Fri 150626 7月しめくくりの祝勝会 名古屋大で自由英作文が出た 近所の居酒屋で | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 150626 7月しめくくりの祝勝会 名古屋大で自由英作文が出た 近所の居酒屋で

 こうして7月17日(スミマセン、昨日の続きです)、GKKIことGreatなKousi Kondo Imai君は、「公私混同もここにきわまれり」なションボリぶりで、本川越から西武新宿の駅に戻ってきた。時刻はすでに23時。とても「単独祝勝会」を開始できるような時刻ではない。

 しかし諸君、何しろ台風への恨みは深い。
① どうしても山鉾巡行を眺めに京都に行きたかった
② しかし台風11号の来襲で、自ら弾丸ツアーを断念した
③ 鳴り物入りの11号君は、ただのクワセモノだった
と、こうも三拍子そろってしまっては、酒でも飲まなければクマ助に立ち直りようがない。

 そこで選んだのが新宿の定番、西口の「魚民」。5階までユニクロが占拠する雑居ビルの9階、同じようなチェーンの飲み屋が10軒以上もズラリと並んだビルの最上階である。

「どうしてそんなに工夫がないんだ?」「今井先生なら、オカネだってタップリ持ってるだろうに」という諸君、諸君はまだ若くて考えが足らんのだ。グルメがどうした、店の雰囲気がどうした、ミシュランの星がどうした、いちいち飲食店にそんな注文をつけているようでは、まだまだ心が練れていない証拠である。
合宿テキスト
(明日から2015年の河口湖合宿が始まる。テキストも万全だ)

 魚民、和民、どこが悪い? 笑笑、白木屋、上等じゃないか。ましてや梅雨が明ける前日の金曜日、まだいくらかポケットに残ったボーナスを、7月にうちにパーッとつかっちゃおうという威勢のいいサラリーマン集団に加わって、イタズラな笑いをニヤニヤ浮かべるのが、中年オジサマ最大の楽しみなのだ。

 この夜のクマ助は、23時のご入店、午前1時にお支払い。お支払いもEdyだったかIDだったかでマコトにスマートに済ませ、新宿西口駅前からサッとタクシーに乗って、サワヤカにオウチに向かった。

「人生のベテランはこうでなきゃいかん」
「がはは、がは。ポンコツ台風11号に煮え湯を飲まされたが、来年はこのカタキを意地でもとってやる」
「近藤講師ことGreat Kousi Kondoになりきって、来年の7月中旬には関西の公開授業を1週間も連続しておねだりしてやる」
「がは、がはは」
「がは、がはは」
「いいじゃないか、そのぐらいの公私混同は、許してくれたまえよ。その代わり、呼んでくれた加盟校サンの生徒が2倍にも3倍にも、いや5倍に急増するような、強烈な上にも強烈な公開授業を展開しようじゃないか」
板書1
(今井君の美しい板書は健在だ)

 単独祝勝会に燃え上がった今井クマ蔵は、こんなふうにガハガハ爆笑しながら、7月18日の明け方までさらに部屋飲みを続けた。クマどんは、夏の部屋飲みが大好きだ。

 午前3時50分、東の空が白んできて、4時10分には雀がチュンチュン言い始める。すると諸君、今井クマ蔵は聖フランチェスコよろしくヤンゴトナキ聖人となって、オシャベリな真夏の雀たちに優しく語りかけるのである。

「そんなに朝から騒いでいると、ニャゴロワどんに狙われるよ」
「ニャゴは動きが鈍いけど、ホントに恐ろしいのはシマシマのナデシコのほうだよ」
「昨日もネグラの取り合いで、ニャゴのヒタイを激しくパシッ&パシッと2発も平手打ちしていたよ」
「ナデシコの猫パンチを受けないうちに、早く逃げなさい」

 おお諸君、聖クマンチェスコの愛の麗しさを見るがいい。7月21日からいよいよ河口湖での合宿が始まるが、今井君の生徒たちはマコトに幸いである。ナデシコパンチにも劣らぬ素晴らしい愛情で、彼ら彼女らに熱く語り続けようと思っている。
板書2
(名古屋大2015年過去問演習講座、英作文問題の板書。うぉ、あまりに美しさに自ら絶句する)

