Fri 150501 初夏の1日をバレエで過ごす 2015夏スケジュール どんどん来てくんろ | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 150501 初夏の1日をバレエで過ごす 2015夏スケジュール どんどん来てくんろ

 5月24日、「こりゃ神宮球場に出かけて東大野球部を応援しなきゃな」とは思い立ったものの、手許には1ヶ月半も前に購入したバレエのチケットがあって、これもやっぱり大いに楽しみにしていた。国立モスクワ音楽劇場の「白鳥の湖」である。

 「白鳥の湖」それ自体もさることながら、クマ助が特別に好きなのは「スペインの踊り」。3年前、サントリーホールで聞いたフェドセーエフ指揮・モスクワ放送交響楽団の演奏以来、タンバリン独奏「スネアのおっさん」ことアレクサンドル・サモイロフ氏のファンになった。

 まあ試しに「スネアのおっさん」でググってくれたまえ。まずYouTubeの「スネアのおっさん」、そのすぐ下に2012年9月付けの今井君のブログ記事が並び、「ほほお、今井君のブログも捨てたもんじゃありませんな」と実感する。
春のくま君
(上野動物園のポスター。そろそろ夏バージョンに代えられる)

 昼12時ちょうど開演のバレエは、東京文化会館の大ホールがほぼ満員という大盛況。観客の女子率の高さはいつもと同じことだが、さすがに「白鳥の湖」ということになると、女子率は普段よりもう4~5%上昇して、ほぼ9割が女子である。

「おや、男子はどこへいったんだ?」
「野球にサッカーに、お相撲にテニスかな?」
であって、日本の男子はあんまりバレエはお好きではないらしい。というか、おそらく食わず嫌いと思われる。

 諸君、1度バレエに足を運んでみたまえ。その花やかさはオペラにヒケをとらないし、要するにパントマイムだから、ストーリーの理解もカンタンだ。前もってネット検索して見所を押さえていけば、シロートでも初心者でも3時間ちっとも飽きずに見ていられる。見終わった後の疲労感も少ない。

 ま、ちょっとお値段が高い。かく言う今井君は贅沢なS席を避け、あえて2階席の端っこを選んだ。それでも1万円を超える。しかし3階席もあれば4階席もあり、驚くなかれ「5階席」もあって、はるか眼下の目のくらむパノラマを楽しむことも出来る。
チケット
(バレエのチケット。まさにロシアのテンコモリだ)

 日本の観客はマコトに優秀だから、拍手のカンドコロも見事に理解していらっしゃる。冒頭10分も経過しないあたりから激しいブラボーの声に満たされ、クマみたいなシロートは、クロートの皆さんに導かれるままに、熱く喝采していればいいのである。

 第2幕が終わって、30分の幕間が入る。ここまで70分も連続して狭い席に縛り付けられ、ほぼ5分ごとに喝采を続けていたのに、ちっとも疲労感がない。いよいよ次の第3幕にお目当ての「スペインの踊り」があるから、ここでチョイと御免こうむって、カウンターで生ビールを1杯グイッとやることにする。

 クラシック系の観客は、この幕間の「グイッ」についてマコトに積極的である。カウンターに長い列ができて、ワインにシャンパンをそこいら中でクイクイやっている。サントリーホールでも新国立劇場でも、足の踏み場もないぐらいの大混雑だが、立ったままだろうが何だろうが、意地でも幕間のクイクイは欠かさない。
茶豆
(三軒茶屋「くら嶋」のダダ茶豆。枝豆の旨い季節になった)

 生ヌルくなっちゃったシャンペン1杯が1400円もする。同じシャンパンでも「ロゼ」なんてことになると、1700円だ。あまりのことにクマ助は、いつもブルッと激しく震えてしまうのである。

 そのとき目に入るのが「生ビール・600円」の文字。生ヌルさは同じだろうが、1700円 vs 600円、わずか1/3のお値段という事実に勇を鼓し、ダラしなく生ビールに切り替える。

 その結果は惨憺たるもので、みんながお上品にシャンパングラスを傾けている中、白いアブクのブクブクした大っきなジョッキを抱え、冷たい視線を浴びながら右往左往することになる。

 しかし、東京文化会館の生ビールは「トルネード方式」だ。20歳以上の諸君も、面白いから一度試してみたまえ。グラスの底のほうから、泉のようにビールが湧き上がってくる。

 ところが、こうして右往左往している時に限って「先生ですか?」のオカタと遭遇する。今日のオカタは女子であって、「去年ずっと授業を受けてました」「ホント楽しかったです」「お蔭で合格できました」とニコヤカに頭を下げてくれた。ビール臭いクマで、ホントに申し訳なかった。

