Wed 150408 さて2501回 昨日までそして今日から 鬼が笑うなら、もっと笑わせよう | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 150408 さて2501回 昨日までそして今日から 鬼が笑うなら、もっと笑わせよう

 オリンピックでも大学入試でも、お正月でも夏休みでも、「あと何日」というカウントダウンの最中はホントに夢中。カウントダウンそのものが痺れるほど楽しいのであるが、いざその峠を越えてこちら側に入ってしまうと、何となく目標を失ったみたいでションボリしてしまう。

 何を隠そう、今日の今井君はまさにその「ションボリ」の真っただ中であって、それは「ついにゴールデンウィークに入りました」という世の中のパパたちと、全く同じことである。

 諸君、ちょっとパパの様子を見に行ってみたまえ。昨日までは「あと○日で5連休だ!!」と張り切っていたはずのパパが、今ごろはいかにも目標を失ったションボリした風情で、ソファでビールをシュポン、または缶ビールをプシュ!!。しかし次にやることが、ちっとも見つからない。

 仕方がないからテレビをつけると、巨人-阪神戦とか、芸人の内輪話とか、同じようなクイズ番組とか、そんなのしかやってない。画面下のツイッターコメントがうるさいから、ニュースショーを見るのもメンドー。口を半開きにして視線もボンヤリ、思わず「会社に行ってみっかな」と口走ったりする。
光の玉を吐く
(ニャゴロワは毎朝1個、輝く光の玉を吐き出す。その玉を追っかけていれば、1日はカンタンに過ぎ去ってしまう)

 しかしそれは、受験生も大学生も同じこと。浪人生諸君、明日は早くも模擬試験だ。「あと○○日で、本格的な予備校の授業が始まるぞ!!」と張り切っていた4月上旬が懐かしい。

 何だ、現役時代の方がずっと充実してたんじゃなかったか。浪人生の授業って、講師の自己紹介とツマラン自慢話ばっかりじゃないか。「あと△日でセンター試験」「あと▲日で本番」と緊張感に満ちていた12月とか1月が、懐かしくてタマらないんじゃないか。

 大学の入学式を終えたばかりの諸君。合格&入学、ホントにおめでとうございます。しかし諸君、やっぱり12月とか1月の緊迫感が懐かしいんじゃないか。何なんだ、この弛緩しきった毎日は。こんなことするために、あんなに受験勉強がんばったんだっけ?

 4月下旬から初夏の陽気、桜もとっくに散っちゃった。何だかデロデロ寝転がって、空しく時間が過ぎていく。明日になれば、ちびまる子ちゃんにサザエさんがあって、明後日ごろからパパの機嫌が悪くなり、翌日にはママが何だかガミガミ言いはじめる。

 入社式から1ヶ月の新入社員諸君。あんなに懸命に就職活動に励んだんだから、さぞかし夢のような日々が待っているかと思ったら、どうだいこの平凡な日々は。5月6日の夕暮れ、「あーあ、明日からまた会社か」と、思わず泣き出しそうになるんじゃないか。
前橋934
(北関東は、もうすっかり夏であるらしい)

 どうやら諸君、人生の花は、どうやらカウントダウンの日々にあるのだ。もしも今、大きなアクビをしながら
「退屈で、やりたいことが見つからない」
「あのころはよかったな」
「緊張感で張りつめていた日々が懐かしい」
とションボリ、泣き出しそうになっているなら、何でもいいからカウントダウンのタネを見つけて、そこに向かって前進を始めることである。

 かく言う今井君も、昨日2500回を達成して、ブログ上の次の目標を見失いかけている。だって諸君、次のカウントダウンは「3000回達成」ぐらいしか考えられない。しかし3000回の達成は500日後、1年半も先のことだ。

