Thu 140220 ネットにつながらない 再び突慳貪オネーサマ 長崎県諫早でお仕事 五島うどん | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 140220 ネットにつながらない 再び突慳貪オネーサマ 長崎県諫早でお仕事 五島うどん

 こうして午後3時、ようやくのことでホテルの部屋に入室を許可された3月8日のクマ蔵は、ホッと一息つくヒマもなく我が友Mac君を開いた。別に仕事というほどのことでもないが、とにかくお仕事の時間までにブログをアップしておかなきゃいけない。
 「その程度のことで、何をそんなに必死になっているんだ?」と、マトモなヒトならせせら笑うかもしれない。だって、たかがブログのことでしょ? クマどんがブログなんかアップしようがしまいが、誰かの命に関わる話じゃないでしょ? そう言って冷静冷酷にたしなめられれば、返す言葉もない。
 しかし諸君、開設からすでに5年半が経過し、「毎日更新します」という当初の宣言をほぼ正確に守り通して、特に一昨年6月27日からは連続650日、ホントにホントに1日の例外もなく更新し続けている。
 ビックリするぐらい熱心な読者も多い。1日平均のアクセス数は6500。PCで読んでいるヒトが圧倒的に多くて、モバイル読者の数はPC読者の10分の1程度に過ぎないが、ま、これだけ文章を書きまくれば、モバイルで読み続けるには相当な覚悟がいるだろう。
諫早1
(長崎県諫早、大盛況だった)

 熱心な読者には、高校生諸君よりもむしろオトナのヒトが多いようである。確かにこのクオリティで連日バンバン書きまくられたら、オトナの旺盛な読解力が要求されるはず。思いがけない場所で、思いがけないヒトから「もう3年も4年も熟読しています」「いやあ、おもしろいですね」と声をかけられることが少なくない。
 この夜も、「長崎南山高校の教師です」という男性が会場を訪れてくれた。「モト生徒」とかいうわけではなくて、「偶然ブログを発見して読みました」「あんまり面白いのですぐファンになりました」という素晴らしい先生であった。
 こういう状況で、サト助がブログ更新に必死になるのは致し方ないことなんじゃないだろうか。
  1日6500アクセス×365日×5.5年=13,048,750アクセス。
単純計算で申し訳ないが、のべ1300万ものアクセスがあり、しかも多くが連日この文章を読破する熱心な読者である以上、生半可な理由で更新を怠けるわけにはいかないのだ。
「ちょっと外国旅行中だったんで」
「仕事が忙しくて、日本中を飛び回ってるんで」
「飲み会の連続で、どうも2日酔い気味で」
「地球の裏側に行ってましたんで」
「ちょうど日付変更線を跨いでいるところだったんで」
「風邪を引いて熱が38℃も出ましたんで」
「ネコが2匹、腎臓病にかかって、毎日毎日点滴しなきゃいけないもんで」
その他、怠ける理由はいくらでも見つかるのだが、「怠惰な講師」などという言語道断なネロネロしたものを、前途洋々たる若い諸君の前にさらすわけにはいかないのだ。
ダレスバッグ
(クマ蔵はカバンを2つ所有している。この間の黒いZegnaと、この深いグリーンのスウェイン・アドニーである。1泊の旅にはこちらを使用。これもすでに10年目になった)

 こういうふうで、「すでに600日を超えたブログ連続更新記録を、絶対に絶やすことはできない」と、今井君はどうしても必死になってしまう。ところが例の諫早「道具屋」フロントのオネーサマがおっしゃるには、
「お客様のお部屋は無線LANがつながりにくくなっております」
「エレベーターの近くならつながりますよ」
というなのである。
「つまり『ネットを使いたい場合はエレベーターの近くに行って使え』と、そういうことなんですか?」
と尋ねると、オネーサマは「はい、そうですね」と笑いながら答えた。「ネットが使いたかったら、エレベーターの前で立ったまま、好きなだけカチカチ&カタカタやればいいじゃん」という、驚くべき発言である。
 以上のような経緯があって、とうとう「天皇陛下も宿泊された」という畏れ多いお部屋に入室した。ところが諸君、やっぱりネットにつながらない。このままこのお部屋で大人しくしていれば、
① ブログ更新記録は途絶え、
② 熱心な読者諸君はガッカリし
③ 今井君はダラしない見本を生徒たちにさらし
④ 受験生諸君は「けっ、今井って結局は怠惰なネロネロ講師だったんだな」と失望することになる。
刺身
(諫早で祝勝会。クロダイのお刺身、おいしゅーございました)

