Mon 140224 京都は春の豪雨 京都でお仕事 京大の問題を解説 歌舞練場そばで祝勝会 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 140224 京都は春の豪雨 京都でお仕事 京大の問題を解説 歌舞練場そばで祝勝会

 3月13日、伊丹から京都へは、タクシーで移動。普通にメーターを回して走れば確実に1万円以上かかるが、MKタクシーの定額運賃を利用すれば、6000円+αで済む。タクシーと新幹線を乗り継いでウロウロするより、いっそ思い切って一気にMK利用のほうが、心にもカラダにもお財布にも優しいのだ。
 夕刻、馴染みのウェスティン都ホテルでちょっとゆっくりして英気を養ったクマ蔵は、これまたお馴染みの「京都駅前校」に向かった。大阪もそうだったが、京都もマコトに激しい雨。「こんなヒドい雨で、果たして生徒は来るのかな?」と、超ベテラン♨今井君でさえ心配になるような春の豪雨であった。
 この豪雨で、鴨川の水位もかなり上がっていた。いつもなら川の真ん中に白鷺クンが立ち尽くし、餌を狙って鋭い目を光らせているものであるが、こんなに激しい雨では、さすがの白鷺クンも降参したようであった。
 それほど激しい雨でも、京都の観光客だけはメゲることがない。タクシーで通りかかった東山安井や八坂神社前のバス停には長い列ができて、雨の渋滞の中なかなかやってこないバスを、イライラしながら待っている様子がイジらしかった。
京都1
(3月13日、京都でお仕事。大盛況だった)

 しかし、今夜の会を主催してくれた塾側にとって、むしろこの雨はありがたかったらしい。すでに定員を遥かに上回る申し込みがあって、「殺到」と表現するまでには至らなくても、「申込者全員が出席するようなことになったら、確実に会場がパンクしちゃいますよ」と、関係者一同が不安な顔を集めているところだった。
 「幸いこの雨なんで、雨を理由に欠席する生徒も出るでしょう」「よかった♡よかった」という雰囲気。いやはや、講師としては「あふれちゃう」「はいりきれない」という予想はマコトに嬉しく、「ならばダブルヘッダーにしてでも全員を受け入れてあげたい」と願うぐらいである。
 しかしもちろん、会場側の都合だってある。「急遽ダブルヘッダーに変更」と申し出るほどの権威はボクチンにはないし、会場の「キャンパスプラザ京都」は講演等の定員にきわめて厳格であって、立ち見とか補助椅子の設置はなかなか許可してくれない。ま、「うまく定員ピッタリになってくれ!!」と祈るような気持ちで開会を待った。
知恩院
(翌朝は、京都ウォークを楽しんだ。まず知恩院)

 今日の会は、2部構成。第1部は「合格報告会」であって、この春みごとに第1志望合格を果たした生徒諸君が5人ほど、自らの成功体験を後輩諸君に伝える。
 「後輩」の中には「高校入試が終わったばかり」という中3の諸君も100人近く混じっていて、しかもその中3生たちには保護者が付き添っているから、会場はたいへん華やいだ雰囲気である。
 発表するのは、京都の名門・堀川高校から東京大学文科1類に合格した男子。立命館高校から京都府立医科大医学部に合格した女子。滋賀県の名門・膳所高校から神戸大に進学が決まった男子。この3人は事前に講師控え室で今井君にキチンと挨拶してくれた。
 中でも東大文Ⅰに進学を決めたK玉君は、昨年夏にも顔をあわせたお馴染みさんである。昨夏は、京都駅前「龍谷大学響都ホール」を埋め尽くした約500名の聴衆を前にステージに上がり、恐ろしく緊張してしまったK玉君であるが、今日は実に落ち着いて「外交官になる夢」を語ってくれた。
 合格を果たしたばかりの生徒の話の後で、生徒の担任だった職員から短いコメントが入る。「実際には、こんな生徒でした」「この子の指導にはこんなところに苦労しました」という担任の先生のコメントに、たった今マコトに立派な合格報告をした生徒は思わず顔を赤らめ、恥ずかしそうに頭を掻くしかない。
 この種の花やかな「合格報告会」として、こういう微笑ましいシーンの挿入は見事だと思う。「数字、数字、また数字」で、ギューギューで追いまくるだけでは、後輩たちもその保護者にとっても、モチベーションが長続きしないと思うのだ。
梅満開
(翌朝は、京都ウォークを楽しんだ。続いて、梅満開の粟田神社)

