Thu 150604 実は今日が「0」だった 夜道トボトボ お好み焼きミックス 岸和田で熱演 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 150604 実は今日が「0」だった 夜道トボトボ お好み焼きミックス 岸和田で熱演

 昨日の記事で「3」として始めたプチプチカウントダウンであったが、実は完全な勘違い。昨日が「1」で、今日はすでに「0」だったのである。2008年6月5日に開始したブログは、本日の名目上の日付6月4日で丸7年が経過。明日から8年目に突入する。まあ諸君、「とりあえず乾杯!!」である。

 6月24日、千葉県松戸での仕事が終わったのが、21時半近くであった。21時半の電車に乗って都心に戻っても、もうなかなか目ぼしい店は見つからない。単独の祝勝会は諦めなくちゃいけないかも。そう思っただけで、帰りの足は何だかトボトボ重たくなった。

 地下鉄千代田線に直通の常磐線各駅停車に乗れば、代々木上原まで1時間程度。ナジミの店がひしめく下北沢へは、代々木上原で小田急線に乗り換えて5分しかからない。何とか22時半すぎにはたどり着ける計算だ。

 しかし諸君、それでは多くの店で「ラストオーダーにギリギリ」というタイミング。せっかく「間に合った♡」と胸を撫で下ろしても、マスターに「あと10分でラストオーダーですが、いいですか?」と肩をすくめられる。
松戸駅
(寂しい松戸駅、夜9時半。向こう側は新京成電車。これから千葉の台地を津田沼までウネウネ走っていく)

 もちろん、今井君も中年だ。友人とか知り合いには、店のヒトと粘り強く交渉を始める人物も少なくない。「もうすぐ閉店です」「ラストオーダーです」と告げられても、そのコトバに取り合わないというか、とにかく諦めないのである。

「まあ、堅いこと言わなくていいじゃないか」
「そんなに冷たいこと言うなよ」
「あと1時間だけ付きあってくれよ」
みたいに、店のヒトをほとんど友達あつかいしちゃうのである。

 テレビドラマなら、そんなタイプのオトナが登場することもよくあるので、その粘り強いはなかなかカッコよく見えたりする。店のヒトのほうもむしろ喜んでいることが多い。「ほお、ドラマみたいですな」と、憧れるクマ助である。

 しかし諸君、今井君はあくまで内気で臆病でコドモっぽいクマである。そんな交渉はとてもできない。「ラストオーダーです」と言われれば「スミマセン」。「閉店です」と言われても「スミマセン」。何でもかんでも「スミマセン」の連続であって、「あと30分だけ」みたいな発言の経験は1度もない。
岸和田1
(翌25日は、大阪府岸和田で熱演。パンパン大盛況だった 1)

 こういうクマであるから、「下北沢22時半」と決まった段階でいつもの「単独祝勝会」は諦めざるを得ない。マコトに寂しい事態であるが、やむを得ないものはやむを得ないので、今日はトボトボ家路につく以外に道はない。

 いや、あえて言えば「終夜営業のチェーン店」という選択肢が残っている。魚民に和民、ナントカ水産、だれかん家、クマ助はその類いの若者向けチェーン居酒屋も大好きだ。

 ただしその日の気分というものもあって、すでに「もう間に合わない」というトボトボ感で満たされたクマ助の心は、あの騒がしいチェーン居酒屋の喧噪に耐える強靭さを失っている。「今夜はやっぱりトボトボで終始しよう」と決め、そのぶん翌日からの大阪ツアーで爆発しようと心に誓ったのである。

 6月25日からは、2日連続で大阪。1日空いて次の日が岩手県。激しい全国行脚が始まって、こりゃまさにクマの張り切りどころである。翌朝9時、昨夜のトボトボ感をすべてゴミ箱にポイ捨てした今井君は、鞄1つをぶら下げて4日間の旅に出かけた。
岸和田2
(翌25日は、大阪府岸和田で熱演。パンパン大盛況だった 2)

 例の「予想の5倍重い鞄」であるが、「ホントにその鞄1つで4日の旅に出るんですか?」とそこいら中のヒトビトにビックリされる。ワイシャツ2枚、下着類2セット、後は我が友Mac君とiPod、スマホとカメラ、充電用のコード類。鞄の中はそれだけである。

