Fri 150529 静岡でお仕事 どうしてお隣にオジサマが来るの 西麻布で単独祝勝会 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 150529 静岡でお仕事 どうしてお隣にオジサマが来るの 西麻布で単独祝勝会

 夏シリーズが始まって10日あまり、さすがほぼ無限の体力を誇るクマ助も、先週末のダブルヘッダーあたりから若干お疲れ気味であって、シリーズ前半のクライマックスであった新宿の公開授業後あたりから、正直に言って肩で息をしているアリサマである。

 むしろクマ助は、ヒコーキや新幹線で長距離の移動を繰り返している方が疲れない。首都圏内のギューギュー混雑した通勤電車で、連日連夜チマチマ移動を繰り返しているほうが圧倒的に疲労が蓄積するので、新幹線のグリーン車やヒコーキのプレミアムクラスでふんぞり返る日々の方がどれほど楽か分からない。

 しかも今年の梅雨は「いかにも梅雨」という重苦しい曇り空の日が多くて、気が滅入ることおびただしい。シトシト&ビチャビチャな日本の梅雨独特の雨ばかりか、「上空に寒気が流れ込んだ影響で」という集中豪雨が頻繁に混じる。

 諸君、ベートーベンを聞いてみたまえ。上空に流れ込むのは、「歓喜」であるのが本筋であって、「寒気」とか「換気」などというのは爽やかな青空に似合わない。こう雨が降り続いたんじゃ、クマ助の疲労は普段の初夏の2倍にも3倍にもなっていく。
ヒレカク
(東京・西麻布「トラジ」のヒレカク3人前)

 新宿ウルトラ大成功の余韻にひたりつつ、6月21日、日曜日のクマ助が目指したのは静岡県静岡市である。日曜日の公開授業は17時スタートが原則だから、新宿祝勝会の二日酔いが少々残っている段階でオウチを出た。

 交通手段は、もちろんタクシー。「激しい雨が降っているから」という言い訳もあって、ほとんど後ろめたさもなしに、丸の内まで30分余り。いやはや、こんな雨なのにやっぱり景気がいいのか、東京駅前は団体旅行客で大混雑だ。

 ツイていない時は、こんなもんなのかね。東京から静岡までの新幹線「ひかり」でも、やっぱりうまく行かない。今井君の席は9号車7D。静岡までゆっくり休んでいこうとカラダを伸ばしたその直後、「そこはワタシの席ですが」という関西アクセントのオジサマが出現した。

 こんなに涼しいのに何故かもう汗ビッショリの彼のチケットを見せてもらうと、9号車7Cとある。「ワタシの席」は今井君のお隣の通路側の席であって、ダラダラ流れる汗をタオルでぬぐいながら、「すんまへん」「すんまへん」とひたすら謝罪を繰り返すのであった。
静岡
(静岡の大盛況)

 諸君、岡山行きひかり号のグリーン車は、窓側の席がほぼカンペキに満席。しかし通路側には誰も座っていない。つまり、他のお客は全員「隣りは空席♡」という幸福を味わっている。

 見渡すと、9号車で「お隣にヒトがいる」という不運に見舞われたのは、まさに今井君だけ。他のヒトはみんな実にゆったりくつろいでいるのに、何故か今井君だけ、お隣にギュッとオジサマがスペースを占領しちゃった。

 しかも、缶ビールにお弁当、汗ダラダラにケータイ電話、オジサマ4種の神器で完全武装。ピラッと開いた扇子でパタパタやれば、汗のニオイとベントーのニオイが、すべて遠慮なく今井君のデリケートな鼻を襲撃してくるのである。

 その状態で、まるまる1時間。チケットを拝見するに、このオジサマはこのまま新大阪までいらっしゃる。新大阪なら、何も本数の少ない「ひかり」に乗らなくても、「のぞみ」がいくらでもビュンビュン走っているはずだが、オジサマはどうしても「ひかり」に乗らなくてはならない事情があるようだ。

 いやはや、マコトに窮屈な新幹線ライドであったが、到着した静岡は1年ぶり。確か昨年夏には、大昔の知り合いである「福沢クン」に出会って、静岡名物「静岡おでん」で夜遅くまで昔話に花が咲いたのであった。

 まあそのあたりのことは、「ブログ内検索」でどうぞ。「静岡おでん」で検索すれば、クマ助と福沢クンとがどんな知り合いであり、今から四半世紀も前にどんな親交を結んだか、その詳細が明らかになるはずだ。
オジサマ風景
(静岡から帰京する新幹線で。余りのオジサマ的光景に、自分自身ガッカリする)

