Wed 141008 荒々しいハロウィーン 神戸・三宮でお仕事 千葉・稲毛海岸でお仕事 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 141008 荒々しいハロウィーン 神戸・三宮でお仕事 千葉・稲毛海岸でお仕事

 昨日はハロウィーンであったので、渋谷区にある今井君のオウチの周辺は朝から変に殺気だっていた。「ハロウィーンで殺気だつ」というのは、おそらく世界に類をみない珍現象と言っていいのであるが、さすが超先進国♡日本は、世界に先立って「殺気に満ちたハロウィーン」を始めてしまったようである。

 あんまり殺気だっているから、渋谷駅前ではマコトにクダラン事件も多発したらしい。朝日新聞によれば、「川崎市に住む自称40代の自営業の男が31日午後9時50 分ごろ、JR渋谷駅のハチ公前広場で、茨城県の10代の少女の尻などを触ったとして逮捕」とのことである。

 その他にも「警察官を殴っちゃった」なんてのもある。警察官の誘導のせいで友人と離ればなれになってしまい ☞ 警官に腹を立てたというのであるが、いやはや、そんなくだらないハロウィーンがこの世の中に存在するものなのだろうか。

 もちろん、以上はあくまで「新聞の報道」である。新聞の報道と言ふものは、新聞の報道程度にしかホンキにしてはならないので、今井君は本年5月31日をもって朝日新聞を読むことを完全に放棄した。

 誠実に事実を報道する前にいろんな魂胆とか結論とかが存在して、その魂胆や結論に導こうとさまざまな工夫を凝らす。そういうのは報道の名に値しないので、そのたぐいの報道を受け取るか否かは、すべて読者の判断である。
ピーナツ
(10月31日のクマどんは千葉県でお仕事。カボチャではなくピーナッツ最中のハロウィーンになった)

 新聞に限らず、報道につかわれるコトバのエゲツナサが、今井君はキライである。「少女の尻などを触る」という表現について、その「尻」という響きを考えてみたまえ。自称一流紙の紙面や、日本を代表するテレビ局のニュース番組に相応しいものなんだろうか。

 テレビニュースでつかわれる「女」という響きも、何だか猛々しすぎる気がする。何らかの犯罪に手を染め、容疑者として身柄を拘束された段階で、「女性」は「おんな」と呼ばれることになる。

 「おんなが逮捕されました」「このおんなは…」と、いかにもマジメそうな女性キャスターがニュースを読み上げるとき、うにゃにゃ、「なんて無慈悲な社会なんだ」と秋のクマは目に涙が滲む。

 高度な文明社会の1つの前提は、「罪を憎んでヒトを憎まず」という優しい人々の存在であって、「このオンナ」「茨城県の少女の尻を触ったオトコ」と、愛する家族も長い人生史もある人間を、まだ容疑の段階でポイと無造作に世の中から追放&放逐してしまうのは、どうも猛々しすぎる気がする。
スープ
(神戸に出張で羽田空港のダイアモンドラウンジへ。今月のスープは、アサリたっぷりのクラムチャウダーである)

 むしろ我々は、こんなに乱暴狼藉が渦巻く殺気だったハロウィーンにしてしまったことを、チョイと反省した方がいいと思う。10月31日、今井君は稲毛海岸でお仕事があって、東京駅から京葉線に乗り、千葉方面に向かって一路西を目指していた。東京駅の段階で、すでに「殺気」は物凄いレベルに達していた。

 月末の金曜日にハロウィーンが重なって、東京駅の混雑は「タダゴトではない」というアリサマ。杖をついたジーチャンが歩いていようと、道に迷ったバーチャンがいようと、ハロウィーンの仮装に身を包んだ諸君は、見向きもしないというか、自分のことに夢中で周囲なんかちっとも見えていない。

 京葉線の車内も同じである。快速電車が到着するや、ジーチャンにもバーチャンにももう一切おかまいなし。押し合いへし合いと言うより、「ジャマなものはすっとばして突き進む」である。

 顔に猫のヒゲを描き、腰には長いシッポをつけ、三角のお耳を立てた黒ネコさんもいた。天使の扮装で、背中にトンボみたいな羽をつけた30歳ぐらいの女子2人組は、羽のせいでシートに座ることもできず、電車のドアのあたりを占領して、ヒトの迷惑なんか「今夜は無礼講」と決めてしまったらしい。
夕景
(大阪梅田のインターコンチネンタルホテルから、神戸・六甲山方面の秋の夕景が美しかった)

 すると諸君、途中にはディズニーリゾートがあり、京葉線は行きも帰りも「舞浜」と言ふ駅に停車する。この駅の荒々しさは、言語道断と言っていい。行きも帰りもクマどんは完全に眉をひそめ、「この国は大丈夫か?」と、思わず国外脱出を企画しはじめる始末だった。

