Wed 141029 二日酔いはありえない 6時に起きて備え万全 旭川の大盛況 すがわら | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 141029 二日酔いはありえない 6時に起きて備え万全 旭川の大盛況 すがわら

 こうして諸君(スミマセン、昨日の続きです)、北海道旭川の大雪の一夜は無事に明け、爽やかなお仕事の朝がやってきた。今井君は「二日酔い」などという情けない経験は滅多にしない。1年にせいぜいで5回程度だから、「マトモなオトナ」の範疇に十分に入れてもらえると確信する。

 この朝も、目覚めはマコトに爽やかであった。ベッドに入ったのが午前0時ごろ、目が覚めたのが午前7時というのだから、二日酔いの余地は全くない。今井君が知る限り、二日酔いオジサマというのは夜更かしのし過ぎなのだ。

 典型的な二日酔いオジサマは、午前2時まで銀座とか六本木とか北新地とか、午前3時まで中洲とかススキ野とか先斗町とか、そういう場所で無理に夜更かし&無駄遣いしてまで飲みつづけるからイケナイのだ。

 今井君みたいに午前0時にお部屋に戻り、チャンと睡眠をとって翌朝のお仕事に全てを賭けるタイプのクマからみると、「その無駄遣い、楽しいですか? 苦しくないですか?」と真顔で尋ねたくなる。その種の行動に全く興味がないのだ。
すがわら1
(旭川に来たら、やっぱりここのラーメンははずせない)

 すると諸君、二日酔いダンナからは「アソビもできない男に、仕事なんかできるのか?」と、激しい逆ギレ的罵声が浴びせられる。どんな行動にも、それなりの論理なり言い訳なりツベコベがくっついていて、一寸の虫にも五分の魂があるのと同様、二日酔いダンナにも2~3行の言い訳は付属している。

 いやはや、この世は恐ろしく、オジサマ連とはマコトに多様な生物であって、二日酔いの苦痛と苦悩と苦渋を趣味とするダンナが多数存在することもまた、生物多様性を確保するには悪いことではないのかもしれない。

 しかし諸君、二日酔いの言い訳なんかしているヒマがあったら、フツーに仕事をするほうがずっと楽である。午前3時まで夜更かしした言い訳より、朝6時の爽やかな雪景色を眺め、冷たいお水を一杯ゴクゴクやったあとは、ゆっくりお風呂につかって心身とも清新にしたらいいじゃないか。
すがわら2
(お仕事の後の軽い醤油ラーメンは格別だ)

 未来の日本のために、また21世紀後半の地球をを幸せな惑星にするためには、百の言い訳より、1の前進。「何を言ってんだ、このオヤジ?」であろうけれども、オジサマも40歳を過ぎたら、その辺のアソビ過ぎを控えて仕事に邁進するほうが、コドモたちも嬉しいし、友人や部下や同僚から見ても、少しは敬意の度合いが高まると言ふものじゃないか。

 だから今井君は昨夜もまた品行方正にお部屋に帰り、マコトに品行方正にベッドに入った。入ってさえしまえばシメたものであって、自然にマブタは閉じ、いったんマブタが閉じれば、お外が明るくなってハッとするまで開くことがない。

 そのあたりも健康のバロメーターなので、やたらドキッとして夜中に目が覚めるようであれば、何らかの悩みがある証拠だろうし、腸内にたまったガスを大気中にコッソリ排出する行為のために目が覚めるならば、ハッキリ言ってポンポンのお医者さまに相談したほうが身のためだ。
雪景色
(爽やかな朝7時の雪景色。旭川グランドホテル14階から)

 こうして諸君、今井君は午前6時起床、6時15分にはお風呂につかって1時間。昨夜痛飲したお酒の量を上回る水分を汗として排出したあとは、冷蔵庫の中の無料ミネラルウォーターをたっぷり飲んで、「いざ出陣!!」と心の中で叫んでいたのである。

 この場合、「昨夜痛飲した量を上回る汗」と気楽に言うけれども、それはそれでたいへんなことである。この翌日、新潟県新発田での祝勝会で、クマどんは「4合徳利2本」を軽くカラッポにしてみせた。祝勝会に出ていたオジサマ7名が証人だ。

 すると諸君、「昨夜痛飲した量」とは、要するに最低でも8合。1合とは1.8dlであるから、8合は1.44リットルであって、これにビールなど他の飲み物を加えれば、2リットルのペットボトル1本ぶんに近い。

 要するに今井君は新鋭・逸ノ城関もひっくり返るほどの傑物ないし怪物ないしモンスターであって、それだけの水分を飲み込み、同程度の水分を汗として排出し、さらに大量の水を風呂上がりに飲み干して、仕上げに「フエーッ!!」と絶叫するクマなのだ。諸君、「恐るべし、真冬のクマ」である。
旭川1
(旭川の大盛況 1)

 朝9時、ホテルロビーでスタッフと待ち合わせ。クルマで会場に駆けつけて、スタッフに挨拶して回る。スタッフはみんな少し疲労気味、おそらく昨日までの奮闘のせいである。しかしそんな疲労だって、「約250名もの参加者が集まる」ということになれば、カンタンに吹き飛んでしまう。

 今日の対象は、中3生とその保護者。昨年同時期にも旭川で同じ企画のお仕事をしたが、昨年より確実に出席者は増えている。外は激しい雪、しかも北海道に似合わない湿った雪で、道の雪はシャーベット状になって歩きにくい。それにも関わらずホントにたくさんのヒトビトが今井君の話を聴きに集まってくれた。

 大盛況&大成功のアリサマを、またここで繰り返す必要はないだろう。いつもと同じように、最初の2~3分は呆気にとられていた出席者も、その数分が経過すると、そのまま最後まで大爆笑に途切れがなくなる。

 90分間目いっぱい笑った後は、「高校に入学したらすぐにでも今井先生の授業に出席したい」と高校受験生は熱望し、保護者の皆さんも「今すぐにでも今井先生の授業を受けさせたい」とアンケートに書いてくれるのである。
旭川2
(旭川の大盛況 2)

 終了後のクマ助は、すぐに帰路につかなければならない。何しろ明日は新潟だ。ヒコーキは新千歳発16時。旭川を13時に出る「すんごくカムイ」「ものすごくカムイ」(昨日の記事参照)に乗らないと、明日の新潟でのお仕事が危機に陥る。

 しかしそこはそれ、旅慣れた今井君だ。スタッフの皆さんとラーメンを食べにいくぐらいは平気である。旭川に来れば必ず立ち寄る「すがわら」で、マコトにシンプルな醤油ラーメンを注文した。透き通ったスープの塩ラーメンが自慢の店であるが、スミマセン、クマどんは醤油のほうが旨いと思う。

 駅まで見送ってもらって駅舎の中に入ったクマ君は、「電車の発車時間まで30分もあるな」と一人でニヤッと笑ったのだった。若干キモイ行動ではあるけれど、まあ許してくれたまえ。もちろん、目的はお酒。今日はもうお仕事はないから、「熊ころし」の1合ぐらいいいじゃないか。

 こうして諸君、ツキノワ君のヒグマ視察(昨日の記事参照)は無事終了。視察に回るまでもなく、ヒグマ君たちはみんな大人しく山奥の穴の中で、これから半年のスヤーッを始めたようであった。

1E(Cd) Ornette Coleman:NEW YORK IS NOW!
2E(Cd) Miles Davis:THE COMPLETE BIRTH OF THE COOL
3E(Cd) Art Blakey:MOANIN’
4E(Cd) Human Soul:LOVE BELLS
5E(Cd) Patricia Barber:NIGHTCLUB
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