Sat 150606 新幹線の事件について 大阪・上本町で大熱演 大祝勝会と「おお、鯛飯だ」 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 150606 新幹線の事件について 大阪・上本町で大熱演 大祝勝会と「おお、鯛飯だ」

 6月末日、東京のテレビニュースは2つの大事件で埋め尽くされた。箱根では大涌谷で小規模な噴火、その目と鼻の先・小田原付近では新幹線内で焼身自殺事件があって、その巻き添えであるらしい死者や多数の負傷者が出た。

 大自然の出来事は我々にはどうしようもないから、大涌谷については手をこまねいて事態の推移を見守るしかないが、新幹線の方はマコトに困ったことになった。2日とか3日とか、ホンの少しズレていれば、クマ助自身も事件の真っただ中に巻き込まれていた可能性だってあったのである。

 というか、何しろ公開授業ラッシュの日々だ。もしかすると同僚の講師や、研修などで東西を忙しく行き来している関係者の中にも、影響をモロにこうむったヒトもいるかもしれない。他人事ではないのである。

 常日頃、今井君は「新幹線はキライ」「出来るかぎりヒコーキで移動」と書いている。あまりに頻繁に入る車内放送の煩わしさ、乗客の声高な話し声、酔漢の高イビキやほとんど無制限の飲酒。いろいろなことがあって、ヒコーキほどの快適さや安全性を感じないのである。
上本町1
(6月26日、お誕生日の大阪・上本町は大盛況であった 1)

 今日の事件を見ても、やっぱりセキュリティ面の不安を再確認するばかりである。ヒコーキにおける液体物持ち込み制限は、2001年9月11日以来急激に高まったテロの脅威のせいだから致し方ないが、日本の新幹線では、液体物どころか可燃物についても爆発物についても、ほぼスルーでパスしてしまう。

 ヨーロッパの鉄道なら、荷物のセキュリティ・チェックはごく普通だ。スペインのAVEでは、ヒコーキとおんなじ手荷物検査を通過しないと乗せてもらえない。フランスのTGVやイタリアの高速鉄道は日本の新幹線と同じスルー方式だが、今回の日本の事件を受けて、早速セキュリティ・チェックが強化されると思う。

 日本の場合、これまで1度もこういう事件が起こらなかったことに、とりあえずまず「民度の高さ」を確認せざるを得ない。これほど頻繁に走る高速鉄道の中で、こんなに長い期間一度も類似の事件が発生しなかったことは、まさに奇跡的である。

 しかし諸君、セキュリティを奇跡に頼っていてはならない。いきなり停電したんじゃ、換気装置も一緒に停止しちゃうじゃないか。消火器が車両のつなぎ目ごとに設置されているけれども、消火器の使用訓練なんか見たこともない。訓練とセキュリティ意識の高揚が、今こそ必要なんじゃないか。
上本町2
(6月26日、お誕生日の大阪・上本町は大盛況であった 2)

 6月26日、お誕生日のクマ助は大阪・上本町で大熱演を演じた。四条畷校の主催で、雨模様の上本町に約130名の高校生が集まった。四条畷と書いて「しじょうなわて」と読む。ついでに、上本町は「うえほんまち」。世の中には、「かみもとちょう」ってどこですか?みたいなヒトも多く存在するから、油断もスキもないのである。

 18時、クルマの渋滞のせいで予定の時間より10分遅れて控え室に入ったが、3日前の記事に示した通り、豪華なバースデーケーキと「ハッピーバースデー」の熱唱に迎えられて、マコトに高揚した気分で大熱演を開始した。

 会場は、ステージと客席の間に一切の段差のないユニークな作り。客席はコンサート会場風だが、「ステージ」と言ふものは存在しない。講師が熱演している所から、話に熱心に耳を傾けている諸君の最前列まで、階段を1つも降りずに真っ直ぐ5~6歩で行けるのである。

 こういう慣れないシチュエーションのせいか、クマ講師は普段よりなお1ランクも2ランクも盛り上がって、つい20分も延長してしまった。昨日も燃え上がりすぎて20分延長したから、2日連続の大阪で、2日連続のタブーをおかしてしまったことになる。

