Thu 140612 旧交を温めすぎて ☞ 湯気&ケムリが上がる 山口県徳山で仕事  ケーキ3コ | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 140612 旧交を温めすぎて ☞ 湯気&ケムリが上がる 山口県徳山で仕事  ケーキ3コ

 7月4日、茨城県日立から帰った今井君は、夕暮れから竹橋の毎日新聞本社へ。別に新聞社に用事があったわけではなくて、新聞社地下の飲食店街に晩飯を食べに行っただけである。
 ただし今井君ぐらいのオトナになれば、昼メシでも晩メシでも「メシを食う」という行為が単独で成立することは少なくて、メシついでにビジネスの話をするとか、メシのモグモグやりながら旧交を温めるとか、メシに付随した何らかの用件があるものである。
 7月4日の晩メシは、そのうちの「旧交を温める」部類に属するものであった。その旧交がどんな旧交であるかについては、ともに旧交を温めあった他のオジサマたちに迷惑がかかるといけないから、ここでその詳細を書くことはできない。
徳山
(山口県徳山の大盛況)

 しかし「えぞ料理・ユック」で3時間、その後は赤坂に場所を移して午前1時まで、のべ7時間にわたって旧交が温まり続けたのだから、懐かしの旧交はまず湯気をあげ、白い湯気はやがて青紫のケムリに姿をかえ、ついにはメラメラと炎をあげて激しく燃え上がった。
 今井君の場合、旧交の炎はやがて「カラオケ」という形を呈することが多い。おお、激しくオジサンだ。しかも諸君、メラメラ炎をあげるクマ蔵のカラオケは、マイクを放り捨ててアカペラでの熱唱にかわり、近所迷惑なウルトラ熱唱は、一般に慶応義塾大学応援歌「若き血」を、起立&直立不動の模範的姿勢で歌い上げて終止符を打つ。
 そういうことをして旧交を徹底的に熱し尽くし、ついにサカズキを置いて店の外に出てみると、外は梅雨の雨。大型の台風8号が太平洋を北上、「8日には沖縄直撃か?」「9日は九州が暴雨風雨圏に?」という恐るべき可能性を、まざまざと身にしみて感じさせる初夏の冷たい雨が降っていた。
徳山駅
(徳山駅、夜11時)

 こうして諸君、「旧交を あたためすぎて 二日酔い」といふ出来損ないの川柳のような事態になった。何とその後の今井君は、オウチのデスクの椅子で午前5時までウタタ寝をするというテイタラク。午前5時、ふとトイレに起きてから慌ててベッドに入ったが、7時にはムックリ起きだして、羽田発11時のヒコーキで福岡に向かった。
 ヒコーキは、今井君が最前列の1K。今井君の後ろの2Hには元自民党副総裁・山崎拓氏。早稲田大学の先輩にあたるウルトラ政治家と同じ空間で、同じ空気を呼吸する光栄に浴することになった。
 13時半、ホテルにチェックイン。うにゃにゃ、ここは今井君が「プラチナ&アンバサダー・メンバー」になっているホテルであって、ちょっとぐらい到着が早かろうが、おかまいなしにお部屋にノシノシ入っていくことができる。いやはや、マコトに態度のデカいクマであるね。
 今日からは九州シリーズが始まる。5日が山口県徳山、6日が福岡県大牟田、7日が大分、一日だけ休みが入って9日が熊本県玉名。いつもの外国旅行とおんなじ形式で、博多のホテルを拠点とし、ここから鉄道を駆使して放射状に目的地に日帰りの旅を繰り返す予定である。
 現段階で最も心配しているのが9日の玉名。台風8号の九州直撃が懸念される日である。もちろん、そんなことをツキノワグマなんかが心配していても致し方ないので、夏の台風が大きく右にスライスして日本列島にホールインワンしちゃうのは毎年のことである。
ケーキ
(ケーキを3個もいただいた)

 さてと、7月5日の今井君はそろそろ山口県徳山に向かうことにいたそう。博多☞徳山は、「のぞみ」で45分ほど。いつもの年の博多なら、ホテルから新幹線ホームまでのわずか5分の道のりで全身♨汗みどろになってしまう季節であるが、今年はやっぱりエルニーニョ。黒いスーツを着ていても、汗みどろどころか、ちっとも汗をかかずに済んだ。
 徳山に到着、午後4時15分。お仕事の会場は駅前の「ホテルサンルート」。東進移籍から9年、ここの会場では3回目となる。目の前に大きな精油工場の勇姿が広がり、「工場萌え」のヒトビトならさぞかしモエモエになりそうな風景だが、本来このあたりの瀬戸内海は「鼓海」と言って、マコトに波の穏やかなノンビリした街である。
 徳山でのお仕事は6時開始、7時半終了。出席者は予定より増えて約150名。「予定より増えて」というあたりが、この4~5年の我々の勢いを如実に示すのであって、昔から予備校イベントの参加者などというものは、予定×0.8ぐらいが普通。雨なんか降ればその数字は予定×0.6ぐらいにまで落ち込んで、スタッフもガッカリさせられるのが常だった。いやはや、今日もまた「椅子が足りなくなりました」という超満員の会場で、90分はこの上なく楽しく過ぎていった。
もも
(モモ1個がまるまるケーキに)

 「オウチがケーキ屋さん」という生徒が1名在籍していて、今井君のためにケーキを3コもプレゼントしてくれた。ケーキ屋さんの屋号は「CHEZ MOM」。いただいたケーキは、①モンブラン、②ピーチ丸ごと、③マンゴー&ババロアの3種。3つとも、たいへんおいしゅーございました。
 今井君の大好きなケーキについては、何度かこのブログにも示した通り「フルーツ、ジュレ、ババロア」が3種の神器であって、その意味では何と言ってもまず③に手が伸びた。しかし諸君、モモを丸ごと1個ケーキに仕立てた②も絶品。①は普通のモンブランを縦に細長くしたデザインがいい。モンブランというより、マッターホルンにソックリだ。
 もちろん、「そんなにケーキばっかり食べてたら、糖尿病や肥満が心配です」と、優しい気遣いをしてくれる人もいる。しかし諸君、心配ご無用である。今井君は、立派な紳士であり、超ジェントルグマである。ケーキを3コも独り占めにして意地汚くムシャムシャやっちゃうようなことはありえない。スタッフの皆さんとキチンと分け合って、お仕事前のひとときを楽しく和やかに過ごしたのである。
生ハム
(徳山「やま中」の生ハム、おいしゅーございました)

 お仕事後の祝勝会は、徳山駅そばの「やま中」で。キップのいい女将さんに感激しながら、ハモの湯引き ☞ たまげ茄子の天ぷら ☞ ウナギ白焼き ☞ 生ハムと、遠慮なくワシワシ平らげた。「たまげ茄子」とは、「魂消るほどデカい茄子」を短く縮めた名称であって、確かにこのデカさは十分「魂消」の名に値する。
 生ハム、ホントにおいしゅーございました。あんまり旨いので、思わず大皿3枚もオカワリしてしまいました。そしてもちろんここは山口であるから、日本酒は「獺祭」。コメを徹底的に磨き上げた純米大吟醸「2割3分」といふ銘酒を心ゆくまで楽しんで、23時、「ラスト but 1」の新幹線で無事に博多に帰還した。

1E(Cd) Art Blakey:MOANIN’
2E(Cd) Human Soul:LOVE BELLS
3E(Cd) Patricia Barber:NIGHTCLUB
4E(Cd) Yohichi Murata:SOLID BRASS Ⅱ
5E(Cd) CHET BAKER SINGS
total m60 y1027 d13957