Wed 150617 「書く速さ」について 厚狭から宇部までタクシー 山口県宇部での大熱演 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 150617 「書く速さ」について 厚狭から宇部までタクシー 山口県宇部での大熱演

 「ネタバレ」は決してホメられたことではないから、あんまり詳しくは書かないでおくが、クマ助君が半月ほど前にサラサラ一気に書きあげた雑誌原稿が、今日のYahoo! ニュースの「みんなが関心のあるネタは? 気になる記事をまとめ読み」に掲載されている。

 東進講師のメディア露出があまりにフツーになっちゃった今、「何をコレシキ?」な感じかもしれないが、毎日欠かさず今井ブログをチェックしてくれる読者諸君への礼儀として、一応ご報告しておくことにする。

 本日掲載されているのは、「書く速さと学力は比例する?」であって、
① DIME 7月2日配信
② ダ・ヴィンチニュース 7月1日配信
の、とりあえず2誌に取り上げられているらしい。

 今後もまだいくらか話題になるかもしれないが、「ブログを毎日チェックしているのに、今井が報告を怠った」というんじゃ、やっぱり感じがよろしくないだろう。諸君、まあ後でちょっとチェックしてみてくれたまえ。
宇部1
(山口県宇部の大盛況 1)

 そんなことは知る由もない7月9日のクマどんは、午前9時、大阪のホテルで大アクビしながら目を覚ました。今日はこれから山口県宇部市まで移動、午後7時から宇部で大熱演を繰り広げなければならない。

 東京から宇部への移動なら、羽田から一気に山口宇部空港まで「ヒコーキでビューン」をやれば、たった1時間半で完了だ。しかし諸君、中途半端に大阪まで来ているから、大阪 ☞ 宇部というマコトに厄介な移動を敢行しなければならない。

 まずタクシーで、ホテルから新大阪駅へ。炎暑の新大阪駅で1時間も時間を潰さなければならないが、ランチタイムの新大阪はどのお店もみんな満員だ。大阪のヒトのランチに賭ける情熱は、東京人の想像もつかないほどであって、串揚げ屋にお蕎麦屋、カレー屋にお好み焼き屋、メボしいお店はみんな行列ができている。

 げっそりメゲてしまったクマ君は、「そんなら駅弁でいいや♡」と怪しい決意を固めたのであるが、諸君、「駅弁」というシロモノは、ダイエットの敵 ☞ 炭水化物テンコモリだ。

 コメ&コメ、コメ&コメ&コメが山盛りであって、こんなの食べちゃったら、10日間のダイエットが一気にムダになっちゃうのが、火を見るよりアキラカ。10個のケーキより1回の駅弁の方がカラダに悪そうだ。
おつまみセット
(酒盛り一切ヌキの「おつまみセット」。なかなかツラい世界であった)

 そこで今井君が泣く泣くKIOSKで購入したのは、「おひとり様で楽しめる おつまみセット」。チータラが10本、小型カルパス1本、小型チーカマ1本、ピーナツとオカキの小型1袋。以上4種のツマミが1袋にセットされている。

 何が悲しくてこんなハメに陥ったのか納得がいかないまま、新幹線のグリーン座席におさまって、こんな子供ダマシみたいなシロモノをパリパリ&モグモグ、これが今日の昼食なのだ。当然アルコールはヌキであって、悲しさは2倍にも3倍にも大きくなっていく。

 乗ったのは「のぞみ」であるから、停車駅は新神戸 ☞ 岡山 ☞ 広島 ☞ 新山口。すべて深いナジミのある街であって、どの駅でフラリと降りたとしても、大好きな飲食店が待ち構えてくれている。しかし手許には300円+αの「おつまみセット」のみ。新山口まで、2時間半もかかった。

 しかしこの旅は、新山口では終わらない。新山口で「こだま」に乗り換え、「厚狭(あさ)の駅まで行きなさい」というのが会社からの指令。おそらく5年ぶりの「こだま」に乗り込み、「おお、これは一世を風靡した『500系』じゃないか!!」と感激しながら、たった10分のこだまライドを満喫したのである。

 15時18分、厚狭に到着。昭和初期には山陽本線の主要駅の1つであって、内田百閒「阿呆列車」にも登場するが、今や山陽新幹線で最も閑散とした駅として有名。「ひかり停車の可能性が皆無」ということで話題になったりもしているらしい。
こだま
(山陽新幹線「こだま」。かつての花形500系である)