 静岡駅を出てすぐ、「入り待ち」の男子に遭遇。「いつも今井先生の授業を受けてます」という男子である。京都大学理学部を目指して奮闘努力中。おお、表情もなかなか優秀そうだ。混雑した駅前で少々恥ずかしかったが、彼が持参した赤ペンで、いつも通り「宇宙征服」とデカデカとサインして差し上げた。

 静岡での公開授業は、17時開始、18時40分終了、出席者は申し込みベースで約145名。昔の静岡には250名も入る大教室があったが、時代の変化を考慮して6~7年前に閉鎖。この5年ほどは、「50名入れば満員」という小さな教室から机を撤去して、100名超の公開授業を続けている。

 いやはや、大爆笑の連続であった。一昨日の渋谷、昨日の新宿、たいへんな大爆笑が連続しているが、この日の静岡もまた「勝るとも劣らず」かつ「劣るとも勝らない」激しい爆笑が連続した。そりゃ、例の「Bタイプ」テキストを使用したのだから、腹の皮がよじれるほどの爆笑が続くのは当たり前だ。

 140名を超える若者たちの腹の皮を残らずヨジらせた後は、普段は滅多に実施しないサイン会を実施。予備校講師がタレント気取りのサイン会なんかやるのは、今井君はキライであるが、せっかく静岡まで来て「是非とも」と言われれば、やっぱり断りきれないのである。
日韓友好
(西麻布「トラジ」で韓国焼酎チャミスルを味わう。日韓友好の基本は、このクマ助に任せたまえ)

 こうして諸君、静岡発19時37分の「ひかり」に何とか間に合った。静岡の時は宿泊するか or しないか非常に微妙であるが、今年は福沢君も訪ねて来なかったし、雨で新幹線が大幅に遅れることもなかった。日帰りが可能なら、素直に日帰りした方が、間違いがなくていいじゃないか。

 この夜の新幹線は、東北・上越・長野の各新幹線が大幅に遅れたらしい。上空に寒気が流れ込み、積乱雲が発達して集中豪雨が発生した影響で、ダイヤに大きな乱れが生じた。まだまだ新幹線の脆弱性は克服されていないのである。

 それでもクマ助は、チャンと時間通りに東京に帰ってきた。帰りは幸いお隣も空席。缶ビールに日本酒をゆっくりエンジョイして1時間、日本のオジサマのシアワセを100%満喫して帰ってきたのである。

 ということになれば、残る楽しみはもちろん「単独祝勝会」。この場合の選択肢は、丸の内・銀座・有楽町などであるが、諸君、さすがに今井君は東京のオジサマとして老練の度を増している。老練グマには「西麻布」などという選択肢だって存在するのである。
スープ
(祝勝会の〆は、「超人的ニンニク&ネギスープ」。翌日の午後4時までニオイが抜けなくて辟易する)

 ただし、西麻布にはイケナイお店もたくさんある。4~5年前に市川海老蔵どんが「灰皿でテキーラ」「外階段が血まみれ」「お目目も血まみれ」というウルトラ御醜態をさらしたのも西麻布。今井君は受験生世代を相手にする予備校講師であるから、日常の行動にも大いに気を配らなくちゃいけない。

 そこで選択したのが、霞町交差点すぐそばの「トラジ」。いろんな意味でイケナイ人々が殺到する焼肉店が林立する一角にありながら、「トラジ」はマコトに健全&健康なチェーンの焼き肉屋さんである。

 しかしそれでも、マコトに高価な「希少部位」なんかを注文すれば、1皿7000円とか8000円とか、非常識なお値段になりかねない。だからクマ助の定番は「ヒレカク、3人前」。今日の写真1枚目がそれであるが、この花やかな注文の仕方で、店の従業員の皆様にもしっかり記憶してもらえている。

 これに、韓国焼酎「チャミスル」もボトルで1本。日韓国交正常化から50年。どんな外交官より、大切なのはお互いがお互いの美味しい焼酎を、笑顔でグビグビやりあうことなんじゃないか。

 その点、この日のクマ蔵は焼酎を1時間でカラッポに。追加注文した「ヒレカク」は合計で4人前。諸君、こうじゃなきゃイカン。遠慮なく肉ワシワシ&焼酎グビグビを繰り返すことこそ、我々が仲良くなる最短の道であると、今日も固く信じるクマ助であった。

1E(Cd) Elgar & London:ELGAR/SYMPHONY No.2
2E(Cd) Barbirolli & Hallé:THE DREAM OF GERONTIUS 1/2
3E(Cd) Barbirolli & Hallé:THE DREAM OF GERONTIUS 2/2
4E(Cd) Ashkenazy & Philharmonia:SIBERIUS/SYMPHONIES 1/4
5E(Cd) Ashkenazy & Philharmonia:SIBERIUS/SYMPHONIES 2/4
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