Fri 141017 大阪なんばも大盛況 ヨーカン談義 道頓堀で大祝勝会 鯛めし vs 鯛めし | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 141017 大阪なんばも大盛況 ヨーカン談義 道頓堀で大祝勝会 鯛めし vs 鯛めし

 11月6日、大阪なんばでのお仕事は19時から。今夜の主催は、陸上競技場で有名な大阪長居の長居校舎であったが、この際なんばで開催した方が生徒もスタッフも講師もみんな便利だろうということで、南海難波駅すぐそば、新歌舞伎座のお隣の会場で実施することになった。

 大阪南地区の高校生を中心に、集まった参加者は約270名。スタッフの皆さんの努力&尽力に、感謝&感謝 ☞また感謝であって、普段から今井講座を受講しているたくさんの生徒諸君の熱気は、最初から最高潮に達していた。

 「初めて来てみました」という生徒諸君は、会場のあまりの熱気に茫然としている様子である。確かに、今の予備校の世界で、こんなにたくさんの受講生が一堂に会することはそんなに多くないはずだ。

 写真で見てわかる通り、会場はマコトに面白い構成。縦方向は6列目までしか席がないが、横方向には45脚もの椅子がズラリと並んでいる。今井講師の演壇は、その45脚の椅子の真ん中あたりであるから、単純に計算して左に22人×6列・右に22人×6列の生徒が居並ぶことになる。
なんば1
(大阪なんばの大盛況 1)

 長いヨーカンを1本買ってきて、ゴロリと寝かせてみたまえ。そのヨーカンの真ん中あたりに爪楊枝立てを置いて上から眺めれば、この日の今井君が直面した状況がよく分かる、今井≒爪楊枝立てなのである。

 もちろん、「ヨーカンを買ってくる」という行動は、若い世代には初めてかもしれない。大昔のコドモたちは、「オヤツはヨーカンよ」と母上に言われて大喜びすることがあったらしいが、21世紀のママが「ヨーカン」なんてものをコドモに与える姿は、ちょっと考えられない。

 諸君、いまやヨーカンは絶滅危惧種なんじゃないか。今こそ我々が、ヨーカンを絶滅から救おうじゃないか。読者諸兄よ、今ただちに立ち上がりたまえ。仙台に「白松が最中」という名物があって、その姉妹製品に「白松がヨーカン」と言ふものがある。ネット検索して、購入してみたまえ。
なんば2
(大阪なんばの大盛況 2)

 ま、別にヨーカン救世主を演じる必要はない。そもそもクマ君自身ヨーカンが苦手。コドモの頃に「オヤツはヨーカン」という憂き目にあうと、その日ばかりか1週間はふさぎ込んだものだった。向こう側が見えるぐらい、薄く薄くソーッとナイフで切って、恐る恐る口に運んだ。

 中でも、「練り羊羹」というものが苦手。水羊羹なら何とかなるが、常温でモッタリ&ネットリの羊羹を、「この世にこんなシロモノが好きな人が存在するのか」という思いで遠巻きに眺めたものである。

 例の羊羹色をした黒いヤツの他、白羊羹というのもあった。柚子を加えた柚子羊羹、ウグイス色の鶯羊羹、アズキの粒が残った「星月夜」なんてのも記憶に残っている。

 そういうありとあらゆる工夫を加えた羊羹各種をセットにして、贈答品として贈られてくると、コグマ時代の今井君としては、まさに悪夢の日々が続いた。今日は黒羊羹、明日は星月夜、明後日は鶯羊羹。羊羹攻めの羊羹地獄の恐怖は、諸君、コドモの心に看過できない影響を及ぼすものである。
かれい
(祝勝会、「銀平」のカレイの煮付け。おいしゅーございました)

 さて、いつまでもヨーカン談義にふけっているわけにはいかないのだ。大阪なんばのお仕事を始めた今井君は、まるでフクロウみたいに首を大きく右へ左へグルグル回しながら話を進めなることになる。

 両サイドの生徒たちは、角度的にホワイトボードがたいへん見づらいから、ボードの左右に大きなスクリーンが2枚用意され、スクリーンに板書が映し出されるようになっている。当然のことながら、生徒たちの目はスクリーンに向けられる。今井君の方からは、両サイドの生徒たちがみんなソッポを向いているように見える。