 「あんまり着替えをしないんですね♨」というのは、もちろん軽率な誤解である。クマは清潔が何より大好き。ワイシャツは頻繁にホテルのランドリーサービスに出すし、下着類は自分でお洗濯に励む。

 ま、他人に見せられる姿ではないが、気持ち悪くなかったらちょっと想像してくれたまえ。仕事からホテルの部屋に帰ってきた今井君は、洗面台に熱いお湯をタップリためて、これに石鹸を溶かす。得意中の得意「浸け置き洗い」であって、朝になってから十数回モミ洗いし、3回でも4回でも丁寧にすすぎをして、お部屋でしっかり乾かすのである。
岸和田3
(岸和田の大盛況。背中のカユいヒトもいた)

 というわけで、鞄は1つ。片手が空いているのはマコトにシアワセであって、羽田空港でも伊丹空港でも、自由自在に行動できる。ラウンジを闊歩するもよし、旨そうなメシを物色するのもよしである。

 ホントは、鞄はゼロ個 ☞ 手ブラというのが理想的なのであるが、それを実現するには「鞄持ちの秘書」をつけてもらえる立場にならなきゃなんないし、いちいち秘書なんてものが身辺をウロウロすることになったら、そりゃ返って面倒じゃないか。

 伊丹空港に到着した今井君がまず考えたのは、メシ。「大阪ならコナモン」が常識であって、昨夜のトボトボ感は雲散霧消。「お好み焼きでも貪っていくかね♡」 ☞ ならば当然一番豪華な「ミックス」と心はすぐに決まった。

 ただし本日は「ただのミックス」であって、いつもの「ミックスモダン」ではない。「モダン」ということになると、お好み焼きの底辺部分に大量の中華麺が絡みついてくる。中華麺は大好きだが、今のクマ助はダイエット中の身。炭水化物の大量摂取は厳に控えなければならない。

 諸君、「ミックス」の中のエビとタコ、イカとブタとキャベツが、まだお腹の中でブツブツ文句を言っているような段階で、勤勉な今井君はもう今日の仕事場・岸和田に向かった。梅田のホテルから御堂筋線で難波へ、難波から南海特急ラピートで岸和田へ。1時間ほどの旅である。
岸和田4
(伊丹空港、お好み焼き「たこぼん」で豪華「ミックス」を貪る)

 正確には「JR東岸和田駅」の前なので、南海電車の岸和田からはタクシーで会場に向かう。NHKの朝の連ドラ「カーネーション」の舞台として岸和田が盛り上がったのは何年前だったか。カーネーション熱は遠い昔のものとなったが、今年もまた「だんじり」に向かって岸和田の人々は熱く盛り上がっている。

 東岸和田駅前校舎は、総面積250坪近い大きな校舎である。ズラリと受講ブースの並んだ様子も壮観。こんなキレイな校舎で勉強できるなら、生徒としても大いに幸せだろう。

 今夜の参加者は約130名。机を撤去して椅子だけ並べた教室に、写真でご覧の通りギューギューのパンパン。100分の大熱演を、こんなギューギューのパンパンで出来るのなら、講師としてこれ以上の幸福は考えられない。

 1分に3回の割で大爆笑が連続した後は、もちろん楽しい祝勝会が待っている。昨日の分までミッチリ楽しまなきゃいけないから、今日の祝勝会は2段階。岸和田で1回、難波まで戻ってもう1回。その詳細は明日の記事で書くことにしたい。

1E(Cd) Bruns & Ishay:FAURÉ/L’ŒUVRE POUR VIOLONCELLE
2E(Cd) Collard:FAURÉ/NOCTURNES, THEME ET VARIATIONS, etc. 1/2
3E(Cd) Collard:FAURÉ/NOCTURNES, THEME ET VARIATIONS, etc. 2/2
4E(Cd) Cluytens & Société des Concerts du Conservatoire:BERLIOZ/SYMPHONIE FANTASTIQUE
5E(Cd) Lenius:DIE WALCKER - ORGEL IN DER WIENER VOTIVKIRCHE
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