 そういう駅であるから、駅前にタクシーがいない。会社からは「厚狭からはタクシーを利用してください」の指令がきているが、利用するも何も、改札口に立っていたJR職員が「タクシーは、新幹線口にはきっといませんよ」とアタマを掻くぐらいである。

 「在来線の改札まで行ってください。そっちならタクシーがいるかもしれません」と苦笑され、長い跨線橋を渡って在来線のほうに回ると、諸君、どうやら長い梅雨の開けた真夏の瀬戸内は、「真っ青な空の下でお昼寝中」なアリサマ。タクシーはおろか、人っ子ひとり見あたらない。

 新幹線が止まるほどの主要駅だ。立ち食い蕎麦屋とかファミレスとかチェーンのカフェとか、そのぐらいのお店はありそうなものだが、野良犬や野良猫がお昼寝する姿さえないのである。

 夏の真昼の熱い微風の中で、動くものと言ったら「NHK『花燃ゆ』の里」のノボリだけ。井上さんだったか真央さんだったか、確かそういう名前の女優さんが、激しい江戸時代の服装でキリッとこっちを睨みつけている。

 そんなにキリッと睨まれても、クマ助は困ってしまう。このノドカな厚狭の街に、確かにクマ助の来訪は怪しいが、「厚狭からはタクシーをご利用ください」という指令に素直に従っただけなのだ。
厚狭
(厚狭駅にて)

 静まり返った駅前に立ち尽くし、まさに唖然&茫然の態である。何しろ「花燃ゆ」の里である。花がボッと燃えたついでに、視聴率のほうも燃え尽きそうな勢いであるらしいが、ま、それもまた致し方ない。とにかくタクシーを見つけないと、クマ助自身も夏の炎暑の中で燃え尽きてしまう。

 ようやく見つかったタクシーの運転手さんは、「宇部まで」と聞いてマコトに嬉々とした様子。そりゃそうだ。宇部まで約5000円。「なかなかお客さんみたいなお客さんには恵まれません」とのことであった。

 ネムノキのいかにもネムそうなピンクの花が咲き乱れる瀬戸内の道を進むこと約1時間。「もしもジーチャン&バーチャンのオウチがこんな場所にあったら、マゴたちの夏休みはさぞかし楽しいだろうな」という、山あり&川あり&海ありの素晴らしい日本の原風景の中をひた走った。

 しかし諸君、「厚狭」とはなかなかフシギな地名であって、「厚い」と「狭い」の2つの形容詞をセメダインで(スミマセン、「セメダイン」については一昨日の記事を参照してください)1つにくっつけちゃったわけである。「厚い&狭い」とはいったいどんな意味なのだろうか。
宇部2
(山口県宇部の大盛況 2)

 しかも、発音が一筋縄ではいかない。東京人は当然のように「あ」にアクセントがあると考え、「A-sa」と朝日新聞販売所みたいに発音するのであるが、どうやらそうではないらしい。

 むしろアクセントは「さ」のほうにあって、イメージとしては「a-SA」。違和感はあっても、やっぱり郷に入っては郷に従うしかない。

 宇部での公開授業は、19時開始、20時半終了、出席者は約160名。会場は完全に満員、席が足りなくなって補助椅子をたくさん運び込むことになったが、講師としてはパンパンパンの超満員のほうが圧倒的にうれしいに決まっている。

 使用したテキストは「C」。完全授業バージョンで、90分ほぼ最初から最後までギューギューに授業をするのだが、それでも約1分に1度の大爆笑が続いた。

 こりゃいいや。全員がこんなに集中して授業に聞き入り、メモをとりまくって、
「腱鞘炎になりそう」
「笑いすぎて腹も腰も痺れちゃった」
「疲れたあ!!」
と絶叫し、居眠りなんかする受講生は1人もいない。

 こんなスゲー授業なら、それこそ「公開」しても恥ずかしくない。公開授業をまるまる世の中に公開して、外部生も一般生もみんな今井君の授業を正式に受講しにやってくるに違いない。ホントにいいですな、こういう公開授業って。

1E(Cd) Baumann:MOZART/THE 4 HORN CONCERTOS
2E(Cd) Baumann:MOZART/THE 4 HORN CONCERTOS
3E(Cd) Furtwängler:BEETHOVEN/SYMPHONY No.7
4E(Cd) Akiko Suwanai:BRUCH/CONCERTO No.1 SCOTTISH FANTASY
5E(Cd) Anita Baker:RHYTHM OF LOVE
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