Thu 150709 合宿完全終了 断捨離×2 駅前・平井商店でワカサギと思ひ出を噛みしめる | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 150709 合宿完全終了 断捨離×2 駅前・平井商店でワカサギと思ひ出を噛みしめる

 こうして2015年の合宿は滞りなく終わりを迎えた。7月30日午前10時から、第2期クラス閉講式。その詳細はすでに記した。12時半、参加した生徒300人が大広間に集まって、全体閉講式もマコトに爽やかに終了した。

 合宿全体を通じ、「クラス平均点」でも「満点取得者数」でも、ほぼ不可能と思われるような圧倒的な数字で驀進を続けた。「ひたすら音読」「率先垂範」の妙、かくのごとしである。

 荷物を引きずりながらエレベーターを降りた生徒諸君は、「外だ!!」「明るい!!」「終わったー!!」と口々に叫びながら、目的地ごとにバスに分乗して散っていく。

 ほとんど首都圏からの参加者であるが、長野・静岡・奈良からの生徒も少なくない。帰途の長いバスの中でも、彼ら彼女らの音読はまだ続くのである。

 もちろん我々の仲間には1人も存在しないはずだが、音読を全否定する予備校講師もいらっしゃる。「声なんか出して読んだら、集中できない」「黙読でないと速読にならない」「子供じゃあるまいし」とおっしゃるのである。

 そういう先生方にはぜひ一度、この合宿の10日間の今井君みたいに、率先垂範で音読に励んでみていただきたい。その後の授業中に口をついて出る自分の異様に滑らかな英語に感激し、「こりゃもっと音読しなきゃ」と誰だって思うはずだ。

 だって諸君、発音がシドロモドロというかヤットコサな感じのセンセって結構多いんじゃないか? 「あれってホントに英語なの?」みたいなセンセがいたら、それはきっと日々の音読修行が不足しているせいである。若いセンセの皆様ももっともっと音読だ。「さあ日本国民みんなで今日から音読だ」である。
断捨離1
(この5年間、合宿につきあってくれたサンダル。そろそろ断捨離が近づいた)

 合宿が終了して毎年つくづく思うのは、「うぉ、ぐっとシェイプアップできたな」ということである。まず、6月☞7月と増え続けていた体重が、この10日でググッと元に戻ってくれる。

 諸君、この6月7月の今井君の肥満傾向は、自分でもイヤになるぐらいだった。首都圏の校舎では、連日の豪華なケーキ。首都圏以外の校舎では、連夜の祝勝会のご馳走続き。「このままじゃ病気になっちゃうよ♨」であって、体重は約83kgまで達していた。

 今井君の身長は172cmであって、本来なら体重は70kgあたりにとどめておくべきなのだ。もちろん「172cm」という数字にそぐわないガタイのデカさや態度の大きさがあるから、77kgぐらいまでは許せるだろうが、体重計が83 kgを示すと、やっぱり自分でも心配になってくる。

 7月17日、埼玉県川越で和風&あんみつ風のケーキをいただき、ついでに新宿で単独祝勝会を開催してから体重計に載ってみると、うぉ、ホントに83kg。ウェストも春の桃や桜のツボミみたいに大きく膨らんで、楽に入るズンボが見つからない。

 7月18日、すっかりファットなクマ助は、ヒーコラ呻きながらキツいスーツに肉体をギューギュー詰め込んで授業収録に向かったのであるが、そういう状況でハーハーしているクマはマコトに見苦しい。「こりゃダイエット開始ギリギリだ」という意識の中で、河口湖合宿になだれ込んだ。
断捨離2
(2008年から世界中を一緒に飛び回ってきたカメラ。これもどうやら断捨離の時が近づいたようだ)

 合宿では、完全に一日一食主義を貫くのである。だって諸君、ランチは若い生徒諸君に合わせ、牛丼 ☞ カレー ☞ 冷やし中華の連続。つまり炭水化物オンパレード。ここはしっかりガマンして、夕食でもオコメを食べないダイエットを断行するのである。

 その成果は7月30日、余裕の表情のクマ助に表れる。諸君、チョー余裕、あんなにキツかったズンボはラクラク入って「もう1人入れます」な状況。かっっかっか。やっぱり人はこうじゃなくちゃいかんね。ベスト体重の77kgまで、あとちょっとの努力である。

 すでに告白した通り、生徒たち以上に厳しい音読修行も10日間継続。「疲労の蓄積のせいで英語のロレツが回らない」という申し訳ない状況からは、7月23日の段階で脱出。今や「これまでで一番の絶好調」というぐらい、ロレツはもうカンペキで、ロレツ♡レロレロ♡ラリルレロ、いくらでも回り放題だ。