 世間では「来年のことを言えば、鬼が笑う」といい、「来年のことなんか言っているヒマがあったら、今のことに集中しなさい」とお説教されることになっている。ましてや1年半後の目標に向かってカウントダウンなんか始めたら、「バッカじゃなかろか」と、おそらくせせら笑われる。
アマゾンねこ
(ナデシコは箱の中に隠れちゃって、何だかニャゴが寂しそうだ)

 しかし諸君、クマ助は思うのだ。「鬼が笑う」って、そんなに悪いことなのか。コワーい真っ赤な鬼さん、トゲトゲのカナボー片手にキバをむき出していた鬼さんたちが、思わず金棒を投げ捨てて腹を抱えて笑い出すだなんて、素晴らしいことじゃないか。

 昔から「鬼に金棒」と言って、赤鬼さんも青鬼さんも、決して金棒を離さない。その金棒を投げ捨ててまで笑い出す。赤鬼さんはますます顔を真っ赤にし、青鬼さんは赤くなったおかげで顔を紫にして爆笑する。「来年のことを言う」というのは、鬼さえ幸せにするウラワザなんじゃないか。

 緊張の2月に豆をぶつけられて追い払われていた鬼たちであるが、弛緩しきった5月の諸君を見て、「祟りをするのは今がチャンス」と狙っている。そこで諸君、是非どんどん「来年のことを言う」をやってみるべし。
ナデシコ
(ナデシコは相変わらず子ネコみたいである)

 悪だくみのカナボーを振り上げていた鬼たちも、そんな滑稽な「来年の夢」なんか聞かされたら、みんなゲラゲラ笑い出して、シッポを巻いて逃げていく。鬼にシッポがあったかどうか、さすがの今井君にもわからないが、もしもシッポがなかったら、トラの皮のパンツを脱ぎすてて逃げ出すかもしれない。

 そこで諸君、クマ助はここで1年半後の3000回に向け、心の中でカウントダウンを始めることに決めたのである。来年のことも再来年のこともタップリ語って、鬼たちが悶絶するほど笑わせてやろうと思うのである。

 今日からあと1151回更新すれば、3年1ヶ月先には「ついに10年達成」のグランドフィナーレが待ち受けている。それまでの間に、2週間の外国旅行をもう10回予定している。

 1年に3回、それが3年だから、合計9回のはずだが、2018年4月から5月にかけて、「グランドフィナーレ記念」のウルトラ旅行を計画中。どれほどバカな旅をするか、考えれば考えるほどウキウキして、おやおや、ツノツノ2ホン赤鬼どん+ツノツノ1ホン青鬼どんが、そこいら中で爆笑を始めた。
にゃご
(蛍光灯の下なら、ニャゴだってシマシマだ)

 その前に、まず普段の2週間旅行をいろいろ考えなければならない。まず、空白地帯になっているロシア。モスクワに2週間、サンクトペテルブルグに2週間。出来ればキエフにも2週間。ウクライナ情勢の鎮静化を願うばかりである。ポーランドも空白。ワルシャワ、クラクフ、行きたいねえ。

 地中海の南岸と東岸も空白地帯であって、古代ローマ遺跡の宝庫☞シリア・リビア・チュニジア・アルジェリアにも行けていないし、今後わずか3年で事態の鎮静化を望めるような状況にはない。しかし何としても、「早く平和が訪れますように」と願うばかりである。

 どうだい、これだけ来年&再来年のことを言ったら、さぞかし世界中の鬼が笑っただろう。鬼が笑えば、必ず平和もやってくる。平和が来ないのは、我々が来年のことを言わないからだ。諸君もぜひ今日のうちに、いくらでも来年のことを言いまくって、鬼さんたちをタップリ陽気にさせてくれたまえ。

1E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/SYMPHONY No.4
2E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/SYMPHONY No.2
3E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/SYMPHONY No.3
4E(Cd) Solti & Wien:WAGNER/DIE WALKÜRE③
5E(Cd) Solti & Wien:WAGNER/DIE WALKÜRE④
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