Fri 140606 何だか涼しすぎないか 東京で豪雨 大和八木でお仕事 ウルトラ紳士の夜 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 140606 何だか涼しすぎないか 東京で豪雨 大和八木でお仕事 ウルトラ紳士の夜

 6月27日、お誕生日翌日の今井君は再びヒコーキに乗って大阪を目指した。夜8時から奈良県の大和八木でお仕事があったのである。
 普通のヒトなら、奈良の仕事は京都に泊まる。新幹線で京都、宿泊は京都駅上のホテルグランヴィア、京都からは近鉄特急で30分。まあその辺りが常識であって、いきなり羽田から伊丹までビューンというのは、いささか乱暴な行動に見えないこともない。
 しかしそのルートでは、残念ながら今井君の苦手なものがズラリと並んじゃうじゃないか。
① お弁当の匂いとオジサマ集団の笑い声に満たされた新幹線空間で、2時間半も何やってたらいいの?
② グランヴィア京都って、何でいつもあんなにドヤドヤ混雑してるの? 何であんなにだだっ広くて、何であんなに駅のアナウンスがうるさいの?
③ 近鉄特急って、何であんなに暑苦しいドレッシング色なの?
以上、京都経由で奈良方面に向かうのが苦手な3つの理由である。
大和八木
(奈良県大和八木の大盛況)

 そこでクマ蔵どんは、「いきなり伊丹までビューン」を選択。伊丹に降り立ってみると、この時期の大阪としては意外なほど涼しい日だった。6月も末の大阪は、毎年いきなり汗が噴き出すほどの蒸し暑さなのであるが、おやおや、吹く風はマコトに爽やかで、ちっとも大阪の梅雨っぽくない。
 これって、エルニーニョの影響なのかね。東京の夜は「おお、長袖が必要なぐらいだ」と思うぐらいだし、この間の高松でも、思わずタクシーの運転手さんに「涼しいですね」「冷夏になるんですかね」と声をかけてしまった。何となく、ちょっとした異常気象が始まっているような気がする。
 ついでだからここに書いておけば、昨日(6月29日)の東京はウルトラ♨ゲリラ豪雨に襲われた。10年前の今井君が通い慣れた代ゼミへの道は、小田急線のガード下で水浸しになり、タクシーなど3台が水没したらしいし、クマ君のオウチのすぐ近くでも家のドアが開かなくなり、子供が一人オウチの中に閉じ込められた。
 3~4日前に三鷹を襲った大量の雹につづく天変地異である。おお、古老・クマ之進としては、今後の天変地異の連続を憂えざるを得ない。高松も大阪も、奈良も静岡も、この時期に歩き回れば1分も経たないうちに汗みどろのドーロドロになるはずなのに、妙に清々しく、不思議に爽やかな風がわたっていく。
お部屋
(今日のインターコンチはスタンダードなお部屋。お風呂にはもちろんブラインドがある)

 さて6月27日、大阪に到着したクマ君は、まず梅田のインターコンチネンタルホテルにチェックイン。今回はこの間みたいな巨大&ウルトラデラックスルームではなく、ごくごくスタンダードなお部屋であったが、うーん、むしろこのぐらいのほうが落ち着けていいかもしれない。
 17時半までお部屋でゆっくり過ごした後、梅田から難波まで地下鉄、☞難波からドレッシング色の近鉄特急で大和八木に移動した。今井君はマジメで品行方正なおとなしいクマであるから、こういう移動に「タクシー利用」などという暴挙に出ることはしない。夕暮れの大阪の通勤客が激しいオシクラマンジューに興じている電車に乗って、やっぱり今年の大阪の涼しさを痛感した。汗臭いオジサンが1人もいないのは珍しい。
ポスター
(なかなかセンスのいいポスターを作ってくれた)

 大和八木でのお仕事は、20時開始、21時半終了、出席者は約200名。校舎での開催であるが、幸いここの校舎には200名を収容できる大教室があって、「酸欠寸前」みたいなことにはならなかった。
 開始時間が異様に遅いのは、この地域も例に漏れず部活動が盛んであり、大和三山に囲まれた日本のまほろばで、野球部・テニス部・サッカー部をはじめあらゆる部活生が、日の暮れた後までもグラウンドを駆け巡っているからである。
 奈良県の名門・畝傍高校の生徒諸君を中心に、高1生と高2生のみに限定して200名。スタッフの皆さんの努力で大盛況になった。畝傍高はスーパーグローバル・スクールにも選ばれた優秀校で、「英語の授業はすべて英語で」という文科省の原則を貫いているんだそうな。「素晴らしい、全く素晴らしい」である。
柿乃葉寿司
(柿の葉寿司をいただいた)

 21時半に終了、直ちに祝勝会場に駆けつける。何しろ今日中に大阪・梅田に帰らなくちゃいけない。そのためには23時19分の特急が最終電車になるから、22時に祝勝会を始めても、1時間ちょっとしか残っていないのである。
 こうなると当然最初から「ウーロン茶割り、2杯ください」ということになる。お店は大和八木駅前の「KI・CHI・RI」。昨年も一昨年も祝勝会に利用した馴染みの店であって、従業員の中にもお馴染みさんがいらっしゃる。
 もちろんそれは「元生徒諸君」であって、我々の彦根校で今井君の授業を受け、ナースを目指して奈良県立医大にやってきた人をはじめ、この店だけでも3人の元生徒が挨拶にきてくれた。
 こういう状況であるから、酒を飲んでも決してダラしないことになってはいけない。「飲み過ぎてゲロを吐いた」「酔っぱらって蹴つまずいて転がった」「隣のテーブルのお客と口論を始めた」「店員さんに罵声をあげた」など、ヨッパライにありがちな全ての醜態は、厳しく御法度である。
大和八木駅
(夜も更けた大和八木駅)

 それは何もこの店に限ったことではない。日本国中どこでも御法度であって、今井君はいつでもどこでも、品行方正で物静かな紳士であり、穏やかで温厚なクマ左衛門で通さなければならない。
 そりゃそうだ。日本国民100%が「奇跡を信じよう」「ミラクルは必ずやってくる」と絶叫していたあの朝に、「奇跡なんか起こさなくていいから、とにかく1点1点どんどん獲得していこう」と、落ち着いた笑顔で発言していたほどのウルトラ紳士である。飲み屋で無意味に激昂するなんて、ありえない話じゃないか。
 祝勝会終了、23時15分。「たった4分で駅のホームに降りる」という離れ業だって、別に奇跡なんか起こさなくっても、ウルトラ紳士にとってはウルトラ余裕でウルトラOKだ。
 ちょっと居眠りはしたけれども、「寝過ごしちゃった」「難波でコッソリもう1軒行っちゃった」「結局タクシーに乗っちゃった」みたいなダラしない行動とも一切無関係。巧みに電車を乗り継ぎ、24時15分、ウルトラ♡キチンとホテルの部屋に帰還したのであった。めでたしめでたし、ウルトラめでたし。

1E(Cd) Kremer:MOZART/VIOLINKONZERTE Nos.2&3
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