Sat 150221 串に始まり 大阪から雪の関ヶ原 ☞ 名古屋に移動 岐阜の大盛況 串に終わる | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 150221 串に始まり 大阪から雪の関ヶ原 ☞ 名古屋に移動 岐阜の大盛況 串に終わる

 3月11日、目覚めたのは大阪・梅田のインターコンチネンタルホテルであるが、昼から名古屋に移動して、今日は夕方から岐阜でお仕事がある。

 早春シリーズ最終盤を迎え、クマ助はちょっと「青息吐息」な感じ。岐阜からいったん東京に戻って、その後の10日間は沖縄 ☞ 福岡 ☞ 首都圏×2 ☞ 沖縄×2 ☞ 姫路 ☞ 首都圏×2。まだまだ激しい日が続く。

 昭和の昔、高橋真梨子という人が「桃色吐息」を絶唱していたけれども、今度チャンスがあったら、ちょいとカラオケで替え歌「青息吐息」を作ってみようかと思うほどである。

 しかし諸君、せっかく大阪に一泊したのに、いかにも大阪らしいモンを食べないで帰ったんじゃ、「食い倒れ大阪」の看板に失礼というものだ。ミシュラン2つ星「与太呂」の鯛飯か。通天閣の足許・新世界の激安♨串揚げセットか。朝からニタニタし通しで、今日の昼飯が楽しみでならない。

 大阪のヒトビトの昼飯に賭ける意気込みは、さすが食い倒れ大阪であって、どこの繁華街に出かけても、食堂前のショーケースにジッと見入る大阪人の視線の鋭さはマコトに見事である。1日のクライマックスをランチに設定しているその様子が、冗談でも何でもなくクマ助は大好きだ。
13949 串揚げ
(新大阪、串揚げ10本セット)

 しかも、大阪の人は揃いも揃って「いらち」である。
 ① 店に入ったら、すぐに座りたい。
 ② 注文してすぐ出てこないのはイヤ。
 ③ 早くて安くて旨い、その3拍子が揃っていないのもイヤ。

 そんなふうにイライラ&イライラ、昼飯に早くありつきたくてたまらない様子が素晴らしい。テーブルにもこだわらない。大混雑の店でも平気で入り込む。カウンターにホンの小さなスキマが空いていれば、遠慮しないでヒジからグイグイ自分のスペースを作っていく。

 今井君が選んだ「串揚げ屋」なんかでは特にその傾向が強いので、他のヒトに遠慮してグズグズしていると、まず店のオバチャンに叱られ、他のお客さんたちにも叱られる。グイグイでいいんだし、遠慮や尻込みはかえって迷惑である。

 ホントはミナミの「新世界」に回りたかったのだが、新大阪から名古屋に移動するには、方向が正反対だ。贅沢を言っていても始まらないから、クマ助は新大阪駅地下の店に闖入した。地下街の一番奥に「串かつ」という赤ちょうちんを掲げた店で、1年に1回ぐらいずつ通ってもう10年になる。
13950 赤提灯
(新大阪駅、飲食店街一番奥の串カツ屋)

 「いらち」なヒトビトの真っただ中に入ったら、サッと注文して、サッと平らげ、サッと風のように去っていくのが基本。クマ助は「ちょっと多すぎるかな?」と思いつつ、躊躇わずに「串揚げ10本セット」を頼んでしまった。

 お店のオバチャンは、ちょっとビックリした様子。
「1人なら、6本セットぐらいで十分ちゃうか?」
「いくらクマでも、10本は食べ過ぎちゃうか?」
「ランチなのに、串揚げだけでいいんか?」
「ご飯も味噌汁もサラダもついた、ゴッツお得な『華やぎセット』もあるんやで」
とのことだった。

 しかし諸君、クマ助がモリモリやりたいのは、あくまで&ひたすら串揚げであって、わざわざ大阪までやってきて、「ご飯」「味噌汁」「サラダ」だなんて、そんなの胃袋スペースのムダ遣いとしか思えない。

 で、半信半疑の様子で運ばれてきたのが、今日の写真の1枚目。何だ、この程度ならサクサク&サクサク、15分もかからない。15分を10本で割れば、1本につき90秒。小タマネギに鶏ささみ、シイタケにタケノコ、おいしゅーございました。

 中でも好きなのは、ウィンナー揚げ。そんなにリッチな育ちじゃないから、高級食材なんかより、小学校給食のウィンナーとか、魚肉ソーセージとか、そういう安くて旨いものが好きなのも、笑って許してくれたまえ。
13951 名鉄
(名古屋から岐阜方面に向かう赤い名鉄電車)