 こりゃイカン。今井君は、時間厳守の重要性を心の底から信じている。「あんまり盛り上がったから、ついつい延長しちゃいました」なんてのは、許しがたい増長の印である。2日連続の20分延長は、どんなに生徒の満足度が高くても、講師として深く深く反省なきゃならない。
お酒1
(誕生日プレゼントに広島の日本酒をいただく 1)

 終了後、上本町の和食屋「和み」で祝勝会。出席者9名の豪華祝勝会は、2日前のトボトボ感を払拭するに足る素晴らしい大宴会であった。バースデーケーキと言い、この大祝勝会と言い、クマ助はこの細やかな心遣いに大いに感謝するのである。

 ホントなら、大宴会のテーブルに登場した数々のおいしいお料理の1つ1つを全て写真として掲載すべきなのかもしれない。しかし諸君、お料理よりも何よりも、出席していただいた若い職員の皆様の嬉しそうな様子のほうが、疲れた中年グマにとっては嬉しかったのである。

 この日の司会として奮闘してくださった女子スタッフは、「軟式テニスをやってました」という硬派なオカタ。公開授業の中でも、クマ助の激しいツッコミに見事に&健気に耐えてくれた。

「バトン部でした」というマコトに明るい性格の女子スタッフは、昨年秋の難波での祝勝会以来、2度目の参加である。「東北地方の冬の生活について、大阪の小学校でどんなふうに習っているか」について、軟式テニス女子とピッタリ意見が合致していた。
お酒2
(誕生日プレゼントに広島の日本酒をいただく 2)

 ただしそのオハナシの内容は、「何だそりゃ?」「江戸時代の話じゃないの?」であって、「東北のコドモたちは、冬はスキーで学校に通っています」みたいなオトギ話が今もなお大阪の小学校でホントに教えられているとすれば、いやはや、そりゃまた何ともノドカな教育である。

 四条畷校舎の出身、京都大学理学部に現役合格した直後の男子は、長身でイケメン。おやおや、これじゃカンタンに女子生徒全員の人気をワシッとワシヅカミにしてしまいそうだ。

 彼との話は、「京大理学部の学生諸君がどれほどオモロイか」に集中した。4月の自己紹介で、いきなり「僕の好きな素数は…」と語りはじめた同級生がいたというのである。

 うーん、いいじゃないか、「ボクの好きな素数は…」とは、なかなか意表をついている。今井君なら「11」「23」あたりしか思い浮かばないが、その京大生はいきなり「2n-1なら何でもかまわない」と発言したのだそうだ。いやはや理系はスンバラシイでござるね。
2杯
(上本町祝勝会で。クマ助は必ずまず生ビールを2杯注文する)

 こういうふうで、祝勝会の盛り上がりはとどまることを知らない。外は梅雨の雨、雷を伴うほどの激しい雨であったが、屋根の下ではお刺身に椀物に天ぷら、楽しさはとどまる所をしらない。

 最後に、セイロ蒸しのカヤクゴハンも登場。実はこの系列校では、昨秋にも難波校で公開授業を実施。祝勝会にはクマ助の大好物の鯛メシが出た。ところが諸君、その直前のクマ助は「昼食に『与太呂』という高級店で鯛メシを食べました」だったのである。

 「鯛メシ2連続」になってしまったことで、ずいぶんご心配をおかけしたのであるが、諸君、クマ君は鯛メシなら7連続でも8連続でもかまわないスーパー鯛メシ人間であって、鯛メシをワシワシやることは、人生最大の喜びのうちの1つである。

 そのことをキチンと理解していらっしゃったのが、前述の「軟式テニス女子」と「バトン部女子」。セイロ蒸しが運ばれてくるのを見るなり、「来ましたよ!!」「ほら、来ましたよ!!」と、食べ過ぎで疲れかけたクマ助を明るく勇気づけてくれるのであった。おお、食った。こんな幸せな夜の連続は、なかなか考えられないほどである。

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