 せっかく夢の国での1日を過ごした後なのに、現実にハッと立ち返った瞬間、何でいきなりあんなに荒々しくなるんだ? 大きな荷物を引きずり、土産物の袋を他の乗客にぶつけ、まだポップコーンを出してかじりながら、ドヤドヤと車内になだれ込んでくる。

 集団で行動しているからなのか、行動もマコトに猛々しい。長いシートを一斉に占領し、他の集団を厳しく睨みつけ、シートでも再びポップコーンをかじり、2駅ぐらい過ぎたところで、一同そろって猛然と居眠りを開始する。新木場・八丁堀・東京など、主な乗換駅での騒然ぶりにも、クマどんはまた一驚を喫するのだった。

 一方でハロウィーンの日本人は、「イノシシが出た」「シカが出た」と言っては、直ちに「処分」と決める。「処分」とは、要するに無惨に殺戮してしまうことであるが、コドモたちが街中にカボチャを飾って遊んでいる最中、「麻酔銃をつかう」「いったん眠らせて山に帰らせてあげる」という選択肢が考慮された様子もない。
神戸
(神戸・三宮の大盛況)

 この荒々しい国で、今井君みたいなオジサンが若い諸君を相手に心がけるべきなのは、講演会でも公開授業でも「とにかく優しく丁寧に生きましょう」と呼びかけることである。何をするにも丁寧に、コトバはじっくり選ぶべきだし、肉体の動きだって常に抑制を旨とすべきである。

 10月28日、神戸・三宮駅前でお仕事。午後7時開始、8時半終了、出席者140名。折から関西のヒトビトは日本シリーズに登場する阪神タイガースに夢中。出席率が心配だったけれども、申込者のほぼ100%が出席して、素晴らしい公開授業になった。

 三宮にはこの春とても大きなK塾の新校舎ができて、神戸の地下鉄も電車も「K塾、開校」の猛々しいポスターで溢れかえった。壁も天井もみんな占領して、「開校!!」「開校!!」のビックリマーク・ラッシュ。ハロウィーン同様の荒々しさが、神戸の街を席巻したものだった。

 その大攻勢を向こうに回して、我が神戸・三宮校は見事に奮戦しているようである。この日もまたたくさんの高2&高1新規生が訪れ、今井君の熱い話に真剣に聴き入ってくれた。

 会の冒頭、「日本シリーズよりずっと面白いですよ」と請け合って話しはじめたのだが、最初の10分間を過ぎたあたりで、もう全員が納得してくれたことと信じる。30分を過ぎれば、もう「アゴが痛い!!」「ハラ痛ぇ!!」と、こちらもまたビックリマークの嵐になる。違いは「荒々しさとは縁がない」という一事である。
稲毛海岸
(稲毛海岸も大盛況。ただし、スタッフに「全体が分かるような写真をお願いします」と言い忘れたので、今井君のアップ写真ばかりになってしまった)

 10月31日はすでに書いた通り、千葉の稲毛海岸校でお仕事。出席者は約90名。こちらもまた業界の競合が激しい街であって、同じ雑居ビルの6階が我々、7階がYゼミサテライン予備校であって、雑居ビル1階の掲示板に貼り出されたサテラインのポスターには、懐かしい昔ながらの「超人気講師」の顔ぶれが並んでいた。

 ディズニーリゾート付近の大混雑にゲッソリしていた今井君であるが、とにかく仕事が始まってしまえば、ノリノリに火がつき、火がつけば大きく燃え上がり、燃え上がった炎は天をも焦がす勢いになる。

 生徒諸君の反応も素晴らしかった。この校舎にはこの10年でおそらく10回、この時期に毎年訪れては燃えに燃えた。海岸沿いに大きなマンション群が並び、受験産業がこぞって目をつける地域であるが、まあ我々の勢いは今のところ衰えを知らない。

 ウソだと思ったら、このやる気に満ちた生徒諸君の姿を見てみたまえ。10年前から定点観測を続けた今井君としては、激しい競争と競合の中で、生徒たちの熱意は間違いなく年々成長していることを実感するのである。
 
1E(Cd) Böhm & Berlin:MOZART 46 SYMPHONIEN⑨
2E(Cd) Böhm & Berlin:MOZART 46 SYMPHONIEN⑩
3E(Cd) Martinon:IBERT/ESCALES
4E(Cd) Sinopoli & New York:RESPIGHI/FONTANE・PINI・FESTE DI ROMA
5E(Cd) Oortmerssen:HISTORICAL ORGAN AT THE WAALSE KERK IN AMSTERDAM
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