Mon 150525 お魚成分で優秀オツム いざ世田谷の奥へ 味一番の記憶 大泉学園でお仕事 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 150525 お魚成分で優秀オツム いざ世田谷の奥へ 味一番の記憶 大泉学園でお仕事

 6月15日、三浦海岸のクマ助は、三崎の名店「立花」のマグロステーキを2人前モリモリあっという間に平らげて、ポンポンの中は完全にマグロそのもの。お魚のEPAとDHAをこんなに吸収すれば、もともと優秀なオツム♡が「スーパーオツム♡」を自称するに足るシャープさに高まっていく。

 ただし今井君のスーパーオツムは完全に文系に特化しているので、EPAやDHAのおかげでどれほどハイパーでウルトラなオツムになっても、数字や図形に関するパズルみたいなもんは相変わらず苦手。お魚の成分は残らず文章に昇華する。

 しかし、だからと言ってこうしてどんどんブログが長くなっていったんじゃ、読者のほうでタマらないだろう。1年に1回、恒例の「短くします宣言」をしたのはついこの間のことだったのに、クマ助の文章はマグロの助けを借りてますます勢いづいていく。

 おかげさまで、「読者登録」をしていただいている読者の数も、普通なら考えられないほどになっている。今井君自身は「読者登録」をするとどんなに得するのかよく分かっていないのであるが、諸君、この登録数は驚きの数であって、ほとんど人気タレントさん並みなんじゃないか。

 まだ登録していない諸君、遠慮なくどんどん「登録ボタン」をクリックしてくれたまえ。いろいろ得することはあっても、別に損することはなさそうだ。毎日こんなのを読んでいたら、少なくとも国語の読解力だけは間違いなくグングン向上する。
麻婆豆腐
(世田谷・梅が丘「梅江飯店」の麻婆豆腐。下北沢にちょっと飽きてきたクマ助は、いよいよ世田谷の奥へ進攻を開始する)

 マグロ屋のオバチャンの熱心さは、マコトに驚くべきものであった。さすが三崎港の老舗であって、今井君の世話をしていない時は常に店先に立ち、道ゆく観光客を巧みに呼び入れる。

 それではお客の世話が行き届いていないかと言えば、次から次へと忙しく世話を焼いてくれるので、のろまなクマ助なんかは「あわわわわ」「あちちちち」「うにゃにゃにゃにゃ」と慌てふためくばかりである。

 鉄板の油がなくなればすぐに注ぎ足しにきてくれるし、食べ終えた2個のサザエさんだって、網の上で「サラバでございまーす」と別れの挨拶するヒマもなく、サッサと片付けられてしまった。

 マグロのステーキセット2皿目を注文した時には、さすがのオバチャンも目を丸くしていたが、タレの皿、取り皿、お箸、冷酒の瓶にサカズキ、鉄板の油、コチラが言いだす前にどんどん取り替える手際は鮮やか。冷えてしまった焼きハマグリをマグロの鉄板で温めようとした時は「あんまりそういうお客さんはいませんよ」とマコトに巧みなツッコミが入った。

 諸君、こういう「マグロを貪るためだけの小旅行」ほど楽しいことはなかなか考えられない。1時間余りでポンポンはパンパン。「ゲップ」などという下品なことをしたことは長い人生で数万回しかないが、今日は何となくマグロ風味で出てきそうで恐ろしい。
青椒肉絲
(梅が丘「梅江飯店」の青椒肉絲。これからは、成城学園、桜新町、二子玉川に向かってジワジワ浸透していく所存である)

 さて、こんなにランチが盛り上がれば、普通のヒトなら「今日のディナーは控えめに」とか「晩ゴハンはナシにしようかな」「ダイエットしなきゃ」とションボリ考えるところである。

 ましてやランチが終わったのが15時であってみれば、ディナー抜きはむしろ当然の成り行き。ブレックファストとランチをくっつけたのがブランチなら、今日の三崎のクマ助は、ディランチないしランディナーであって、ランチとディナーをくっつけちゃったようなもんである。

 しかし諸君、そこが人間らしい人間と、そろそろ人間を捨てかけたクマ助の違い。ランチで勢いづいた半クマのデカい胃袋は、「このままディナーも行っちゃうか?」と、真剣に半クマ脳に問いかけてくる。

 三崎口から京急線の快速特急(略して「快特」であるらしい)で、ゆっくり座って品川まで1時間。1時間もじっくり居眠りすれば、脳の方からも胃袋に向かって「Mr. Ibukuro, Go!!」の指令がくだる。元気なIbukuro君はトップモデルよろしく、颯爽とランウェイに姿を現すのである。