 大爆笑に次ぐ大爆笑は「20秒に1回」といういつもの今井スタンダードであるが、多くの生徒がソッポを向いた状態で笑っているみたいに見える状況に、さすがの大ベテラン今井も、若干の焦りを感じはじめた。

 ここで再びヨーカン君の登場であるが、諸君、ヨーカンを3等分してみたまえ。その真ん中の1/3だけが、熱い視線を爪楊枝立てに向けている。左1/3と右1/3は、ソッポを向いている。この状況で、爪楊枝立てが焦らないはずがあろうか。

 もちろん、ソッポを向いてはいても、その視線の先ではスクリーンに拡大された今井君の分身が大活躍している。まさに同時生中継であって、今まさに目の前にいる人物の同時生中継なんだから、迫力も倍増、2枚のスクリーンなら4倍増ということになる。
銀平
(祝勝会の〆は鯛めし。食べきれなかった分は「お持ち帰り」用にオムスビにしてくれた)

 このフシギに楽しい世界も、90分で滞りなく終了。最後には大きな花束を受けとり、写真撮影会もあって、首をグルグルしつづけたフクロウ君は、大喝采を浴びながら超満足の笑顔で退場することになった。

 終了後は、もちろん大祝勝会である。会場は道頓堀近くの名店「銀平」。大きな氷の上にのっかった和歌山の新鮮な魚の刺身、おいしゅーございました。大きなカレイの煮付けも、マコトにおいしゅーございました。

 話にも花が咲いて、花はやがて大輪の花に成長していった。何を話してそんなに盛り上がったのかよく覚えていないけれども、今井君の前には常に①日本酒の徳利と盃、②焼酎のロックグラス、③ウーロン茶割の計3種が存在し、「ウーロン茶割をチェイサーに酒を飲む」といういつものスタイルを貫いたのであった。
与太呂
(同じ鯛めしのお持ち帰りでも「与太呂」のほうはお弁当形式だ)

 祝勝会の〆は、「もちろん鯛めし」である。昨日の昼食が鯛めし、今日の昼飯も鯛めしであったが、大好物なんだから3連発でも全然かまわない。というか、、むしろ大歓迎である。

 「大阪 鯛めし」で検索すれば、確実に上位に並ぶ「与太呂」と「銀平」。その2つを食べ比べられるのだから、こりゃ最高の〆である。6人分の鯛めしが大きな釜で炊かれてテーブルに運ばれてくると、今夜のクマどんもまた快哉を叫んだのであった。

 6人でかかっても食べきれなかった鯛めしは、「おむすびにしてお持ち帰り」にしてもらえた。23時すぎ、スタッフの皆さんと近い将来の再会を約して、タクシーでホテルに戻った。

 一昨日&昨日と2夜連続で閉め出しを食ったから(昨日の記事参照)、「今夜は閉め出されないように早めに帰ってきました」と言ってニヤッと笑うと、ホテルスタッフからも温かい笑いが起こった。いやはや、素晴らしいホテルである。

 部屋に帰って、2つの「鯛めし・お持ち帰り」を並べて悦に入った。1つはお昼の「与太呂」、こちらはお弁当形式。もう1つはオムスビ形式の「銀平」。2つ並んで、マコトにおめでたい。

 炭水化物満載の日々が続いて若干太り気味であるが、せっかくの食い倒れ大阪だ。食い太り今井になったって、そのぐらいは一向に構わない。この出張から帰ってから、キチンとまたダイエットすればいいだけのことである。

1E(Cd) Tomomi Nishimoto:TCHAIKOVSKY/THE NUTCRACKER(2)
2E(Cd) Pešek & Czech:SCRIABIN/LE POÈME DE L’EXTASE + PIANO CONCERTO
3E(Cd) Sinopoli & New York:RESPIGHI/FONTANE・PINI・FESTE DI ROMA
4E(Cd) Sinopoli & New York:RESPIGHI/FONTANE・PINI・FESTE DI ROMA
5E(Cd) Sinopoli & New York:RESPIGHI/FONTANE・PINI・FESTE DI ROMA
total m91 y1900 d14830