Sun 140713 新幹線移動とマリオット シャカオジサン 岡崎の大盛況 岡崎の大祝勝会 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 140713 新幹線移動とマリオット シャカオジサン 岡崎の大盛況 岡崎の大祝勝会

 というわけで(スミマセン、昨日の続きです)、8月4日の今井君は夕暮れから愛知県岡崎でお仕事。東京発11時半の「のぞみ」に乗りたいので、10時半にはオウチを出て東京駅に向かった。36℃を超える猛暑の中でも、皇居をグルグル回るジョギングフリークの皆様は一向にメゲる様子がない。いやはや、素晴らしい根性だ。日本はまだまだ大丈夫ですな。
 夏休み真っ盛りで新幹線は混雑している。というか、キップ売り場の混雑が甚だしい。13時半ののぞみの座席を11時半発に変更するだけだったのに、窓口に15分も並ばなきゃいけない。これじゃまるでイタリアやスペイン並みだ。この時期は窓口増設ぐらいしたほうがいい。
岡崎1
(愛知県岡崎、大盛況の図 1)

 東京を出発して新横浜駅までは、いつもの通り車内アナウンスがうるさすぎてとても読書どころではない。各駅への到着時間なんか、チケットの券面に印字されているんだからいちいち放送する必要はないと思うのだが、車掌さんは「この放送こそ晴れ舞台」という晴れがましい声で2度でも3度でもマイクを握る。
 あまりのしつこさに呆れ返っていると、おやおや、静岡に近づく頃から空が雲に覆われはじめた。静岡では薄曇りだったが、掛川を過ぎる頃には雲の色が黒く変わり、浜松でとうとう雨になった。浜名湖は大粒の雨に打たれ、上空を低い雲が覆い尽くして、湖は分厚い板でフタをされたような重苦しさである。
 さすがに日本列島は細く長く、天候もマコトに多様なのである。東京は快晴の猛暑でセミ時雨が激しかったが、四国や九州や東北&北海道は梅雨末期を思わせる豪雨の真っ最中、大きな被害も出ている。静岡から愛知がちょっとしたゲリラ豪雨に襲われていても、ちっとも不思議はないのだ。
 名古屋での宿泊は、懐かしいマリオット。代ゼミ時代は毎週1回、8年で200泊以上したホテルだが、この数年は半年に1回ぐらいしか泊まらなくなった。久しぶりに宿泊してみると、壁やカーテンはすっかり黄ばみ、ジュータンなんかもちょっと汚れが目立ちはじめているような気がする。
手羽先
(岡崎の祝勝会、名古屋コーチン手羽先の図)

 岡崎には、名鉄で行く。特急で30分+α。360円の「μチケット」を買うと、まあゆっくり座っていけるのだが、後ろの席のオジサマのシャカシャカ袋がうるさい。40分延々とシャカシャカされたんじゃ、繊細なクマ蔵の神経もそれに合わせてシャカシャカしはじめる。
 地位も名誉もありそうなオジサマなのに、ガマンしきれずに通勤電車で発泡酒500ml缶をプシュッとやり、竹輪モグモグ☞発泡酒グビグビを始めちゃったのである。竹輪モグモグも発泡酒グビグビも構わないが、シャカシャカの連続はさすがに困る。
 何故かシャカオジサンは、発泡酒と竹輪をシャカシャカ袋で隠してコソコソやっているのだが、「オジサマ、コソコソする必要なんか1つもありません。1日頑張って働いた後なんですから、もっと堂々と、シャカシャカしないでやってください」でござる。
 「新安城」という駅でやっとシャカシャカオジサマが降りて、車内は一瞬の静寂に恵まれた。キリギリス君やカマキリ君にバッタ君たちが大活躍していそうな豊かな田園地帯が広がる。なるほどこれこそ、450年前に信長どんに秀吉どんに家康どんがシノギを削りあった豊穣の平原なのである。
ウーロン茶割り
(岡崎の祝勝会場「バードスペース」でも、やっぱりウーロン茶割。2杯ずつ注文する流儀も同じだ)

