Sat 150316 先ほど、帰国いたしました(ナポリ滞在記0・カウントアップ2478回) | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 150316 先ほど、帰国いたしました(ナポリ滞在記0・カウントアップ2478回)

 4月9日、ただいまナポリから無事に帰還いたしました。東京を出発したのが3月26日深夜。ナポリの5つ星L「アルベルゴ・ヴェッスーヴィオ」に12連泊した。お馴染みのアップグレードがあって、案内されたのは豪華スイートルーム。4月8日にチェックアウトした。

 4月8日は「ついでだからドイツでも遊んでいこう」と思いつき、乗り継ぎ便まで5時間あるのをいいことに、フランクフルト・レーマー広場に立ち寄った。

 春のドイツ名物・アップルワインをデカいジョッキに3杯立て続けに飲み干して、マコトにいい気分になった。おかげさまで、帰りのヒコーキ11時間、目いっぱいグースカやって帰ることができた。今回の旅もまた「めでたし&めでたし」である。

 ナポリに12連泊ということになれば、もちろんナポリだけで話が完結するはずもない。今井君の足はアマルフィ海岸にも伸び、アマルフィ・ポジターノ・ラヴェッロ・サレルノ・ソレントなど、南イタリアの真っ青な海岸を、観光シーズンでごった返す直前にイヤというほど堪能してきた。
ヴェスビオ
(ナポリ湾とヴェッスーヴィオの絶景)

 そうなればついでに「離島めぐり」なんてのもある。ローマ第2代皇帝・ティベリウスが別荘暮らしを楽しんだカプリ島には、2回。温泉で有名なイスキア島のお隣・プローチダ島も1回。ついこの間、沖縄の石垣島&西表島を訪ねたばかりだが、離島めぐりほど楽しいものはない。

 春の嵐がやってきてお船は大揺れに揺れ、雨宿りばかりのプローチダ島だったが、今井君のこれまでの数えきれない旅の中でも、一番か二番の素晴らしい思い出になった。諸君、誰もいない豪雨の丘の上からのプローチダの眺望を、下の写真で見てくれたまえ。

 とりあえずいつもの帰国直後と同じように、今回の旅の概要を以下に示しておく。今回の旅の充実ぶりは例を見ないほど。さすがにナポリは「見たら死んでもかまわない」という街であって、毎朝4時に起きてブログをアップし、後は遠慮なく観光にいそしんだ。
プロチダ
(イスキア島近くの小島・プローチダの雨の風景)

3月26日 羽田空港へ
3月27日 羽田01:10 ⇒ フランクフルト05:25

     フランクフルト10:55 ⇒ ナポリ12:50
       ナポリ泊① ナポリ市街
3月28日 ナポリ泊② ポンペイ
3月29日 ナポリ泊③ カプリ島1
3月30日 ナポリ泊④ カゼルタ スパッカナポリ1
3月31日 ナポリ泊⑤ エルコラーノ ソレント
4月1日 ナポリ泊⑥ ソレント アマルフィ
4月2日 ナポリ泊⑦ サレルノ アマルフィ ラヴェッロ
4月3日 ナポリ泊⑧ サレルノ ポジターノ ラヴェッロ
4月4日 ナポリ泊⑨ プローチダ島
4月5日 ナポリ泊⑩ イースター ナポリ市街
4月6日 ナポリ泊⑪ イースターマンデー スペイン街
4月7日 ナポリ泊⑫ カプリ島2 スパッカナポリ2
4月8日 ナポリ13:00 ⇒ フランクフルト15:05
     レーマー広場でアップルワイン
     フランクフルト20:45 ⇒
4月9日(木)羽田14:55
ラヴェッロ
(アマルフィからバスで20分、ラヴェッロからの絶景)

 前回のマルセイユ、ブエノスアイレスやサンパウロを通過する世界一周、ギリシャやイスタンブールの旅も間違いなく充実していたが、諸君、改めてこの2週間を確認すると、その充実ぶりは「今井史上マレに見る」と言っていい。

 旅の最終日近くなって、マコトにおいしいレストランに遭遇。場所は、
「今や、スパッカナポリより遥かに危険」
「治安がいいとはお世辞にも言えません」
「出来るだけ迷い込まないように注意しましょう」
「街の入口から覗き込む程度が無難です」
と、すこぶる評判の悪い「スペイン街」の一角である。

 確かに、10年前には身の毛もよだつほど危険のカホリがムンムンだったスパッカナポリは、今はもう観光客のメッカ。何となく治安の良くない感じも、要するに大流行中の「ヤラセ」に近いところがあって、「風にはためく洗濯物」などというのも、観光客向けにワザとやっているフシがある。
カプリなど
(ナポリの高台より。左がソレント、右の島がカプリ)

 ところが諸君、スパッカナポリからトレド通りを挟んで反対側のスペイン街となると、治安の悪さも洗濯物もヤラセ一切ナシの本物であることが、一歩この地区に踏み込んだ瞬間、思わずブルブル震えるほどにカラダの芯に染み通る。

 例えば4月の海に飛び込んだ感覚。いくら「冷たくないよ」と強がりを言っても、全身のあらゆる本能が「いくら何でも冷たいよ」と訴えかけてくる。それと全く同感覚で、脊髄のあたりから「危険だよ」とズシンと重い響きが伝わってくるのだ。

 しかしその店は、まさにそのスペイン街の真ん中で、温かいホンモノのイタリア料理を出してくれた。中でも2階を切り盛りしていたオバサマが秀逸。イースターの真っ最中、押し寄せた地元のお客で超満員の店を、ギリギリの所で何とか切り盛りしていたのである。あのオバサマの笑顔が見られただけでも、クマ助は大満足であった。

 生パスタを使ったボンゴレ、ホントにおいしゅーございました。ワインも魚もイカの網焼きも、心からおいしゅーございました。諸君、「治安♨治安」とそればかり言っていないで、どんどん街の奥に入っていこうじゃないか。
レストラン
(ナポリの裏町・スペイン街の小レストラン風景)

 今回のナポリ滞在については、詳しくは5月初旬から正式な旅行記で書いていく予定である。今日はたったいま帰国したばかり。今日の記事は短くこのぐらいで切り上げることにしたい。

 ただ、2つの「カウントダウン」について申し上げておきたい。
 ① 1つ目は「1000日連続更新達成」について。2012年6月27日に始まった連続更新記録は、つい3~4日前の記事の中で「まもなく達成」と書いてしまったが、キチンと計算してみたところ、4月初頭の段階でもうとっくに達成していた。カウントダウンにならず、マコトに申し訳ない。

 ② 2つ目は、のべ2500回までのカウントダウン。こちらのほうは、名目上の日付「Tue 150407」が2500回目になる。我ながら2500回、めげずによく書き続けてきたものだが、あと約20回の更新で、ホントに2500回になる。

 思い起こせば7年前、「10年続ける」と宣言してこのブログを始めた。10年とは、3652回(うるう年が2回入る)であって、2500回はホンの一区切りに過ぎないが、今日からカウントアップを開始して、区切りの大祝賀会に備えたい。

1E(Cd) Bill Evans:GETTING SENTIMENTAL
2E(Cd) George Duke:COOL
3E(Cd) Joe Sample:RAINBOW SEEKER
4E(Cd) Joe Sample & Lalah Hathaway:THE SONG LIVES ON
5E(Cd) Marc Antoine:MADRID
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