Wed 150114 奈良・橿原神宮の大盛況 大雪予報はカラ振り 北千住のウルトラ大盛況 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 150114 奈良・橿原神宮の大盛況 大雪予報はカラ振り 北千住のウルトラ大盛況

 2月4日、奈良の橿原神宮駅に到着したのが18時15分。お仕事の開始時間は19時半であるから、会場そばの「橿原ロイヤルホテル」でコーヒーを飲みながらゆっくり打ち合わせを進めた。

 この時点での参加予定者は約120名。日本の国の始まりの地、ヤマトのまほろばは大きな満月に照らされ、畝傍山・耳成山・香具山は月の光に赤く染まって、マコトに穏やかな風景である。大和三山を結ぶ三角形の重心か内心の位置にどっかと腰をおろし、クマどんは楕円形の顔に満面の笑みを浮かべつつ開始時間を待った。

 ところが諸君、「予定の参加人数を大幅に上回りそう」という情報で、開会は15分ほど遅れることになった。急遽イスと机を倉庫から引っ張りだし、「印刷したテキストが足りなくなるかも」という勢いで、次々と訪れる新規の受講生に対応した。

 結局、参加した生徒の数は約170名。この静かで穏やかな町で、この数はそれなりに驚異である。駅前には繁華街も飲み屋街もナシ、ホテルは超満員でも、それはバスツアーで訪れた中華人民共和国のヒトビトばかり。静まり返った駅前にたたずむ限り、「100名でも十分にスゴい」という雰囲気なのである。
北千住1
(東京都北千住、雨の中でも200人近い大盛況 1)

 こうしてまさに熱気でムンムンな状況の中、2月4日のお仕事が始まった。使用したのは、改訂して最新版にした「Cタイプ」テキスト。前半40分が大爆笑編、後半50分がウルトラ充実編である。

 まず、笑いがどれほど集中のバロメーターであるかを述べる。爆笑に次ぐ爆笑は、生徒諸君が集中して話に聞き入っていることを示すものであって、静まりかえった教室で無表情の生徒たちが眠気に耐えるだけの授業では、学力の伸びは期待できない。先生の工夫と努力が足りない証拠と言ってもいい。

 続いて、メモをとることの重要性に言及する。「板書を書き写す」という原始的作業はもちろんのこと、板書しないことでも、空中に音声として漂っている情報を耳で聞き取り、脳で濾過し、ポタポタ滴り落ちてくる情報のエッセンスを、自分のコトバに変換して紙の上に書き記すわけである。

 それがどれほど知的でクリエイティブな行動であるか、今井君は森鴎外の逸話を混ぜて説明する。①作家で②医師で③翻訳家で④お役人でもあった彼は、ドイツの大学に留学し、医学部の授業をドイツ語で聞きながら、漢文でノートをとった。何と素晴らしいシャープな人生じゃないか。
なんば
(大阪シリーズ、つつがなく完了)

 そこから先は企業秘密だが、前半の大爆笑編は、15秒に1回の爆笑が続く。何しろ冒頭で「遠慮しないでいくらでも笑いたまえ」と言ってあるから、ホントに笑いは途切れることがない。

 しかも、今井君のシカケは周到であって、笑いの頻度は幾何級数的に高まっていく。気がつくと「10秒に1回」☞「5秒に1回」☞「3秒に1回」というところまできている。

 こうなると、もうそれぞれの笑いが溶けあって連続し、渾然一体となった1本棒の笑いに会場が貫き通される。「去年今年 貫く棒の如きもの」は高浜虚子のウルトラ名句であるが、棒の如き笑いの連続は、今井の登場40分後には、会場をカンペキに貫いている。
ケーキ
(北千住で。ケーキ2個、トローチ、ユンケル、お茶など)

 激しい笑いの連続で信じがたい集中力が会場を支配し、最高の一体感が形成された後は、急転直下「ウルトラ充実編」に突入する。扱うのは4者択一問題・正誤判定問題・整序英作文問題。ごくスタンダードな文法語法の問題ばかりである。

 しかし諸君、ここで今井君の授業が通りイッペンなものになると思ったら大間違い。1問1問に、「えええっ、そんなに深いの?」「そんなことまで発展するの?」というスーパー&ハイパーな徹底解説が加わる。優秀な生徒でさえ、「あわわわわ♨」「スゴすぎる♡」と、思わず絶叫したくなるはずである。

