Fri 150605 深夜の道頓堀 7時間眠った後の3次会 にしんそば松葉 雨の四条大橋 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 150605 深夜の道頓堀 7時間眠った後の3次会 にしんそば松葉 雨の四条大橋

 こうして今日から8年目に突入した今井ブログであるが、最近は「ホントにあと3年、10年達成の日でブログを店じまいするの?」と心配する声がグングン高まってきた。

 「10年継続する」と宣言してすでに丸7年。一定のクオリティを保持し続けて、もしもあと3年でピタッと終了しちゃうようなことがあれば、いわば「今井ロス♡」に悩む読者も少なくないだろう♨ 実際にあと3年で店じまいするかどうか、筆者自身おおいに悩むところである。

 おそらくそのとき筆者としては、「区切りをつける」ということにするだろうと予測する。人間は潔さが必要なので、店じまいの時が来たらスカッとオシマイにする方がいい。「こんなに人気が出たんだから」とデレデレしていると、かかなくてもいい恥をたくさんかくものである。

 そこで「潔さ1番」を自認するクマ助君は、「10年と言ったからには10年で店じまい」と、2008年6月の宣言をどこまでも大事にしようと思う。しかし「今井ロス♡に悩む読者も発生するだろう」という想定のもと、ブログの外観を変え、ニャゴとナデの写真も新しいものに取り替えて、また新規のブログを立ち上げようと思っている。

 3年後の新規ブログを考えるだけで、今井君はもう楽しくてタマらない。現在、1日平均5000アクセス。5000×365日×10年で合計 ☞ 約2000万アクセス。シロートのブログとしては「歴史に残る」と言ってもよさそうなブログを10年続けた後で、新しい今井ブログはどんな形のものにしたらいいであろうか。
舞妓サン1
(京都四条大橋、お稽古帰りの舞妓サン)

 そういうことを考えながら、6月25日のクマ助は岸和田での祝勝会に臨んだ。この店はもうすっかりナジミである。何しろこれから梅田まで遠い道のりを帰らなければならないから、1次会は「オジサマ3人の軽い晩メシ」という感じで済ませた。

 岸和田から難波に帰るほぼ最終の特急「サザン」に間に合って、難波まで20分ちょい。23時過ぎの難波は、「これから最終電車でオウチに帰んなきゃ」という殺気だった雰囲気の人々でごった返している。

 しかし今井君は、昨日の松戸のあと単独祝勝会を諦めて、大きな「トボトボ感」を味わった後だ。難波、道頓堀、そういう響きを耳にして、「ここでカタキを打たずに、いつ打つんだ?」と自らに問いかけた。すると諸君、この4~5年延々とテレビを賑わせている例の流行語大賞が、クマの舌の先にもヌルっと溢れ出てきたのである。

 そこで、まさに今こそ道頓堀に出ようじゃないか、道頓堀でも多くの店はとっくに「ラストオーダーの時間です」であるが、道頓堀の入口、巨大なカニさんがウネウネしているあたりに、少なくとも午前2時までは開いている古いバーがある。
舞妓サン2
(舞妓サン2。Mac君、麻衣子サン2はヤメたまえ)

 シラフの時なら、きっと見つからないのである。何しろ前回あのバーに入ったのは、ちょうど10年前だ。代ゼミから東進に移籍してきた直後、連日の公開授業がどこに行っても100名や200名のパンパン ☞ 大盛況であることに、大いに気をよくしていた頃のことである。

 しかし、今夜は1次会の段階でもうずいぶんお酒が入っている。酔っぱらった時でなければ見つからない店、酔っぱらっているからこそ、混み入った暗い小径の奥でも鼻でクンクンやっただけで発見できる店というのがあるものである。

 狭い階段を昇っていくと、店は10年前の印象とはだいぶ違っている。前回はテーブル席もあったような気がするが、今夜実際に入ってみると、7~8人しか並べない狭いカウンターが1つだけである。