 まあこうして第3幕が始まり、「スペインの踊り」も満喫。悪魔の娘オディールにダマされちゃうダラしない王子様も、第4幕に至ってホンマモンの愛に覚醒。原典では死後の世界で、バレエでは現世で、愛するオデットに対する悪魔の呪いが解ける結末に至る。
えぼ鯛
(くら嶋。えぼ鯛の一夜干しも旨い)

 今井君もまるで悪魔に魅入られたように舞台を夢中で眺めていたが、いきなり「ボンッ」という破裂音とともに悪魔の鈍いが解けちゃう場面で、クマ助の夢もいきなり醒めてしまった。

 頭の中には一気に現世のあれこれが蘇り、
「お相撲の千秋楽を見なきゃ」
「照ノ富士は? 白鵬は? 日馬富士は汚名を返上するかね」
「東大野球部はどうなった? 法政はどう雪辱する?」
と、生臭い戦いの世界への興味でいっぱいになるのだった。

 ま、致し方ありませんな。むくつけきクマ蔵として、王子様だの白鳥サンだの悪魔の娘だのの世界に、いつまでも浮かれているわけにもいかないのだ。とりあえずお相撲の結果を確認。何よりも日馬富士の意地のお相撲に感激し、ほとんどラグビーのタックルに近い下からの飛び込みを胸に刻んだ。

 あとはもちろん諸君、日曜日の夜に相応しい飲み会の世界が待っている。来週からはいよいよお仕事ラッシュ&全国行脚の日々の始まりだ。飲み会をやっておくなら、今週あたりがラストチャンスである。

 選んだのは、三軒茶屋のお馴染み「くら嶋」。もちろん新宿や渋谷、銀座に六本木もいいが、株価も2万円を超えて日本の景気はムンムン状態。繁華街はそれこそ足の踏み場もなくて、しっとり落ち着いて飲みたければ、三軒茶屋とか下北沢あたりがギリギリのラインである。
あじフライ
(くら嶋、アジのフリャーも旨い)

 諸君、こういうわけで、2015年夏の全国行脚は、以下のようにほぼスケジュールが決定。ご相談なりご挨拶なり、「クマ助と話がしたい」というオカタは以下のスケジュール表を参考にしてくれたまえ。

   5月31日 新宿
   6月09日 池袋
   6月10日 兵庫県 明石
   6月11日 埼玉県 与野
   6月12日 蒲田
   6月13日 国立
   6月13日 吉祥寺
   6月16日 大泉学園
   6月17日 奈良
   6月18日 渋谷
   6月19日 新宿
   6月21日 静岡
   6月23日 赤羽
   6月24日 千葉県 松戸
   6月25日 大阪府 岸和田
   6月26日 大阪府 四条畷
   6月28日 岩手県 盛岡
   7月03日 茨城県 つくば
   7月08日 奈良県 橿原神宮
   7月09日 山口県 宇部
   7月11日 神奈川県 二俣川
   7月13日 千葉県 北習志野
   7月14日 新宿
   7月15日 向ケ丘遊園
   7月16日 成増
   7月17日 埼玉県 川越
   7月21日☞ 30日 河口湖
   8月01日 兵庫県 西宮
   8月02日 埼玉県 熊谷
   8月03日 愛知県 豊橋
   8月04日 福岡 姪浜
   8月05日 福岡 天神
   8月06日 福岡 大橋
   8月09日 静岡県 浜松
   8月10日 青森県 八戸①
   8月10日 青森県 八戸②
   8月19日 新宿
   8月20日 新宿


 ただしいつもの通り、この場でこれ以上詳しくスケジュールを公開することはしない。開催時刻や場所や対象者など、詳細については主催者側のHPなどで調べてくんろ。

 そしてどんどん参加してくんろ。友人たちを連れていらっしゃるのがベストであるが、部活の後輩たち、弟妹に兄姉・パパ&ママ、オジーチャン&オバーチャン、学校のセンセたち。積極的に今井君の話を聞きたいとおっしゃるヒトビトなら、主催側としても決して拒絶はなさらないと信じる。

1E(Cd) Jandó:MOZART/COMPLETE PIANO CONCERTOS vol.11
2E(Cd) Eschenbach:MOZART/DIE KLAVIERSONATEN 1/5
3E(Cd) Eschenbach:MOZART/DIE KLAVIERSONATEN 2/5
4E(Cd) Eschenbach:MOZART/DIE KLAVIERSONATEN 3/5
5E(Cd) Eschenbach:MOZART/DIE KLAVIERSONATEN 4/5
total m5 y818 d16142