Sun 141012 背やみコギ 兵庫県明石と大阪上本町でお仕事 絶品レストランで祝勝会 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 141012 背やみコギ 兵庫県明石と大阪上本町でお仕事 絶品レストランで祝勝会

 一昨日から大阪に5連泊、大阪シリーズが始まった。直後の新潟2連泊とまとめて、今井君としては何と7連戦。その直後には収録5コマ分が控え、収録の日の夕方からは首都圏3校舎を回る仕事も連続。さらに続いて北海道の旭川☞ふたたび新潟でのお仕事もあって、11月上旬から中旬は目の回る日々である。

 昨日の午後からまた右の肩が痛くなって、5分に1回ぐらい肩をグルグル回してストレッチしないと、右の上腕部に引きつれるような痛みがたまる。シンガポール滞在の頃から痛みが抜けていなくて、安静にしていれば何ともないのだが、仕事が重なると重い痛みが復活する。
明石
(11月4日、兵庫県明石の大盛況)

 むかしむかしの秋田に「背やみコギ」という罵倒の言い方があった。自分たちでは「背やみ」と発音しているつもりだが、秋田人の「せ」は「ひ」に聞こえるのだ、「セヤミコギ!!」は「ヒヤミコギ!!」として、20世紀まで秋田方言として定着していた。「背やみコギ」≒「怠け者」のことである。

 ただしこれはあくまで「むかしむかし」の秋田方言。21世紀の秋田ではおそらく通じない。だって諸君、秋田県はもう数年間にわたって、「小中学生の学力が全国トップ」を維持。福井県とともに、他の追随を許さない。微笑ましいナマリや方言なんか、今の秋田では絶滅危惧種なのである。

 「背病み」とは、今の今井君みたいに「肩が痛いよ」とか「背中が痛いよ」という症状のことである。「コキ」とは「しょっちゅう…ばかりしているヒト」をさすマイナスイメージの表現。英語ならbe always …ingである。「背中が痛い」と嘆いては仕事を怠けようと画策するたぐいの怠け者を「背やみコギ」と呼んだわけだ。
はくと
(大阪駅から鳥取県倉吉ゆきのディーゼル特急で明石に向かった)

 むかしの秋田ではウソのことを「バシ」と言ったから、「ウソばかりついている人」は「バシコギ」である。電車の中で居眠りのフリをしているのは「居眠りコギ」。席を譲るべき時に居眠りなんかしていると、たちまち「オメエ居眠りコギだな!!」と責められる。

 このたぐいの表現は、別に秋田独特というわけではなくて、日本全国共通の言い回しである。
「うそコクでねえぞ」
「居眠りなんかコクやつは最低だ」
「オメエいま、屁コイたべ?」
などの表現なら、時代劇や民話にしょっちゅう登場するはず。コクをコイタと活用した連用形は、もちろん「イ音便」である。

 11月の今井君はまさにその「背やみコキ」であって、「さあ仕事だ!!」と張り切って仕事にかかろうとすると、たちまち右肩の痛みを感じる。肩というより上腕部であるが、サイン会とかが始まって10分ほど経過すると、腕の痛みは最高潮に達する。
上本町
(11月3日、大阪上本町の大盛況)

 大好きな講演なら、いくら激しく語りまくっても、ちっとも痛みなんか感じない。何しろ何もかも忘れて夢中でしゃべっているのだから、当然のように痛みだって忘れているのである。

 しかし「サイン会」はダメだ。もともと今井君は予備校講師として「スター気取りのサイン会はボクには向いていません」とホザくタイプである。やりたいのはあくまで授業と講演であって、その前後に設定されているイベントのたぐいはどうも苦手。背やみコギを決め込むのは、いつでもそういう時である。

 11月4日、兵庫県明石でお仕事。大阪・梅田のホテルに滞在中であるから、17時半の電車に乗って明石に向かった。明石まで30分弱、こういう小旅行もまた楽しいものである。