 ま、そういう流れである。5分延長して授業が終了すると、鳴り止まない激しい拍手が湧きおこる。会の始めにも一応の拍手はあるが、それは司会のヒトが無理やりお願いした拍手。会の終わりは「スーパー楽しかった」「異様なほどの充実ぶりだった」という感激に満ちた自然発生的な拍手である。

 特に「Cタイプ」は終わりの拍手が激烈。ベテラン今井としても、今はCタイプが楽しくてたまらない。「Bタイプ」を長く愛用してきたし、Bほど楽しい講座はありえないが、「あと入試まで12ヶ月」という緊迫感の中では、Cタイプのキツい充実感のほうが、生徒たちはもっと嬉しく感じるかもしれない。
拡大図
(北千住ケーキ拡大図。そういえば、バレンタインが近い)

 さて、こうして8日に及んだ関西シリーズはつつがなく終了。大和八木の駅前で楽しい祝勝会を済ませた後は、キチンと電車で梅田まで帰り、翌日の移動に備えた。

 何しろ予報では「明日は大雪で首都圏の交通機関はマヒ」ということになっていた。予約していた14時のヒコーキを朝9時の便に切り替え、2月5日の北千住での仕事に支障をきたさないよう、万全を期した。

 ところが、翌朝5時に起床してみると、昨日の満月が西の空に回ってまだキレイに輝いている。少なくとも大阪は、マコトに爽やかな快晴の朝。天気予報では懸命に「そのうち降り始めます」「必ず午後には雪が降り出します」「夕方からは大混乱になります」と訴えているが、タクシーで駆けつけた伊丹空港も平穏そのもの。交通機関の乱れも何も、雪の気配さえ漂ってこない。

 ま、それでも羽田に接近するにつれて雲が分厚くなり、ヒコーキは大きく揺れた。「客室乗務員も着席致します」「これから申し上げることを、お客様ご自身でお確かめください」という緊迫した放送も入った。

 到着した羽田は、みぞれ。品行方正なクマ助は、キチンとバスで新宿に帰り、新宿からは「今夜の雪が心配ですね」と楽しそうにハシャギまくる運転手さんのタクシーで、いったんオウチに戻った。

 この頃から雪の粒が白く大きくなって、北国育ちの今井君としても「まあそれなりに積もるかもね」「2~3cmの積雪ぐらいかね」と、覚悟を決めた。北千住校はたいへんな努力をして「校舎はじまって以来」というたいへんな数の参加者を集めてくれたが、大雪じゃガラガラになっても仕方ないのである。
北千住2
(北千住の大盛況 2)

 17時、雪はすっかり止んだ。積雪の「せ」の字もない。天気予報は未練がましく「まだ油断はできません」「気温がグッと下がるので路面の凍結に注意」とか言っているが、要するに完全なカラ振りであって、こういう時は早めに謝ったほうがいい。

 北千住でのお仕事は、19時開始、20時40分終了、使用テキストは昨日に続いてCタイプ。出席者は約190名。雑居ビルのワンフロア、「60名で満員」という感じの小教室に200名近い高校生が入って、「立錐の余地もない」の見本みたいになった。

 大熱演の中身は、昨日の奈良の橿原神宮とほぼ同じだし、やっぱり企業秘密であるから、ここに改めて記録することはしないが、前半の爆笑編、後半の超集中編とも、盛り上がりは昨日に勝るとも劣らない。雪は大したことなかったが、それでもシトシト雨の降り続く中、ホントによく集まってくれた。

 校舎担当者にも生徒諸君にも感謝カンシャ&大感謝であるが、それにキチンと応えるのが今井君のお仕事。今井大熱演の不思議さは、「たちまち申し込みに直結する」ということであって、特にB&Cテキストの時のクマ助は「外部生の100%継続」が目標。最後に営業トークもチョイと加え、目標達成に向かって力強く前進するのである。

1E(Cd) Joe Sample:SWING SWEET CAFE
2E(Cd) Joe Sample & Lalah Hathaway:THE SONG LIVES ON
3E(Cd) Lee Ritenour:WES BOUND
4E(Cd) Marc Antoine:MADRID
5E(Cd) Billy Wooten:THE WOODEN GLASS Recorded live
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