Tue 150303 柏で220名の大盛況 春シリーズの総合祝勝会 浪人を決めた諸君への手紙 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 150303 柏で220名の大盛況 春シリーズの総合祝勝会 浪人を決めた諸君への手紙

 3月23日、ついに2015年春シリーズ合計35回をやり遂げる日が来た。場所は、千葉県・柏。つい10日前に「上野東京ライン」が品川までつながり、「常磐線の人は上野止まり」という長い歴史が変わって、喜びに沸く地域の中心である。

 夕暮れの駅前で、「今井先生ですか?」と呼び止められた。サワヤカに微笑む男子は、明治大学4年生。
「受験生のころ、C組とB組を受講したおかげで英語力がビックリするほど伸びました」
「おかげで第1志望に合格できました」
「就職活動もうまく進んで、この春からいよいよ働きます」
とおっしゃる。尋ねてみると、就職先は某大手の小売りチェーンである。マコトにおめでたい。
高野
(柏でいただいたケーキ。フルーツ・ジュレ・ババロアの3要素が勢揃いのケーキに狂喜乱舞する)

 柏の校舎には、年に1回必ず呼んでもらっている。この10年で、おそらく10回。特に最近はウルトラ超満員になることが多くて、今日も事前のメール連絡で出席者140名。雑居ビルの一室にこれは、またたいへんな数が集まった。

 ところが諸君、実際に校舎に行ってみると、「140名どころか、220名も集まってしまいました」と、校舎担当者も少し青ざめた様子。大教室でも220名となると、机を全部撤去してイスだけを並べても、全員が入りきるかどうかビミョーなところである。

 講師控え室で開始時間を待ちながら、まずゆっくりとケーキをいただく。準備されたケーキには「TAKANO」のマーク。さすが高級フルーツ屋さんであって、上に乗っかったオレンジもラズベリーも絶品である。

 今井君はワガママが服を着て歩いているようなクマ助であるから、ケーキにもワガママを言い放題。① フルーツ ② ジュレ ③ ババロアが3条件であって、今日のように3条件すべて揃った場合の感激はヒトシオである。
柏
(柏のウルトラ大盛況)

 19時半、春シリーズを締めくくる柏での仕事が始まった。驚くなかれ、ホントに目の前には220名がズラリと勢揃いした。もちろん会場によっては300名とか400名とか、「金沢オペラ座で1100名」なんてのもあったが、決して広くない校舎での開催で220名は、十分に大記録であると言ってよい。

 12月には石神井で、2月にも北千住で、「校舎開催なのに200名超」を記録。このごろ我々の人気はなかなか凄まじいものがあって、しかも使用したテキストが前回の相模大野と同じ「Bタイプ」。これでは酸欠は確実。爆笑のしすぎで気分が悪くなる生徒が出ないように、細心の注意が必要だ。

 何に細心の注意を払うかというに、「笑わせすぎ」と「時間延長」がないように、という点である。「笑いすぎて吐くヒトが出た」なんてのは、お笑い芸人なら勲章だろうが、今井君は予備校講師であるから、そういう事態はやっぱり好ましくない。

 人いきれでメガネが曇り、カメラのレンズも曇るほどの状況だから、時間延長は1分たりとも望ましくない。90分と言ったら90分、キチンと終わってあげないと、メマイを起こす人だって出かねない。
ホタルイカ
(2015年春シリーズ、総合祝勝会。ホタルイカの勇姿を見よ)

 21時ちょうど、ぴったり90分で無事に授業終了。と同時に、35回×90分 = 合計3150分 = 計52.5時間にわたる春シリーズも、滞りなく終了した。毎年この時期には、一度はひどい風邪をひいて難儀するが、2015年は風邪さえも寄せつけなかった。

 昨年は、ヒコーキの乗りすぎで右耳にしばらく違和感を覚えた。違和感はなかなかなくならず、あのころ収録した「センター試験90%」の授業には、何度も耳に手をやるシーンが入っている。今年はその種のトラブルもナシ。素晴らしい春だった。

