Fri 140620 今井君の危機管理 羽田で天ぷら蕎麦 新百合ケ丘で仕事 下北沢・単独祝勝会 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 140620 今井君の危機管理 羽田で天ぷら蕎麦 新百合ケ丘で仕事 下北沢・単独祝勝会

 別に威張るわけではあるが♡、今井君の危機管理能力は明らかに群を抜いている。毎度毎度の外国旅行で十分に証明されている通り、どんな危機に立たされてもマコトに巧みにそれをすり抜けて、危機5髪だろうが危機3髪だろうが、スルリスルリと安全地帯に逃げ込んでしまう。
 今回のワラスボ台風8号に関して言えば、台風それ自体がヨレヨレだったおかげもあって危機百髪ぐらいの余裕があった。しかし、やっぱり7月5日から10日にかけての九州の旅については、いま冷静に天気図を眺め直してみるに、「おお、無事によく切り抜けたな」の感が強い。
 10日、会社からもらっていたヒコーキのチケットは熊本発の羽田便。「玉名でのお仕事のあとは熊本に宿泊して、熊本空港からヒコーキに乗ってください」ということであって、平常時の判断としてはこれ以上マトモな経路は考えられない。
 しかし諸君、今井君はかなり早い時点で「そのルートじゃ、危ないな」と判断。沖縄から東シナ海を通って大きくスライスしてくる夏台風の典型的ルートを脳裏に描いてみると、7月10日の熊本空港はどう考えても台風の真っただ中に入る。
ショートケーキ
(神奈川県新百合ケ丘でウルトラ基本のケーキをいただく。こういう超基本もまた素晴らしい)

 ホントにそのルートで来るかどうかは別としても、一番コワいのは人間たちの慌てふためいた判断である。「きっと来る」「きっと来る」と恐怖でパニックになると、その「きっと来る」シロモノがヨレヨレ台風であろうがなかろうが、ヒトはパニックになって、まず電車をみんな「運転見合わせ」にしてしまう。
 同様に、学校はすべて休校、海上交通も運航停止。ヨレヨレ君相手に前日から決めちゃう必要はなさそうなものだが、「きっと来る」ということになれば「とりあえず止めましょう」と判断する。ヒコーキも同じことであって、「暴風雨圏に入りそうだ」ということになれば、「見合わせましょう」と即座に判断されてしまう。
 だから、ウルトラ旅慣れた今井君から見れば、10日の熊本空港発は期待しないほうがいい。「9日は福岡に宿泊、10日は福岡空港から羽田に向かおう」と決めた。台風のスライスラインから考えて、福岡はたとえ暴風雨圏に入るとしても、その最も北側、暴風雨圏の円周のあたりにチョコッと入るだけだと予測したのである。
 しかも諸君、ヒコーキの離陸時間帯も考えなきゃいけない。最初に予約したのは13時半の便だったが、前日9日の予報では、13時半の福岡はちょうど暴風雨圏内。熊本県玉名のお仕事に向かう寸前に、今井君は13時半の便から朝8時の便に変更手続きを終えていた。
ミニのどぐろ
(新百合ケ丘のお仕事のあと、下北沢で単独祝勝会。ミニのどぐろ、おいしゅーございました)

 何故こんなに神経質になっているかと言うに、10日夕刻から神奈川県新百合ケ丘でお仕事があるからである。実は今回の台風で一番心配だったのがこの新百合ケ丘。9日の玉名までは「何とかセーフだろう」と安心していたが、ヒコーキのことを考えても、台風の進路を考えても、新百合ケ丘での実施が特に危うかった。
 10日朝6時半にホテルをチェックアウトして、空港には7時に到着。台風はすでに九州横断を終えて四国に接近しているところだったが、ヒコーキは定時に運航の予定。しめしめ、今井君がニラんだ通りだ。
 今井君がどう「ニラんだ」かというに、この日の福岡→羽田便が運航停止になるとすれば、第一の理由は「機材ぐり」だろうということ。福岡発のヒコーキは、羽田などからのヒコーキを折り返しで使用することが多い。つまり、福岡空港が悪天候でヒコーキが降りられない状態になると、「使用する機材が到着できないため、運航を見合わせます」ということになる。
 ならば、すでに前日のうちに福岡に到着した機材で運航する便を予約すれば、チャンと東京まで運んでもらえる可能性がグッと高くなるわけだ。おそらく9時以降の便は「折り返し機材」を使用するから、安全確実なのは8時の便。ま、そういう判断である。
天ぷら蕎麦
(羽田空港のお蕎麦屋で天ぷら蕎麦をすする)

