Wed 150527 ヒコーキ、鳥と衝突 渋谷のウルトラ優秀者集団 中華料理で体重増 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 150527 ヒコーキ、鳥と衝突 渋谷のウルトラ優秀者集団 中華料理で体重増

 大阪から東京に帰るのには、新幹線とヒコーキという2つの選択肢があって、一般にヒトは新幹線で移動するらしい。そのへんが「ヒト」と「クマ」の違いであって、クマである今井君はヒコーキのほうが圧倒的に好きである。

 2時間半も電車の狭い座席にギュッとしてるのはガマンできないから、いつでも「ヒコーキでビューン」を選ぶ。空港のお蕎麦屋や床屋さんで過ごすのもいいし、ラウンジでノンビリするのも大好き。昼ゴハンはヒコーキのお弁当をムシャムシャやれば、晩ゴハンまでの4~5時間ぐらい、いくらでもガマンできる。

 新幹線で一番メンドーなのは、「線路に人が立ち入った」の類いのトラブルである。ちょっとした地震でも起これば、たちまち数時間の「運転見合わせ」があって、クマ助のスケジュールにも大きな乱れが生じる。

 その点ヒコーキの運航は滅多なことでは乱れない。もちろん台風とか大雪とか集中豪雨みたいな災難はあるが、そういうのはまあ予測可能であって、新幹線の予測不可能な運転見合わせとは全く性質が違う。いやはや、クマ助は大の新幹線ギライなのである。
渋谷
(渋谷での大盛況。ウルトラ優秀者の比率が高い校舎である)

 ところが諸君、ヒコーキにも予測不能なダイヤ乱れのケースがあって、それが「鳥との衝突」である。この場合、衝突の相手はあくまで「鳥」であって、Mac君は意地でも「鶏との衝突」と変換してくるけれども、ニワトリさんと衝突するヒコーキなんてのは、あまりにノロマでヒコーキの名に値しない。

 6月18日、今井君が伊丹空港から搭乗したヒコーキは、「あと数秒で羽田に着陸」という段階になってビックリするほどのスピードで上昇を開始。機内から軽い悲鳴が上がる勢いであった。

 間もなくCAさんのアナウンスで「鳥と衝突」「鳥の死骸を片付けるまで滑走路は閉鎖」「お急ぎのところご迷惑をおかけします」と、状況をハッキリさせてくれた。

 こういう場合、クマとして出来るのは「鳥さんのご冥福をお祈りする」程度。鳥君、君はどうしてこんな巨大飛行物体に体当たりの勝負を試みたのでござる? 「勝ち目のない戦いは挑まない」こそ、ホントの勇者の条件だとは思わなかったのでござるか?
銀杏
(渋谷の仕事の後、またまた世田谷区梅丘の中華料理店へ)

 そういうマコトに軽微な事故があって、ヒコーキの羽田到着は定刻から30分遅れ。忙しい今井君は羽田からの定額タクシーを予約してあったが、申し訳ないことに運転手さんに30分も待ちぼうけを食わせる結果となってしまった。

 諸君、そういうタクシー予約について「贅沢だ」とおっしゃらないでいただきたい。この日も今井君は夕方から渋谷駅前で公開授業があって、どうしても大急ぎで移動する必要があったのだ。

 渋谷到着、17時半。しかし諸君、そうカンタンに会場入りできると思ったら、そうはいかないのが今井君である。人気タレントさんなら「出待ち」の渦を掻き分けて前進せざるをえないが、今井君の場合は「出待ち」の他に「入り待ち」もある。

 この日、渋谷校の前で会場入りするクマ助を待ち受けていたヒトは3人である。まず
① 第一志望 ☞ 早稲田大学を目指して、運悪く浪人してしまった男子。「親や塾の恩師に顔向けが出来なくて、どうしてもやる気が出ない」とおっしゃる。

② 私立医学部を目指しているんだけれども、数学に比較してどうしても英語がキライ。直観的に行ける科目は好きだが、英語とか国語とか、線条的に他人の思考を根気よく追わなければならない科目はキライ。どうしたらいいでしょう?

③ 今井先生のオカゲで、アメリカに留学が決まりました。明日、成田から出発です。握手してください。写真を一緒に撮ってもいいですか? 写真をFacebookにアップしてもいいですか?