 だから、祝勝会も2回実施。35回分の総合祝勝会なんだから、2回ぐらい許していただきたい。2回とも世田谷の片隅の小さな店で、2ヶ月後に始まる夏シリーズに向けて気勢を上げた。
天ぷらセット
(2015年春シリーズ、総合祝勝会。天ぷらセットの勇姿を見よ)

 というか、正確には「怪気炎」がボーボー燃え上がったわけであるが、諸君、3月25日、オウチのポストに、関西方面の生徒から「浪人が決まってしまいました」というお手紙が届いていた。

 兵庫県の高級住宅地に住む生徒であるが、
「本格的スタートが遅れて、高3の9月にようやく受験勉強を始めました」
「近くの国公立大を志望しましたが、結局『浪人』ということになりました」
と、オトナっぽいキチンとした文章で綴られている。

 さっそく筆をとった今井君は(実際にはPCで)お返事をしたためた。同じように浪人の決まってしまった読者も少なくないだろうから、その概略をここに示しておく。

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 誠にご丁寧なお手紙をいただき、ありがとうございます。「もう1年やろう」と心をお決めになったとのこと、その決意はたいへん素晴らしいと存じます。

 しかし浪人生活は何かと中だるみを起こしやすいもの。ご両親が心配なさって「毎日同じ時間に起床し、毎日同じ時間に同じ学校に出かける生活」を強く望まれたのも、当然のことと思います。

 東進の中にも、毎朝7時から開けて浪人生を迎え入れている校舎はあります。規模は1校舎につき20名とか30名とか、高卒生はホントの少人数制校舎が多いですが、講師から見ても嬉しくなるほど、熱心な指導を自慢にしています。

 もう3月下旬。あと5日で4月に入って、国公立志望者にとっては「センター試験まで残り9ヶ月」という差し迫った時期に来ています。もう過去のことは振り返らずに、9ヶ月先に迫ったセンター試験に向けて、今すぐスタートを切るべきです。

 一生懸命勉強に励んだ昨年のテキストを、大急ぎでもう1回やり直して、予備校の授業が始まる前にしっかり基礎を鍛えてください。実際には、これから1年の勝負は、予備校の授業が本格的に始まる4月20日ぐらいまでについていると思ったほうがいい。

 4月下旬の大型連休に入れば、スタートしたばかりなのにもう中だるみが始まり、講師たちはいつまで経っても自己紹介やら諸注意やら「ノートのとりかた」やらで、「テキストはサッパリ進まない」という苛立ちでいっぱいになったりします。

 連休明けにはもう「夏期講習の申し込み」でバタバタし、最初の模試の出来もよくないと、不安で不満でムカムカして、「いったい何のために浪人したんだろう」みたいに、近未来の目標さえ失いかねません。
姫路城
(春の思い出の締めくくりは、やっぱり姫路城)

 そうならないように、とにかく落ち着き先の予備校を早く決めて、「4月20日までが勝負♨」と自分に言い聞かせ、4月20日までに第1志望合格が射程に入るぐらい、迫力満点の基礎構築に励んでください。

 それが出来たら、志望がさらにグッと上がってくるかもしれない。国公立は科目がたくさんありますから、せめて英語だけでも「4月で基礎はカンペキに固まった」と豪語できるぐらいに、今日のスタートから遠慮なしにダッシュしてほしい。予備校の授業が全部「知っていることの確認」になってしまうぐらいに、先にどんどん進んじゃってください。

 「あんまり最初から張り切りすぎると、長続きしないよ」などと言うアドバイスもよくあるのですが、私はそうは思わない。だって、たった9ヶ月の勝負をするわけです。

 9ヶ月は短い。「長続き」などと言ってユッタリしている間に、あっという間に夏が来て、あっという間に秋が過ぎ、あっという間に年が明けます。この手紙を読み終わった瞬間から、いきなりグイッとスタートを切って、他を1kmでも2kmでも引き離してください。

 そのぐらいの迫力あるスタートが出来れば、9ヶ月ずっと爽快に快走できるはず。そんな浪人生活なら、きっと一生の思い出になるはずです。

1E(Cd) Haydon Trio Eisenstadt:JOSEPH HAYDN:SCOTTISH SONGS 9/18
2E(Cd) Haydon Trio Eisenstadt:JOSEPH HAYDN:SCOTTISH SONGS 10/18
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