 さて、2部構成の第1部「合格報告会」が1時間弱で終了すると、5分の休憩を挟んでいよいよ今井君の出番となる。
 ほとんどの出席者が今井君を知っていて、現高1生も現高2生も、多くが今井君の講座の受講生である。中3とその保護者は、昨年夏「龍谷大学・響都ホール」でサト助の話に熱中し、「20秒に1度の大爆笑」という今井スタンダードを経験している。「今日もまた大爆笑で酸欠になるだろう」と、心構えもしっかりして出席している。
 午後7時、予定通りの時刻に今井君がステージに上がる。出席者約350名。会場はまさにパンパンであって、キャンパスプラザ京都・大ホールに空席は一つも見当たらない。幸い「立ち見」「補助席」は出なかったが、これも春の豪雨のおかげ。サト助としては、最高の舞台が整った。
京都2
(もう一度、京都の大盛況)

 ただし、今日は「京都大学の入試問題の解説」を依頼されている。中3生100人とその保護者にとって、予習もなしにいきなり京大の問題を持ち出されたんじゃ、「何だ?」「何だ?」「何だこりゃ?」に違いない。
 しかしこれは「キミたちは今、高校合格に浮かれているかもしれないが、3年後にはこれがスラスラ読めなきゃダメなんだ」というメッセージなのだから、ガマンして真正面から受け止めてもらうもらうしかない。
 しかも諸君、驚くなかれ、京大の読解問題を前に、最も嬉しそうに授業に聞き入ってくれるのは、高校入試を終えたばかりの中3生と、そのパパ&ママたちなのである。
 ま、そりゃそうなのかもしれない。現高2生にとっては、これはもう「来年」「11ヶ月後」に迫った話であって、あまりにも生々しい。「1年でここまで来なきゃ、京大に合格できない」というんじゃ、そんなに楽しく聞ける話ではない。現高1にとっても、話はだいたい同じだろう。
 その点、高校入学を待つ中3生なら、「へえ」「ふーん」「3年もあれば、やれるんじゃないか」という希望のほうが先に立つ。保護者の皆さんも「おお、懐かしい」「こうだった♡こうだった」と、自らの遠い受験生時代を思い出すキッカケにもなっただろう。
 だから今井君の心配とは裏腹に、カンペキに満席の会場は90分間ずっと花やいだ雰囲気。超難問を印刷したプリントを前に、「たじろぐ」「固まる」「凍りつく」みたいな事態になるどころか、要所要所ではキチンと大爆笑も入った。終了、20時半。今日も完全燃焼して、サト助は大いに満足である。
日本酒
(京都祝勝会の帰り、こんなお酒をオミヤゲにもらった)

 祝勝会の会場は、いつもの通り先斗町「歌舞練場」近くのお店。まもなく「都をどり」も始まる花やかな通りの奥、京町家を移築した奥ゆかしいお店で、今日の大成功を祝った。
 フグの白子、おいしゅーございました。鴨のロースト、おいしゅーございました。ボルドーの赤ワインもボトル3本カラッポにして、大成功の後はたいそう楽しい夜でございました。
 店を出ると、あれほど激しかった雨はすっかり止んで、春の京都はひどく冷え込んでいた。梅が満開になって「東山花灯籠」が始まる。この時期の京都に、もう7年も8年も続けて呼んでもらっているが、こんなに爽やかに冷え込んだ夜は初めてじゃないだろうか。

1E(Cd) Barbirolli & Hallé:THE BARBIROLLI ELGAR ALBUM 1/2
2E(Cd) Barbirolli & Hallé:THE BARBIROLLI ELGAR ALBUM 2/2
3E(Cd) Elgar & London:ELGAR/SYMPHONY No.2
4E(Cd) Barbirolli & Hallé:THE DREAM OF GERONTIUS 1/2
5E(Cd) Karajan:BACH/MATTHÄUS PASSION②
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