 つまり諸君、この合宿は今井君にとっても素晴らしいリセットのチャンスなのだ。ここまで11年、怠けることなく参加してきたが、来年も再来年も、断られない限りどうしても参加したいのである。やっぱり1年に1度初心にもどり、チャンとリセットしなきゃいかん。「再起動」というヤツである。
断捨離3
(クマ助とともに地球を少なくとも5周はした)

 この日は関東地方全域に高温注意情報が出て、熱中症で病院に搬送される人が続出したらしい。午後1時半、ホテルのクルマで河口湖駅に向かう途中も、肉体の奥深いところ ☞ ほとんど骨の髄から汗が滲み出る感覚で、「こりゃオレサマも危ないかな?」と思ったものだった。

 合宿に参加した若い先生方も、この駅から散っていく。また顔を合わせるのは、おそらく来年夏の河口湖である。美富士園で10日間いっしょだった武藤サンは、この駅から群馬の高崎へ。駅前で写真撮影中だった慎サンは、やっぱりこの駅から大阪へ。この夏はじめて知り合った横山サンの姿も見かけた。

 しかし諸君、今井君はそうカンタンには帰らない。せっかくの河口湖駅前を、もう一度ジックリ味わってからでなければ、記憶も思ひ出も定着しないじゃないか。入ったのは、河口湖駅を背にして右手 ☞ オミヤゲ屋「平井商店」2階のレストランである。

 第1期の終わった日にもこの店にきて、ワカサギフライで生ビールと冷たい日本酒を楽しんだ。今日も同じ店の同じテーブルに座って、同じメニューでバスまでの時間を待つことにした。
平井商店
(河口湖駅前で単独ウチアゲ。生ビールがカラダにしみる)

 駅前の温度計は、ちょうど30℃。ホントに暑い夏である。前回は外国人観光客が詰めかけてテンヤワンヤだったが、この日の平井商店はマコトに落ち着いた雰囲気。中高年の日本人客が2組、何故かみんな「おざら」というのを注文している。

 これがもしも「おざわ」なら、小沢一郎氏の例の顔がモソッと登場して、自民党 ☞ 新生党 ☞ 新進党 ☞ 自由党 ☞ 民主党 ☞ 生活の党 ☞ と仲間たちと、将来の日本史の入試問題をイタズラに混乱させるであろう目まぐるしい結党&解党の歴史を思い出させてくれるであろうが、残念ながらこれは「おざら」であって「おざわ」とは違う。

「オザワじゃなくてオザラ」とは、店のオバサマの説明によれば「夏のほうとう」であって、冷やしたほうとうを熱いつけ汁につけて食すのであるという。うーん、わざわざ冷たくしたものを熱い汁につけたりすれば、要するに「生温い」という困った状況を作り出すだけなんじゃないか。

 一瞬クマ助もフラッと注文したくなったのであるが、そこはそれ、せっかく合宿でリセットした肉体を、再びボテッと膨らませる結果を恐れなくちゃいけない。ついでに、その冷たくて熱い=生温い食感を思えば、ここで無理して食べなきゃいけないほどのものでもなさそうだ。
ワカサギフライ
(ワカサギを噛みしめ、思ひ出も噛みしめる)

 こうして、クマ助のポンポンの中には、ワカサギフライとビアと日本酒。液体が胃袋の中でタプタプ揺れるのを感じながら、14時20分発・渋谷行きのバスに乗り込んだのである。

 バスの乗客は、総勢5人。明らかに大赤字である。御殿場☞東名高速経由で、渋谷まで2時間。帰りは二子玉川を経由しないから往路より1時間少なくて済むが、うーん、このガラガラの状況では、近々のオトリツブシは間違いなさそうだ。

 来年の合宿の頃には、この路線はもうなくなってるんじゃないか。そう予感しつつ、最前列のシートにデカい肉体を埋めると、たちまち強烈な睡魔が襲ってきた。

 そりゃそうだ、昨夜はクマ助の睡眠時間も2時間ほど。10日間の授業で疲労がたまり、厳しい音読修行の疲労も蓄積し、それどころか6月以来2ヶ月の激務の疲れもムクムク湧き上がって、渋谷まで2時間、ほぼ何の記憶もないのである。

1E(Cd) Deni Hines:IMAGINATION
2E(Cd) Sugar Babe:SONGS
3E(Cd) George Benson:TWICE THE LOVE
4E(Cd) George Benson:THAT’S RIGHT
5E(Cd) George Benson:LIVIN’ INSIDE YOUR LOVE
total m45 y1166 d16487