Sat 140201 朝のシャケ&イクラ丼 JALのオヤジギャグ体質 1年に2度、豚汁をつくる | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 140201 朝のシャケ&イクラ丼 JALのオヤジギャグ体質 1年に2度、豚汁をつくる

 2月24日、昨日も読者諸君を心配させた「2時間1人一升」の件は、昨日の記事の最後に保証した通り、カンペキに大丈夫でゴザイマス。マコトに爽快に目覚め、マコトに爽快に熱いシャワーを浴び、マコトに爽快にチェックアウトを済ませた。
 昨夜の祝勝会で明らかになったことだが、何とこのANAクラウンプラザホテルでも、今井君のモト生徒が正社員として働いているとのこと。一昨日も「今井先生が私の目の前を通った!!」とか、そういう感動を熱く語っていたのだと教えてもらった。
 こうなると、さすがの今井君も「1人で赤ワイン1本」とか、そういう激しい行動は慎んだほうがいいのかもしれない。ホテルでもヒコーキでも、いつでも誰かがどこかで「あ、今井先生だ!!」と感激しているのに、2時間一升だの、赤ワインボトル1本だの、そんなクマみたいな乱暴な行動を続けているわけにもいかない。
 もちろんそうは言っても、サトちゃんはサトちゃん独特の激しい行動を抑制できないので、タクシーで釧路空港に到着した後は早速「朝から豪華シャケ&イクラ丼」を決行することにした。
イクラ丼
(お仕事の翌朝、空港レストラ「北斗」のシャケ&イクラ丼。たいへんおいしゅーございました)

 24日から26日まではお仕事が休みであるから、休みなら休みらしい行動が許される。午前9時半に空港に着いて、ヒコーキが10時半発だから、その1時間を「シャケ&イクラ丼、それと生ビール!!」で過ごすことだって、許してもらわなければならない。
 ただし、北海道の「シャケ&イクラ丼」を甘くみてはならない。写真でご覧いただければ分かるが、空港レストラン「北斗」のイクラ丼は、普通のヒトの年間イクラ消費量を上回るほどのイクラがタップリのっかってきた。
 一つ一つの輝きはルビーのようで、思わずウットリするけれども、ウットリしているヒマにどんどん口にかき込んでいかないと、ヒコーキがとっとと東京に向かって出発してしまう。
 ホントはサト助は「ウニ&イクラ丼」のほうを求めていたのだ。シャケ&イクラ丼:2800円、ウニ&イクラ丼3600円。さすがにウニのほうが値段がはるけれども、せっかく北海道で丼をかき込むのに、ちょっとぐらい値段がはったって、やっぱりウニのほうが豪快じゃないか。
 ところが、「ウニの仕入れがまだです」とのことで、ウニ関係は全てナシ。お店を一人で取り仕切っていたオバサマが、ホントにホントに申し訳なさそうに何度も頭を下げてくれた。ま、いいじゃないか。ウニがシャケに変わっても、やっぱり溢れるほどのイクラの量は変わらない。
道東の青空
(下手な写真で申し訳ないが、今井君が言いたいのは「気温マイナス10℃の道東の青空、真っ青だったです」。この日の昼から急激に気温が上昇した)

 さすがの今井君もイクラ全部とシャケ2切れを平らげた所で、今朝の行動形態をホンの少し後悔しはじめた。昨夜は1人で日本酒を一升飲み干したのだ。そういう夜の翌朝は、マトモなニンゲンなら「二日酔いでゲロが出そう」とヒーヒー呻いているのが一般的である。
 それなのにサト助は、朝7時にはギンギラギンで目を覚まし、熱いシャワーなんか浴びたりして、8時にはお部屋を出て空港にやってきた。何より問題なのは、「迎え酒」ということで注文しちゃったこの生ビールと、大量のイクラをのっけた丼である。
 それでも、約15分でイクラもシャケもコメのメシもすべて完食。ビールなんか、最初の一息でほとんどなくなったので、早速「もう1杯」の一声をかけることになった。午前10時前のレストランで2杯目の生ビール、これだから人生はたまらない。
豚汁
(オウチに帰って、年に2度の料理を楽しんだ。今日は豚汁。たっぷりのネギも入って、完成間近である)

