Sat 141004 山形の仕事 浪人生向け授業 直前期のための新講座 サンマを食す理由 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 141004 山形の仕事 浪人生向け授業 直前期のための新講座 サンマを食す理由

 10月25日土曜日、山形でのお仕事は、18時50分開始、20時20分終了。参加者150人、対象は中3生とその保護者である。「地元の名門・山形東高校を目指しています」という優秀な中3生諸君であるから、保護者の皆さんの意識も非常に高いようである。

 いやはや、パパもママも驚くほどよく反応してくれた。
「東北は控えめな人が多い」
「なかなか反応を返してくれない」
「笑ったり拍手したりはまず考えられない」
など、地元の先生方も心配していたものだったが、さすがに今井君はそうはさせない。山形では前代未聞と思われる激しい反応が、まるまる90分爆発し続けたのである。
山形
(山形の大盛況)

 これほどの大成功となれば、もちろん楽しい祝勝会が待っている。1次会に準備されたのは、銘酒「十四代」を各種取り揃えた雰囲気のいい居酒屋。米沢牛のしゃぶしゃぶに、山形名物「いも煮」も出て、最後は絶品マスカットで締めくくった。

 2次会については、あまり詳しく触れないことにする。昭和45年から営業している看板のない名店で、いわゆる「いちげんさん、お断り」な感じ。女将は昭和3年生まれの86歳、今もしばしばお店に顔を出すんだそうだ。

 「これって、エミール・ガレの作品じゃないんですか?」と尋ねたくなるような、見事なインテリアが並んでいる。さすが山形は努力と倹約の県民性。こういう店が立派に繁盛しているのも、おそらく県民性のなせるわざである。素晴らしい、全く素晴らしい。
十四代
(山形の祝勝会にて。お店の人にポーズをとってもらった)

 さて、そういうことに感激ばかりしていられないのが、人生の難しさと言ふものである。10月27日は午後から新宿西口で浪人生たちのための特別授業があった。10日前の授業が私立大志望者向け。27日は難関国公立大志望者向けの授業が待っていた。

 教材として、2014年大阪大学の長文読解の難問を準備。名簿を眺めてみるに、確かに今日の生徒諸君の志望校は難関大ぞろいである。東大・京大・阪大・九州大。筑波や首都大東京や医学部志望も目立つ。河合塾新宿校を眼下に見下ろす新校舎で、90分予定のところ15分ほど延長し、80行全文を詳細に解説した。

 もちろん終了後は講師室にズラリと質問の列ができた。今井君はいつでも「質問に行きたくても行けないほど、疑問点を一切残さないわかりやすい授業」を心がけている。だから表向きは「質問」の列でも、実際には学習相談会であり、サイン会であり、写真撮影会である。

 何しろ、本番まであと4ヶ月。センター試験まではもう2ヶ月半しか残されていない。彼ら彼女らは厳しく追いつめられている。昨日も難関国公立系の模擬試験があったばかりである。

 さすがにみんな疲労していて、疲労を解消するには今井君みたいなオジサマ講師を囲んで、気楽にコトバをかわしてみるのが一番。普段は講師室でダラダラ雑談を交わすのを好まないクマどんであるが、さすがに今日は別である。
西新宿
(新宿・難関国立大志望者向け授業も大盛況)

 まもなく、受験直前期の生徒たちのための新講座の収録が始まろうとしている。「まとめのための講座」であって、仮タイトルも「英語超頻出事項のまとめ」と決まっている。思えばちょうど先月の今ごろ、マルセイユから帰国してシンガポールに旅立つまでの2週間、この講座のテキスト作成に没頭していた。

 今井君としては、整序英作文や4者択一や正誤判定問題などたった100問の中に、イヤというほどエッセンスを満載したいのだ。予備校講師としての生活もすでに数万年に及ぶが、その数万年を100題にスーパー凝縮&ハイパー濃縮して、直前期の諸君に伝えられる全てを伝えたい。

 そのために、テキスト掲載する問題は徹底的に精選し、精選に精選を重ねて磨き込み、100題すべてが一騎当千のウルトラ良問ぞろいとなった。読解以外のあらゆる分野を、クマなく網羅できている自信がある。

 しかし諸君、ここまで精選した良問で全分野を網羅すれば、楽しく文法問題をやりながら、「あれれ!? 長文読解力もグングン伸びていくぞ」という驚きの体験をするはずである。「長文をやらないと長文が伸びない」とは、シロート考えに過ぎないかもしれないのだ。
秋刀魚1
(今井君は海の町の生まれ。サンマを食べる名手である)

 諸君、この講座の収録を今井君は「今や遅し」と切歯扼腕の思いで待ち構えている。体調管理までしっかり、体重にも気をつけてダイエットも怠らない。

 だから新宿での授業の帰りに飲み屋に立ち寄っても、注文するのは何が何でもサンマ。青魚を元気に食べて、もともと優れた♡オツムの中身をDHAとEPAでもっと鋭敏に鍛え上げていく。

 さらに予習に予習を重ね、テキストのゲラは収録日までに書き込みで真っ黒になる予定である。精選された問題群、講師の徹底的な予習と、DHA&EPAの摂取。サンマ君にも協力を仰ぎつつ、精神面&肉体面をboth鍛え抜いて、収録の日を待ち受けている。

 90分×5コマに「全てを網羅」というのは、あくまで理想論であって、滅多な人間のできることではないが、何しろ今井君はこの厳しい世界で見事に数万年を生き抜いてきた猛者である。意地でもこの理想を達成してみせる。
秋刀魚2
(サンマは見事に骨格のみに変わる)

 言わばこの講座は、追いつめられた直前期の受験生たちのための大きなアメ玉、濃縮アメ玉のカタマリである。このアメ玉をエンジョイすれば、いよいよ大空に向かって勢いよく羽ばたいていける。開講されたら、どんどん受講してくれたまえ。超頻出事項のファイナルチェックを通じて、読解力にもグングン加速度がついていくはずだ。

 今もなお読解スピードに悩む諸君、精選された整序や正誤や4択で、肩の力を一度抜いてみたまえ。読解が伸び悩むのは、肩に力が入っているから。ファイナルチェックで余裕のある助走をつければ、Victoryが意外なほど手近にあることを実感できるに違いない。

 難問ばかりやって自信をなくし、焦りが募って暗い顔をしてるんじゃ、本来できることもできなくなってしまう。高く飛ぶためには、十分な距離とスピードの助走が不可欠なのに、行き詰まっている諸君は、助走をとらずに翼ばかりバタバタさせている。そんなに慌てふためいていたら、失速と墜落は目に見えている。

 やっぱり大切なのは、最後の最後まで基礎&基本。しっかりした骨格、強靭な筋力、おいしいサンマ♡ 理想を言えば「毎日1題の長文読解」であるが、直前期はむしろ、学力から無用の贅肉を削ぎ落とすことを心がけたい。今井のまとめ講座は、直前期の諸君の脳ミソをスッキリ整理し直して、高く飛翔するための最高の助走になると信じる。
 
1E(Cd) Böhm & Berlin:MOZART 46 SYMPHONIEN⑨
2E(Cd) Böhm & Berlin:MOZART 46 SYMPHONIEN⑩
3E(Cd) Martinon:IBERT/ESCALES
6D(Pl) 熊川哲也Kバレエカンパニー:カルメン:東急Bunkamura
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