Thu 141120 京都メルパルク大熱演 京大の問題を一気に解説 アルティメット・クラッシュ | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 141120 京都メルパルク大熱演 京大の問題を一気に解説 アルティメット・クラッシュ

 12月11日、ニシンの棒煮&からし漬け ☞ ゆりねうどんで身体の芯からすっかり温まったクマどんは、四条から京都・蹴上のウェスティン都ホテルに向かった。マコトに残念なことであるが、京都の紅葉はもうすっかり終わりを告げている。諸君、1週間から10日ほど遅かったようである。

 それでも、お部屋のカーテンをシャラーッと開けると、ホテルの庭園の紅葉はまだまだ健在。場所をキチンと探せば、12月中旬の京都であっても、十分に紅葉の余韻を味わうことは出来そうだ。

 16時半までお部屋でゆっくりコーヒーを楽しんで、17時には今日の会場の京都駅前を目指した。今井君はエラいじゃないか。こういうときでも最近は「タクシー」と言ふマホーのジュータンを我慢する。蹴上から地下鉄東西線で烏丸御池、ここで南北線に乗り換えてJR京都駅前まで。待ち時間をプラスして、約30分の地下鉄の旅を満喫する。
ポスター
(京都での大熱演。こんなポスターを作成してもらった)

 京都で仕事の時は恒例であるが、スタッフとの待ち合わせは加盟校サンの校舎6階である。地下鉄駅から入っていくと、地下1階と2階が広島料理の居酒屋。我々の校舎はそのビルの6階である。

 5階は「Z会」が展開する少人数制の塾。今井君の中では「Z」というより「乙」であって、「おっと会」と言えば今井♨公開授業での定番であるが、まあとにかく5階が乙会、6階が我々。なかなかの激戦地であることには変わりない。

 お隣のビルには、この7~8年で一気に関西の強豪にノシ上がった「研伸館」もある。首都圏のヒトは誰も知らないだろうが、関西ローカルの強豪として、その生授業の勢いは河合塾や駿台を凌ぐほどのものである。

 今井君から見ると「どこがええんやろ?」という不思議チャンだが、人気というものはマコトに厄介なもので、いったん火がついてしまうと「どこがええんやろ?」も何もあったものではない。誰が何と言おうと、「人気です!!」のヒトコトを力で抑え込むのは困難である。

 こういう状況で、我々の人気もやっぱり「人気です!!」の真っただ中であるのだが、今日も今井君は激戦地での超激戦を、余裕の表情で勝ち抜いて行かなければならない。激戦を勝ち抜く中で最も大切なことは、この「余裕の表情」である。「表情を歪めてやっと勝利を収めた」とか「接戦を何とか勝ち抜いた」なんてのは、ベテランとしては何としても避けなければならない。

 必要なのは「アルティメット・クラッシュ」。相手が今後の戦意を喪失するぐらいのウルトラ爆勝で、「やっぱりアイツらは違うな」「別格だな」「モノが違うんだよ」と、相手ばかりか客観的に見ているヒトビトさえも思わず納得してしまうような、100-0の大勝利を収めなければならない。
京都1
(京都駅前♡メルパルクが満員。約270名の大盛況になった)

 以上のような闘志がメラメラと燃え上がると、さすがのスーパーベテラン♨今井君でも、若干のプレッシャーを感じるのである。「勝ちさえすればいい」のと、「100-0の大勝利が必須」というのとでは、そりゃ全くハナシが別なのだ。

 いま求められているのは、そういうハードルを余裕の表情で乗り越えることなのであって、今井君ほどのハイパー♨ベテランでも、どこか一カ所でも失敗すれば、「勝利」と認めてはもらえないし、自分としても「力の衰え」みたいなものを感じることになってしまう。

 そういうプレッシャーの中で、会場のメルパルクに移動したのは19時10分。大熱演の開始まで残り20分を切っていた。今日の参加者は約270名。うち「内部生」は100名ほど。残りの170名は「初めて東進を訪れてみました」という完全外部生である。スタッフの皆さんの事前の奮闘努力のタマモノであって、感謝&感謝、また感謝である。

 ただし諸君、ということは、今井君を事前に知っている人が1/3、「動くクマを初めて見る」という人が2/3。この状況で冒頭からアルティメット・クラッシュを実現し、競合他社のヒトビトが戦意を喪失する完璧な勝利を収めることを目標と定めると、うにゃにゃ、そのハードルの高さは異様なほどである。
和菓子
(さすが京都の和菓子はツバキ。一瞬「ラフレシア?」な所が楽しい)