 ランウェイの向こうに待ち受けるのは、世田谷の片隅の中華料理店。「梅江飯店」というこの上なく「ごく普通」の中華屋さんであって、せめて「炭水化物カットのダイエットぐらいしなきゃならんな」と考えるクマ助にとって、ごく普通の中華屋さんこそベストな選択である。米と麺とおまんじゅうを回避すれば、野菜と肉で思うぞんぶん胃袋をパンパンにできる。
店内風景
(梅が丘「梅江飯店」の風景。あまりにも普通な光景に、懐かしの南浦和「味一番」を思い出す)

 注文したのは、まず大好物の青椒肉絲。続いて、麻婆豆腐。さらに続いてカシューナッツと鶏と野菜の炒め物。おお、あまりにもスタンダード、あまりにもごく普通。あまりにも基本的だ。

 英語の勉強法でヒドく悩んでいる生徒にも、
「何よりも基礎基本 ☞ 単語と文法の徹底から。あとは長文読解の授業を受けては音読、受けては音読。1日30分は欠かさず音読」
と連呼する今井君だ。ならば中国人だけでやっている中華料理屋で、青椒肉絲に麻婆豆腐、まさに基礎基本徹底であるよ。

 辛味のよく利いた麻婆豆腐で大汗をかきながら、むかしむかしもう30年も前のこと、週末ごとにメシを食べにいった埼玉県南浦和の「味一番」を思い出した。もうとっくになくなってしまった店だが、あれほど普通な「町の中華屋」は、今はなかなか見当たらないものである。

 忘れられないのが「〆のゴハンには、メンマかキュウリの漬け物が無料でつきます」という店のオバサマの一言。毎週末、必ずと言っていいほどランチを「味一番」で済ませ、メンマでさらに「お酒をもう1本」をやった。いやはや、懐かしい「普通の中華料理」に、「味一番」以来30年ぶりで出会った気がした。
ケーキ
(大泉学園でいただいたケーキ。おいしゅーございました)

 こういうふうで、忙しいスケジュールの中にポッカリ空いた丸1日の休暇を、クマ助はこんなふうに満喫しているのである。いま(6月18日午後)、大阪・伊丹空港のラウンジでこれを書いているが、昨夜、奈良の仕事から帰った大阪・梅田で、同じような楽しい店を発見。詳しくは後日詳細を書くが、いやはや、夕べは深夜1時までその店で「1人飲み」、骨の髄まで楽しかった。

 ではいつもいつも無邪気に遊んでばかりいるかというと、もちろんそうも行かないのがオトナの悲しいところであって、翌6月16日からはまたまた全国行脚が始まった。

 今年の夏シリーズはちょっと地味な要素が多くて、「全国行脚」というワリには首都圏周辺をウロウロ小さく移動する日が圧倒的に多い。すると当然のように、小規模な校舎での小規模な仕事の割合が増えて、派手好きのクマ助は何だかちょっと寂しいのである。
大泉学園
(大泉学園の大盛況)

 6月16日は、大泉学園でお仕事。首都圏以外の読者はご存じないだろうが、練馬区の西の端っこ、今井君が上京後初めて1人暮らしをした石神井公園駅のお隣。停車するのは各駅停車と準急だけの、私鉄の小さな駅である。

 その石神井公園にも校舎があり、練馬にも校舎があって、西武池袋線ももう「ほとんど1駅ごとに1校舎」の勢い。我々が好調にやっていると、あとから遠慮なしにどんどん同業他社の皆様が参入、「小さなパイの奪い合い」みたいな状況を呈している。

 大泉学園でのお仕事は、19時半開始、終了21時、出席者約75名。これほど塾だらけの小さな駅前で、よくぞこれだけの生徒諸君が出席してくれたものである。

 使用したテキストは大爆笑が止まらないバージョンの「B」タイプ。当然のことながら、「もうヤメてくれぇ!!」の絶叫が出るほど大爆笑の連続であって、読者諸君もチャンスがあったら是非、この激しい大爆笑を目撃しにきてくれたまえ。

1E(Cd) Martinon:IBERT/ESCALES
2E(Cd) Holliger & Brendel:SCHUMANN/WORKS FOR OBOE AND PIANO
3E(Cd) Tommy Flanagan Trio:SEA CHANGES
4E(Cd) Martinon:IBERT/ESCALES
5E(Cd) Böhm & Berlin:MOZART 46 SYMPHONIEN⑦
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