 本来ならJR西日本の誇る「新快速」で明石を目指すところであるが、背やみコギ今井としては、ラッシュ時間帯の新快速はどうしても避けて通りたい。その大混雑ぶりたるや、カバンを持った腕すらマトモに動かせない状況。肩の痛みが倍加しかねない。

 そこで諸君、旅の超ベテラン♡今井君が選択したのは、特急「スーパーはくと」。中国山地を縦断して鳥取県倉吉市まで快走するディーゼル特急であるが、別に鳥取や倉吉まで行かなくても、明石までの30分、懐かしいディーゼルエンジンの響きを満喫していくのも悪くないだろう。
スパークリング
(上本町の祝勝会は、梅田・阪急前のオシャレなレストランで。まずシャンペンが絶品であった)

 明石では昨年も楽しくお仕事をして200名強が集まり、「大成功のモデルケース」ということになった。2014年は校舎担当者のさらなる奮闘で、昨年を上回る250名が集まった。外部生も100名超。近隣の西明石や大久保からもたくさんの生徒が詰めかけた。

 使用したテキストはDタイプ。今井君の公開授業は、AからE7まで合計12タイプものテキストを取り揃えているが、Dタイプは「センター試験への戦略と戦術」編。整序英作文10問ほどを解きながら、正しい戦略と戦術を語りまくる。

 これに先立つ11月3日にも、大阪・上本町でDタイプを使用。大爆笑の連続は他のバージョンと同レベルの激しさで、しかもチャンと授業をするわけだから、こりゃ誰にも不満はない。

 大阪上本町は出席者約115名。90分間キチンと授業に集中して、
「いやー、笑ったね」
「お腹やアゴが痛かったね」
「でも、整序英作文はこれで大丈夫だね」
と、頷きあいながら帰っていけるのだ。そりゃ大満足も当然のことである。

 3連休最終日の大阪は、なぜか街から人影が消えて、その静けさはバシ(=ウソ)のようである。大阪の担当者に「どうしたんでしょうね」と尋ねてみたら、今の大阪は梅田のグランフロントと阿倍野のハルカスに人が集まりすぎて、他はシーンと静まり返ってしまっているとのことであった。
デザート
(上本町祝勝会、デザートまで一分の隙もない絶品の連続だった)

 明石での祝勝会は大焼き肉パーティー。20歳をやっと過ぎたばかりの大学生アルバイト諸君とともに、マコトに楽しい2時間を過ごし、0時に近い新快速で大阪に戻った。

 梅田は夜が早いから、0時半であちこちのシャッターが閉まってしまい、ホテルに戻るのにたいへんな回り道を強いられる。というか「これってもしかしてホテルに入れないの?」と、焦りや悲嘆を感じるぐらいである。

 前日、大阪上本町の祝勝会は、梅田・阪急前のオシャレなお店で、素晴らしいお料理を楽しませてもらえた。用意してもらったシャンパンがあんまりおいしいので思わず歓声があがったし、アグー豚のパテも、エゾジカを使ったジビエ料理も、それこそまさに「おいしゅーございました」のヒトコトである。

 この夜の料理のテーマは「北海道」であった。写真で示した通り、デザートまでマコトに豪華。現在、典型的な「背やみコギ」である秋のクマどんも、こんなに美味しいお料理を満喫させていただけば、背中からも肩からも「痛いの痛いの、飛んで行けー♡」であり、いつのまにか「痛いの痛いの、どこ行った?」と、ふと呆然とするほどなのであった。

1E(Cd) Solti & London:MOZART/LE NOZZE DI FIGARO①
2E(Cd) Solti & London:MOZART/LE NOZZE DI FIGARO②
3E(Cd) Haydon Trio Eisenstadt:JOSEPH HAYDN:SCOTTISH SONGS 2/18
4E(Cd) Karajan & Berliner:BACH/MATTHÄUS-PASSION 2/3
5E(Cd) Sinopoli & New York:RESPIGHI/FONTANE・PINI・FESTE DI ROMA
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