 さて13時、そろそろ新幹線に乗り込まなきゃいけない。串揚げを貪るために、会社から貰ったチケットより1時間後の電車に切り替えたから、これに乗り遅れるわけにはいかないのだ。新大阪は、昨日に続いて強い北風に小雪が舞っていた。

 大阪で雪、京都でも雪、ということになると、米原から右に大きくカーブした直後から、もう「春の大雪」そのもの。伊吹山も真っ白だし、お馴染み「関ヶ原付近の積雪」はまさに北国の風景であって、新幹線は徐行、軒並み15分から20分の遅れが出ていた。

 名古屋到着、14時半。駅直結のマリオットホテルにいったんチェックインして、ブログを1本アップ。心配していた名古屋の雪はそれほどでもなくて、遠く鈴鹿の山々は真っ白だけれども、43階の窓から見渡す街の雪はほぼ完全に融けている。

 4時、名鉄の特急に乗って、岐阜まで30分。地元特産品の店に立ち寄って、日本酒を1本ラッピングしてもらう。岐阜スタッフの中に「今年で定年」という人がいて、この10年ずいぶんお世話になったから、どうしても挨拶をしておきたかったのである。
13952 岐阜1
(岐阜も大盛況)

 岐阜のお仕事は、19時開始、20時半終了、出席者約150名。「昨日だったら大雪のせいで欠席者がたくさん出たかもしれませんね」であるが、幸い雪もキレイに融けて、会場は超満員になった。

 使用したテキストは「D・センター試験への戦略と戦術編」。今年に入ってから、Cテキスト・Dテキストの使用率が非常に高い。20秒に1度の大爆笑が最初から最後まで途切れずに続く「Bテキスト」とは少し雰囲気が違うけれども、出席した生徒の満足度は間違いなく強烈である。

 終了後、21時ごろから、10名出席の祝勝会。10名が10名、例外なくオジサマであるが、オジサマだけの世界というのは、当のオジサマたちにとってはこの上なく楽しいものである。

 ただし、お隣のテーブルが盛り上がりすぎ。お隣は30歳代のオジサマ30名ほどの大宴会で、しかもすでに19時ごろから飲み放題をやっていた様子である。観察したところ、30名中25名は正体なく酔っぱらっていて、残り5名はすでに白河夜船。要するに、深く深く睡眠の世界に沈んでしまっている。
13953 串焼き
(串に始まり、串に終わる。ウマにシカ、イノシシにカモ)

 オジサマと言ふものを、①前期オジサマ(30歳~44歳)と、②後期オジサマ(45歳以上)に分けた場合、①前期オジサマの宴会にありがちな特徴は、互いに楽しく罵倒しあうことである。

 ②の後期オジサマ連となると、罵倒よりも愚痴のこぼしあいや慰めあいが多くなって、あたかもオジサマ互助会の態になるのだが、前期オジサマたちにはまだ悩みも衰えも無縁である。

 みんなひたすら勢いで突き進む。酔っぱらえば互いに暴言を吐きまくり、まだ酒にも弱いからすぐに泥酔し、翌日にはお互いの罵詈も雑言もキレイサッパリ忘れてしまって、ケロリと仲良くお仕事に取り組むのである。

 お隣のテーブルはともかく、「我々の方は?」と参加オジサマ達を眺めてみるに、こちらは前期と後期がちょうどいいバランスで混じりあい、罵詈も雑言も一切なし。マコトに微笑ましい和気靄靄ぶりである。

 白子の天ぷら、白子ポン酢、ウマとシカとイノシシとカモの肉の豪快な串焼き。次から次にモリモリ平らげて、明日への英気を養っている。「ワインをジョッキで飲みます」などという豪胆なヒトがいると思えば、ラストオーダーで自分だけ旨そうなうどんを注文し、みんなの嫉妬を一身に集めるオカタもいらっしゃる。

 いやはや、今夜も楽しい祝勝会であった。23時半、名古屋までの最終電車で無事マリオットホテルに帰還。「明日は東京に帰るだけだから、久方ぶりにのんびりしよう」と、ふとタメイキをつく真夜中のクマ助であった。

1E(Cd) Incognito:BENEATH THE SURFACE
2E(Cd) Incognito:100°AND RISING
3E(Cd) Incognito:LIFE, STRANGER THAN FICTION
4E(Cd) Incognito:FUTURE REMIXED
5E(Cd) Incognito:ADVENTURES IN BLACK SUNSHINE
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