 ここで1日の余裕があって、翌7月19日は午後から吉祥寺のスタジオで収録。この日は2015年名古屋大学の過去問演習講座である。おお、前々から今井君がキチンと予告に予告を重ねていたはずだが、2015年の名古屋大学ではとうとう「自由英作文」が出題されてしまった。

「都会を離れて自然の中で生活することに、あなたは賛成ですか反対ですか。50 words以内の英語で答えなさい」であって、X≦50という設定が中途半端ではあるが、ガチガチの和文英訳しか出題しなかった名古屋大としては、なかなかの英断であったと言ってよい。

「だから言っただろ」「ほら、言った通りじゃないか」みたいな後追いのドヤ顔で見得を切るつもりはないが、昨年も一昨年も同じ「過去問演習講座」で、「出るぞ&出るぞ」「いつ出てもおかしくない」「だから準備をしておけ」と警告したはずだ。

 超ベテラン今井の発言は、やっぱり聞いておいた方が身のためである。大阪大、神戸大、大丈夫ですかね。どこまでもガンコちゃんな京都大学は「意地でもそんな軽薄な問題は出さぬぞ」とますます依怙地になっていくだろうが、他の国公立志望者は、軽く準備ぐらいしておいたほうがいいような気がしてならない。
カツ煮
(余りの暑さに融解したクマ助は、近所の居酒屋で夕食を済ました。大好きな「カツ煮」を発見して狂喜乱舞)

 いよいよ梅雨の明けた東京は、一気に気温が急上昇して34℃だの35℃だの、昭和の時代にはほとんど経験したこともない非常識な暑さが始まってしまった。

 今井君は30℃を超えるとドロリと融けるアイスモナカのようなヤツ。19日から20日にかけて、ほぼ48時間にわたって融解したままであって、再びコチッと固まるには、かなり長い時間がかかりそうである。

 アイスモナカ ☞ クマ助君は、もっと正確にいえば「アズキ入りのアイスモナカ」に酷似した存在。ダラしなくドロッと路面に融けて、カンタンに立ち直ることはありそうにない。

 瀕死のクマにとって唯一の希望の星は、白いアブクの沸き立つ黄金色の液体だ。それさえあれば、ドロリと融けた中身のクリームもアズキも、キチンと元の位置に戻って清々しいカホリを放つはずである。
笑顔
(駅ビルの居酒屋だ。サカズキがこんなヤツでもかまわない)

 19日&20日、河口湖合宿を目前にしたクマ助は「夕食は近くの居酒屋で」を実行した。祝勝会を開催するにも、この2日は別にお祝いをすべきことは何にもないし、ならば祝勝会というタイトルも無用の長物である。要するに、暑すぎて何かの工夫をすること自体が面倒になった。

 近所の居酒屋に顔を出し、「先生のCM、何度も見ましたよ」とお世辞を言われながら、黄金色の液体をノドに流し込む。ちょっとでも油断すれば白いアブクまで温まってしまうほどの猛暑だから、流し込む速度はどんどん速くなって、冷えた日本酒1合に5分もかからない。

 大好物の「カツ煮」を注文して、出汁の中でヨレヨレになったトンカツ1枚を3分もしないうちに平らげる。いやはや自分でもビックリするぐらい速い。大型犬がドンブリ一杯のビタワンを5秒で平らげるのにソックリだ。でも、仕方ないじゃないか。こっちは態度も大型のクマであって、大型犬より速くてむしろ当然なのだ。

1E(Cd) Karajan&Berlin:HOLST/THE PLANETS
2E(Rc) Amadeus String Quartet:SCHUBERT/DEATH AND THE MAIDEN
3E(Rc) Solti & Chicago:BRUCKNER/SYMPHONY No.6
4E(Rc) Muti & Philadelphia:PROKOFIEV/ROMEO AND JULIET
5E(Cd) Midori & Mcdonald:ELGAR & FRANCK VIOLIN SONATAS
total m130 y1101 d16422