 東岡崎の駅で電車を降りると、拍子抜けするほどの涼風が顔を撫でる。「8月上旬の名古屋周辺」と言えば、37℃とか38℃とかは覚悟の上。熊谷に館林みたいな酷暑を予想してここに来た。しかし諸君、この日の岡崎は、たった28℃。おお、さっきのゲリラ豪雨の影響かもしれない。
 会場は、「リブラ」=税金をタップリ&たんまり使って建てたらしい「岡崎図書館交流センター」である。徳川家康が天下統一の足がかりとした岡崎城のすぐそば、つい4~5日前に大きな花火大会が開催された乙川からも近い。
 「岡崎はジャズの街」ということに突然決まったらしくて、このハコモノの中にもジャズ専用の立派なコンサートホールが作られた。さすが民主党時代3年間の日本は「コンクリートから人へ」だったので、巨大なコンクリートの箱の中で、ヒトビトがマコトに嬉しげに闊歩しているのであった。
 岡崎でのお仕事は、18時半スタート、20時10分終了。写真でも分かる通り、大盛況中の大盛況だったので、180席用意した大ホールに180名を超える生徒諸君が集まってくれた。キリを立てようにもキリを立てる面積が残っていない。一言でいえば「立錐の余地がない」というアリサマだった。
岡崎2
(愛知県岡崎、大盛況の図 2)

 しかし諸君、たとえ「立錐の余地がない大盛況」を実現したとしても、詰めかけたヒトビトが大波をうって大爆笑&大喝采ということにならなければ、そこに価値は1つも見いだせない。というか、もしそんなことになったら今井君の責任問題である。
 もちろんそこはそれ、今井君の大ベテランぶりが際立つ場面である。喝采を浴びて登場、登場して5秒で最初の爆笑、あとは一気呵成に20秒に1回の爆笑と喝采。その爆笑も喝采も、時の経過とともに萎んでいくようなダラしないことは自分で自分に許していない。幾何級数的に喝采の響きが拡大していくのでなければ、ベテラン講師の名に値しないのである。
 あまりの楽しさに思わず10分延長、スタッフ諸君をハラハラさせてしまったかもしれないが、20時10分、会は滞りなく終了。具体的な営業トークも抜け目なく交え、生徒代表から大きな花束も受け取って、マコトにめでたく閉会となった。
 終了後はもちろん祝勝会に一直線であるが、この規模の大成功となれば、出待ちの生徒諸君も存在する。待ち受けていた高校生諸君と何枚か写真に収まり、タクシーに乗り込んでからもまだ喝采を受けて、セレブ気分で会場を後にした。
 祝勝会は、名鉄東岡崎駅前の「バードスペース」。BirdのSpaceということは、要するに焼き鳥屋さんであって、名古屋コーチンを中心に旨い鶏料理をいろいろ食べさせてくれた。
串揚げ
(串揚げ、おいしゅーございました)

 参加したスタッフは、もちろん40歳代のオジサマもいるけれども、「3年前に生徒でした」「4年前に授業を受けてました」という元生徒の諸君が中心。「D組☞C組☞B組と目いっぱい笑いながら受講してました」「名古屋大学工学部の3年生です」「同じく名古屋大学農学部3年です」など、将来を嘱望される若者ばかりである。
 いやはや、楽しいお店であった。あんまり盛り上がっているのでお店のオネーサマは若干ツラそうであったけれども、次々と運ばれてくる名古屋コーチンを、みんな遠慮なくワシワシ逞しく召し上がる。
 「やわらかーい♡」「ふわっふわ♨」みたいな軟弱なヤツは誰もいない。万が一固かったら、アゴの訓練と思って構わずワシワシ&ワシワシやるのが青年の特権じゃないか。その意味で、女子諸君もカッコよかった。今井君の授業でワシワシ逞しく咀嚼力を高めてくれた証拠である。
 相変わらずガマンしてウーロン茶割しか飲まない日々を続けるクマどんであるが、この日はとうとうウーロン割10杯を飲み干した。23時、若者たちは「まだ飲んでいきます」という勇ましさ。今井君は名古屋まで帰る最終の特急に乗ったが、ギリギリの時間帯まで若者たちと一緒に写真に収まったりして名残を惜しんだ。
 岡崎は、岡崎高校の東大進学実績で有名。全国に知らぬ者のない、質実剛健で優秀な青年の多い街である。是非また呼んでくれたまえ。今井君は、何よりも基礎基本を貫徹する質実剛健が大好物の豪快なクマである。

1E(Cd) Ashkenazy:RACHMANINOV/PIANO CONCERTOS 1-4 1/2
2E(Cd) Ashkenazy:RACHMANINOV/PIANO CONCERTOS 1-4 2/2
3E(Rc) Solti & Chicago:MAHLER/SYMPOHONY No.8①
4E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/SYMPOHONY No.1
5E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/SYMPOHONY No.2
total m81 y1201 d14131