 今井君はたいそう愛想がいいので、「一緒に写真♡」みたいなことを拒絶することはありえない。「メルアド教えてください」はさすがにNGだが、諸君、街で見かけたら「すげ」「すげ」「すげんじゃね?」とか騒いでないで、遠慮なくどんどん声をかけてくれたまえ。
青椒肉絲
(梅が丘「梅江飯店」、大好物の青椒肉絲)

 渋谷でのお仕事は19時から。今日の公開授業はカンペキに高1&高2に限定であって、高3生諸君がスズナリになって「出たいな」「出たいな」と最後まで粘っていたけれども、校舎サイドが「限定!!」という方針なら、甘い顔はどうしても出来ないのである。

 出席者 ☞ 約90名。50名入ればパンパンの教室に90名だから、いつもと同じようにパンパンパンのパンである。しかも「さすが渋谷」であって、1名1名がみんな「一騎当千」の優秀者ぞろい。日本中の中学受験生やその保護者がカラダをヨジって羨むような、ウルトラ有名高校の生徒がズラリと揃った。

 「N」の文字がマバユく輝くバッグを背負って意気揚々の小学生。四谷とか、大塚とか、まあその近辺の中学受験生。「スゴい塾だったのに、何を好き好んで佐々木ゼミ(仮名)と一緒になっちゃったの?」と皆が嘆いている ☞ ホモサピエンスだか何だか、そんなネーミングの塾。そういう塾に通うコドモたちの憧れの的である諸君が、今井君の目の前に90名ズラリと並んだのである。

 そういう雰囲気だから、クマ助も全く遠慮なしにハードな授業をグイグイ進めていく。入試を直前に控えた高3生用の教材で、高1&高2の授業を進めるのであるが、違和感はちっとも感じない。話す全てが、乾いた砂地に水を撒いたかのようにどんどん吸収されていく。
ホタテ
(中華料理ならクマもタップリの野菜を貪る)

 こんなに優秀な生徒諸君だと、逆にクマ助は若干ツマラナイ。だってそうじゃないか。そんなに優秀なら、教師も講師も必要ない。東大理Ⅲとハーバード大に同時に合格して、「理Ⅲのレベルが低すぎる」と嘆くほど優秀なヒトならば、むしろ講師なんかが横でツマランことをツベコベ言わない方が、どんどん&グングン勝手に伸びていくだろう。

 しかしこの日の渋谷では、吸収力&集中力の力強さに驚くと同時に、クマ助は「これなら日本は大丈夫だ」「日本どころか、世界だって大丈夫なんじゃないか」と感激しそうになるほど。予備校講師の醍醐味を心ゆくまで味わったのである。

 こんなに盛り上がった授業を終わりにしちゃうのは、まさに「モッタイナイ」ではあったけれども、21時、さすがの今井君も頭から足の先までビッショリ汗まみれになったところで「今日はここまで」を宣言した。 

 この続きは、「特別招待講習」または「C組」「B組」「A組」など、すでにレジェンドとなっている今井の名物講座でバリバリ続けてくれたまえ。完全授業バージョンだったにも関わらず、1分に1回のペースで大爆笑の入ったスンバラスイ公開授業を、ここで締めくくることにした。
らおちゅ
(紹興酒。最近、老酒(らおちゅ)と呼ぶ人が激減した気がする)

 帰りもまた「出待ち」の諸君がいる。エレベーターの出口でも「一緒に写真、いいですか?」。ビルの警備員のオジサマにお願いして、一緒に写真に収まった。それがまたすぐにツイッターに反映されるあたりが、さすがに21世紀である。

 こういうふうで、お腹をペコペコにすかせたクマさんはタクシーに飛び乗り、一昨日の訪問ですっかり気に入った世田谷区 ☞ 梅が丘の中華料理屋に直行。ウルトラ大好物の青椒肉絲&麻婆豆腐を筆頭に、あっという間に5皿をペロリと平らげた。

 野菜ギライのクマ助でもタップリ野菜を貪ってしまうのが、中華料理のスゲーところ。ただし諸君、どんなにワシワシ野菜を貪っても、中華料理はダイエット向きではない可能性があるから注意が肝腎だ。

 片栗粉、餃子の皮、調味料ないし隠し味としてのお砂糖。「野菜だ」「炭水化物は少量だ」と油断していると、肥満の原因物質がタップリの可能性だってある。

 クマ助自身による人体実験では、この日の5皿で一気に1.5kgの体重増。うにゃにゃ、翌日は、新宿校でのウルトラ大規模授業であったが、スーツがキツくて、ズンボがなかなか入らない。冷や汗ビッショリの結果になったことを告白しておく。

1E(Cd) Muti & Berlin:VERDI/FOUR SACRED PIECES
2E(Cd) Reiner & Wien:VERDI/REQUIEM 1/2
3E(Cd) Reiner & Wien:VERDI/REQUIEM 2/2
4E(Cd) Akiko Suwanai:DVOŘÁK VIOLIN CONCERTO & SARASATE
5E(Cd) Böhm & Berlin:MOZART 46 SYMPHONIEN⑧
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