 この目標は、例えば、
「棒高跳びのバーの高さを、走り高跳びの目標に設定」
「三段跳びの世界記録を、走り幅跳びでクリア」
「4回転なんかとっくに卒業。フィギュアは5回転じゃなきゃ」
みたいなことであって、ついさっきまでノンキに「ニシンの棒煮」だの「ゆりねうどん」だのでニヤニヤしていたクマに要求されたハードルの高さに、一瞬茫然とせざるをえない。

 しかしやっぱり今井君はウルトラ♨ベテランであり、間違いなくハイパー♨ベテランなのである。今日の教材を受け取り、それが今井君の設定した「Fタイプ」教材であることを知るや否や、「よし、今日は楽勝だ♡」と、すでにアルティメット・クラッシュを確信したのである。

 「Fタイプ」は、最難関受験生用。京都大学でかつて出題された長文読解問題をナマのままで使用する。その難易度たるや、全文和訳した後で「その和訳を読んでもちっとも分からない」と、受験生ばかりか先生たちまで頭を抱える、トンでもないシロモノである。
京都2
(京都での大熱演)

 ところが、そういうところでこそ、知性のあるかナシかが全てを決するのである。何しろ出席者は高2・高1・中3。予習もほとんどしていない状況だ。中身が難しすぎて、訳文を読んでもちっとも理解できないけれども、今井君が微に入り細を穿って懇切丁寧に説明すると、会場全体が笑顔で輝きはじめた。

 もちろん、最初の10分強は「ツカミ」であって、ツカミの大爆笑はいつもと同じウルトラレベルであったけれども、実際に京都大学過去問の読解に入っても、爆笑のボルテージは少しも下がらないばかりか、むしろグングン盛り上がってくるほどであった。

 生徒諸君の健闘にも感謝する。京都市内の最難関高校から英語力自慢の猛者がタップリ集まって、1時間も前から会場で予習に励んでいたとのこと。保護者の皆さんもまた優秀で、数十年前に駿台や河合塾の教室で学んだ思い出を胸に、熱心に今井君の授業に聞き入ってくれた。

 普段はもっと気楽に、Bタイプ「基礎基本徹底編」とか、Cタイプ「中だるみ克服編」のテキストを使用するのだ。しかし今日は「難関大チャレンジ編」の中でも最も強烈な「東大・京大・医学部編」。90分の大半をホンモノの授業にあてて、それでもこれほどの爆笑に導くとは、我ながらスーパーベテランぶりに磨きがかかってきたと実感する。
生牡蠣
(京都先斗町での祝勝会、旨そうな生牡蠣に歓声が湧きおこった)

 終了後、もちろん大祝勝会。四条通りから先斗町に入り、三条通りに向かって7~8分歩いたあたりの店を予約してくれていた。「入店が21時半、ラストオーダーが22時」というタイトなスケジュールだったが、今井君は京都のこの加盟校サンの明るい雰囲気が大好き。タイトなスケジュールをものともせず、マコトに明るい笑いの漲る祝勝会であった。

 何と言っても、大学受験部総責任者のオジサマが楽しすぎる。スタッフの皆さんもこのオジサマのギャグによく反応して、キレのいい動きを連発する。今日の出席者は「新年度生継続9割以上」と言ふ目標を達成したスタッフばかりであって、さすがに反応や発言のキレが素晴らしい。

 今日も高級カメラを構え、写真を取りまくってくれたのは広島の人であって、さすがに生牡蠣が大好きでいらっしゃる。大きい旨そうな生牡蠣が出て来たときも、鯛メシといっしょに牡蠣メシが出てきたときも、みんなで手放しの歓声を上げていらっしゃった。

 諸君、クマどんは、こういう明るい祝勝会が大好きだ。これからもぜひ京都を訪れて、毎回のアルティメット・クラッシュを実現したいのである。23時すぎ、オヒラキになって、まだ雨模様の鴨川沿いをタクシーでウェスティンホテルに帰った。いやはや、この上なく楽しい京都の1日であった。

1E(Cd) Joe Sample:SWING SWEET CAFE
2E(Cd) Joe Sample & Lalah Hathaway:THE SONG LIVES ON
3E(Cd) Lee Ritenour:WES BOUND
4E(Cd) Marc Antoine:MADRID
5E(Cd) Billy Wooten:THE WOODEN GLASS Recorded live
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