 もしかしたら、10年前と同じ店のつもりで、10年前とは全く別の店に入っちゃったのかもしれない。しかしまあいいじゃないか。難波から道頓堀まで突っ走ってすっかり渇いたノドを、まずビール1本でグイグイ潤す。その後はスコッチウィスキーを各種取り混ぜて、ロックで4~5杯。単独2次会は、気がつくと午前1時を超えていた。
鴨川
(京都四条大橋からの鴨川。川床も雨に濡れていた)

 諸君、クマ助はマコトにしつこいので、こうなったら3次会まで催さないと気が済まないのである。その「3次会」がいかなるものになったか、今日の後半はそれを詳述していくことにする。

 すでに日付も変わって26日。午前2時近く、いつものホテルに戻ってそのまま熟睡。何と午前9時までズルズル惰眠を貪ったクマ助は、朝の光の中でようやくガバと跳ね起きた。

 気がつけば今日は26日、クマ助の797回目のお誕生日である。この世に生をうけて800年近く、ホンマに長く生きてきた。日々があんまり楽しいから、とてもあの世になんか興味は持てない。これからもまだ四半世紀は生きていくつもりである。

 しかし諸君、一昨日のトボトボ感がいまだに払拭できていない。昨夜の1次会も楽しかったし、道頓堀の2次会はほとんど「幻想的」と表現してもいいぐらいだったが、グッスリ7時間も惰眠を貪った今、イタズラなクマ助は「よし、これから京都に出かけて、7時間を隔てた3次会とシャレこもう」と決めたのである。
松葉1
(京都四条河原町、「松葉 北座店」のニシン棒煮)

 2次会と3次会の間に7時間の惰眠を挟んで、それがイケナイと判断する理由なんかない。もちろん今日は夕暮れからお仕事があるからアルコールは御法度であるが、お酒のない単独3次会を京都で開催することに、何の不謹慎もないはずである。

 インターコンチネンタルホテルはJR大阪駅に直結しているので、阪急梅田駅にも近い。梅田は始発だから、例のチョコレート色電車に乗って京都・河原町まで40分、のんびり座って関西の風景を満喫できる。

 大阪も京都もあいにくの梅雨の雨が強めに降っていたが、正午をホンのちょっと過ぎたころ、電車は終点・河原町の駅に滑り込んだ。クマ助は、やっぱり京都が大好きだ。ホンのちょっとのチャンスがあれば、そのチャンスをワシッとワシヅカミにして、例え2時間でも3時間でも京都の空気をスーハー呼吸したいのである。
松葉2
(松葉の天ぷら蕎麦。おいしゅーございました)

 今年の山鉾巡行は7月17日。その日は埼玉県川越の公開授業があるので、大好きな祇園祭は諦めざるを得ない。3~4年前、2年連続で山鉾巡行の前日に京都の公開授業が入ったことがあった。あんな幸運に恵まれたら、クマ助はまさに狂喜乱舞なのであるが、今はまた来年に期待するしかない。

 6月26日、お誕生日の京都河原町で向かったのは、毎度お馴染み「にしんそば 松葉」。諸君、大好物のニシンの棒煮、ニシンのからし漬け、おいしゅーございました。豪華な天ぷら蕎麦も、とってもおいしゅーございました。

 雨に濡れる四条大橋からの鴨川の眺めに、歌舞練場でお稽古を終えたばかりの舞妓さんたちの後ろ姿がかぶれば、たった2時間の蕎麦屋訪問のために梅田—京都を往復したクマ助の苦労も報われるというものである。

 正式には25日の3次会。非公式には「単独お誕生日おめでとう」。道頓堀や京都河原町を縦横自在に闊歩するクマの勢いは、今後ともなかなか衰えることはなさそうである。

1E(Cd) Bernstein & New York:BIZET/SYMPHONY No.1 & OFFENBACH/GAÎTÉ PARISIENNE
2E(Cd) Prunyi & Falvai:SCRIABIN/SYMPHONY No.3 “LE DIVIN POÈME”
3E(Cd) Knall:BRUNNER/MARKUS PASSION 1/2
4E(Cd) Knall:BRUNNER/MARKUS PASSION 2/2
5E(Cd) Kubelik & Berliner:DVOŘÁK/THE 9 SYMPHONIES 1/6
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