 しかし問題は、帰りのヒコーキの狭さである。スリムな今井ならまだいいのだ。だがこの48時間、クマ蔵はまるで冬眠前のヒグマみたいに暴飲暴食をつづけた。
 22日には「ミートかつスパゲッティ」→「豪華海鮮丼」。23日にはタップリの毛ガニに日本酒一升。そして今朝はまたまた豪華シャケ&イクラ丼。おそらくは3kgぐらいは軽く体重が増えた。
 この状況で、さすがにANAのエコノミークラスでは狭すぎると判断したサト助は、「ANAのプレミアムシートが存在しないなら、せめてJALのクラスJで」と、ワラにもすがる思いで便の変更を決意。もともとクラスJにはほとんど期待していなかったけれども、少なくとも肥満した肉体をエコノミーに埋め込むよりはマシだろうと思ったのである。
 しかしやっぱり、淡い期待は脆くも崩れ去った。やっぱりクラスJじゃ肥満したクマをハメ込むには無理がある。1000円多く支払った分、かえってムカツキ指数が増大するだけなのであった。
エリンギ
(驚くなかれ、エリンギの輪切り。ホタテそっくりの食感はオススメ。揚げものでも炒めものでも、輪切りエリンギはいろいろに使えると信じる)

 しかも諸君、JALのダジャレ体質は救いようのないまま、すでに四半世紀が経過しようとしている。前にも書いたことがあるはずだが、25年前のJALはANAの「早割」に対抗して「ジャルとび佐助」という商品を発売した。意地悪な今井君なんかは、今でも「ジャルとび佐助でお願いします」とカウンターでニヤニヤしたくなる。
 その他、「うどんですかい」「そばですかい」は、「うどん de sky」「そば de sky」だと分かっていても、CAのオネーサマに「すみません『うどんですかい』お願いします」と尋ねるのはツラい。もちろんオネーサマだって「はい、『うどんですかい』でございますね。かしこまりました」とは応えにくいだろう。
 そのJALが、「このたび羽田—釧路便就航40年を迎えます」キャンペーンを始めている。そのキャンペーンが「鶴は千年、ジャルは40年」。亀は万年じゃなくてジャルは40年、まあそんなにセンスは悪くない。しかし、うーん、何もそんなに頑張ってオヤジギャグを続けなくても、誰も文句は言わないように思う。
 ヒコーキを降りたところで、母娘の2人連れが嬉しそうにニコニコ笑いながらクマ蔵を待っていてくれた。「今井先生ですか?」である。釧路でずっとサト助の授業を受けていてくれて、超有名大学への進学が決まったところだとおっしゃる。
 「写真、いいですか?」と尋ねられ、周囲の注目を集めながら、一緒に写真に収まった。今井君もこういうのはマコトに嬉しいのである。この時期、これから受験に向かう受験生、合格して上京する新入生諸君など、空港で今井君を発見して目を丸くするヒトビトが多いが、恥ずかしがらずに遠慮なく声をかけていただきたい。
翌日の豚汁
(クマ蔵の豚汁。半日経過して翌日の昼食にもなった。おお、旨そうだ)

 さてと、こうして午後2時にオウチに帰ったサト助は、「どうしても料理をしたい」というフシギな欲求に取り憑かれた。1年に2回か3回、何故だかワカランがこの欲求に取り憑かれると、どうしても自分を抑えきれなくなる。
 今井君がマトモに作れる料理は、キリタンポ鍋か豚汁であるが、実は今日は朝から「豚汁を作るぞ!!」と決意を固めていた。首都圏では「トン汁」、大阪以西では「ブタ汁」。今井君は別に関西人ではないが、「ブタ汁」派であって、タップリの豚肉の他に使う材料は、ゴボウ・ダイコン・コンニャク・ジャガイモ・油揚げ・ネギ、そしてエリンギである。
 「ええーっ、豚汁にエリンギですかい?」と驚くヒトも多い。しかも今井君のエリンギは驚くなかれ「輪切り」である。古今東西エリンギを輪切りにするヒトは珍しいと思うが、読者諸君もぜひ一度試してみたまえ。見た目も食感もホタテそっくりで、きっと喝采を浴びるに違いない。
 輪切りエリンギは、油であげてもいいし、フライパンでバター焼きにしてもなかなかのツマミになる。「ええっ♨」とか疑ってばかりいないで、いいからやってみなはれ。「海苔で巻いて天ぷら」なんてのも悪くない。いいから、やってみなはれって、言うてるやないか。
 というわけで、クマ蔵の豚汁は写真のような見事な完成ぶり。日本酒がタップリはいり、鍋に七味唐辛子を5フリ6フリした豚汁は、ポカポカに温まることこの上ない。これぞ北国育ちのクマ蔵の極意。寒い冬は、やっぱりこれに限るのぉ。

1E(Cd) Madredeus:ANTILOGIA
2E(Cd) Sonny Clark:COOL STRUTTIN’
3E(Cd) Karajan:BACH/MATTHÄUS PASSION③
4E(Cd) Karajan:BACH/MATTHÄUS PASSION①
5E(Cd) Karajan:BACH/MATTHÄUS PASSION②
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