきた。歴としているかいないか、そんなことよりポールオジサマのほうが遥かに大切だ。

 正午5分前、マコトに几帳面な東洋のクマ助は「LE NORD」に到着。驚くなかれ、開店5分前にはもう先客がいて、ウェイトレスのオネーサマと何やら熱心に話し合っている。日本人以上に几帳面なこのお客は何者であるか。その辺りも含めて、リヨンの旅の記録はまだまだ続く。

1E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN/SYMPHONIES 6/6
2E(Cd) Kempe & Münchener:BEETHOVEN/SYNPHONIE Nr.6
3E(Cd) Karajan & Wiener:BEETHOVEN/MISSA SOLEMNIS 1/2
4E(Cd) Karajan & Wiener:BEETHOVEN/MISSA SOLEMNIS 2/2
5E(Cd) Furtwängler & Vienna:BEETHOVEN/SYMPHONY No.7
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