 事ここに至って、さすがに温厚な今井サト助も黙っていられなくなった。フロントのオネーサマの言うことをこのまま聞いていても一向にラチがあきそうにないから、オネーサマの上司のオジサマと、そのまた上司のウルトラオジサマにお部屋に来ていただいて、ここまでの経緯を説明した。
 すると、すぐにマコトに丁寧な謝罪があり、「そういう経緯とは存じ上げませんでした」「すぐに対処いたします」ということになった。あの日サト助ブログの連続更新記録が途絶えなかったのは、彼らの努力のタマモノなのである。
 というか、これだけ激しく海外を闊歩しつつ「連続更新記録650日」となれば、更新の危機だってしょっちゅうやってくる。数々の危機を、いろいろなヒトの努力で乗り越えながら、何とかここまできた。世界中の様々なヒトの努力に、今さらながら感謝&感謝また感謝なのである。
諫早2
(大盛況だった長崎県諫早。補助椅子がたくさん出た)

 諫早でのお仕事は、19時から。18時に道具屋ロビーでスタッフと待ち合わせ、今夜の会場に向かった。出席者は約140名。140名中、「初めて東進に来てみました」という新規生も46名が混じっていて、これはまさにサト助の独壇場。サト助のオナカの中の北御門ウナギたちが、ここ一番のエネルギーに変わるべき絶好の舞台である。
 写真を見ていただければ分かることだが、この夜の諫早では予定よりずっと多くの生徒たちが詰めかけてしまい、たくさんの補助椅子が出た。これこそまさに講師の勲章であって、「初めて来てみた新規生の諸君を100%継続させたいな」という熱意と情熱が、フツフツとクマの腹の中で沸き上がってくる。
 こうなるとクマ蔵自身、もうどうにも止まらない勢いになるので、室蘭や西宮や福岡・天神での異様なほどの盛り上がりに、諫早もちっともヒケをとらない。「これ以上の激烈な状況になったら、こんな広い会場でさえ酸欠が心配だ」というレベルの大爆笑の連続になって、20時40分、破裂寸前で大熱演は終了した。
五島うどん
(翌日、サト助は長崎空港で「五島うどん」を賞味した)

 終了後、諫早駅前の居酒屋さんにて祝勝会。クロダイのお刺身、おいしゅーございました。ワインもポンポン開けてもらって、たいそうおいしゅーございました。
 諫早のスタッフもたいへん明るい元気なヒトばかりで、素晴らしい夜になった。自分たちの自己満足で小難しくウダウダやってばかりじゃ、物事は決して好転しない。というか、生徒たちが幸せにならない。
 諫早のスタッフみたいに、やりたいことをどんどん積極的にこなしていけば、何よりも生徒たちが幸せだろうし、その生徒たちの英語力向上や合格実績だって、ウジウジ&ウダウダやっている他塾に負けるはずがないのだ。
 翌日は「道具屋」を9時にチェックアウト。いつものホテルならチェックアウトは11時とか12時、心行くまでノンビリするところだが、諸君、サト助はマコトに臆病な生き物だ。また昨日の突慳貪オネーサマと顔を合わせるぐらいだったら、早めにチェックアウトして、空港でゆっくり過ごしたかったのである。
 タクシーで30分あまり、長崎空港のレストランで「五島うどん」を賞味。立ち食い蕎麦屋に毛の生えたような、ごく普通の店だったが、五島うどん、コシがあってたいへんおいしゅーございました。うーん、サト助はホントに幸せ者でござるね。

1E(Cd) Argerich, Chailly & RSO Berlin:TCHAIKOVSKY/PIANO CONCERTO No.1 & RACHMANINOV/PIANO CONCERTO No.3
2E(Cd) Gergiev & Kirov:RACHMANINOV/SYMPHONY No.2
3E(Cd) Ashkenazy:RACHMANINOV/PIANO CONCERTOS 1-4 1/2
4E(Cd) Ashkenazy:RACHMANINOV/PIANO CONCERTOS 1-4 2/2
5E(Cd) The State Moscow Chamber Choir:RACHMANINOV/VESPERS op.37
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