 ただし、「それでは早く着きすぎる」という欠点もある。ヒコーキは、途中四国の上空でヨレヨレ台風の雲の渦巻きを右側の窓に見ながら、10時半には羽田に到着。あらら、これでは「新百合ケ丘に直接向かおう」という今井君のプランに狂いが生じる。
 仕方がない。まず無事に着いたことを祝して、羽田空港でお蕎麦でもすすっていくことにした。注文したのが天ぷら蕎麦。誰が見ても「機械で大量に生産しました」「そこら中のお蕎麦屋に卸しています」というガツンガツンにコロモが着いた天ぷらに辟易した。だって諸君、海老の天ぷらの切り口が正方形なのだ。コロモ、またコロモ。しかし、まあ何とか平らげた。
 バスで渋谷へ。これもまた定時運行。台風が迫っているはずなのに、雨もなし&風もなし。いやはや、ちょっと生温い風がワラスボ台風の気配を伝えるだけである。みんな外出を控えたせいか、渋滞すら解消している。
 渋谷セルリアンタワーから、タクシーでいったんオウチに帰り、オウチでブログを1本アップしてから新百合ケ丘の校舎を目指した。テレビでは「暴風雨に警戒」と繰り返しているけれども、待てど暮らせど暴風雨の「ぼ」の字もない。
赤提灯
(下北沢で単独祝勝会。何故かまたまた博多料理でござる)

 新百合ケ丘までは、小田急線の「快速急行」に乗ればあっという間である。「下北沢を出ると、新百合ケ丘まで止まりません」と、ヤケになったような快速で途中の駅をすっとばしていくが、都会のど真ん中を何故そんなにすっとばしていかなきゃいけないのか、どうも腑に落ちない。
 新百合ケ丘でのお仕事は、19時スタート、20時半終了。出席者約100名。狭い教室での開催だったから、今日もやっぱりパンパカパンのパン。優秀な生徒諸君の多い校舎で、雰囲気もマコトに良好。外は途中から生温い雨が降り出したようだったが、そんなこととは無関係のウルトラ大爆笑のウルトラ連続になった。
 いつもならスタッフにお願いして教室の一番奥から写真を撮ってもらうのだが、これだけパンパカパンになると、それも不可能だ。「撮影されたらイヤだと言うヒトはテキストで顔を隠して下さい」とお断りした上で、最前列から撮影させてもらうことになった。
 しかし諸君、どうしても生徒諸君の顔がハッキリ写ってしまう。ちょうど「個人情報」の問題がクローズアップされている時でもあり、いろいろセキュリティも考えなければならない時代だ。新百合ケ丘の写真は遠慮して、「アゴの一夜干し」の写真に変えさせていただくことにしたい。「なんだ、そりゃ」であるが、これもまた今井君の危機管理の一環である。
アゴの一夜干し
(下北沢のアゴの一夜干し。おいしゅーございました)

 終了後、下北沢で単独祝勝会。いつも同じことを書いているが、首都圏での仕事のあとは、どんなに大成功でも正式な祝勝会は開催されない。しかしそれじゃ余りに寂しいじゃないか。すでに首都圏を通過したヨレヨレ・ワラスボの名残の雨がポツポツ落ちてくる中、すっかり馴染みの博多料理店に向かった。
 そんなこと言ったって、今井君自身ついさっきまで博多にいたのである。それどころか、この1週間ほとんど九州の周辺をウロついていて、来る日も来る日も九州の旨いものを食べ歩いていた。にも関わらず、東京に帰った夜にまたまた博多料理屋というのだから、こりゃよほど九州が好きなのである。
 ここのお店で気に入っているのは「せせりの石焼き」「しらすおろし」「おきゅうと」「アゴの一夜干し」など。特に変わった料理ではないが、「おお、こりゃ博多だ!!」と実感する味がいい。
 お店の人たちの元気で暖かい対応もいい。夏シリーズが始まって以来、今井君は「翌日に残るような強いお酒は我慢」という方針を貫き、注文するのは延々とお茶割りである。
 ウーロン茶割り、ウコン茶割り、緑茶割り。いくら飲んでもお店の儲けにはならないような安いお酒ばかり、8杯も10杯もしつこく飲み続けるが、ちっともイヤな顔をなさらない。「少しだけ焼酎の量を増やしときますか?」とイタズラっぽく尋ねてくるオニーサンの表情もまた、ほろ酔いの今井君には嬉しいのである。

1E(Cd) Bill Evans & Jim Hall:INTERMODULATION
2E(Cd) John Dankworth:MOVIES ’N’ ME
3E(Cd) Duke Ellington: THE ELLINGTON SUITES
4E(Cd) Bill Evans Trio:WALTZ FOR DEBBY
5E(Cd) Anastasia:SOUVENIR DE MOSCOW
total m100 y1067 d13997